南伊豆のヒリゾ浜ってどんなところ?
静岡県の南伊豆に位置し海岸から船で渡っていく、そのままの自然が残る美しいビーチです。毎年海開きから3カ月ほどの時期利用できますが、その他の時期は立ち入りが禁止されています。
ヒリゾ浜のシュノーケリング人気は口コミで広がり、都心からのアクセスも良いことからリピーターも多い大変話題のシュノーケリングスポット。夏休みの時期ともなると多くの人が訪れ入場規制がかかることもあるほどです。
抜群の美しさのヒリゾ浜はシュノーケリングにおすすめ
ヒリゾ浜の抜群の透明度は、その地形と周辺環境などさまざまな条件が重なったことによるもの。伊豆半島の最南端にあり多くの魚たちが生息する自然の水族館を堪能することのできる海水浴場です。
また海水とは思えないほど曇りが一切ない透明度になることもあり、何メートルもの先の石や魚を見ることができ、まるで浮いているのかという錯覚に問わられることも。このような抜群のコンディションの時期のシュノーケリングは最高です。
ヒリゾ浜は本州で一番のシュノーケリングスポット
美しい海でカラフルなサンゴと魚たちを観賞できるシュノーケリングスポットと言えば、まず沖縄が頭に浮かびますね。しかしヒリゾ浜にも美しい海、カラフルな魚だけでなく綺麗なサンゴ礁も生息しているのです。
サンゴ礁やイソギンチャク周辺にはたくさんの魚たちが集まり、私たちの目を楽しませてくれます。本州でここまでのたくさんの海の生物を観賞できるシュノーケリングスポットは、とてもレアで奇跡の海と言ってもよいのではないでしょうか。
シュノーケリングをしにヒリゾ浜に行こう!
シュノーケリングで人気!ヒリゾ浜へのアクセス方法
アクセス方法は東名沼津ICよりR414経由でおよそ2時間30 分。南伊豆町の中木港より船に乗ってヒリゾ浜に上陸。前途したようにヒリゾ浜へは陸路で行くことができず、渡し船に乗船するしかありません。乗船時間は5分ほどなので船酔いの心配はほぼ無し。
中木港には駐車場が完備されていますが、駐車場は7/17から9/27頃までが有料になり1日1台1,000円、ハイシーズンになると駐車場が満車になることがあるので、早めに到着することをおすすめします。
シュノーケリングで人気!ヒリゾ浜の営業期間
ヒリゾ浜へシュノーケリングに出かける際は、期間に注意をしてください。ヒリゾ浜へはオールシーズン上陸できるわけではなく、海岸からの渡し船は決まった期間しか出航しません。気になる2021年の営業期間は、7月1日(木)から9月30日(木)までの予定となっています。
シュノーケリングで人気!ヒリゾ浜渡し船受付状況
渡し船に乗船するにはヒリゾ浜往復渡し船のチケットを受付で購入する必要があり、例年7:00くらいから受付がスタート。渡し船は8:00から16:30の間、約5分間隔で海岸と浜を往復しており、チケットを購入すれば何度でも乗船が可能です。
渡し船の乗船料金は、大人(中学生以上)2,000円・子供(4歳以上~小学生まで)1,000円となっています。また当日の渡し船運行状況は、HPかヒリゾ浜渡しの船長のFacebookで確認することが可能です。
中木港駐車場
- 住所〒415-0311
静岡県賀茂郡南伊豆町中木 - 公式サイトURLhttps://nakagi.jp/
- FacebookページURLhttps://www.facebook.com/katsuhiro.takano.7
秘境ヒリゾ浜に上陸!シュノーケリングの楽しみ方
ヒリゾ浜は透明度が抜群で浅瀬からでも綺麗な魚たちを見ることができます。少し水深が深くなるエダサンゴ付近には多くの南国風の魚が集まり、イソギンチャクの周りにはいろいろな種類の海の生物が集まっており見ているだけでまったく飽きません。では人気の各ポイント別に特徴を詳しくみていきましょう。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング①平五郎岩付近
ヒリゾ浜の船着場からすぐのところにある大きな岩場が平五郎岩です。中は洞窟になっていて探索することも可能。左側は足が付くところが続くのでお子様やシュノーケリング初心者にもおすすめのポイントです。
