コバエ防止育成ケース
菌糸ビン
ココパウダーマット
フジコン ワイドカップ バイオゼリーPRO50 B-123
コクワガタは越冬させることで長生きする
コクワガタの越冬に挑戦
コクワガタは越冬できることを知っていますか。コクワガタは室内の環境や水分、さらには注意点をしっかりと守ることで、越冬させることができます。
コクワガタの越冬が成功すれば、大切なクワガタを長く育てることができるでしょう。さらには産卵、繁殖のチャンスも広がると言えます。実はポインを抑えればコクワガタの越冬や産卵、繁殖は難しくありませんので、ぜひ挑戦してみてください。
越冬することで実は長生きする
コクワガタに詳しくない人は夏だけ生息している昆虫と思っているかもしれません。しかし、コクワガタは冬場でも生きており、越冬を乗り越えることで長生きするのです。
コクワガタは寒い時期になると餌をほとんど食べなくなり越冬モードに入ります。こうした日本の季節のサイクルを乗り越えていくことで、産卵、繁殖をして増えていくのです。ただし、注意点を守らなければ越冬を成功させることはできません。
コクワガタはなぜ越冬できるのか
コクワガタが越冬できる仕組み
コクワガタが活発に活動できる時期は決まっています。気温が15度を下回ると活動は鈍くなり、コクワガタは越冬の準備に入るでしょう。ただ、コクワガタが越冬できるのは気温が低下することだけが条件ではありません。
越冬中でもコクワガタは、エネルギーを維持するための体力が必要なのです。その為コクワガタは越冬する前に十分な餌を摂取します。コクワガタが元気に越冬できるのは、十分な餌を暖かいうちに摂取しているからこそ実現できているのです。
コクワガタを越冬させる条件
気温はどのくらいが適正か
コクワガタを安全に越冬させるには、さまざまな条件をクリアーする必要があります。まず注意することは室内の気温です。寒い時期になると室内の気温は自然に下がっていきますが、基本的には15度以下になっていることが大切でしょう。
高く室内の温度を設定してしまうとコクワガタは活動モードになってしまい越冬はできません。コクワガタの寿命を縮めてしまうことにもなりますので、常に気温を15度以下に保ってコクワガタの活動をセーブさせましょう。
乾燥対策は最も重要
大切なのが乾燥対策です。コクワガタの越冬において、この乾燥対策は最も重要と考えてもいいでしょう。室内の水分量はもちろん、越冬させる容器においても乾燥は防ぐ必要があることは理解しておくことが重要です。
水分の保持や乾燥をしっかりと防げば、メスでもオスでも越冬は可能だと言えます。乾燥を防ぐことは越冬に限らずコクワガタの飼い方で大きなポイントになりますので、水分の維持、乾燥の防止は必ず頭に入れてコクワガタの越冬に挑戦しましょう。
餌も用意しておくべき
越冬中のコクワガタは餌を食べないと考えている人もいますが、寒い時期でもコクワガタは餌を食べます。室内の気温や水分量などによりますが、餌はかなり少量ですが捕食します。そのため、飼い方として餌も準備しておく必要があるのです。
ただし、夏場の時期に比べて餌を食べる量はオスもメスもかなり少ないでしょう。そのため、オスでもメスでも越冬中の餌は少量で問題はありません。正しい餌やりをすることで、産卵や繁殖を実現させることができます。
コクワガタの越冬用に準備するもの8つ
1:コバエ防止育成ケース
まず、準備物としてケースは必須になります。コバエ防止育成ケースは、コバエが発生しにくいだけではなく乾燥も防ぐことができるでしょう。そのため、飼い方としては、かなり頼りになるケースです。越冬中はコクワガタはそれほど激しくは動き回りません。
そのため、準備するケースは中型で問題はないでしょう。このケースは繁殖用や5月などの通常の時期の飼い方にも使えるケースのため、準備をしておくと今後においても安心です。
コバエ防止育成ケース
サイズ | 195×298×210 mm |
---|---|
容量 | 3リットル |
本体 | 耐衝撃性樹脂 |
ふた | ポリプロピレン |
