はじめに:アイビーの育て方を知ろう
へデラでも知られるアイビーの育て方を解説
アイビーはへデラとも呼ばれるヨーロッパ等が原産地の観葉植物です。この原産地の中にはアジアも含まれるため日本の気候でも庭に地植えにして育てることができるでしょう。
葉の姿や色に人気があるだけでなく屋外で育てるのはもちろん室内に入ってくる程度の日光でも枯れにくく管理しやすいところも、グリーンインテリアとしてこのアイビー(へデラ)を育てる人が多い理由となっています。
アイビーの特徴や耐寒性も紹介
地植えでベランダのプランターで・鉢植えにして窓際に置いても素敵なアイビーの冬越し注意点や剪定の仕方・それを利用してできる挿し木での増やし方をお手入れの時期順に並べて育て方を解説していきます。
これからアイビーをはじめて育ててみたいという初心者の方でも、困ることなく栽培方法を知ることができるでしょう。
アイビーの基本情報と特徴
育て方の前にまずはアイビーの基本情報や特徴をご紹介します。これらを知っておくことで、ちょっとした栽培方法や飾り方で悩むことが減るからです。どんな植物を育てる前にも知っておくと後で役に立つでしょう。
アイビーの原産地や育て方難易度
科・属 | ウコギ科キヅタ属 |
原産地 | 北アフリカ・ヨーロッパやアジア |
英語名/学名 | Ivy/Hedera |
育て方難易度 | 初心者向け観葉植物 |
アイビーの特徴
アイビーの見た目の特徴といえばハート型をしたかわいらしい葉と、しだれるように垂れ下がるツル性の植物であるというところでしょう。葉は緑色のものと斑入りの種類がありますが、栄養不足などにより斑は消えてしまうこともあるのが育て方注意点です。
室内だけでなく屋外での冬越しも容易なのは、この植物が冬の気温でも平気な高い耐寒性を持つという特徴によるところで、庭に植えて壁や塀・ラティスなどに絡ませて飾りたいという方でも気温を気にせず冬越しさせることができます。
初心者でも簡単にできるアイビーの育て方
それでは早速アイビーの育て方を順を追って見ていきましょう。アイビーは栽培が簡単な観葉植物のひとつ。鉢植えに仕立てられたものやポット植えの小さな苗で購入して育てていくことになります。
アイビーの日当たり
アイビーも多くの植物同様日当たりのよいところが大好きです。観葉植物は葉の美しさが株の良さを見分けるポイントともなりますが、アイビーは日本の厳しい真夏の直射日光にあたっても葉焼け(日光によって葉がチリチリと縮れたり色が変わったりする不都合な現象)を起こしにくいため、日当たりが良ければ良いほど植え付け場所に向いています。
アイビーの土
アイビーを庭に植える場合は硬い土を掘り起こし腐葉土などを混ぜ合わせて柔らかくするだけでも根付くので土に関してはあまり気にする必要はありませんが、アイビーに向いた土に植え付けることで斑入りのものはよりきれいな発色が期待でき植物の健康にも良いことがたくさんあります。新しく土を買う場合は観葉植物用の培養土が簡単でおすすめです。
アイビーの植え付け植え替え
鉢植えで購入した株を庭に植え替えたいと思ったときや、大きくなって鉢がきゅうくつそうになったら植え替え時期といえます。アイビーは真冬意外であればどの季節に植え替えしてもOKで、これもアイビーが誰にでも簡単に育てやすいといわれるゆえんです。
先程ご紹介した土を用い、鉢植えならば下から鉢底ネット・鉢底石・培養土と重ねることで水はけよく根腐れなど病気の心配からも守ってくれるよい環境を作ることができます。
鉢植え植え替え時期の目安となるサイン
室内で育てられることも多いアイビーですが、初心者の方は特に鉢増し(鉢の植え替え)時期に気づかずお世話の手間を増やしている方も見受けられます。
鉢が根でいっぱいになると水やり頻度も増えますし育てていても全然大きくならなくてつまらないということにも。底から覗いて根が見えてる・水をあげてもすぐ乾くなどが鉢増し時期のサインです。
アイビーの日常管理
日常管理とは水やりや肥料やりや害虫対策なども含みます。アイビーは比較的乾燥には強い方の植物ですが地植えでない場合はあまりからからに土を乾かしすぎないよう鉢を持ち上げて見て軽くなったと感じたら水やりしてください。
おすすめの肥料と害虫駆除対策
アイビーの肥料は100均などにも売られている観葉植物用の鉢に差す簡単な液肥などで十分。与えすぎると大きく成長しすぎて室内管理するのに剪定などが必要になるからです。
害虫はアブラムシと夏のハダニに注意して見つけたら捕殺する・シャワーを掛けて洗い落とす等対処しましょう。
アイビーの特別なお手入れ
アイビーはそのツル性の性質により円形や画像のようなハート型の支柱にからませてトピアリーのような使い方ができます。これには多少の剪定も必要となるため、お手入れに慣れてきたらチャレンジしてみてください。
簡単なアイビー剪定のやり方
剪定におすすめの時期は春-秋までの成長期で、アイビーのつるを支柱にからめながら先の方の不要な若い枝をカットしていきます。すでに硬い木になっている枝は切らないようにしましょう。
アイビーの挿し木
どの木もある程度年月が立つとだんだんと寿命で株が弱って突然枯れたりします。寿命が来る前に剪定で切り取った若い枝葉を用いてアイビー挿し木をすることで株を更新(仕立直しや再生とも言われます)してあげてください。
挿し木の適期は春と秋の気候のおだやかな時期になるので、剪定をそのタイミングに合わせても良いですね。土は何でもOK。乾かさないように水やりをしつつ日陰で管理するだけで10日ほどで発根してきます。1ヶ月ほどして枯れていなかったらだんだんと日なたに出して日光に慣れさせてください。
まとめ:アイビーの育て方はとても簡単
おしゃれなアイビーを育てよう
プランターや鉢植え・庭への地植えといろいろな楽しみ方ができる人気のアイビー。丈夫な植物なので肥料はほとんど必要とせず、少し水やりを忘れたくらいで急に枯れてしまったりはしないので忙しくて植物を枯らしてしまいがちな方にも安心して育てることができるのがアイビーをおすすめできる点です。
リビングのテーブルの上に小さな鉢を置いても、何株も使って壁をアイビーで埋め尽くすような使い方も冬越しが簡単で日本の気候でも育てやすい植物だからこそできる楽しみ方です。
アイビーで屋内外をおしゃれに飾りつけ
そのまま吊り下げ鉢に植え付けたり棚の上からしだれさせて楽しむのも良いですが、つるを利用した支柱仕立てでトピアリー風にしても楽しめるアイビー(ヘデラ)。
人気の植物ですので簡単に手に入りやすいのもおすすめできる理由です。気になった方はこの機会に是非アイビー栽培をはじめてみてはいかがでしょうか。
アイビーが気になる方はこちらもチェック
アイビー(ヘデラ)について他にも気になるお悩みごとや花言葉を知りたいという方はこちらの記事もぜひ見てくださいね。
暮らしーのにはアイビー以外のおしゃれな観葉植物の育て方についても幅広くご紹介していますので、検索窓に知りたい植物の名前を入れて探してみるのもおすすめです!

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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/15387?title=%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3%E3%81%AE%E7%94%BA%E4%B8%A6%E3%81%BF%E3%80%80%E7%B7%91%E3%81%AE%E3%83%89%E3%82%A2%EF%BC%92