ディッキアの育て方は簡単!
「家に観葉植物を置いて、緑を楽しみたい」と思った時におすすめなのがディッキアです。家の中でも簡単に育てられるので、庭のないマンションの観葉植物として取り入れるのにもぴったり。緑のある生活を気軽に満喫できます。
ポイントを押さえてディッキア栽培を楽しもう
ディッキアがスクスク育つようにするためには、育て方のコツを把握しておくことが重要です。育て方を間違えると水不足で枯れる事態に陥ったり、思ったように大きく育たなかったりといったことが起きやすくなります。
本記事では、ディッキアの育て方のコツをご紹介。観葉植物初心者でも簡単に実践できるコツを集めたので、ぜひ参考にしてみてください。ディッキアを大切に育てていきましょう。
ディッキアの育て方のコツ8選
ここからは、緑豊かな生活を楽しむために役立つディッキアを育てるコツを解説していきます。ディッキアに合わせた環境作りを心がけ、問題なく育つように工夫してみてください。
ディッキアの育て方のコツ①:植え替え時期は春
ディッキアの基本的な植え替え時期は、春です。気温が高くなる時期を選んで植え替えをすることで、ディッキアが育ちやすくなります。逆に、寒い時期に植え替えをするとディッキアが弱る原因になるので、注意をしてください。
時期を間違えると枯れる可能性も高まるので、春の訪れを待って植え替えをするようにしましょう。春が来るまでは、園芸店などで好みの植物を見てイメージを膨らませてはいかがでしょうか。
ディッキアの育て方のコツ②:用土にこだわる
ディッキアを植え替えられる時期が訪れたら、必要なものを揃えていきましょう。鉢やスコップといった基本的な道具の他に、用土を準備する必要があります。
用土は、植物が育つ土台となる重要なポイントです。それぞれの植物によって、最適な用土は変わります。用土が合わないと、植物は育ちにくくなる場合があるので、こだわってください。
適度に水を蓄えられる用土を準備
ディッキアは、比較的水が好きな植物です。そのため、水を蓄えやすい用土を準備するのが基本。多肉植物に使う専用の土だけだと、乾燥し過ぎてしまうことがあるので、赤玉の入った土を混ぜるのがおすすめです。
多肉植物専用の用土と赤玉の土を同じ分量混ぜましょう。これで、ディッキアにぴったりな用土のできあがりです。もし、育てている間に乾燥が気になったら赤玉の土を増やし、水を溜め込み過ぎているなら多肉植物専用の用土を増やしてください。
ディッキアの育て方のコツ③:植え替えは丁寧に
必要な用土を揃えたら、いよいよ植え替えに入ります。園芸店で購入したディッキアの苗をポットから取り出したら、丁寧に根元をほぐして余分な土を落としてください。力を入れすぎると根が傷つく原因になるので注意が必要です。
手でほぐすのが難しいときは、割り箸が役立ちます。割り箸の先端でつつくようにして、ほぐしましょう。もし、根が長すぎる場合は少しカットしておくことも大切です。
鉢に土を入れて植え替える
事前に準備しておいた用土を鉢の中に入れます。この時、3分の2を目安に入れるのがコツです。用土を入れすぎると、水をあげた時に溢れ出るリスクがあります。水が溢れ出るのと同時に用土も流れてしまうので、鉢いっぱいまで用土を入れないようにしてください。
用土を入れた鉢にディッキアの根元をそっと入れ、上から用土をかぶせます。根が見えなくなるくらいまで用土をかぶせたら完了です。
直射日光を避けて6日間置いておく
鉢に植え替えたディッキアに、すぐに水やりをする必要はありません。用土に根が定着するまで待ちます。すぐに水やりをすると根腐れをする原因になるため、気をつけましょう。
直射日光が当たらない場所に6日間ほど置いた後に、水やりをしてください。鉢の下から水が出てくるくらい、たっぷりを水をあげます。
ディッキアの育て方のコツ④:水やりは季節で変える
水やりの量は、季節によって変えるのが植物を育てるための重要なコツです。気候状況によって土の乾燥具合は変わるので、常に一定の頻度で水をあげていると、根腐れをする原因になります。
特にディッキアは内部に水を溜め込む性質があるので、頻繁に水やりをすると腐る可能性が高いです。逆に水不足になれると枯れることになってしまうため、その時々の状況に合わせて、最適な水の量に調整をしていきましょう。
春夏は2週間に1回、秋冬は月に1回
気温が上がりやすい春から夏にかけては、用土が乾燥しやすくなります。乾燥状態が長く続かないように、春夏は1〜2週間に1回の頻度で水やりを行ってください。
秋から冬にかけては気温が下がり、用土は乾きにくくなります。春夏と同じ頻度で水をあげていると根腐れするため、秋冬は1ヶ月に1回を目安に水やりをするのがおすすめです。
土に触って乾燥具合をチェック
同じ季節であっても、湿度や天気によって用土が乾燥するスピードは変わります。そのため、機械的に「春夏だから2週間に1回水やりをする」と決めるのではなく、用土の様子を確認して水を上げることも大切です。
