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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~絶景・温泉・グルメで山形の春を満喫!

春の山形県を観光してみませんか?まだ頬をさす冷たい風が吹く山形県ですが、遅い春の訪れを感じられる素敵なスポットがたくさんあります。今週は春の山形県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。絶景、温泉、グルメとお楽しみいろいろです。どうぞご覧ください。
2021年4月7日
iiyudana
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ドライブ旅で山形の遅い春を感じよう!

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は春の山形を巡るドライブ旅をご紹介します。旅の主な舞台となるのは山形県山形市です。山形県の名所「蔵王」周辺は春の訪れが遅く、平地で桜が満開になるころにようやく雪解けの時期を迎えます。残雪の綺麗な山々を眺めながら一日ドライブ旅をエンジョイすることにしましょう。

観光のスタートとなるのは東北自動車道「白石IC」です。宮城県側からのスタートとなりますが、ドライブで山越えをして山形市内を観光して歩きます。絶景、温泉、グルメと目の離せない魅力の観光コースとなっています。

ドライブ旅の行程をご紹介

今週のドライブ旅の行程を紹介しましょう。まず宮城県と山形県県境の山岳道路をドライブして春ならではの体験を楽しみます。次にその山岳道路と交わる有料道路をドライブして絶景スポットを見学します。午前の部の最後は山を下りで蔵王温泉へと車を進めて温泉街で名物グルメのランチを食べます。

午後の部の最初は蔵王のワイルドな共同浴場で温泉を満喫し、ひと風呂浴びた後は温泉街を出て名物グルメのお店でヘルシーなおやつをいただきます。ブレイクタイムを過ごした後は山形駅近くの高層ビルから素晴らしい景色を楽しみ、最後は名物グルメのディナーを食してドライブ旅を締めくくります。

春限定の雪の回廊をドライブしよう!

出典:ライター撮影

蔵王エコーライン

まず最初は宮城県と山形県を結ぶ山岳道路をドライブしましょう。この道路は宮城県蔵王町と山形県上山市を結ぶ全長約6キロメートルの道路で、冬は積雪のため11月初めから4月下旬ごろまで通行止めとなっています。

標高の高い場所を走るため冬は積雪量の多さが半端でなく、春の開通のために除雪が行われると雪が高い壁となって回廊をつくりだします。年によっても異なりますが高い場所では9メートルほどの高さになる場所もあり、車で走ってみるとまるでトンネルの中を走っているような気分になりますね。雪の回廊は蔵王の春の名物になっています。

開通後すぐがおすすめ!

その年の積雪量によって開通の時期がずれることがあるため、地元の観光協会などに問い合わせするのがベストです。雪は徐々に解けていくため高い雪の壁を見たいなら開通してすぐの時期がおすすめですね。近年は温暖化の影響もあり雪の回廊を見ることのできる時期が短くなっています。

ただ、春とはいってもまだ蔵王エコーライン周辺は朝晩の冷え込みが強く凍結の恐れがあるため、雪の回廊が楽しめる時期は夕方5時から翌朝8時までは通行不可となっています。春の時期にしか見られない独特の景色をぜひ堪能してみてください。

観光スポットは宮城のココ!

蔵王エコーライン

  • 住所
    宮城県刈田郡蔵王町/山形県上山市
  • 電話番号
    0224-34-2725
  • アクセス
    東北自動車道「白石IC」より30分

神秘的な景色に感動

出典:ライター撮影

御釜


雪の回廊をドライブした後は神秘の湖にアクセスしてみましょう。蔵王エコーラインの途中から有料の山岳道路「蔵王ハイライン」に入り、そのまま5分ほどドライブすると御釜の駐車場に到着します。

御釜は3つの山に囲まれた火口湖で、湖面は綺麗なエメラルドグリーンの色をしています。太陽光の当たり方によって微妙に色が変化する景色が神秘的ですね。神秘的なのは湖面の綺麗な色だけでなく湖の水の構造も大変不思議です。湖面から十数メートルの深さまでは冷たい水ですが、それ以上深くなると今度は水温が高くなります。

寒さ対策を万全に!

駐車場から御釜までは階段状の散策路や岩だらけの斜面を歩いていくことになります。ハイヒールでの歩行はとても危険なため、スニーカーなどの歩きやすい靴が必須となるでしょう。

また、標高が高いため春の時期はまだ寒さが厳しく、景色は綺麗ですが寒風が吹きすさぶ日も多々あります。桜が咲いている山の麓とは全く異なる気象条件のため、観光の際には必ず真冬の服装を持参するようにしましょう。駐車場の近くにはレストハウスがあり、食事をしたり、休憩をとったり、お土産を購入したりできます。こちらで暖をとりながら観光を楽しんでみてください。

観光スポットは宮城のココ!

