大瀬崎のシュノーケリングスポットを徹底解説
大瀬崎は静岡県西伊豆にある地域で、全国でも有数のダイビングスポット。国の天然記念物にも指定されているビャクシン樹林や快水浴上百選に指定されている海水浴場など様々な魅力がある地域としても有名です。
また、大瀬崎はダイビングだけでなくシュノーケリングのスポットとしても非常に高い人気を誇ります。そんな大瀬崎のシュノーケリングスポットや観察できる海中生物について解説するので、ぜひ参考にしてください。
大瀬崎のシュノーケリングの魅力とは
大瀬崎でのシュノーケリングの魅力について解説します。大瀬崎は入り江の中にあることもあり、シュノーケリングだけでなくダイビングを行うには最適。そんな大瀬崎でのシュノーケリングの魅力について説明します。
シュノーケリング初心者の方はぜひ大瀬崎でシュノーケリングを楽しんでみてください。改めてシュノーケリングの楽しさに気づかされることでしょう。
水が綺麗
大瀬崎の海の水は非常に透明度が高いため、水中でも広範囲を見渡すことができます。この透明度の高さが高い人気を誇る理由の1つです。シュノーケリング初心者の方でも海の景色を楽しむことができますよ。
また、まるで南の海のような透明度を誇るため、水中の景色を写真に収める方が多く訪れます。大瀬崎に訪れた際にはぜひ水中の綺麗な景色を写真に収めていってください。
波が穏やか
大瀬崎は入り江の中にあるため、波が非常に穏やかです。外海や半島の先端付近以外では特に潮の流れを気にする必要もないため、初心者や子供、ご年配の方まで幅広く安心してシュノーケリングが行えます。
また、富士山が見える海水浴場としても有名です。海水浴でくつろぎながら遠くに見える富士山を眺めるのは、まさに絶景と呼べるでしょう。シュノーケリングだけではなく写真撮影のスポットとしても高い人気を誇ります。
熱帯魚などの魚が多い
大瀬崎には非常に多くの海中生物が生息しています。西伊豆の定番である熱帯魚はもちろん、大瀬崎でしか見られない、海中生物が非常に多く生息しているのです。冬には駿河湾の深海魚が大瀬崎にまで上がってくるところが目撃されています。
それらをすべて含めると、700種類を越えているという説もあるのです。大瀬崎に生息している海中生物だけで図鑑が作れそうですね。また、海の透明度も高いため、それらの海中生物を余すことなく観察することができます。
ダイビングの聖地としても有名
実は大瀬崎はあまりの海中生物の豊富さからダイビングの聖地とも呼ばれています。シュノーケリングで水深が深い沖まで出るのはおすすめしませんが、綺麗な熱帯魚など非常に多くの魚を観察できるという面ではダイビングと同様に非常に充実したシュノーケリングを楽しめることでしょう。
海水浴場にある施設ではダイビング教室なども行っているため、初心者の方は利用してみてはいかがでしょうか。
深海魚が上がってくることも
大瀬崎では深海魚が上がってくることもあります。冬から春にかけて多く見られるため、シュノーケリング中に見ることはできないかもしれませんが、多くのダイバーの方は深海魚が浅瀬にまで上がってきている様子を確認しています。
そのため、陸地からでも深海魚が泳いでいる様子を見ることができるかもしれませんよ。
施設が充実している
快水浴上百選に指定されている大瀬崎海水浴場にはシャワーや更衣室、駐車場などの施設が充実しています。有料ですが、施設内で休憩などを行うことも可能です。
海から上がったらいつでもシャワーを浴びれる、というのは非常に安心できますね。また、海水浴場付近以外にもダイビングショップがあり、各所でたくさんのダイバーの方がダイビングを楽しんでいます。
アクセスが容易
大瀬崎は西伊豆の中でもアクセスがよい地域だとされています。車で訪れる方は伊豆縦貫自動車道沼津ICから1時間程度で行けますし、電車を利用することでもアクセスが可能です。電車を利用する際は東京から2時間程度で行けますよ。
首都圏から短時間でアクセスできるのは魅力的と呼べるでしょう。
大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポット
ここからは大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポットについて解説します。大瀬崎には多くのシュノーケリングスポットがあり、そのどれもが非常に魅力的です。
そんな大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポットについて紹介するので、大瀬崎でのシュノーケリングに興味がある方はぜひ参考にしてください。
大瀬崎のシュノーケリングスポット①大瀬崎海水浴場