水やりのタイミングが訪れたら、用土に触れてみましょう。指を少し入れ込むようにした時に、完全に乾いているようなら水やりをします。もし土が湿っているなら、まだ水やりをする必要はありません。
ディッキアの育て方のコツ⑤:日当たりの良い置き場所を選ぶ
順調に育てるためには、ディッキアに適した環境に置いてあげることが大切です。日当たりが良く、暖かい置き場所を選びましょう。ただし、直射日光が当たる置き場所で栽培するのはNGです。直射日光は枯れる原因になります。
カーテン越しに太陽の光が当たる場所がディッキアには最適です。部屋の中で日当たりの良い場所を探して、栽培をしてみてください。適度に太陽の光が当たっていれば、特別なことをしなくてもスクスクと育ってくれます。
湿度の高い場所は避ける
湿度が高く、ジメジメとした場所は栽培に適しません。水が用土にたまりやすくなり、根腐れする可能性が高まります。洗面所などの水回りに置くのはやめておきましょう。風がよく通り、湿度が高くなりにくい場所を選ぶことが大切です。
ディッキアの育て方のコツ⑥:肥料を適度にあげる
ディッキアは、たくさんの肥料をあげなくても自力でしっかりと育つ力を持っています。そのため、基本的には肥料をあげずに育てても大丈夫。肥料をあげるとしたら、成長スピードが上がる春から夏にかけて1ヶ月に1回を目安にあげるのがおすすめです。
ただし、肥料をあげすぎると株が広がって大きくなりすぎることがあるので、注意してください。ディッキアの様子を見て、元気に育っているような肥料をあげる必要はありません。
ディッキアの育て方のコツ⑦:様子を見て剪定
順調に生育していくと、ディッキアの葉は広がっていきます。広がり過ぎたら、様子を見て剪定をするのがおすすめです。はみ出た部分を切り取り、形を整えてください。
もし、自然なままの姿を楽しみたいのであれば剪定をせずに育てる、という方法もあります。大きくなるにつれてワイルドな姿を見せてくれるのも、ディッキアの魅力です。部屋のインテリアや、好みに合わせてディッキアの形を決めましょう。
ディッキアの育て方のコツ⑧:大きくなったら鉢を変更
ディッキアが大きく成長し、現在の鉢には収まりきらないようになったら鉢を変えましょう。小さな鉢のままだと根詰まりを起こし、生育が悪くなります。ひと回り大きいサイズの鉢を準備してください。
鉢に用土を入れ、ディッキアの根本を入れ込み、上から用土をかぶせたら完了です。6日ほど放置し、水やりをしましょう。
株分けしよう!ディッキアの増やし方
ディッキアは、順調に成長していくと株分けができるようになります。大切に育てたディッケアを株分けして、増やすための簡単な方法をチェックしていきましょう。
株分けの増やし方①:小さい株が出ているか確認
株分けできるか否かの判断は、小さな株が生えているかどうかを確認するのがポイントです。大きな株をよく見てみると、脇から小さな株が出ていることが分かります。これを株分けすることで、ディッキアを増やすことが可能です。
株分けの増やし方②:小さな株を切り離す
小さな株を見つけたら、それを切り離しましょう。小さな株を外すときは、なるべく根がついていた方が良いですが、難しい場合は根がなくても大丈夫です。
また、取り外した株は乾燥させる必要はありません。ディッキアは水が好きな植物なので、乾燥させることで株が弱る可能性があります。早めに土に植えて、増やすのがポイントです。
株分けの増やし方③:株を土に植える
小さな株を取り外した後は、普段使用しているのと同じ土を使って株分けを行います。鉢植えの3分の2くらいまで土を入れたら株を入れ込み、根元に土を被せてください。そのままの状態で6日ほど置いておき、水やりをします。
後は、通常の育て方の通りに水やりを行えばスクスクと育っていくでしょう。ディッキアはとても簡単な増やし方で増やせるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ディッキアで観葉植物を楽しもう
ディッキアは、植物を初めて育てる方でも気軽にチャレンジできる品種です。最適な環境を整え、水不足にならないようにお手入れすることで、順調に育ってくれます。
暖かく日当たりの良い置き場所を選んだり、弱っているようなら肥料をあげたり、様子を見ながら育てていけば、ディッキアは元気な姿を見せてくれるでしょう。小さな株が出てきたら、株分けをして増やすのもおすすめです。ディッキアを大切に育てて、緑豊かな時間を楽しんでください。
ディッキア以外の観葉植物が気になる方はこちらをチェック!
ディッキア以外にも、魅力的な観葉植物はいろいろあります。関連記事ではおすすめの観葉植物についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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