ママチャリでもサイクリングを楽しめる!
ママチャリはサイクリングに不向きなイメージがありますが、実は工夫次第で簡単にママチャリでもサイクリングを楽しめるようになります。「サイクリングをしたい」と思ったら、まず手持ちのママチャリを活用してみるのがおすすめです。
ママチャリとロードバイクの違いとは何?
一般的にサイクリング向きと言われているロードバイクとママチャリの違いは、どこにあるのでしょうか。大きな違いとしてあげられるのが、重さです。ロードバイクはママチャリと比べて軽く、長時間の走行でも疲れにくいように作られています。
一方で、ママチャリは重量のあるパーツが使われていることが多く、長時間乗っていると疲れることが多くなるのが弱点。この弱点を克服できるコツを押さえておけば、気軽にサイクリングを楽しめるようになります。
ママチャリでサイクリングを満喫しよう
本記事では、ママチャリでサイクリングをする際に押さえておきたいコツを解説。サイクリング向きではないと思われているママチャリでも、コツを把握しておけば気軽に活用できるようになります。
また、初心者でも簡単にできるママチャリの改造方法も解説するので、ぜひチャレンジしてみませんか?快適にサイクリングができるようにしましょう。
ママチャリでサイクリングを楽しむコツ6選
ママチャリでサイクリングに出かける際には、意識しておきたい重要なコツがいくつかあります。ここからはサイクリングを楽しむためのコツを紹介するので、参考にしながらママチャリに乗りましょう。
サイクリングのコツ①:距離は短めに
ママチャリは、基本的に短い距離を走るためのものです。長距離には対応していないので、気をつけてください。無理して長距離を走ると途中でママチャリが破損したり、疲れて動けなくなったり、といったリスクが高まります。
気軽に走行を楽しむなら、5km程度の短距離を目安にしましょう。最初からたくさんの距離を走行すると疲れてしまうので、1kmから始めて徐々に距離を伸ばすのもおすすめの方法です。
長距離を走るなら改造を
もし、どうしてもママチャリで長距離を走りたいのであれば、改造を行うのがおすすめです。タイヤやサドル、ハンドルなどを交換することで、長距離を走れるようになります。
改造の方法については後述しているので、ぜひ参考にしてください。好みのママチャリにカスタマイズしましょう。
サイクリングのコツ②:サドルは高めに
ママチャリでサイクリングをしても疲れないようにするためには、サドルの高さが重要になります。一般的なママチャリはサドルが低く設定されていますが、低いままだと姿勢が悪くなり、体に負担がかかりやすくなるので、注意が必要です。
サイクリングに出かける前に、サドルの高さを調整しましょう。またがった時に足の先が地面につくぐらいの高さに調整するのがおすすめです。ドライバーを使ってボルトを緩めれば、簡単に高さを調整できます。
サドルの高さに慣れてからサイクリングへ
サドルの高さに慣れないままサイクリングに出かけると、転倒などの危険性が高まります。サドルの高さを調整した後は、テスト走行をして慣れるようにしましょう。
近所を少し走って、高いサドルに慣れてきたら本格的なサイクリングに出かけてください。快適に走行するためにも、十分な下準備をすることが重要です。
サイクリングのコツ③:ハンドルの高さを変更
なるべく疲れずに移動したい時は、ハンドルの高さも変えてみましょう。ハンドルは、低めの位置に調整するのがおすすめです。サドルは高め、ハンドルは低めにすることで自然と前に傾いた姿勢になります。この姿勢を保つことで、疲労を軽減するのがコツです。
ハンドルの高さは、ドライバーでボルトを緩めることで調整できます。実際にまたがって、正しい姿勢が取れるのか確かめながら高さを調整してください。
サイクリングのコツ③:荷物は少なめに
長距離を移動するのであれば、荷物はなるべく少なくしたほうが無難です。荷物が多いと重さが加わり、走行しにくくなります。最小限の荷物に抑えて、快適にサイクリングできるようにしてください。
趣味でサイクリングを楽しむなら、水分補給用のウォーターボトルや、栄養補給用の軽食、携帯電話、財布があればよいでしょう。携帯電話に地図アプリを入れておけば、地図がなくても安心。省けるものは省き、荷物が軽くなるように工夫することが重要です。
ボディバックを使うのもおすすめ
ママチャリに乗る時、荷物はカゴに入れる人が多いと思いますが、ボディバッグを使うのがおすすめです。カゴに重さが加わることでママチャリの動きが鈍り、疲れやすくなります。軽量で耐久性のあるボディバッグに荷物を入れて、快適に走りましょう。
サイクリングのコツ④:動きやすい服装にする
動きやすい服装であるか否かも、長距離の移動では重要になります。サイクリングの基本は、体にフィットするトップスとパンツです。ヒラヒラとしたフリルがついた服装や、ダボっとしたオーバーサイズの服装はやめましょう。
