DCエアーサーキュレーター YAR-DS18
ボルネード 「660-JP」
木目調DCサーキュレーター Pieria FCV-193D
消臭DC サーキュレーター YCL-DJ189BFR
東芝「F-DLY80」
バルミューダ「The GreenFan EGF-1700」
シャープ「PJ-N2DBG」
アイリスオーヤマ「サーキュレーターアイ STF-DC15T」
サーキュレーターと扇風機の違い
サーキュレーターと扇風機の機能・目的の違い
サーキュレーターも扇風機も見た目では違いがわからない人が多いのではないでしょうか。しかし、サーキュレーターと扇風機はどっちも見た目では似たような形状をしていますが、実際には機能と目的・用途が全く違う家電なのです。これからその違いを詳しく説明していきます。
サーキュレーターは空気を送る家電
サーキュレーターは、回転するファン(羽根)で直線的で遠くまで届く風を起こすのが特徴です。つまり直線的な風を送り室内の空気を攪拌する目的で作られているところが扇風機とは違います。
もちろんサーキュレーターの風にあたり涼むこともできますが、風の質が直線的で扇風機ほど優しくないので心地よくありません。夏の冷気や冬の暖気は室内に層を作りたまります。サーキュレーターはその空気の層を送風により攪拌して快適な室温にする家電なのです。
扇風機は人が涼をとるための家電
扇風機はサーキュレーターと違い、人体に直接風をあてて暑さをしのぐ効果を目的とする家電です。快適な風にするためにさまざまな機能が工夫されているのが扇風機です。
サーキュレーターは空気を送り出す装置で、扇風機は人が涼をとるための家電という用途の違いと、扇風機は夏に使用されますがサーキュレーターは夏冬季節を問わず使用されるところも違います。
サーキュレーターの効果的な使い方
サーキュレーターは扇風機に比べ、高さ調節ができないタイプが多く、その分床に置いた時の安定感があり見た目以上に風量がパワフルなのが扇風機との違いです。ではどのような使い方や設置の仕方をすれば効果的なのでしょう。
使い方①部屋の空気を攪拌して適温にする
暖かい空気は軽いので上に、冷たい空気は重いので下にたまる性質があるので冷房のエアコンから吹き出す冷気は、まず天井を伝って反対側の壁にぶつかり下に落ちてたまります。
そのままでは床に近い足元だけが涼しくなり生活する高さは暑いままです。室内全体を効率的に早く涼しくするために、サーキュレーターを使って上下の空気をかき混ぜることで適温にします。
サーキュレーターの設置場所
エアコンの冷気はエアコン付近の床に近い場所にたまりやすくなります。そこにサーキュレーターを設置し中心に向け冷気を送り出すようにすれば、室内全体の空気が循環し効率的に早く冷やすことができます。
冬の暖房時には、エアコンから離れた場所に冷たい空気がたまりやすくなりなるので、その場所にサーキュレーターを設置し上向きに冷たい空気を送り出すようにすると冷気と暖気が入れ替わり部屋全体が暖かくなります。
ロフトや吹き抜けがある部屋では?
ロフトや吹き抜けのある部屋は、空間が縦に広いので空気を循環させるためにはサーキュレーターの設置場所と向きが大事になります。
エアコンが1階にしかない場合、冷房の冷気は上方のロフトや吹き抜け部分には行き渡りません。下の冷気を上に向かうよう1階からサーキュレーターで上向きに送風しましょう。
暖房時には暖気が上にたまってしまうので、ロフト側に下向きに設置したサーキュレーターで送風し、もう1台を1階部分から上向きに送風することで全体を効率的に適温にできます。
使い方②部屋の換気に利用
エアコンには換気機能がありません。暑い夏や寒い冬は窓を閉め切りエアコンやストーブを使うことが多くなりその結果、部屋の中にCO2が充満して長時間いれば健康面に支障が出る可能性があります。
そんな場合にサーキュレーターの送風機能を利用して、窓を開けて換気をしましょう。せっかく適温だった部屋をと思う方もいらっしゃいますが、サーキュレーターをうまく使えばすぐに適温に戻せるので部屋の換気をおすすめします。もちろん扇風機でもOKです。
使い方③部屋干しに利用
梅雨のジメジメした季節は、洗濯をしても外に干すことができず部屋干しにすることが多くなります。部屋干しをすると生乾きになり嫌な臭いに悩まされがちです。
そんなときは洗濯物にサーキュレーターで風をあてれば水分を飛ばし早く乾かすことができます。首振り機能付きのタイプなら、まんべんなく風をあてられるのでなおベストです。ついでに窓を開けて送風すれば湿った空気の換気も同時に行えます。
使い方④インテリアに活用
サーキュレーターも扇風機もどっちも部屋の中に置いて長く使うものなので、インテリアや見た目にこだわる人には重要なアイテムです。
デザイン性の高いタイプを選べば、都会的なハイセンスのインテリアになります。レトロ風のノスタルジックな雰囲気が好きな方は、50年代〜60年代タイプの扇風機を選ぶと違いが出て良いでしょう。
室内に置くサーキュレーターや扇風機のタイプの違いで好みのインテリアコーデを楽しむことができます。
扇風機の使い方と設置場所の違い
サーキュレーターは扇風機と違い空気を送る装置で、風量もパワフルなので安定させるために高さの低いタイプが多いのです。
