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静岡エリアのサーフィンポイント10選!!初心者向けのビーチやローカルルールも紹介!

日本には多くのサーフィンポイントがありますが、静岡県にも魅力的なサーフィンポイントがあることをご存じでしょうか。静岡県には多くのサーフィンポイントがあり、穴場ポイントとして人気を集めているのです。そんな静岡県のおすすめのサーフィンポイントを紹介します。
更新: 2023年7月25日
海龍
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静岡エリアのサーフィンポイントを10選で紹介!

Photo byFree-Photos

サーフィンといえば湘南や九十九里浜を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は静岡にも初心者にやさしい魅力的なサーフィンポイントがたくさんあります。とはいえ、静岡はどうしても都心から距離があるため、都心からのアクセスは時間がかかりがちです。

だからこそ、他の人気エリアに比べ思う存分サーフィンを楽しめます。そんな静岡エリアのおすすめサーフィンポイントやその特徴、初心者向けの注意点や駐車場などについて紹介するので、ぜひご覧ください。

静岡エリアのサーフィンポイントは3つに分かれる

フリー写真素材ぱくたそ

静岡エリアのサーフィンポイントは静岡県の東部、伊豆半島に位置する「伊豆・伊東エリア」、西部に位置する「御前崎エリア」、そして御前崎エリアより更に西、愛知県に程近い「浜松エリア」の3つです。

この3つのサーフィンポイントについてそれぞれ紹介します。

静岡県のサーフィンポイント①伊豆・伊藤

白浜

静岡エリアで3本の指に入る人気サーフィンポイントになります。静岡エリア有数の海水浴場としても有名で、夏のシーズンはかなり混雑するためおすすめは早朝から行くことです。また、海開きの期間は規制がかかり、海水浴エリアとサーフィンエリアに分断されます。

白浜の特徴

主にレステル前(岩切)、中央河口前、白濱神社前の3つのに分かれます。全体的に遠浅になっており波が穏やかで乗りやすいため、波のサイズが小さいときはサーフィンを始めたばかりの初心者での無理なくサーフィンをすることが可能です。

うねりが入ってくると海を正面に見て右側のレステル前と中央河口前はレギュラー、左側の白濱神社前はグーフィーの方になります。

ローカルルール・駐車場情報など

レステル前(岩切)や白浜神社前はローカルサーファーがよく集まるポイントのため、人が多い時は注意が必要です。波の状態がよい時はローカルサーファーのセッションが始まることがあるため、特にサーフィンを始めたばかりの初心者やビジターはマナーを意識してサーフィンをしましょう。

駐車場は静岡エリアの中では多く、280台分あります(1,000円~2,000円/1日)。トイレは完備されており、温水シャワー(300円)は1年を通して利用可能です。

多々戸浜

横幅450メートル、奥行70メートルの美しい白砂ビーチです。エメラルドグリーンに透き通った水は、海水浴場水質検査で最高ランクのAAに格付けされ、静岡エリアの中でも有数の美しさを誇ります。

海水浴客だけでなく、サーフィン、
SUP、ウインドサーフィンなどをする人々にも人気のポイントです。また、サーフィンの静岡大会や全国大会の会場になっていることでも知られています。

多々戸浜の特徴

遠浅で波のブレイクがやさしいため初心者にもおすすめです。静岡エリアの中でも特にウネリが入りやすく、年間を通して良質な波がブレイクしているためサーフィンに適した環境になっています。

ただし、左側のテトラ周辺は常に潮の流れが強く、西風の強い冬の時期や台風の接近時などは南のウネリが発生するため十分に注意しましょう。

ローカルルール・駐車場情報など

海岸から見て左側がロングボード、右側がショートボードと他の静岡エリアのポイントに比べるとはっきり決まっています。駐車場は110台分あり、海水浴シーズンは有料(2,000円/1日8:00~17:00)ですが、それ以外は無料です。

トイレは完備されており、通年利用可能な温水シャワー(300円)もあります。

吉佐美大浜

横幅が770メートルもあるロングビーチで、家族連れに人気のポイントです。静岡エリア有数の別荘地としても知られており、ビーチのすぐ側にはおしゃれなカフェが立ち並び、外国人も多く訪れます。

毎年、静岡県協力のもとビーチフラやビーチヨガ、サーフィンやウインドサーフィンなどのマリンスポーツが体験できるイベントが開かれることでも有名です。


吉佐美大浜の特徴

水深があるため急激に波のサイズが掘れ上がることがあり、静岡エリアの中でもパワフルな波が多いため、サイズがあるときは刺激的なサーフィンが可能です。左側のレフトブレイクと右側のライトブレイクは地形が決まりやすいですが、岩場付近は波の波のサイズが上がると、カレントが発生します。

