伊良湖エリアのサーフポイントを紹介
サーフィンに適した波が発生しやすく、風による影響が少ないポイント、伊良湖エリアではどこのエリアでも平等にサーフィンが楽しめるわけではありません。中には初心者の方には適さない、上級者向けのポイントもあるのです。
この記事ではそんな伊良湖エリアの中でも特におすすめのポイント、初心者におすすめのポイント、上級者向けのポイントを紹介します。伊良湖エリアでのサーフィンに興味がある方はぜひ参考にしてください。
伊良湖には多くのサーフポイントがある!
愛知県の渥美半島に東西に広がる海岸沿いの伊良湖エリアには多くのサーフポイントがあり、全国各地のサーファーから人気があります。そんな渥美半島の地形を生かした伊良湖エリアの最大の特徴は波が安定して起こること。
そのため、初心者のサーフィン練習や上級者だけが集まる大会などが開催されるのです。
伊良湖は国内有数のサーフポイント
伊良湖では、大きな大会や世界大会が行われることもあります。そのため、サーファーの中には、関東・関西からわざわざ伊良湖の海に足を運ぶ人も多くいるほど人気のあるポイントです。
そんな、伊良湖のポイントの中から特に人気かつサーフィンがしやすいポイントを3つに絞って紹介します。
伊良湖の大人気サーフポイント①ロングビーチ
伊良湖エリアでも最も高い人気を誇るといっても過言ではないロングビーチを紹介します。初心者の方にもおすすめのビーチで、テイクオフなど基本的な練習にもおすすめです。
もちろん上級者の方でもサーフィンを楽しめるため、伊良湖エリアの中でもメジャー且つ大人気のポイント。そんな伊良湖エリアのロングビーチの特徴を具体的に紹介します。
初心者にもやさしい!ロングビーチの特徴
ロングビーチは、伊良湖エリアで一番のメジャーなポイントともいわれています。プロサーファーが世界中から集まる大きな大会や地元主催の比較的小さい大会まで行われることでも有名です。
伊良湖エリアのなかでも、安定して波が起こるので上級者のみならず初心者サーファーにもやさしい人気のポイントになっています。
ロングビーチの波の特徴と注意点
海底の砂がよく動くので地形が変わりやすい特徴を持っていて、サーファーの大敵でもある東風の影響も少ないポイントです。岩場からの波が特に上質ですが、波が沖に戻ろうとするときに発生する強い流れ(カレント)があるので初心者サーファーは、波が高い日は注意が必要になります。
周辺の交通アクセスと駐車のルール
渋滞や事故を避けるために、大松屋食堂を左に曲がって入り、出るときは、消防署側から出るのがルールになっています。また、車を海沿い側に止めることもルールです。
伊良湖エリアのサーフポイントに向かう際は、国道259号線を使うこともできますが、混雑が予想されるので海岸線の国道42号線を使うほうが信号も交通量も少ないのでおすすめします。
近隣施設や設備
渋滞や事故を避けるために、大松屋食堂を左に曲がって入り、出るときは、消防署側から出るのがルールになっています。また、車を海沿い側に止めることもルールです。
伊良湖エリアのサーフポイントに向かう際は、国道259号線を使うこともできますが、混雑が予想されるので海岸線の国道42号線を使うほうが信号も交通量も少ないのでおすすめします。
伊良湖の大人気サーフスポット②漁港周辺
伊良湖エリアの漁港周辺にはロコ、港、全日本、新日本という4つのポイントがあります。同じ漁港周辺のエリアとして分類されるエリアですが、実はそれぞれ特徴が異なるのです。
そんな漁港周辺のエリアの特徴を具体的に解説するのでぜひ参考にしてください。
漁港周辺エリアの波の特徴
全体的に波質がよく、伊良湖エリアのメジャーなサーフポイントとなっているため混雑しやすいポイントです。また、各ポイントの地形と天候などの条件がそろうといい波が頻繁に発生するため、初心者のみならず上級者サーファーからの人気も高いエリアとなっています。
伊良湖の初心者向けのポイント!ロコの特徴
堤防側には砂がついているため、浅く、足をついてサーフィンをすることができます。さらに堤防で北西風や西風を軽減することもできるポイントです。そのため、伊良湖エリア内でも初心者におすすめのポイントになっています。
安定したサーフィンができるため、主にロングボードを使うサーファーが多く集まるポイントです。
ロコの波の特徴と注意点
堤防に沿って沖に流れが発生しているため、上級者は簡単に沖に出られますが、慣れていない初心者にとっては、簡単に沖に流されてしまう可能性があるので注意が必要となります。
