ライスフラワーとは
ライスフラワーとは、オーストラリア北東部が原産の植物です。ライスフラワーという名前の由来は、小さな花の蕾がまるで米粒のように見えることから名づけられました。
また、ライスフラワーは花の色がピンクから白に変化する特徴も持っています。ライスフラワーは蕾から開花までの期間が長く、色の変化も楽しめることから、切り花やドライフラワーとしても親しまれているのです。その一方で鉢植えとしても育てられるので、チャレンジしてみて下さい。
ライスフラワーの花言葉と種類
ライスフラワーとは、豊かな実りという花言葉を持っています。その為、結婚式などでも喜ばれる花です。ライスフラワーの種類は、ホワイト系とゴールド系、ピンク系、ブラウン系と色合いで分けることができます。
また、ライスフラワーの学名とはOzothamnusというギリシャ語で、匂いと低木という意味を合わせて言葉になっています。それは、ライスフラワーの爽やかな香りと艶美な香りが合わさったような独特の香りに由来しているのです。
ライスフラワーの好む環境
ライスフラワーは、オーストラリアが原産地なので、乾燥した環境を好みます。その為、日本の高温多湿の環境にはやや弱いですが、鉢植えなどで環境を整えることで、植え付けて楽しむこともできるのです。
例えば、梅雨時期などの特に高温多湿な季節には、鉢植えで軒下などに移動させてあげるのがいいでしょう。また、暖かい地域では、霜さえ当たらなければ冬越しも可能になります。季節によって栽培環境を調整しましょう。
適した置き場所
ライスフラワーを鉢植えで栽培するのなら、日当たりがよく風通しがい場所を選ぶのがおすすめです。夏の直射日光は苦手で、葉焼けを起こすことがあるので、注意が必要になります。その為、真夏は風通しのよい半日陰のような環境で育てるのがいいでしょう。
庭植えで育てる場合は、遮光版などを上手に活用して、葉焼けで枯れることがないように注意してみて下さい。初心者は場所移動ができる鉢植えがおすすめです。
梅雨時期は注意が必要
ライスフラワーは乾燥を好むので、梅雨時期は苦手です特に雨に濡れてしまうと、可愛らしい蕾や花が傷んでしまうので、雨にかからない軒先や室内で育てるのがおすすめです。
強い日差しや雨を苦手とするライスフラワーは庭に直接植え付けるのではなく、鉢植えにして季節に合わせて、栽培場所を移動しながら育て方を楽しむのが、上手に栽培するコツでもあります。
ライスフラワーの育て方
ライスフラワーを育てる際は、まず苗を購入してくるようにしましょう。苗の植え付けに適している時期は5月中旬から6月の上旬です。この時期に苗を購入して、鉢や庭に植え付けるようにしてみて下さい。
ライスフラワーは、草丈が30㎝から3mと高くなるのでその点も踏まえて、植える場所を選ぶといいでしょう。だいたい開花時期は3月下旬から6月上旬になります。長期間楽しめるのもライスフラワーの魅力です。
ライスフラワーに適した土
ライスフラワーを植え付ける際は、適して土を用意することも大切です。ライスフラワーは水はけのよい土を好む、水が含まれすぎてしまう土だと根がうまく呼吸できず、枯れる原因にもなってしまいます。
ライスフラワーを鉢植えで栽培する際は、観葉植物用の土を使ったり、赤玉土や腐葉土、パーライトを混ぜて水はけがよくしてみて下さい。
庭植えの場合は、水はけがよければそのままの土でいいですが、水はけが悪い場合は腐葉土や堆肥を混ぜるといいでしょう。
肥料
ライスフラワーは、あまり肥料を必要としてない植物でもあります。逆に肥料を与えすぎてしまうと、生育が悪くなってしまうので、注意して下さい。それでも、4月から6月の時期と9月から10月はライスフラワーの生育期になります。
生育期には、置き肥を与えると蕾や花の付きがよくるので、油粕などを置き肥してみて下さい。また、肥料は液体肥料でも可能です。液肥の場合は、即効性のあるものを月に1回から2回与えます。
夏の水やり
ライスフラワーの育て方でポイントとなるのが、水やりです。夏はライスフラワーの苗の表面の土が乾いていたら、しっかりと水やりをします。この時、表面がしっかり乾燥するまでは水やりを行わないように注意して下さい。
ライスフラワーは高温多湿を嫌うので、過度な加湿を嫌います。鉢の下に水が溜まっている場合も、捨てましょう。育て方のコツとしてライスフラワーは乾燥ぎみで育てるように心がけて下さい。
冬の水やり
ライスフラワーの冬の水やりは、夏と同様乾燥を心がけます。冬も土の表面がしっかり乾いている場合のみ、水やりを行いますが、与えるタイミングは朝がおすすめです。
その理由は、冬の季節は夕方に水やりをしてしまうと蒸発せずに冬の夜風で土が凍ることがあるのが理由になります。乾燥を好むライスフラワーだからこそ、季節によって水やりのタイミングも変わって来るのです。水やりを正しく行って適度な乾燥を保ちましょう。