いっぽう扇風機に背の高いタイプが多いのは、サーキュレーターと違い人が涼をとるためなので人の体や顔の高さに合わせる必要があるので構造に違いがでます。
また扇風機の設置場所は、その人が涼をとるのに最も適した場所に臨機応変に自由に移動できるところがサーキュレーターと扇風機の違いです。
サーキュレーター・扇風機どっち?【選び方】
消費電力の違いで選ぶ
最大運転時の消費電力の違いは、サーキュレーターの方が若干多く電気代に置き換えてみると、標準的な機種のデータで(電力料金1kwh27円で計算)1時間あたりの電気代は扇風機は0.6円、サーキュレーターは0.7円となり扇風機の方が安いです。
しかし、単独で使用するならそのデータ通りの違いなのですが、エアコンと併用する場合は、エアコンそのものの電気代(消費電力)も考慮に入れる必要があります。
エアコン併用時の電気代の違い
電気代(消費電力)の違いは使い方次第なので正直言って比べようがありません。「エアコン+サーキュレーター」の場合、効率的に室温を調整できるのでエアコンの消費電力を抑え総合的に電気代を抑えることができます。
「エアコン+扇風機」の場合は扇風機の電気代は安いのですが、扇風機の使い方次第でエアコンの消費電力が変わるので違いが把握できないのです。
目的・用途の違いで選ぶ
サーキュレーターと扇風機の選び方のポイントになるのは目的です。「サーキュレーターは室内の空気を送風により攪拌する装置」「扇風機は人が涼をとるための家電」という違いを理解して上で、自分の部屋にはどっちが必要なのかを考えましょう。
エアコンはできるだけ使いたくないという人は扇風機を、多少電気代がかかっても快適な室温状況で過ごしたいという人はサーキュレーターを、それぞれの生活状況に合わせて選びましょう。
価格の違いで選ぶ
サーキュレーターと扇風機どっちを選ぶというときに、やはり気になるのは本体価格です。かつてはサーキュレーターの方が扇風機より高めでしたが最近ではどちらも拮抗しています。本体価格の違いだけでは判断できません。
エアコンを使用しない人には扇風機の方が価格的には断然有利ですが、エアコン併用する場合は、エアコンの電気代などのランニングコストを考慮する必要があります。
サーキュレータ・扇風機のおすすめ人気モデル8選
サーキュレーターの人気モデル4選
サーキュレーターは扇風機と違い、パワフルな風を送るためにモーターの音が大きくなる傾向があります。そこで今回は従来のACモーターと違い、音が静かなDCモーターを搭載したモデルを中心に紹介します。
①山善 「DCエアーサーキュレーター YAR-DS18」
一般的なシングルファンと違い、吸込み用と吹出し用のダブルファン構造にすることで、モーターの回転数を抑え静音化を実現した製品です。
広い部屋でも自動首振り機能で空気の攪拌ができます。また音が静かなので寝室や子供部屋にもおすすめです。
DCエアーサーキュレーター YAR-DS18
サイズ | 約幅26×奥行30×高さ39cm |
---|---|
重さ | 約2.5kg |
モーター | DCモーター |
風量調節 | 8段階 |
送風モード | ー |
適応畳数 | ー |
首振り | 左右約50°(自動)、上下約90°(自動) |
消費電力 | 約27W |
タイマー | 8時間切タイマー(8段階) |
リモコン | 付属 |
②ボルネード 「660-JP」
一般的なサーキュレーターと違い、空気を竜巻のように強力に送り出すパワーの違いを見せつける商品です。見た目はコンパクトなのに約25mも先まで風が届き、大広間でも頼もしいくらいに効果を発揮するパワーの違いがあります。
しかもパワーだけでなく微風モードにすれば、優しいそよ風も可能です。またプロペラなどの部品は空気力学に基づいて設計されているので耐久性にも優れています。パワーの違いを感じたい人におすすめのサーキュレーターです。
ボルネード 「660-JP」
サイズ | 約幅30×奥行35×高さ38cm |
---|---|
重さ | 約3.3kg |
モーター | DCモーター |
風量調節 | 4段階 |
送風モード | ターボ |
適応畳数 | 6〜35畳、到達距離:約25m |
首振り | 上下約90°(手動) |
消費電力 | 約29W |
タイマー | 8時間入・切タイマー(各5段階)/切り忘れ防止機能 |
リモコン | なし |
③ドウシシャ 「木目調DCサーキュレーター Pieria FCV-193D」
インテリアなどに違いを求める人におすすめの人気モデルです。デザインが北欧風の木目調でおしゃれなので、近代的で無機質な機種とは違い柔らかな温かみを感じることができます。
全面のグリルにアロマを入れて送風できる特徴的な違いは、アロマ好きにはたまらない魅力を感じるモデルです。
木目調DCサーキュレーター Pieria FCV-193D
サイズ | 約幅27.5×奥行18.5×高さ35.5cm |
---|---|
重さ | 約2.6kg |
モーター | DCモーター |
風量調節 | 4段階 |
送風モード | 静音/ターボ/リズム/おやすみ風 |
適応畳数 | ー |
首振り | 左右約90°、上下約90° |
消費電力 | 約19W |
