撥水性はなくなるの?疑問を徹底解決
雨の日に欠かすことのできない傘ですが、長く使っていると水滴が染みてくることがあります。これは、もともと販売時に加工されていた撥水が剥がれていき、最大限の力を発揮できなくなっているからです。
中には、傘を捨ててしまうという人もいるかもしれません。しかし、撥水は手入れをすることで、復活させることが可能です。手入れ方法や持続させるやり方について掘り下げていくので、ぜひそちらをチェックしてみてください。
愛着にあるアイテムに最適
使わなくなってしまったお気に入りの傘も、雨の日に活躍してくれること間違いなしです。しっかりと手入れを行い、愛用している傘をより長持ちさせましょう。長く使っていると、どうしてもアイテムに負担がかかってしまいます。
しかし、定期的に手入れを行っていれば、普通に使っている時よりも長持ちしてくれるでしょう。撥水性があれば、突然降ってきた雨にも即座に対応できます。傘を携帯している人も、参考にしてみてください。
傘の撥水を復活させるためには
まずは、無くなった撥水を取り戻すやり方について触れていきます。方法はいくつかあり、それぞれ効果の出方やかかる時間、注意点が異なるため、自分に合ったものを見つけることを重視してください。
中にはすでに効果が出ない段階にまで剥がれが進行しているものも。そのため、持っている傘の状態を見極める力も大切です。見極めつつ、紹介する方法を実践してみてください。効果がない場合は、いくつか併用するのもおすすめです。
①防水スプレーでコーティングする
効果的に撥水性を戻したい場合、防水性のあるスプレーが候補として挙げられます。撥水の復活を目的として作られた商品のため、大きな効果を期待できる方法です。ただし、スプレーは乾燥させるために時間がかかるので、時間があるときに行いましょう。
スプレーから出た撥水の素となる成分が周りにつく可能性もあるため、屋内ではなく外での使用をおすすめ。一度なくなった撥水を再度取り戻すので、傘の使い心地も新品同様です。
専用のものがおすすめ
お店に足を運ぶといろいろな商品があって、どれを買っていいのか迷う人も多いはず。そんな時は、雨に濡れることを前提に作られた商品を選んでください。ほとんどの場合、傘にも使用可能です。基本的にどれも使い方は同じで、撥水性に多少の違いが見られます。
普段使っているアウトドアメーカーや知っているメーカーのものから試すと安心です。いくつか購入しておいて、防水性を見比べるのもおすすめ。最適な商品を見つけられます。
②熱を適度に当てる
広範囲に対して一気に熱を与えるなら、どんな自宅にもあるドライヤーを使うのがおすすめ。初めはドライヤーのヘッドを外し、弱い風が傘全体に行きわたるように配慮しましょう。
簡単に真似できる方法ではありますが、傘の撥水に対してはあまり効果を得られない場合が多いです。そのため、ヘッドをつけてから再度徐々に動かしていき、傘に対して丁寧に熱を加えてみてください。傘にコーティングがあれば、うまく撥水してくれます。
離しながら行う
撥水を戻したいからと言って、傘に対して直接ドライヤーを当ててしまう人がいます。しかし、近くすればするほど撥水が戻るというわけではなく、反対に傘にダメージを与えてしまう可能性が出てくるので、間違えないでください。
最低でも、数cmは距離を保ちましょう。また、傘から距離を取ることで均一に熱が与えられ、ヨレを伸ばせるというメリットも期待できます。効果が得られないなら、距離を少し近づけてみてください。
③スチームを効果的に使う
普段からシャツやジャケット、ブラウスを着ている人は、衣服用のアイロンを持っているはず。一見傘の撥水とは何ら関係ないアイロンですが、短時間で熱を与えることで撥水を取り戻すことができます。
大きさによっては開いたまま利用できるため、細かい部分の撥水が気になる人に最適です。ただし、傘の全面に熱を与えるには時間がかかるほか、使い古した傘の場合、効果が最大限に発揮されないこともあります。
傘のシワを伸ばせる
少し手間のかかるアイロンですが、傘についてしまったヨレやシワを解消できるメリットがあります。特に折りたたみ傘は使っている期間が長くなるにつれて、徐々に折り目が深くなっていくことでしょう。
シワはあるだけで使い古したイメージを与えてしまうため、ない方が良いです。スチームでもこのメリットを得られるため、折りたたみ傘を使っている人は、ぜひシワを伸ばせるという点でも取り入れることをおすすめします。
復活させた防水性を持続させる方法
一度取り戻した撥水ですが、また同じように使っていると失うことは避けれません。なので、コーティングする機会を減らすためにも、復活させた防水性を持続させることがとても重要です。
ここからはお気に入りの傘を愛用できるように、持続について掘り下げていくので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。物を長く大切にする糸口を見つけることができます。