フリルなどがママチャリのチェーンに巻き込まれ、怪我をする可能性があります。体にフィットするものを選び、怪我を引き起こさないようにしてください。
ストレッチ性のある素材で動きやすくする
服装選びのポイントとなるのが、ストレッチ性です。体の動きに合わせてストレッチが行える素材なら、負担を感じることなくペダルをこげます。屈伸した時に突っ張りを感じない服装を選んで、サイクリングに出かけましょう。
紫外線をカットできると便利
ストレッチ性があるのに加えて紫外線をカットできる素材なら、日焼けの心配をせずに済みます。なるべく日焼けをしたくない、という場合は紫外線カット率もチェックして服装を選ぶようにしてください。
サイクリングのコツ⑤:栄養と水分を補給
全くエネルギー補給をせずに運動を始めると、すぐに疲れてしまいます。サイクリングに出かける前には、栄養補給をしておきましょう。糖質を含んだ食事をとり、エネルギーを蓄えておけば長距離の移動にも耐えやすくなります。
また、水分の補給も忘れずに。水分の補給を忘れていると、熱中症になる危険性があります。こまめに水分をとって、熱中症を防ぐようにしてください。喉が渇いたと感じる前に水分補給をすることが重要です。
サイクリングのコツ⑥:足の指を中心に使う
ペダルをこぐ時に重要なのが、足の位置です。足の位置が間違っているとペダルをこぐ力が弱まり、効率的に移動できない可能性があります。ペダルに足を乗せる時は、足の指を意識しましょう。
足の指を中心にペダルに乗せることで、しっかりと力を伝えられるようになります。土踏まずや、かかとだとペダルに力を入れにくいので、注意してください。サイクリングに出かける前に、足の指でペダルをこぐ練習をしておくとよいのではないでしょうか。
初心者でも簡単!ママチャリ改造方法
改造経験がない初心者でも、基本を学んでおけば簡単にママチャリを改造できます。ここからは、簡単にできるママチャリの改造方法についてご紹介。ぜひ、挑戦してみませんか?
タイヤを交換する
砂利道など、デコボコした道でサイクリングをしたい場合は、タイヤを交換しましょう。ママチャリのタイヤは本格的なロードバイクと比べると耐久性に劣り、パンクしてしまう可能性があります。
サイクリングにおすすめなのが、ゴムが厚く、空気圧が高いタイプです。空気圧が高ければ、デコボコとした道を走ってもパンクのリスクを抑えられます。動画を参考にしながら、前輪と後輪のタイヤを変えてみてください。
サドルを取り替える
どんなにサドルの高さを調整しても、長時間ママチャリに乗っていると疲れることがありますよね。そんな時は、サドルを交換しましょう。クッション性があり、長時間乗っても疲れないサドルを選ぶことが重要です。
スパナを使い、サドルの裏側にあるボルトを緩めていくとサドルが取り外せます。新しく用意したサドルを取り付け、再びボルトを締めてください。とても簡単にできる改造方法なので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
ハンドルをリニューアル
握りやすいハンドルに取り替えるだけでも、ママチャリの快適性は変わります。緩やかなカーブを描いているデザインなら握りやすく、長時間走行しても疲労を抑えられるでしょう。
ドライバーを使ってハンドルについているボルトを緩め、交換を行います。ハンドルとサドルの両方を取り替えれば、一気にサイクリングしやすくなるので、挑戦してみてください。
カゴを取り外す
快適にサイクリングができるようにするために重要なのが、なるべくママチャリを軽くする、ということです。あらゆるパーツの中でも、カゴは特に重量のある部分。荷物を入れる必要がないのであれば、カゴは取り外しましょう。
ドライバーを使い、カゴの底についているボルトを外してください。全てのボルトを取れば、カゴが外れます。途中でカゴが落ちないように、手で支えながらドライバーを使うのがおすすめです。
ママチャリでサイクリングに出かけよう!
ママチャリは、気軽な趣味としてサイクリングを楽しみたい時にぴったりなアイテム。最初から本格的にやろうとせず、自分が快適だと思えるレベルの短距離コースを選び、ママチャリを活用するのがおすすめです。
また、簡単にできる改造方法を取り入れれば、快適性はグッと上がります。ハンドルやサドルを変えたり、カゴを外したりして、カスタマイズしてみませんか?お気に入りのママチャリを使って、サイクリングの趣味を楽しみましょう。
ママチャリが気になる方はこちらもチェック!
サイクリングを楽しめるママチャリの種類は、バリエーション豊か。関連記事ではおすすめのママチャリや改造方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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