2:菌糸ビン
先ほどのケースの他に、菌糸ビンの使用によりコクワガタの越冬を行う方法もあります。菌糸ビンと聞くと、コクワガタの幼虫を育てるために使用するイメージがあるかもしれません。しかし、越冬中はそれほど動かないため、菌糸ビンの使用でも問題はないでしょう。
ただし、菌糸ビンを使うときにも、ケースと同じように乾燥は避けることに注意します。菌糸ビンを使う方法も視野に入れて、環境を整えることがおすすめでしょう。
菌糸ビン
セット内容 | ボトル×1 |
---|---|
サイズ | 約3.9x高さ 7.1インチ(10 x 18) |
内容 | 0.4ガロン(1.1 L)/幼虫の繁殖用 |
3:タッパーで代用
コクワガタの越冬はタッパーでも代用できます。タッパーはしっかりと密封されるため、しっかりとコクワガタの越冬環境を整えていればタッパーでも代用できるのです。しかし、タッパーは密封されるため通気性がありません。
通気性を確保するめには、タッパーの上部に穴を開けておくことをおすすめします。ですが、大きな穴を開けてしまうと害虫が入り込んでしまう可能性がありますので、小さな穴をたくさん開けるようにして対応しましょう。
4:ココパウダーマット
このマットはかなりふかふかで保湿性が高いため、水分が必要なコクワガタの越冬には欠かせない準備物です。繁殖用としても通常の飼い方でも使える、コクワガタ育成には必須アイテムと言っても過言ではありません。
また、このマットは適度な保温性もあります。コクワガタが中に潜りやすいのも特徴のため、コクワガタの越冬には最適な準備物です。日本の冬の気候には最適なコクワガタの越冬方法が整いますので、ぜひこの準備物は必須で整えておきましょう。
ココパウダーマット
品質 | クヌーギ、コナラ、ブナ |
---|---|
容量 | 約10L |
5:落ち葉
先ほどのここパウダーマットだけでなく、落ち葉も準備物として用意しておきましょう。落ち葉があることで、マットに蓋をするような方法になりますので、より乾燥を防ぐことができます。また、落ち葉があることでコクワガタが安心できるのです。
落ち葉はコクワガタにとってよい隠れ家になりますので、メスもオスもストレスを感じにくい環境が整います。繁殖や産卵期にもこの落ち葉は大切な準備物のため、事前にたくさん用意しおくと安心できるでしょう。
6:枯れ木
コクワガタの越冬は、徐々に行われます。気温が下がるにつれて、隠れる場所を見つけるような行動を起こすのです。そのために、枯れ木を用意しておくといいでしょう。枯れ木は大きい物である必要はありません。
コクワガタの体が隠れるくらいのサイズの枯れ木を用意しましょう。枯れ木の中に入り込み、さらに気温が下がっていくと、マットの中に入り込もうとします。コクワガタが越冬できる最高の環境を整えてあげましょう。
7:果汁幼虫ゼリー
コクワガタは越冬中でも餌は食べます。もちろん、5月頃からのような食欲ではありませんが、気温の変化などにより行動をすることがあり、メスでもオスでも餌を食べるのです。餌は一般的な飼い方でも使ってるものを使いましょう。
注意ポイントはたくさん設置しないことです。たくさん設置する方法だと、腐らせてしまうことがあるため、ケースの環境が悪くなります。5月頃になり健康に繁殖、産卵をすることを意識して、適度に餌をやりましょう。
フジコン ワイドカップ バイオゼリーPRO50 B-123
材料 | ブドウ糖果糖糖・糖・ゲル粘・トレハロース・香料・酸味料・果糖・pH調整剤 |
---|---|
製品サイズ | 7.5 x 1.8 x 11.8インチ(19 x 4.5 x 30 cm) |
重量 | 880g |
原産国 | 中華人民共和国 |
8:霧吹き
コクワガタの越冬に限らず、通常の育成、繁殖、産卵においても霧吹きは準備しておくべきなので、しっかりと整えておきましょう。また、霧吹きはできるだけ細かいミストが出るタイプをおすすめします。