蔵王の御釜

  • 住所
    〒989-0916
    宮城県刈田郡蔵王町蔵王国定公園内
  • 電話番号
    0224-34-2725

蔵王の名物グルメに舌鼓

食事処とみたや

蔵王の名所を観光した後はランチタイムといきましょう。御釜から30分ほどドライブするとランチスポットに到着します。蔵王の名物グルメといえば「ジンギスカン」ですね。蔵王はこの名物グルメの発祥の地として知られています。

昭和初期の時代に山形では羊毛用の羊が多く飼育されていていましたが、綿羊協会の会長であったひとりの人物が技術交流の目的でモンゴルに渡った際に、円盤の形をした鉄兜の上で羊肉を焼いて食べていたのを目にして食用としての羊に注目することとなりました。時代とともに羊毛の価値が低下して、羊の利用目的はニット用から食用へと変化しました。

リーズナブルに名物グルメを堪能

食事処とみたやは山形県を代表する名湯「蔵王温泉」の温泉街にある食堂で、山形県の名物グルメのひとつ「鳥中華」が有名です。しかし、ジンギスカンの定食も外せないグルメとなっていて、しかも肉も野菜もボリュームがあってリーズナブルにいただくことができます。

羊肉独特の臭いもなく非常に美味しいジンギスカンですね。お店の人も親切で焼き方などを丁寧に教えてくれます。鳥中華も食べたいところですが、ジンギスカンだけで間違いなくお腹がいっぱいになるに違いありません。せっかく蔵王温泉を訪れるならぜひ名物グルメでランチを盛り上げましょう。

観光スポットは山形のココ!

食事処とみたや

  • 住所
    山形県山形市蔵王温泉903-4
  • 電話番号
    023-694-9436
  • 営業時間
    11:00~19:00
  • アクセス
    山形自動車道「山形蔵王IC」より25分

蔵王温泉の名物風呂を体験

出典:ライター撮影

蔵王温泉 大露天風呂

絶品名物グルメを堪能した後は名湯を満喫しましょう。とみたやから3分ほどドライブした場所にある温泉露天風呂に移動します。この露天風呂は共同浴場という位置づけの施設で、渓流のせせらぎを感じながら野趣溢れる湯船に入浴できるのが魅力です。

温泉はもちろん蔵王温泉ならではの強酸性の温泉で、大量の温泉がパイプを伝って湯船にかけ流しされています。大きな岩を配した湯船は緑の木々に囲まれていて、温泉街にあるいくつかの公衆浴場とは一線を画すお風呂となっていますね。冬季は閉鎖となっているので春のこの時期がオープンとなります。


野天風呂の雰囲気を満喫しよう!

自然の風景の中にワイルドな湯船がよくマッチしていますね。石鹸やシャンプーなどが使用できませんが、ペーハー値1.9と酸性度が非常に高いため、殺菌力があって擦らなくても体の汚れが落ちてしまいます。

非常に大きな露天風呂のため入浴客のキャパシティもかなりのものですね。ぜひ恥ずかしがらずに大胆に入浴を楽しみましょう。温まり方が半端でないため長湯は禁物です。湯船の周りには休憩できるスペースがあるので、湯あたりしないよう体の火照りを冷やしながら入浴することをおすすめします。

観光スポットは山形のココ!

蔵王温泉大露天風呂

  • 住所
    山形県山形市蔵王温泉
  • アクセス
    山形自動車道「山形蔵王IC」より35分
  • 電話番号
    023-694-9417
  • 営業時間
    6:00~19:00

山形の名物グルメでブレイクタイム

出典:ライター撮影

千歳山こんにゃく店

温泉を満喫したなら今度は軽めの山形グルメをいただきましょう。大露天風呂から30分ほどドライブした場所にある千歳山こんにゃく店に向かいます。全国の都道府県庁所在地の中でこんにゃくの年間支出金額が最も多いといわれているのが山形市です。

特に丸いこんにゃくを串に刺した玉こんにゃくは有名なグルメで、県内のさまざまな場所で販売されているのを目にしますね。千歳山こんにゃく店は山形市内でも有名なこんにゃく専門店で、こんにゃく商品の販売のほか店内でいろいろなこんにゃくグルメを味わうことができます。