また、堤防に吸い寄せられるような流れも発生するため、堤防に向かう流れに乗ってしまうとぶつかってしまう可能性もあるので注意が必要です。東風が強い日も同様に流されやすくなってしまうため波情報の確認が必要になります。
風の影響を受けにくい!港の特徴
港というポイントは、左右の堤防によって風の影響を受けにくい地形です。そのため強風で周辺の漁港ポイントではサーフィンができない場合でもこのポイントでなら問題ない、という可能性があります。
伊良湖のローカルサーファーの想い
このポイントの砂浜には、ある看板が立てられています。それは伊良湖を地元とするサーファーが港ポイントの埋め立てを反対するものです。その看板には、ごみを捨てないことを宣言とし、この地でずっとサーフィンがしたいという強い願いが込められています。
このポイントをサーファーたちが長く楽しく使い続けられるようにごみなどを持ち帰ることに私たち自身も協力していきたいところです。
ロングもショートもおすすめ!全日本の特徴
全日本というポイントでは、伊良湖エリアのなかでも沖のほうから手前まで広い範囲にわたってサーフィンをすることができる地形であるため、初心者から上級者までサーフィンができます。
海の中で堆積する砂の形次第ですが、コンスタントにいい形の波が決まることが多いです。
全日本の波の特徴と注意点
波質は、厚めなことが多く、予想よりも波が大きいことがあります。広範囲でサーフィンをすることができるので、ロングボードに乗るサーファーもショートボードに乗るサーファーが多い上、海で波待ちをするサーファーもいるので、注意が必要です。
ロングボードを使う人が沖、ショートボードを使う人が手前の方を使うという知識を踏まえてトラブルにならないように注意して楽しみましょう。
初心者から上級者まで!新日本の特徴
新日本というポイントでは、初心者から上級者、また、サーフィンスクールなどが開催されている人気ポイントであるため、伊良湖のポイントの中でも特に混雑していることが多いポイントです。
このように、混雑が予想されるポイントでは、人が密集しやすくトラブルにつながる可能性が高くなってしまうので注意が必要になります。
新日本の波の特徴と注意点
新日本では特有の三角形できれいかつ、コンパクトな波が発生します。しかし、沖にあるテトラポットの影響で不規則な波が発生することがあるのです。
また、このポイントの正面の海底には、岩がしずんでいて干潮時には確認することができますが、満潮時には見えなくなってしまうので注意しましょう。
漁港ポイントへの交通アクセス
国道42号線を豊橋方面から田原方面に向かい、ロングビーチの西に位置するのが「ロコ」、さらに西に進むと「全日本」(港も含む)、そして若見の信号を左折すると「新日本」のポイントにアクセスすることができます。
近隣施設や設備
漁港周辺には、ロコ側の赤羽西海岸に面した駐車場など周辺に駐車できるスペースがあり駐車場やその周辺にはトイレや無料のシャワーもあります。
また、ロングビーチ近郊と同様に漁港周辺にも、駐車場・サーフィングッズのレンタルやサーフィンスクールを行っているサーフショップがあるため、サーフィンをする環境が整っているといえるでしょう。
駐車場での注意点
全日本というポイントの駐車場ではサーフィン中は、サーファーから駐車場が全く見えません。そのため、特に車上狙いが多発しているポイントでもあるため注意が必要となります。
伊良湖の大人気サーフポイント③先端
伊良湖エリアでも難易度が高いポイントの1つが先端と呼ばれるポイントです。このポイントは、風による影響や波の高さや強さなどから上級者向きのポイントとされています。
そのため、初心者の方はこの先端以外のポイントでサーフィンを行うようにしましょう。ここではそんな先端の特徴やなぜ初心者向きではないかの理由などを解説します。
先端は伊良湖の最難関ポイント
先端は伊良湖エリア全域が強風や悪天候で波が大きい場合でもほとんど影響を受けずにサーフィンができるポイントです。伊良湖エリアで唯一東風がオフになるポイントでもあるため、サーフィン上級者から高い人気を誇っています。
先端の波の特徴と注意点
グーフィーと呼ばれる右足を前にしてサーフボードに立つスタイルの波がほとんどです。また、海の中に岩が隠れている他、右側のテトラポットに付近には吸い寄せるような流れが発生しているため、注意が必要になります。
自分のレベルを考えて海に入らないと、大変な事故になりかねません。
初心者には向かない理由とは?