初心者は強風が吹くと岩場に流されやすいたため注意しましょう。

ローカルルール・駐車場情報など

中央の河口から右側はビジターサーファーが多く、左側はローカルサーファーが多いポイントです。また、河口を横断することは危険なため禁止されています。少し離れた所にある橋を渡りましょう。

駐車場は210台分あり(2,000円~/1日8:00~17:00)、時間外は閉鎖されていますが、繁忙期は8:00より前に開ける場合もあります。トイレや温水シャワー(300円)は通年利用可能です。

伊豆・伊藤エリアの初心者向けポイント

宇佐美海水浴場

相模灘を望む1500メートル以上の広大なロングビーチです。静岡エリアのビーチの中でもトップクラスに広く、遠浅で波が穏やかなためサーフィンだけでなく海水浴場としても人気のポイントになります。

また、他の静岡エリアのポイントより比較的都心から近く、車を使って2時間程度で行くことが可能です。

初心者サーファーに宇佐美海水浴場をおすすめする理由

サーフィンを始めたばかりの初心者に宇佐美海水浴場をおすすめする理由は、静岡エリアでトップクラスに波が穏やかだからです。砂が細かいため、パワーがないスープ波が発生しやすく、サーフィンを始めて間もない初心者のパドリングやテイクオフの練習に向いています。

また、ビーチ自体が静岡有数の広さを誇るため、他のサーファーとポイントが被りにくい点もおすすめする理由です。

ローカルルール・駐車場情報など

波のサイズが大きくなると、漁港側やテトラポット付近のポイントはローカルサーファーが集まるため注意して下さい。駐車場は海水浴期間中だと210台、それ以外の期間は60台分あり夏期のみ有料(車1,000円/バイク500円/日)です。

トイレは完備されており、静岡エリアでも珍しく海の家にシャワー(有料)が設置されています。

静岡県のサーフィンポイント②御前崎エリア

片浜

牧之原市にある片浜は、静岡県の方針で現在「遊泳禁止区域」に指定されており海水浴場としては利用できないため、サーフィン専用のビーチとなっています。そのため比較的人が少なく、他の静岡エリアに比べサーフィンに集中しやすいポイントです。

片浜の特徴

波がブレイクするポイントが固定されていないため、サーファーが1か所に集中せず、余裕を持ってサーフィンをすることができます。南からくる強いウネリが発生した場合、レギュラー、グーフィー問わず乗ることが可能です。

他の御前崎エリアのポイントより波がワンサイズ小さく、マッシーであることからサーフィン初心者にもおすすめですよ。

ローカルルール・駐車場情報など

無料駐車場がありますが、台数が非常に少ないためすぐに満車になります。路上駐車による苦情が静岡県や牧之原市に寄せられているため、駐車場の空いている早朝や夕方を狙いましょう。トイレはありますがシャワーはありません。

御前崎・メイン

静岡の海の代名詞である駿河湾、遠州灘に面したロングビーチ内のポイントの一つです。サーフィン以外もボディーボード、ウインドサーフィン、SUPができる場所としても知られています。

「御前崎」と名前がつくポイントは、今回紹介する「メイン」の他にも複数あるため間違えないよう注意して下さい。


御前崎・メインの特徴

外海から直接ウネリが入るため、風の力もあり常に力強いブレイクが期待できます。南寄りのウネリによく反応しますが、冬の時期は流れが非常に速いため、初心者は時期を選びましょう。

ただし、パドリングに長けた上級者であれば、短い時間で集中して乗ることができます。また、地形などのコンディションが整えば静岡エリアでは珍しくチューブが出現するポイントです。

ローカルルール・駐車場情報など

早朝の時間帯はローカルサーファーたちがセッションをしていることが多く、注意が必要なポイントです。また、他の静岡エリアのポイントに比べ閑散としておりサーファー以外の人気がないため、車上荒らしが多発しています。

車はきちんと施錠しカギは外に持ってでましょう。無料駐車場が複数あり、常時解放されているため、いつでも利用が可能です。トイレはありますがシャワーはありません。

御前崎エリアの初心者向けポイント

静波

静岡県中部で最大級の海水浴場として有名な場所になります。海水浴シーズンには海の家が立ち並び、家族連れだけでなくサーフィンやボディーボードを楽しむ人たちも多いです。

また、2021年8月16日には静岡県全面協力のもと、日本初の大型ウェーブプール「静波サーフスタジアム」がオープンしました。

初心者サーファーに静波をおすすめする理由

サーフィンを始めたばかりの初心者は遠浅な地形のビーチで適度に波がある静波がおすすめです。初心者にとってワイプアウトは日常茶飯事のため、深かったりリーフだったりすると非常に危険なため、注意しましょう。

また、いくら初心者といっても全くのフラットだと面白くないし、走る練習にもなりません。その点静波は適度に波があるため、サーフィンを始めたばかりの初心者にもおすすめです。しかし、台風の接近時は波が高くなることがあるため注意が必要です。