よく見るとソフトコーラルがいっぱいで、ハコフグやチョウチョウウオの幼魚が潜んでいたりします。足の着く場所でもソラスズメダイやニシキベラなど、カラフルな魚がたくさんでお子様も大喜びでしょう。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング②丘ハヤマ付近
ヒリゾ浜では一番大きな岩礁である丘ハヤマは、外洋側はドロップオフになっていて緑のサンゴ群が美しいエリアです。サンゴはとてもデリケートな生き物なので触れないよう注意して観察するようにしましょう。
ソラスズメダイやキンギョハナダイの他さまざまな魚群が集い、その魚たちを狙う大物たちが姿を現すこともあります。丘ハヤマよりもう少し奥に行くとテングダイやアオブダイなどの大物も潜んでいるポイントです。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング③沖ハヤマ付近
丘ハヤマより奥でヒリゾ浜の一番外側の岩礁です。外洋側にあるドロップオフは水深が21mあり潮の流れが速いエリアなのでシュノーケリング上級者に人気となっています。ヒリゾ浜の中でも最も魚影が濃い場所で、迫力満点の地形も魅力の一つです。
さまざまな魚たちの大群をいつでも見られ、中でもイワシやタカベの群れを狙って外洋から大物のブリやカンパチの群れが入り込んでくることも。また毎年アオウミガメが出没する場所でもあります。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング➃ハタンポ穴
丘ハヤマと沖ハヤマの間にある小さな岩礁で、その名の通り穴の中をのぞき込むと周辺にミナミハタンポの大群が潜んでいるポイントです。周辺にはイソギンチャク畑が点在しており、アカハタやコロダイなどの大物が姿を現すこともあります。海中の洞窟を探検するだけで楽しめる場所です。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング➄小通り
大根島と浜に挟まれた狭い水道で、潮の流れが速いことからヒリゾ浜の中でも抜群の透明度を誇るスポットです。大小さまざまな岩礁が点在していてソフトコーラルやサンゴが生い茂り、色とりどりの魚たちの群れが姿を現す人気のシュノーケリングポイント。
魚影もとても濃くおとなしいマダラエイなどのエイ類やネコザメなどのサメ類、ウミガメも姿を現すこともあるエリア。イソギンチャク畑にはクマノミが隠れていることもあるので、そっと観察してみてください。
秘境ヒリゾ浜でシュノーケリング➅あいあい岬下
船着場から見て平五郎岩とは対岸のエリア。水深が浅くて潮の流れも比較的穏やかなので、シュノーケリング初心者にもおすすめの穴場的ポイントです。浅瀬ながらヒリゾ浜で最大級のイソギンチャク畑があり、ミツボシクロスズメダイやツノダシなどの熱帯魚の姿が見られます。また手前の入江付近ではナンヨウツバメウオやハナオコゼが現れることも。
ヒリゾ浜は変化に富んだシュノーケリングスポット
ヒリゾ浜は本州ではとても珍しいくらい、非常に変化に富んだシュノーケリングスポットです。シュノーケリング初心者から上級者まで幅広い方が満足できる数少ないビーチ。どこのエリアで泳ぐか自分のレベルに合わせ選択するようにしましょう。
またゴンズイやハオコゼなど毒をもった魚や、海のギャングと言われているウツボも多く見かけるので、出会っても安易に触ったり刺激を与えたりしないでください。こちらから何かしない限り向こうから襲ってくることはありません。
手ぶらでも楽しめるシュノーケリング用品のレンタル
シュノーケリング経験がなく、とりあえず簡単に体験してみたいという方でも安心。中木港すぐ近くにあるマリンセンターでシュノーケリンググッズのレンタルができます。
シュノーケル・フィン・ライフジャケットは各1,000円、ウェットスーツ2,000円でレンタル可能。ヒリゾ浜はほとんどが岩場なので裸足ではケガをします。マリンシューズは必ず事前に用意しておくようにしましょう。
中木マリンセンター
- 住所〒415-0311
静岡県賀茂郡南伊豆町中木48-1 - 電話番号0558-65-0030
- 公式サイトURLhttps://www.nakagimc.jp/
ヒリゾ浜でシュノーケリングを楽しむために