方法としては、あまり近くで大量に吹くのではなく、マットが乾かないうちに適度に湿り気が出るような方法です。日本の5月、6月の湿度の高い時期をイメージして環境を整えてあげましょう。そうすればコクワガタも安心して越冬できます。
コクワガタを越冬させるための注意点
暖房器具の使用は避ける
コクワガタを越冬させるときには、暖房の使用は必ず避けるように注意しましょう。暖房を使う方法だと、部屋が完走してしまい、コクワガタが弱ってしまいます。また、そもそも部屋を過剰に温めてしまうと、コクワガタが越冬できる環境にはなりません。
コクワガタは越冬させることで長生きします。メスでもオスでも越冬させることで体力を付け、繁殖や産卵ができる状態になりますので、必ず暖房器具の使用は避けるように心がけましょう。
オスとメスは別々で越冬させる
コクワガタは越冬時期に限らず、基本的にはオスとメスは別々で飼うのが望ましいです。こうした方法にするのは、オスがメスを誤って傷つけてしまう可能性があるからだと言えます。コクワガタはとくにオスは挟む力がかなり強いことは知っているでしょう。
その強い力でメスを傷つけてしまうことがあるのです。繁殖においては一緒にケースに入れておく必要がありますが、産卵の時期は当然、繁殖時期以外はオスとメスは別々の容器で飼うことをおすすめします。
冬場の乾燥は常にチェック
冬場の乾燥には必ず細心の注意を払いましょう。長時間乾燥状態が続くと、コクワガタへのダメージはかなり大きくなります。大切なコクワガタが取り返しの付かないことになる可能性もありますので、乾燥には最も注意しましょう。
ケースの状態、マットの状態を注意して確認して、乾く前に霧吹きなどで保湿するように心がけます。とくに日本の冬は乾燥しますので部屋の湿度などもチェックして、コクワガタにとって最高の環境を整えるようにしましょう。
急な温度変化は避ける
コクワガタは自然の中で生息している昆虫のため、急な温度変化はコクワガタの寿命を縮めてしまいます。そのため、容器を移動させるときにも注意が必要なのです。容器を移動させるために容器を移動したときには急な温度変化を与えてしまうかもしれません。
そうしたことを避けるためにも、無駄な容器の移動は避けるようにしましょう。できる限り決まった場所で越冬させるようにします。できる限り自然に近い状態でコクワガタを越冬させましょう。
徐々に暖かくなる時期にも注意
コクワガタの越冬は気温が15度を下回った頃から始まります。反対に気温が15度を超える日が続くことでコクワガタは再び行動を開始するのです。暖かくなってくると、コクワガタは繁殖、そして産卵の準備を整えます。
オスもメスも繁殖のために餌を活発に食べるようになるのです。越冬中はあまり餌は食べませんが、メスは産卵期になると活発に餌を捕食します。餌の準備はもちろん、越冬用の環境から繁殖用の環境に変えてあげることにも注意しましょう。
コバエ対策はしっかりと行う
コクワガタの越冬をさせるときに注意するべきことは、コバエなどの害虫です。ちょうどいい湿度、さらには腐葉土や餌などがあるため、実はコクワガタの越冬中にはコバエがわきやすくなるでしょう。コバエがわいてしまうことで環境が悪化します。
コバエを防ぐことは簡単ではありませんが、容器に入り込まないようにしておけば問題ありません。容器の入り口に新聞紙や通気性のいいシートなどを置いておけば、コバエの侵入を防げるでしょう。
コクワガタの越冬にチャレンジ
コクワガタの越冬は意外に簡単
コクワガタの越冬は、ポイントを抑えておけば意外に簡単に行うことができます。しかし、紹介した基本的な内容を守らなければ、大切なコクワガタを失ってしまうかもしれません。重要なことは環境をしっかり整えて必要なアイテムを揃えることです。
そうすれば、コクワガタでも長生きさせることができ、さらには繁殖、産卵も実現できるでしょう。コクワガタはどうしても寿命が短いと思われがちですが、越冬させることで思った以上に長生きしてくれます。
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