水はけと肥料がポイントのロニセラ栽培
ロニセラはとても優秀なグランドカバー
ロニセラは育て方が簡単で日当たりは半日陰でも育ってくれる初心者におすすめの植物。特に匍匐性のものは1株あたりのコストもかからず、失敗も少ないため植物栽培はあまりやったことがないという方の庭づくり(主にグランドカバーとして)にあると便利なものです。
おしゃれな庭づくりに何かよい植物がないかとお探しの方は、ぜひともチェックみてくださいね。
水はけに注意してロニセラを育てる
丈夫でほぼ放置でも育てやすいロニセラですが、やはり水はけが悪かったり水切れなどおこすと葉が落ちて見栄えが悪くなってしまったり、最悪枯れてしまうことも。
今回はロニラセの基本情報から、枯らさずできるだけ簡単に・見た目よく仕立てるロニセラ栽培の方法について解説していきます。
育て方の前に知りたいロニセラの基本情報
ロニセラの育て方の前にまずは知っておきたいのは植物分類や見た目の特徴・種類による違いです。ここではそれらの情報についてご紹介します。
ロニセラの基本情報
科・属 | スイカズラ科スイカズラ属 |
原産地 | 北アメリカ・中国・日本など |
英語名/学名 | Lonicera/Lonicera |
育て方難易度 | 簡単 |
ロニセラの特徴や性質
大きく分けると2種類に分類される
こちらは花がきれいなハニーサックルというロニセラです。つる性で高く高く上へと伸びていくことが特徴で、植え付ける場所を選ぶため用途は狭くなりがちです。ですが、どちらの種類でも丈夫で育てやすいという性質は変わりません。
匍匐性のロニセラ
グランドカバーなどに活用するなら絶対におすすめなのがハニーサックルよりもこちらのニティダを代表とする匍匐性のロニセラです。
何より手間がかからず一株でもこんもりときれいなドーム型に枝を伸ばしていく性質があるだけでなく、剪定が簡単で思い通りの形に整えることも容易となっています。
植え付ける前にチェック!ロニセラの耐寒性
寄せ植えの鉢植えだけでなくグランドカバーとして庭植えにするには、その植物の耐寒性はとても気になるところですね。ロニセラの耐寒温度は-15度と非常に低い気温にも耐えられる耐寒性のある植物。
本州の北はもちろん北海道でも地域を選べば、地植えで管理するのも難しくありません。
とても簡単!ロニセラの育て方
基本情報もわかったところで早速育て方を見ていきましょう。ロニセラの育て方はとっても簡単。その中でもここは気をつけなくては枯れる・見た目が悪くなるという特に気をつけたいところを重点的に解説します。
ロニセラの日当たり
ロニセラは半日陰でも育つ植物
ロニセラは基本的に地植えで植える方が多いです。鉢植えの場合は寄せ植えのポイント的なものとして後ろか垂れさせる目的で前に配置するやり方もあります。
どちらの場合もあまり日当たりには気をつける必要はありません。たとえば庭の中で午前中だけ・午後だけ日が当たるような半日陰であれば十分成長してくれます。
ロセニアでも避けたい日当たり
植え付けや鉢の置き場所は選ばないロニセラですが、ここだけは置かない方がよいという日当たりもあります。それは西日しか当たらないような場所。
ここに置くとまず斑入りのロニセラは葉焼けしたようなちりちりとした見た目になります。これは斑入りの葉が光合成がしづらい性質を持つため。見た目が大切な植物であるためこれは手痛い被害となるでしょう。
ロニセラの植え付けと植え替え
植え付けや植え替え時期は選ばない植物
ロニセラの魅力はお世話の時期を選ばないところにもあります。植え付けや植え替えに適した時期というものは存在するものの、やってはいけない時期はありません。
やりたい方は真夏に植え付けてもよいですし、真冬に植え付けても耐寒温度を下回らなければ枯れることもまれです。しかしながら春と秋に植え付けると早く大きくなる、見た目がよい株になるというメリットはたくさんあります。
ロニセラに適した用土
時期は選ばないロニセラの植え付け・植え替えですが土には少しこだわった方がのちのちの管理が楽になるので少しよい土を選ぶとよいでしょう。市販の培養土であれば20リットルで1000円くらいが購入の目安。
自分で配合する場合は水はけと水もちの両方を意識した土作りをしてください。具体的には赤玉土と腐葉土7:3程度の一般的な土に堆肥を混ぜるのがおすすめです。
ロニセラの日常管理
ロニセラの水やりのコツ
寄せ植えなどの鉢植えで水はけのよい土にこだわった土づくりをされたら特に気をつけたいのが水やりです。あまり強い乾燥には強くありませんので、乾燥を好む植物と合わせて寄せ植えを作るのには向いていません。
乾きすぎなければ水やりタイミングは庭植えでも鉢植えでもほかの花に合わせてあげればOKです。
ロニセラの肥料は年に1回