伊良湖のポイントのなかでもテトラポット周辺の強い流れによる事故を防ぐためにも上級者向きだといえます。また、沖から手前にかけて波が崩れた場所に沿って人が連なるので、人を避けながらサーフィンをすることになりがちです。
そのため、初心者の方は先端での練習は避けましょう。
近隣施設や設備
文字通り渥美半島の先端でフェリー乗り場に隣接しているような形です。そのため、フェリーを利用する方と同じ駐車場を使うので迷惑がかからないようにしましょう。駐車場や近辺には、トイレはありますがシャワー設備はありません。
伊良湖エリアのその他のサーフポイント
伊良湖には他にもポイントがたくさんある!
伊良湖エリアには、ほかにも多くのサーフポイントがあることで有名です。ロングビーチから東側に、18か所のサーフポイントが続き、漁港周辺エリアを挟んで、西側には、4か所のサーフポイントに加えて先端へと続くというほどの伊良湖にはとても多くのポイントがあり、伊良湖エリア全体でのサーフポイントの数は、約30か所にもなります。
伊良湖エリアのその他のサーフポイントの詳細
伊良湖エリアのサーフポイント沿いにある国道42号線を使って各ポイントへアクセスする方がほとんどだと思われますが、42号線から降りていく道には急な坂道で細くなっている道が多くあります。
そこが、伊良湖エリアで生活している人々の公道となっていることを忘れず、徐行運転を心がけて迷惑をかけないようにしましょう。
初心者が伊良湖でサーフィンを行う際の注意点
伊良湖の注意点
伊良湖は全体的に潮の流れが速いので、初心者の方が自分のレベルに見合った波であることを見極めて、サーフィンをすることができなければ、簡単に沖に流されてしまいます。
サーファーによる事故を未然に防ぐためには、天気予報や波情報を確認して、決して無理をしないということです。また、伊良湖エリアは大人気サーフスポットになっているので混雑していることも多く、追突事故も注意すべき点の一つになります。
交通ルールや波情報を見て安全に楽しく!
伊良湖エリアの各サーフポイントには、交通ルールや駐車スペースの指定などの守るべきマナーがあります。時には、伊良湖で生活されている方のご厚意で解放されているスペースがあるでしょう。
伊良湖で生活する方々に騒音トラブルや、交通違反などの迷惑をかけないように敬意を表して、当たり前に守るべきルールを守らなければいけません。
海の使用禁止エリアの増加
伊良湖エリアの海に限らず、全国各地の海でごみの増加に伴った、海の使用禁止エリアの増加が進んでしまっている現状です。また、それらの問題は、地球環境や海に生息している魚にも悪影響であるため、社会問題となりつつあります。
ゴミを各自で持ち帰って今後も楽しくサーフィンを!
伊良湖エリアでは、人気があり、人が集まりやすいため多くのごみがポイ捨てなどによって増え続けているため、伊良湖エリアの各ポイントでは、ビーチクリーン活動が行われていることがあります。
真のサーフィン好きならこのような活動をしてみるのもいいのかもしれません。もちろん、自分がポイ捨てをしないことだけでもビーチクリーン貢献することができるので協力する気持ちをもって海を大切にしていきましょう。
伊良湖は初心者の技術向上にもおすすめ
今回は伊良湖の代表的なサーフポイントを詳しく紹介しました。伊良湖には、サーフポイントが多数存在していて、まだサーフィンをしたことがない初心者から技術を高めたいという上級者まで対応しているポイントが多くあります。
自らのレベルにあった伊良湖エリアのサーフポイントの選択と準備を怠ることなく、安全にサーフィンを楽しみましょう。
全国のサーフポイントが知りたい方はこちらもチェック
今回は伊良湖エリアのおすすめのサーフポイントを紹介しましたが、日本にはまだ多くのサーフポイントが存在します。そんな、全国にあるおすすめのサーフポイントと、その特徴について知りたい、という方はこちらの記事もチェックしてみてください。
日本各地にあるおすすめのサーフポイントについて具体的に紹介されていますよ。ぜひ参考にしてみてください。
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