最初に紹介する大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポットは大瀬崎海水浴場です。快水浴場百選にも指定されている程人気が高い海水浴場で、充実した施設、透明度が高い海、富士山が見えるロケーションなどが魅力の海水浴場となります。
シーズン中はたくさんの海水浴客が訪れることから、安心してシュノーケリングが楽しめますよ。また、駐車場も完備されているため、車を利用する方にも非常に便利です。シュノーケリングやダイビングの教室も行っているため、初心者の方は利用してみてはいかがでしょうか。
見られる海中生物
大瀬崎海水浴場で見られる海中生物はファインディングニモでおなじみのクマノミをはじめ、カラフルなソラスズメダイやキンギョハナダイなどの熱帯魚。アオリイカの群れや黒と白の縞模様が特徴のイシダイやその稚魚など豊富な海中生物を見ることができます。
浅瀬付近は海水浴客が大勢いるため、多少沖の方でシュノーケリングを行った方が、多くの海中生物を観察できますよ。
シュノーケリングを行う際の注意点
海水浴場のため、海水浴客が大勢いると海の水が濁り、透明度が下がってしまうことがあります。透明度が下がると当然ですが、水中の景色が悪くなるため、シュノーケリングを楽しむことができません。
浅瀬付近の水が濁っている際は沖の方まで行ってみましょう。泳ぎに自信がない方はシュノーケリングベストなどを着用することをおすすめします。しかし、沖の方には遊泳禁止エリアが設けられているため注意しましょう。
大瀬崎のシュノーケリングスポット②大瀬神社付近
2つ目に紹介する大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポットは大瀬神社前のスポットです。この場所は大瀬崎海水浴場と比較するとシーズン中でも人が少ないため、海の水が濁りにくく、綺麗な水中の景色を楽しむことができますよ。
また、水深が比較的浅く、海底には石が転がっているため、多くの海中生物が住処としているポイントです。海水浴場から歩いて行ける距離なので、駐車場を利用したまま行くことができる便利なポイントでもあります。
見られる海中生物
大崎神社付近で見られる海中生物は海水浴場で見られたルリスズメやソラスズメダイをはじめ、黄色と黒の縞模様が特徴的なカゴガキダイなどが見られます。また、南の海にいることで有名なナマコの姿を見ることができるおすすめのシュノーケリングスポットです。
沖の方に行けば、綺麗に色づいているサンゴがあるため、まるで南の海で泳いでいるかのような感覚を楽しめますよ。
シュノーケリングを行う際の注意点
神社付近でシュノーケリングを行う際の注意点について説明します。神社付近は海水浴場ではないため、泳ぐための環境が整備されていません。比較的浅瀬ではありますが、あまりにも沖の方へ行くと急に深くなる場所もあります。
そのため、泳ぎに自信がない方は陸から離れないようにしましょう。また、海底には石が転がっているため、歩いている際に足をぶつけて怪我をすることもあります。そのため、浅瀬を歩く際は注意が必要です。
大瀬崎のシュノーケリングスポット③入り江奥の桟橋付近
3つ目のおすすめの大瀬崎のシュノーケリングスポットは入り江の最も奥にある桟橋付近です。大瀬崎海水浴場から南の方角にあります。休日には多くのダイバーが集まるダイビングの人気ポイントでもあるのです。
水深は他のポイントと比較すると深めで、少し沖まで行くだけで2m程にもなります。そのため、初心者の方や子供は注意が必要です。しかし、近くにダイビングショップがあり、多くのダイバーがいるため、安心感があるスポットでもあります。
見られる海中生物
主にみられる海中生物は西伊豆の定番でもあり他のスポットでも多く見られるソラスズメダイなどの熱帯魚です。カマスの群れが回遊しているポイントでもあるため、運が良ければ豪快な小魚の群れに出会うこともあります。
また、毒はありませんがサイズが大きめのビゼンクラゲなども見かけます。しかし、万が一のこともあるため、見かけても決して手を触れるようなことはしてはいけません。
シュノーケリングを行う際の注意点
ダイビングスポットとしても人気があるスポットですが、他のスポットと比較すると浅場が少ない傾向にあります。そのため、安心してシュノーケリングを楽しみたい方はシュノーケリングベストを着用するようにしましょう。
また、このポイントは過去にヒョウモンダコの目撃例があります。遠くで見ている分には問題ありませんが、非常に強力な猛毒を持っているため、見かけても決してむやみにいたずらをしてはいけません。
大瀬崎のシュノーケリングスポット④外海や半島の先端付近
