はじめに:サイクロン集塵機は自作できる
安いコストでサイクロン集塵機を自作する方法
サイクロン集塵機の自作はペール缶など簡単に手に入る材料で意外と簡単にできてしまいます。ミニサイズのサイクロン集塵機の自作であれば100均の材料も使用できますのでサイクロン式掃除機本体以外の材料は数百円で完成させることも可能です。
今回は大きなサイズの据え置き型の強力サイクロン集塵機の作り方と、吸い込み力は弱いものの小さなサイズで取り回しの良い、ミニサイズサイクロン集塵機の作り方の2通りをご紹介します。
自作サイクロン集塵機の作り方を動画で確認
またこのふたつのサイクロン集塵機の自作方法は手順を文字で確認するほか動画でも作り方を確認することで、あまりDIY経験の少ない方でも作業の様子を見ながらサイクロン集塵機の自作方法を完成まで目で見て知ることができるでしょう。
作り方でわかりにくい部分があったら動画を何度か巻き戻したり進めたりしながら、作業をすすめて見て下さいね。
自作の前にサイクロン集塵機について知ろう
自作サイクロン集塵機の作り方をご紹介する前になぜサイクロン集塵機は目詰まりしにくいのか、その吸引力の理由ともなるサイクロン式の説明をご覧ください。
サイクロン集塵機の特徴
サイクロン式の掃除機といえばいつまでも吸う力が強くて掃除が楽だというイメージを多くの方がお持ちでしょう。サイクロン式という機能のために吸い込んだゴミと空気の分離ができるためこのような変わらない吸い込み力という大きな特徴が生まれます。
サイクロン集塵機の仕組み
サイクロン吸塵機は透明なタンクになっているものも少なくありません。中でゴミが回転しながら回っていますね。これこそサイクロン(たつまき)でありゴミの分離ができる仕組み。
回転することでゴミは下に落ち機械の吸い込み口には微細なちりと空気のみが吸い込まれるようになるでしょう。そのためにフィルター部分の目詰まりが格段にダウンしていつまでもよく吸い込むというわけです。
サイクロン集塵機のメリット・デメリット
サイクロン吸塵機のメリットはこれまでも何度も言及した吸引力の長持ちのほかにもシンプルな構造であるため制作費用が実はとっても安くて済むというものもあります。
逆にデメリットとしては目に見えないような微細な粉塵の除去はできないため、空気の清浄効果は薄いという点があります。これに関しては空気清浄機などとの併用をすることで解決するでしょう。
自作の据え置き型サイクロン集塵機の作り方
さてそれでは早速自作のサイクロン集塵機の作り方をご覧いただきましょう。こちらはペール缶をゴミを集めるパーツとして使用しているので、木くずもたくさん集めることができ集塵機の掃除の回数も激減するのがおすすめポイントです。
自作サイクロン集塵機に必要なもの
こちらのサイクロン集塵機の自作には金属にホース接続のための穴あけ作業があります。工具がない方は丸い穴をたくさん開けていき切り取る方法もありますので、金属カッターがない方でも最低限くぎをたくさん打って切ればOK。
最終的な見た目(内側になってしまうので見えないのですが)が気になる方は金属用のやすりなどで切り口を整えればよいでしょう。このほかホースを切るペンチやカッター・はさみ、コーキングガン・ドライバーを使います。
自作サイクロン集塵機の材料
自作とはいえサイクロン集塵機のサイクロン部分は手作りすることは難しいです。しかし市販で2-3000円程度でこのパーツだけが販売されていますので、そちらをご用意ください。
このほかサイクロン集塵機の吸い込みとなる掃除機も必要です。そのほかには掃除機とサイクロン機構をつなぐホース・隙間を埋めるためのパテ(コーキング材)が自作のために必要な材料です。
自作サイクロン集塵機の作り方手順1
サイクロン集塵機の自作手順最初はペール缶の蓋にサイクロンパーツを取り付けるための穴を開けます。サイクロン集塵機の肝ともなる場所ですが、少し大きめ程度ならあとでパテ埋めすればよいので自作ははじめての方でも心配する必要はありませんよ。
市販のサイクロンパーツにはビス止めする部分がありますのでそれ用の穴も一緒に開けてください。
自作サイクロン集塵機の作り方手順2
ペール缶にサイクロンパーツを取り付けコーキングしたらもうほぼ完成です。次にすることは吸い込みホース部分をパーツ横から出ている穴に接続。この時サイズが微妙に合わない場合はホースの連結部分を温めながら少しずつ押し込むと良いでしょう。
ここに隙間があると吸い込み効率が落ちますのでぴっちりとはまっている必要があります。
自作サイクロン集塵機の作り方手順3
最後はご用意いただいた掃除機とサイクロンパーツの上部の穴をホースで接続して完成です。これはぎゅっと押し込むことできっちり組み合わせることができるので簡単でしょう。これで自作のサイクロン集塵機は完成となります。
【作り方】ハンディサイクロン集塵機も自作できる
この自作サイクロン集塵機の特徴
こちらのミニサイクロン集塵機は何といっても小さいのが特徴。その分効率は落ちるので機能面では劣るものの何といってもホースやペール缶の代用部分の材料費が数百円で済んでしまうため、とてもローコストで作れるのが魅力です。
また金属を使っていないため工具も一般家庭であるもので代用可能。工作感覚でさくっと作れるため子どもの夏休みの工作などにもおすすめです。
自作ミニサイクロン集塵機の材料
サイクロンパーツは必要とせず動画では安価なハンディクリーナーを掃除機部分として使用しています。ホームセンターなどでどこでも手軽に購入可能の材料であることも嬉しいですね。
このほか蓋ができるプラスチックの容器2個(大きさが違うもの)・ホースの代用として給油ポンプのホースを切って使います。
自作ミニサイクロン集塵機の作り方概要
こちらの作り方は市販のサイクロンパーツを使わないのでたつまきが起こるように風をななめにプラスチック容器の外側に当てるように出さなければいけません。そのため掃除機とホースの接続部分がななめになることに注意すれば、あとは大きなものを作るのとほぼ一緒です。
またこちらはパテやコーキングはせず100均などでも手に入るグルーを使って隙間を埋めたり接続したりしています。こちらも手軽にできてよいですね。
まとめ:自作サイクロン集塵機もDIYする
自作すれば安くサイクロン集塵機が手に入る
現在使っていない掃除機や中古で安い掃除機を買ってくれば、とても強力で目詰まりしづらく吸引力が長持ちするサイクロン集塵機を自作するのは簡単です。特にこれから木工用の機械を導入したい。
木くずがたくさん出て掃除が大変そうだなと思っているという方はサイクロン集塵機を自作してみてはいかがでしょうか。またそれほど大きなものは使う予定はないけれど、工作として面白そうだと感じたらミニサイズのものにチャレンジしてみるのもおすすめですよ!
自作サイクロン集塵機が気になる方はこちらもチェック
今回はサイクロン集塵機の自作でしたが暮らしーのDIYカテゴリにはこのほかにもたくさんの自作DIYのアイデアやヒント記事をご用意しています。サイクロン集塵機のほかにも生活が便利になるツールやインテリアの作り方が知りたい方はこちらも是非見てくださいね。
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出典:photo-ac.com/