ローカルルール・駐車場情報など

勝又川の河口付近はサーフできる範囲が限られており、ローカルサーファーでいっぱいになることが多いため、サーフィンを始めたばかりの初心者やビジターサーファーは入らない方が無難です。

駐車場は静岡県内で最大級の700台分あり、海水浴シーズンは有料(普通車800円、大型車1600円、二輪車300円)になります。トイレは多数完備されており、シャワーは無料・有料どちらも利用可能です。

静岡県のサーフィンポイント③浜松エリア

舞阪灯台前

静岡県有数の観光スポットである、浜名湖の河口付近に建つ小さな灯台が目印のポイントになります。遠州灘の沿岸は遊泳禁止区域に指定されており、夏のシーズンでも海水浴客がいないため人が少ないです(サーフィンは「遊泳」ではないので禁止されていません)。

静岡エリアの中では珍しくオールシーズン波が発生します。

舞阪灯台前の特徴

常にサンドバーが動いていて地形が不安定になりやすく、ワイドなブレイクが多いですが、他の静岡エリアのポイントに比べ波にパワーがありません。そのため、サーフィンを始めたばかりの初心者でも楽しめます。

台風が近づくと南ウネリに反応しカレントが強くなるため、波がサイズアップしてきたら要注意です。

ローカルルール・駐車場情報など

海水浴客はいないですが、静岡エリア有数の投げ釣りポイントとして知られ、釣り人が多く訪れます。危険なため釣り人の近くでサーフしないようにしましょう。無料駐車場が完備されていますが、トイレとシャワーはありません。

新居浜

浜名大橋の西側に位置するポイントで、新居弁天ICを降りてすぐそばの場所にあります。舞阪灯台前と同じく遊泳禁止区域のため、海水浴客はいません。浜名湖から水が流れてくることにより、複雑な海流が生まれるため初心者サーファーは要注意です。


新居浜の特徴

波は静岡エリアの中でも比較的イージーですが、ある程度パワーもあるため初心者だけでなく上級者サーファーも楽しめます。西側のテトラ付近はサンドバーが作られやすく、コンディションが整えばパワフルなブレイクが期待できます。

その反面、テトラ付近のポイントは強いカレントが発生しているため、初心者は近づかないようにしましょう。

ローカルルール・駐車場情報など

メインブレイクは約5か所ありますが、静岡エリアでは珍しくロングボードとボディーボードが原則禁止されています。ロングボーダーはセカンドブレイクを狙いましょう。駐車場はありますが夏季は有料です。トイレとシャワーはありません。

浜松エリアの初心者向けポイント

白須賀海岸

新居浜から西へ6キロ程進んだ場所で、大倉戸インターチェンジを降りてすぐのところにあります。舞阪灯台前、新居浜同様に遊泳禁止区域のため、夏場でも海水浴客はいません。主なポイントとしては、東側からサーフショップ前・昭和シェル前・トイレ前に分かれています。

フラットに近い海岸線と、遠州灘特有の速い潮流で、静岡エリアの中でも特に地形が変わりやすいポイントです。

初心者サーファーに白須賀海岸をおすすめする理由

サーフィンを始めたばかりの初心者に潮見坂をおすすめする理由は、厚い波の練習ができるからです。パドリングとテイクオフができるようになった初心者にとって、次の関門は「厚い波」でサーフすることになります。

潮見坂はその地形上、他の静岡エリアのポイントに比べ、スモールサイズの厚いブレイクが多いため初心者が練習しやすいです。また、ビーチが広く海水浴客もいないため、集中してサーフィンの練習ができます。

ローカルルール・駐車場情報など

近年、海沿いの堤防へ乗り上げて車を駐車する車が多く見られ、地元住民から静岡県や湖西市に苦情が多く寄せられています。迷惑になるため、堤防沿いや道の駅に駐車せず、専用の無料駐車場を利用しましょう。トイレとシャワーは設置されています。

ルールを守って楽しいサーフィンライフを!

関東圏に住む人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、静岡エリアは魅力的なサーフィンポイントがたくさんあります。その一方で近年目立つのが、サーファー人口の増加に伴う初心者・ビジターサーファーのルール違反です。

サーフィンではポイントごとに、安全に長くサーフィンを楽しむためのローカルルールが存在します。初めて入るポイントでは、必ず経験者や地元のサーフショップから話を聞き、ルールやマナーを守りながら静岡エリアでのサーフィンを楽しみましょう。

他のサーフィンポイントについて知りたい方はこちらもチェック

今回の記事では静岡県のおすすめのサーフィンポイントを紹介しましたが、日本にはまだ多くのサーフィンポイントがあります。そんな日本各地にあるおすすめのサーフィンポイントについて興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。

それぞれの地域のおすすめのサーフィンポイントについての情報が具体的に掲載されていますよ。