植え替えを行おう
ライスフラワーはどんどん大きくなるので、花が咲いた後に植え替えを行うのがおすすめです。5月から6月の梅雨に向けての季節に行い、一回り大きい鉢に植え替えを行います。
もしもライスフラワーを大きく育てたくない場合は、鉢はそのままで根を崩して鉢に植え替えるのがおすすめです。この植え替え作業を行うことで、ライスフラワーの成長がよくなるので、大きくするかしないかは関係なく、年に1度が植え替えを行ってみて下さい。
剪定しよう
ライスフラワーは、剪定をしないとどんどん高くなる植物でもあります。その為、切り戻しを兼ねた剪定をするのがおすすめです。ライスフラワーは、基本的にすらっとした樹形が美しいとされているので、樹形を保つ為にも剪定をします。
剪定や切り戻しに適した時期は、植え付けや植え替えと同様の5月から6月にかけてです。この時期に3割ほどを剪定すると風通しがよくなり、夏の時期をうまく育てられることに繋がります。
ライスフラワーの増やし方
ライスフラワーとは、挿し木による増やし方を行うことができます。ライスフラワーの増やし方を行う際は、5月から6月か初夏の季節に増やし方を行うのがおすすめです。
挿し木による増やし方行う場合は、まず挿し木にする枝を選びます。この際、6㎝ほどに剪定し下の葉を取っておきましょう。後は、しっかりと水に浸けてから用土に植え付けします。
挿し木による増やし方を行う場合は、剪定や切り戻し、植え替えを行う際に同時に行うのがおすすめです。
ライスフラワーの育て方の注意点
ライスフラワーの育て方の中で枯れる原因として、揚げられるのが、多湿です。乾燥を好む植物なので、できるだけ乾燥した環境での育て方が適しています。その為、水やりを行う際も、しっかりと土が乾いてから与えるような注意が必要です。
また、水やりの際に葉や茎に水がかからないように土に水を与えるように注意して下さい。さらに直射日光や雨にも弱いので、軒下など季節や天候によって移動できるように鉢植えで栽培するのが初心者にはおすすめです。
ライスフラワーの使い方
剪定したライスフラワーや挿し木による増やし方をしたライスフラワーは、いろいろな使い方ができます。ライスフラワーとは、花持ちがよい植物としてブーケや切花に使用されることも多いです。
また、乾燥を好む植物なのでドライフラワーやブリザーブドフラワーにも適しています。ライスフラワーは独特の甘い香りも人気で、フルーティーな甘い香りが楽しめる植物なので、室内に飾っておくのもおすすめです。初心者でも手軽にドライフラワーが楽しめます。
ドライフラワーの作り方
ライスフラワーのドライフラワーを作る際は、しっかりとした固さがある蕾を選ぶのがおすすめです。その理由は、固いほうが簡単に乾燥して、ドライフラワーにしやすくなります。
ライスフラワーのドライフラワーは、触った際にカサカサとしたら完成です。しかし、ドライフラワーにした後は、過度に触ってしまうと乾燥した蕾や花がポロポロ落ちてしまうので、触り過ぎないように注意して下さい。香りもよくドライフラワーとしても喜ばれます。
寄せ植えにしよう
ライスフラワーは寄せ植えにすることもできます。ライスフラワーの寄せ植えのやり方は、高さのあるライスフラワーを中心に植え付け、その周りを他の上で寄せ植えするやり方がおすすめです。
ライスフラワーの寄せ植えのやり方の注意点として、全体のバランスを見ることと、開花時期や水やりや肥料のやり方が似ている植物を寄せ植えに選ぶようにしてみて下さい。最初の組み合わせる植物をしっかり選べば後はお手入れも簡単です。
同じ環境を好む植物を使う
ライスフラワーは長期間楽しめる植物でもあるので、寄せ植えにも適しています。その一方で乾燥を好む植物なので、同じような植物を選ぶのがおすすめです。
例えば、同じく水やりが少なくて済む多肉植物やローズマリーを一緒に寄せ植えしてみるのもいいでしょう。同じような植物同士で寄せ植えにすれば、管理も簡単なので、初心者でも失敗なく楽しめます。
まとめ
ライスフラワーとは、蕾から花まで長い季節楽しめる植物でもあります。その為、コツさえ押さえれば長期間可愛らしい花を楽しめるのです。また、蕾から花にかけてピンクから白に色が変化するのも魅力になります。
挿し木による増やし方も簡単なので、たくさん増やしていろいろな使い方を楽しんでみるのもおすすめです。ライスフラワーとは、乾燥を好む植物なので水やりのタイミングなどには気をつけましょう。また、剪定を行い、伸びすぎに注意してみて下さい。
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