ヒリゾ浜でシュノーケリングを楽しむための注意事項
ヒリゾ浜で思いっきりシュノーケリングを楽しむために注意してもらいたいことを解説します。ありのままの自然が残る場所だからこそ、注意しなければならないこともあるので、必ずチェックしてみてください。
ヒリゾ浜シュノーケリング時の注意①岩場でのケガ
ヒリゾ浜はほどんどが岩場です。また海中でもサンゴ礁や石が多く、ケガに繋がりやすい場所が多数。海水温が上がってくるとクラゲが出てくることもあるので、なるべく肌の露出は避けラッシュガードやマリンレギンスなどを着用することをおすすめします。
またビーチサンダルなどの脱げやすいものではなく、マリンシューズを履くようにして足をケガしないよう注意してください。
ヒリゾ浜シュノーケリング時の注意②潮の流れ
ヒリゾ浜は潮の流れが速くなっている場所が多いです。そのため抜群の透明度を誇るわけですが、小さなお子様や泳ぎに自信のない方はあまり沖に出ないようにしてください。監視船が見張ってくれていますが、ブイの外には決して出ず一人で泳がないように注意が必要です。必ずシュノーケリング時やお子様はウォーターベストの着用をお願いします。
ヒリゾ浜シュノーケリング時の注意③トイレなどの施設
ヒリゾ浜にはトイレや更衣室、売店などの施設は一切ありません。必ず中木港を出港する前にトイレと着替えを済ませておきましょう。途中でトイレに行きたくなっても戻りの船は5分おきに出ているので、中木港のトイレを利用するようにしてください。
飲み物は必ず持参し、食事も事前に用意をしていくか、もしくは中木港近くの食事処で済ませるとよいです。中木港付近にはいくつかシャワーや更衣室を有料で利用できる場所があります。
ヒリゾ浜シュノーケリング時の注意➃ルールは必ず守る
美しい海でシュノーケリングをいつまでも楽しめるようルールは守りましょう。ヒリゾ浜はバーベキューや喫煙所以外での喫煙は禁止です。分煙に協力し監視台付近の喫煙所を利用してください。
またヒリゾ浜は海水魚採取目的での乗船はできません。海の生き物たちを持ち帰ることのないよう、静かに観察させて頂くという謙虚な気持ちで挑んでください。またゴミは必ず持ち帰るようにし、皆さんで自然豊かなヒリゾ浜を守っていきましょう。
ヒリゾ浜でシュノーケリングを楽しむための対策
ヒリゾ浜でシュノーケリングを楽しむために大切な対策をご紹介します。せっかくの楽しいシュノーケリングも一歩間違えると大変なことに。そうならないための対策と備えはとても大切になってきます。
ヒリゾ浜でシュノーケリング時の対策①日除け対策
ヒリゾ浜は日差しを遮るものがほとんどなく日除け対策は必須です。休憩時の熱中症対策のためにテントなどを持参するとよいです。簡単に設置できる安価なワンタッチテントがおすすめ。
またラッシュガードを着ているからと安心して意外と盲点なのが足の日焼けです。シュノーケリング時は浮きながらずっと下を見ているので、ズボンから下の足の裏部分だけが真っ赤に日焼けしてしまう事もあります。必ずこまめに日焼け止めを塗りなおすようにしてください。
ヒリゾ浜でシュノーケリング時の対策②駐車場の確保
ヒリゾ浜は秘境でありながら近年は非常に人気のシュノーケリングスポットです。8月になると朝早くから多くの車が訪れます。特にお盆期間は朝6時で駐車場満車ということもあるくらいで、駐車場に入れないとなるとヒリゾ浜に行くこと自体困難です。
そうならないためにもハイシーズンの場合、駐車場には早朝到着しているくらいでないと混雑を避けることは出来ないかもしれません。遠方から訪れる場合は周辺の宿泊施設に前泊することをおすすめします。
ヒリゾ浜でシュノーケリングまとめ
南伊豆の秘境ヒリゾ浜の魅力は伝わりましたか?首都圏からほど近い場所でこんなにも透明度抜群の綺麗な海に出会える場所は他にはありません。渡し船営業期間にしか行くことのできない特別なビーチは、非日常を堪能するのに絶好の場所です。
必要最低限のルールを守り、必ず事前に海の状況や受付時期、時間などをホームページなどでチェックし、最高に美しい南伊豆の海で特別なシュノーケリングを堪能してみてください。
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