①汚くなった部分を洗い落す
雨は一見普通の水と同じように見えますが、実際は違います。汚れがたくさん含まれているため、乾燥すると表面に汚れが付く原因に。手入れでは、この汚れを綺麗に落とす必要があります。
落とす際は、屋外にあるホースを使うのがおすすめです。しかし、家庭によってはない場合もあります。その場合はお風呂にあるシャワーを使うと広範囲に水をかけられるので、時短を求める際にピッタリですよ。
②ついた水分を乾燥させる
汚れを綺麗に落とすことができたら、次はついた水分を乾燥させましょう。乾燥させるときはアイテムを使えますが、晴れた日に外に放置します。この時、ベランダの端で乾かすことが重要です。
雨の日に外に出すと湿気に影響され、水分が蒸発しないことも。そのため、必ず晴れた日に行うようにしてください。昼間から外に出しておけば、夕方になるころにはカラッと乾いています。部屋の中に取り入れるのを忘れないようにしてください。
傘を復活させる際の着目点
上記では、撥水がなくなったときの対処法についての詳細を解説しました。ただし、作業に取り掛かるのはもう少し待ってください。何かを施す際、複数注意点があります。
ここからは撥水を取り戻すときの注意点をいくつか掘り下げていくので、確認を行いましょう。事前に知っていれば、作業時の大きな失敗を防げます。一度ダメになったものはもとに戻せないため、必ず手順を確認しながら行うようにしてください。
加工が剝がれていると戻らないこともある
ドライヤーやアイロンを使った際、傘の撥水が戻らないこともあると掘り下げています。これは、傘にもともとついていた撥水性のある加工が剥がれてしまっているからです。初めからあるものが消滅した時、うまく機能が発揮されず、傘に水が吸収されることに。
対処法を試しても撥水が取り戻せないのであれば、加工をもう一度行うようにしてください。売られているスプレーを使えば、自分でもコーティングができます。
熱を与えすぎると傷む可能性大
掘り下げたものの大半は、傘に対して熱を与えます。傘の性質によっては熱を与えることが可能ですただ、熱を加えすぎるのは、傘に傷みが蓄積する可能性を広げることでもあります。
近距離になるのを意識するほか、長時間使用することも極力避けてください。どんなことでもしすぎると逆効果になります。撥水を取り戻したい場合は、短時間を何度も繰り返すようにしましょう。
ビニール傘には対策を行わない
先ほど解説した撥水の取り戻し方ですが、どれもビニール傘に対しては行わないでください。ビニール傘はもともとコーティングがないため、熱を与えると縮んだり、最悪の場合破れることもあります。
スプレーのときだけは、専用のものを使えば問題ありません。長く使っていると撥水が剥がれる可能性も否定できないので、必ず注意点を守りながら撥水を復活させるようにしてください。
ムラのないように気を付ける
撥水がもとに戻ったからと言って、雑に行ってしまう人も。気持ちが大きくなることは問題ないのですが、それが撥水にムラを与える結果になる可能性も少なくありません。
なので、ムラにならないように気を付けてください。ムラになると作業をした時間が無駄になり、傘には雨が染みてきます。中には面積が広い場合もあるので、自分の持っている傘のサイズを確認しながら取り掛かるのが重要。
一ヵ所に集中させない
どのやり方にも言えることですが、一ヵ所には集中させないようにしましょう。一ヵ所にだけ熱を与える、一ヵ所にだけスプレーを吹きかける行為は、傘がさらに傷みが進行します。
一度ダメージを受けた傘は復活することはなく、手をかける前よりもひどい状態になることも。特に、加工などを行ったことがない人は、上記で紹介した説明や注意点をよく読みながら行うことをおすすめします。
撥水復活で元の傘を取り戻そう
傘は、雨の日の外出が可能に。人生で使ったことがないという人がいないくらい優秀で、携帯できる傘を常備している人もいるでしょう。しかし、使っているとどうしても撥水面で気になることが出てきます。
紹介した方法で確実に撥水が取り戻せる保障はありませんが、コーティングならどんな傘でも効果が絶大です。自分でも行えるものなので、傘の撥水でお困りの方は、方法をチェックしつつ、真似してみてください。
撥水が気になる方はこちらもチェック!
初めて撥水加工を施す際、不明な部分が出てくることも。また、どの道具を使っていいのか迷うという人もいるはず。参考になる記事があれば、迷うことなく購入可能です。
特に、表面の加工を自分で施すのなら、事前におすすめの商品ややり方を知っておく必要があります。傘だけでなく、靴や車なども防水性が求められることが多いです。
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