ジャンボな玉こんにゃくは必食のグルメ

観光客が目当てにやってくるのが大きな丸いこんにゃくが3つ串に刺さった玉こんにゃくです。地元の醤油を使ってじっくりと時間をかけて煮込まれたこんにゃくは、味がしっかりとしみ込んでいて絶品です。和がらしをつけるとより美味しくいただけますね。古民家風のレトロなお店で味わうとまた格別の味わいです。

店内には小上がりもあってそこでこんにゃくを食材としたさまざまなグルメを食すことができます。ステーキやスパゲティ、刺身など驚きのこんにゃくグルメが目白押しですね。日持ちするこんにゃくは観光土産にもぴったりでしょう。

観光スポットは山形のココ!

千歳山こんにゃく店

  • 住所
    山形県山形市松山3-14-1
  • 電話番号
    023-623-6669
  • 営業時間
    11:00~18:00
  • アクセス
    山形自動車道「山形蔵王IC」より4分

展望室から絶景を眺めよう!

霞城セントラル

名物グルメに舌鼓を打った後は山形市のランドマークから綺麗な景色を眺めてみましょう。千歳山こんにゃく店から15分ほどドライブすると霞城セントラルにアクセスできます。高さ約115メートル、地上24階、地下2階の建物で山形市内では一番の高さを誇っています。

飲食店やオフィス、観光案内所や行政サービスの窓口などさまざまな施設が入居していますが、この建物の24階に綺麗な景色が楽しめる展望ロビーがあります。誰でも自由に景色を楽しめるのがいいですね。営業時間中はいつでも無料で景色を眺めることが可能です。

昼間の景色も夜の景色も最高

霞城セントラルの周囲には高層ビルがないため、展望ロビーからの眺めは最高ですね。昼間は綺麗な山並みと山々に囲まれた山形市の市街地の景色が一望できます。春のこの時期なら桜の名所にもなっている近くの霞城公園の景色も楽しめるに違いありません。

また、夜の時間帯には綺麗な市街地の夜景を眺めることも可能で、デートのカップルにはまさにぴったりなスポットになっています。綺麗な景色を独り占めできるレストランもあるのでおすすめですが、今回のドライブ旅ではディナーを別の場所に移動して楽しみます。


観光スポットは山形のココ!

霞城セントラル

  • 住所
    山形県山形市城南町1-1-1
  • 電話番号
    023-646-7272
  • 営業時間
    7:00~22:00
  • アクセス
    山形自動車道「山形中央IC」より10分

ディナーもやっぱり山形の名物グルメ

出典:ライター撮影

山形肉問屋センター

ランドマークで綺麗な景色を堪能した後はドライブ旅の最後を締めくくるディナースポットへと参りましょう。霞城セントラルから4分ほどドライブした場所にある山形肉問屋センターで山形県の名物グルメを味わいます。

山形産の食材を使った美味しいもつ焼きが人気の居酒屋で、備長炭で焼き上げているため風味も味も絶品です。地酒と一緒にいただきたくなりますが、ドライブ旅で味わいたいのはこのお店で提供されているそばと牛丼です。お酒をオーダーしなくてもこの名物グルメを食べることができるのが嬉しいですね。

そば&牛丼でオーダーしよう!

そばと牛丼のセットをオーダーすると両方の味を確かめられます。山形グルメといえばそばは欠かせませんが、こちらの居酒屋でいただくそばもなかなかの味わいです。セットで注文したそばは土鍋風の不格好な器に盛られていて、ワカメと天かす、ネギというシンプルな具材でいただきます。冷たいつゆでいただくと滑らかな舌触りが最高ですね。

このそばをすすりながら食べる山形牛の牛丼も絶品で、甘めの出汁で味付けされた牛肉はうま味たっぷりです。必ず店内に漂うもつ焼きのいい匂いにそそられるので、そちらも2,3本オーダーしてみてはいかがでしょうか。
 

観光スポットは山形のココ!

山形肉問屋センター

  • 住所
    山形県山形市幸町1-4 駅南ビル1F
  • 電話番号
    023-633-7355
  • 営業時間
    11:30~21:00
  • アクセス
    山形自動車道「山形中央IC」より20分

春の山形に出かけよう!

出典:ライター撮影

今週は春の山形県を巡るドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか?春の時期にドライブ旅を計画すれば、雪の回廊などこの時期にしか見ることのできない景色を堪能することができます。ぜひ本記事を参考にして遅い春の訪れを感じる山形にお出かけしてみてください。