4つ目に紹介する大瀬崎のおすすめのシュノーケリングスポットは、半島の先端付近と外海側です。入り江の外側でのシュノーケリングになるため、波がある上、潮の流れもあります。そのため、シュノーケリング上級者向けのスポットとなります。
また、浅場も少なく、うねりもあるため、事故には細心の注意が必要です。一方でダイビングスポットとしても人気があり、多くのダイバーの方がダイビングを行っています。
見られる海中生物
大瀬崎にある数多くのシュノーケリングスポットの中でも最も多くのキンギョハナダイが見られるスポットです。海底付近にいる熱帯魚はまさに絶景。運が良ければ、マンタやハンマーなどの大型の生物に出会えるかもしれません。
また、冬にはリュウグウノツカイなどの深海魚が見られるスポットでもあります。冬にシュノーケリングを行う方はいないと思いますが、気になる方は大瀬崎を訪れてみてはいかがでしょうか。深海魚と出会える貴重な体験ができるかもしれませんよ。
シュノーケリングを行う際の注意点
前記でも紹介しましたが、上級者向けのシュノーケリングスポットです。半島の先端は駿河湾に突き出している形状となっているため、潮の流れが速い箇所があります。そのため、水中の景色を楽しんでいたらいつの間にかかなり流されていた、ということにもなるのです。
また足が着く浅場が少ないことも上級者向けの理由の1つです。陸から数m歩くと足が着かなくなるため、安心してシュノーケリングを楽しむためにはベストを着用しましょう。また、近くにシャワーなどの施設がないためトイレなどに行く際は少し歩く必要があります。
シュノーケリング以外にも魅力が盛りだくさん
大瀬崎の魅力はシュノーケリングやダイビングだけではありません。豊富な魅力があることが、大瀬崎が人気の理由の1つでもあるのです。ここからはそんな大瀬崎の魅力について具体的に紹介していきます。
大瀬崎を訪れた際にはシュノーケリングやダイビング以外にも楽しんでいってください。
快水浴場百選に指定された大瀬崎海水浴場
冒頭でも紹介しましたが、大瀬崎海水浴場は快水浴場百選に指定されています。快水浴場とは環境省が選定する水辺のことで、水質の良さなど様々な基準をクリアした地域のみが選ばれます。
そんな海水浴場に選定されたこともあり、大瀬崎海水浴場の透明度は非常に高く、様々な海中生物の住処ともなっているのです。しかし、海水浴シーズンは大勢の海水浴客が訪れるため、水が濁り透明度が低くなることもあります。
不思議な神池
大瀬崎の半島の先端付近にある神池は海がすぐ近くにあるにもかかわらず淡水池なのです。海からの距離が非常に近いにもかかわらず、淡水池だというのは世界的にも珍しい、といえるでしょう。
池には淡水魚である鯉などシュノーケリングでは見ることができない生物を陸から見ることができますよ。神池に行くためには大瀬崎神社を通る必要があるため、参拝料が必要です。
ちなみになぜ海から非常に近いにもかかわらず淡水なのか明確な理由はいまだにわかっていません。
国の天然記念物であるビャクシン樹林
大瀬崎一帯には130本ものビャクシンと呼ばれる木々が生い茂っており、樹林を形成しています。このビャクシン自体は日本各地に分布しているため、そこまで珍しい品種ではありません。しかし、大瀬崎のビャクシンは人の手が加えられていないにもかかわらず群生しています。
自然で群生するのは世界的にも珍しいため、昭和7年には国の天然記念物に指定されました。中には樹齢1000年を越えるビャクシンもあるため、大瀬崎に訪れた際にはぜひビャクシン樹林にも注目してみてください。
大瀬崎でシュノーケリングを楽しもう
大瀬崎のシュノーケリングスポットや大瀬崎の魅力について紹介しました。大瀬崎は西伊豆の中でも非常に海が綺麗な場所とされており、毎年夏になると多くの海水浴客が訪れます。
また、非常に多くの海中生物を観察できることから、シュノーケリングだけではなく、ダイビングスポットとしても有名です。その上、大瀬崎の魅力は海だけではありません。大瀬崎に訪れた際にはシュノーケリングはもちろん、陸上も散策してみてください。
西伊豆について興味がある方はこちらの記事もチェック
今回の記事では静岡県の西伊豆にある大瀬崎を紹介しましたが、西伊豆には大瀬崎だけでなく、多くの魅力があります。大瀬崎と同様に綺麗な海や楽しい観光地もあるのです。そんな西伊豆の魅力について気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。
中には子供でも楽しめるような西伊豆の観光地の情報も掲載されていますよ。ぜひ参考にしてください。
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