次に肥料をあげる時期と種類ですが、これはあげすぎるといろいろとデメリットがありますので、失敗が恐い方はあげないほうがよいです。肥料やりをする場合は基本的に年に1度春か秋どちらかにすると自分で決めて、緩効性肥料を株元に与えてください。
肥料のあげすぎで起こるよくないこと
肥料をあげすぎると斑入りの葉が緑の葉になってしまう・成長がよすぎて風通しが悪くなり病害虫が発生しやすくなるというものがあります。成長がよすぎるため剪定の必要が増えるというのも、手間がかかるポイントです。
ロニセラの病害虫
ロニセラには目立った気をつける病害虫というものはありませんが、夏場にはカイガラムシ被害がある場合もあります。カイガラムシの糞はすす病やこうやく病を誘発するため駆除が必要。そんなときはベニカX・オルチオンなどの薬剤を規定量散布します。
ロニセラの剪定
剪定の時期とやり方
植物をはじめて育てるという方にとって高いハードルとなるものに剪定があるでしょう。切ってしまったものは元には戻らないため怖がる方も多いですが、ロニセラはそんな心配はまったくありません。
剪定はいつやってもOK!極端な話真冬に切ってしまっても冬の間は大きくならないというだけで、春になったらそこから新芽が出てきて成長するので安心です。
特に夏場は剪定を積極的におこなう
木の形を整える・大きさをセーブする。剪定の目的にもいろいろありますが、特に積極的におこなって欲しいのが夏前の透かし剪定です。丈夫で成長がよい植物ですので春に肥料をあげると決めている方は夏前にはかなり株も混み合っていることが考えられます。
風通しが悪いと植物にはよいことはありません。できれば梅雨時など雨天が続いているときは除き、夏までには1度こみあったところの枝を切る透かし剪定をおこなって、株をさっぱりさせてあげてください。
ロニセラの夏越しと冬越し
ロニセラは夏にも冬にも強い植物
高温や低い気温には強い植物ですがここでも気にしたいのは土の乾燥です。基本的に地植えの場合は水やりはしなくてもよいのですが、何日も雨が降らないような場合は乾燥に弱いロニセラは葉を落とすので、成長感の土は長期間からからにしないでください。
そんなときはだいたいほかの庭の植物も水が不足してぐったりとしているので、朝はやくか夕方涼しくなってから土に水分を与えるという意味で庭全体的に水やりをするとよいでしょう。
冬越しの気温の心配は本州であればほぼなし
-15度までと低い温度でも枯れることのない植物ですので、地植えであれば冬越しとしておこなうものは何もありません。鉢植えの場合は水やりの頻度を下げてください。
もし夏に水切れをおこし下葉が枯れた状態になっている枝が目立つのならば、2-3月ころ(温暖地にて)に剪定をおこない葉の付いていない枝をばっさりと切り戻し剪定してしまってもよいです。春に生えてくる新しい枝からは株元からきれいなグリーンが付いているでしょう。
ロニセラの増やし方
ロニセラの増やし方は挿し木と株分け
この植物の増やし方は挿し木と株分けができます。まず挿し木は剪定したあとのタイミングでおこなうと一石二鳥です。できるだけみずみずしく青々とした枝を選んで2-3節を1本の挿し穂にしましょう。
切ったものの下葉を取り除き軽く水あげしてからしめらせた清潔な鹿沼土などに差して日陰で管理。1-2ヶ月で発根が確認できますのでだんだんと日なたに出してきてそのまま大きく育て苗にできます。
株分けは寄せ植えの植え替えタイミングで
なかなか地植えのロニセラを植え替えるということはしませんので、株分けは寄せ植えなどに使ったものが大きくなりすぎて、寄せ植え鉢がロニセラだけになってしまったというときにおこなうとよいでしょう。
やり方は簡単でほかの植物が終わったタイミングで一度鉢からロニセラも掘り起こし分け、ふたつの別の寄せ植えを作り直すのが一般的な株分けのやり方となっています。
ロニセラを栽培しよう
ロニセラは肥料少なめ水はけ注意!
匍匐性のロニセラを中心にその育て方や増やし方を解説してきました。いつ植えても剪定してもよいという、丈夫で育てやすい植物ですが逆に時期がないためうっかりお世話を忘れてしまうということもあります。
肥料などと一緒で自分は春に植え付けも肥料やりも株分けもすると決めて一気にやってしまえば楽でしょう。剪定においては枝が混んでいると感じた時・挿し木をしたいタイミングに合わせて気軽にいつでもぱちぱち切ってしまってOKなとても栽培が簡単なおすすめ植物となっています。
ロニセラが気になる方はこちらもチェック
ロニセラは寄せ植えにも人気ですが花壇の縁取りやちょっとした庭の区画分けにも使える便利な庭木です。暮らしーのではロニセラのほかにもたくさんの人気庭木についての記事がありますので、こちらも是非見てくださいね。

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出典:https://photo-ac.com/