タイマー | 8時間入・切タイマー(各4段階)/切り忘れ防止機能 |
リモコン | 付属 |
④ユアサプライムス 「消臭DC サーキュレーター YCL-DJ189BFR」
消臭効果と形状の違いが目立つサーキュレーターです。サーキュレーターなのに扇風機のように背が高く高さ調節ができます。
また高性能な消臭機能を搭載しているので、洗濯物の嫌なニオイの原因となるモラクセラ菌を減少させる効果があり、ジメジメした梅雨の時期などに大いに活躍する商品です。
消臭DC サーキュレーター YCL-DJ189BFR
サイズ | 約幅29×奥行23.5×高さ62.5〜80cm |
---|---|
重さ | 約3.8kg |
モーター | DCモーター |
風量調節 | 12段階 |
送風モード | ターボ |
適応畳数 | ー |
首振り | 左右約90°(自動)、上下約90°(自動) |
消費電力 | 約33W |
タイマー | 8時間入・切タイマー(8段階)、切り忘れ防止機能 |
リモコン | 付属 |
扇風機の人気モデル4選
最近の扇風機はDCモーターが主流になっています。従来主流だったACモーターとの違いは2つ、1つは超低速回転でも安定した送風が可能なので微妙な風量調節ができること、もう1つの違いは運転音が非常に静かという点です。
①東芝「F-DLY80」
高原の爽やかな風のような肌触りの良い風を生み出す「ランダム風」や「ふわり風」モードを搭載して風の違いを追求した扇風機です。また埃がつきにくい加工が羽根に施されているので掃除や手入れがしやすくなっています。
東芝「F-DLY80」
サイズ | 352(幅)×350(奥行)×815~1,092(高さ)mm |
---|---|
羽根径 | 30cm |
風量切替 | 連続風5段階/ランダム風3段階 |
首振り | 左右約50°・75°・90° |
角度調節 | (上)20°、(下)16°/(左右)各25° |
消費電力 | 最大17W |
タイマー | (入)2・4・6時間、(切)1・2・4時間 |
リモコン | 付属 |
②バルミューダ「The GreenFan EGF-1700」
DCモーター搭載の先駆者的な扇風機で、温度センサーやリズム風などが搭載されていない、機能が非常にシンプルなのが他機種と違います。
また中間ポールを外せば卓上でも使え、バッテリー機能(別売り)を使えば停電時にも便利です。多機能ではなくシンプルな独自機能の価値の違いを見いだせる扇風機と言えます。
バルミューダ「The GreenFan EGF-1700」
サイズ | 330(幅)×320(奥行)×497〜871(高さ)mm |
---|---|
羽根径 | 30cm |
風量切替 | 4段階 |
首振り | 左右約75° |
角度調節 | (上)約19°、(下)約11° |
消費電力 | 最小1.5W、最大20W |
タイマー | (切)1・2・3・4時間 |
リモコン | 付属 |
③シャープ「PJ-N2DBG」
他の扇風機と大きな違いは、真上から下向きまでぐるりと首振りをするところです。羽根径は18cmとコンパクトで、ヘッドが大きく回るので部屋全体の空気を循環させる効果があります。またバッテリー内蔵でコードレス使用が可能や、イオンによる消臭機能が付いているなど違いがある扇風機です。
シャープ「PJ-N2DBG」
サイズ | 70(幅)×270(奥行)×550~670(高さ)mm |
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羽根径 | 18cm |
風量切替 | 8段階 |
首振り | (上)約90°・(下)約10°、左右約90° |
角度調節 | (上)約90°、(下)約10° |
消費電力 | 最小2.2W、最大14.5W |
タイマー | (入)1・2・4・6時間、(切)1・2・4・6時間 |
リモコン | 付属 |
④アイリスオーヤマ「サーキュレーターアイ STF-DC15T」
商品名のもあるように、サーキュレーターの機能を併せ持つ扇風機です。優しい微風から最大31mまで送風できるパワーがあります。エアコンと併用して活躍する扇風機です。
アイリスオーヤマ「サーキュレーターアイ STF-DC15T」
サイズ | 240(幅)×240(奥行)×600~700(高さ)mm |
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羽根径 | 15cm |
風量切替 | 10段階 |
首振り | 上下105°、左右約60°・90°・120° |
角度調節 | (上)約90°、(下)約15° |
消費電力 | 最大25W |
タイマー | (入)2・4・8時間、(切)2・4・8時間 |
リモコン | 付属 |
お部屋に合ったサーキュレーター・扇風機で快適に!
サーキュレーターと扇風機の違いについて、見た目ではわからない機能の違いや効率的な使い方などを解説してきました。また紹介した人気モデルなどを参考にして、お部屋の環境にあったサーキュレーター&扇風機で快適な生活空間をお楽しみください。
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出典:unsplash.com