壁紙のDIYお部屋をおしゃれにできます!
住宅の壁はさまざまな素材でつくられていますが、壁が汚れている時は壁紙を使ってリフォームをするのが簡単な方法の一つ。壁紙やクロスを探し、DIYで貼りかえ、好きなインテリアにすると気持ちもいいですね。
メーカーも新商品の素材や材料を発売してますし、手順や貼り方を確認しながらどんな風にDIYすればいいのかを決めていきますが、ほとんどの壁材料にはマニュアルがあり、初心者でもきれいな貼り方ができます。
ご自宅をDIYリフォームする手順は確かめることから
最初にご自宅はDIYが出来るかチェックをします。普通、賃貸の場合は大家さんの許可が必要になりますし、分譲マンションは共有部分のリフォームが禁止されていますので手順として確認を取ります。
ですが、壁紙クロスの中でも人気のある壁紙のなかには賃貸物件にもOKな商品やDIYが簡単にできる材料・素材もあり、メーカーもワンポイントに使えるおしゃれな材料も発売していますので、人気の壁紙も紹介しながら解説していきます。
壁紙DIYする時のチェック
- 賃貸住宅や分譲マンションはDIYのリフォームOKかどうかをチェック
- 壁紙をDIYした時のイメージのチェック
- 壁紙をDIYで貼りたい場所の面積をチェック
- 壁紙DIYの材料と必要な道具のチェック
今回はビニールクロスと壁紙シートやシール素材をご紹介
壁紙のDIYでは色や柄を選ぶ楽しみもありますね。多くの種類の壁紙から、おしゃれなインテリアにするのか、華やかにするのか、重厚な雰囲気にするのかで選ぶ壁紙も違ってきます。
なかでも国産壁紙に多いビニールクロス(壁紙)は、生のり付きなど種類が豊富で価格も安く気軽にDIYに使えます。幅が50cm程の輸入壁紙の布クロスは高価格帯中心なので、今回はビニールクロスや簡単に貼れるシートやシールのDIYを紹介をします。
壁紙のDIY道具えらびと数量をもとめます!
ビニールクロス、生のり付き壁紙は初心者でも簡単DIY
ビニールクロスや生のり付き壁紙、布クロスなどのDIYをするには、必要な道具を揃えることから始めます。道具があれば初心者でもDIYの手順を間違えずに継ぎ目をきれいにしたり、柱とクロスのすき間も見えなくしたりできます。
壁紙DIYに必要な道具はセットの販売があります
初心者が壁紙のDIYするときの道具にはセット販売のものがあります。生のリ付き壁紙を販売するメーカーには道具のセットに貼り方マニュアルをつけて販売しているところもありますので、おすすめ道具をセットでそろえてDIYで壁紙を貼りかえてみてはいかがでしょう。
いま壁紙をDIYする方が多いのは、インテリアをおしゃれにすることに人気があり、生のリ付きなど簡単にDIYできる材料や素材をメーカーが開発販売しているからですね。
壁紙を貼るときの道具のなまえ、乾布から時計回りで
乾いた布、スポンジ、刷毛(生のリ付きには不要)、ジョイントローラー、カッター、地ベラ、竹べら、なでパケ、壁紙用のり(生のり付きには不要)、のり受容器(生のり付きには不要)、のり用ローラー(生のリ付きには不要)
この他に、スケール、脚立、5円玉、糸、ピン、えんぴつ、バケツなどがあると便利です。
DIYの壁紙を決める前に寸法を測り必要数量を出します
高さ240cm幅170cmの壁に有効幅90cmの壁紙を貼る計算例です
壁紙1枚の長さを求めると240cm(壁高)+10cm(上下の余裕分)=で長さ250㎝、必要枚数を求めると170cm(壁幅)÷90cm(壁紙の左右の余裕分を引いた有効巾)=で必要枚数1.88枚になります。
なので、必要壁紙数量は250cm×1.88枚=4.7mとなります。ビニール壁紙は1m単位で購入できますから、この例では5mを手配します。
DIYする柄物壁紙はリピートする柄合わせが必要です
柄物は同じ柄がくりかえされます
人気の高い柄物ビニール壁紙は、柄を合わせるのに壁紙の縦リピートといわれ、同じ柄が繰り返される間隔を計算に加えることが必要です。壁紙の有効幅は90cmで柄リピート60cm1/2ステップ(リピート)と表記されます。
1/2ステップの柄物ビニール壁紙の数量計算例
170cm(壁巾)÷90cm(壁紙の有効幅)=1.88枚、は切上げで2幅になり、240cm(天井高)÷60cm(柄リピート)=4回転(一枚の柄数リピート)で、壁紙のリピート60cm×回転数4=で240cmです。
240cm×2幅=480cmになりますが、リピート数やのりしろ、失敗なども考えて1割増しに計算すると=528cmですが、ビニール壁紙は1m単位の購入ですから、この例では6mを手配します。
壁紙簡単DIY、壁紙の素材、材料を決めていきます
おすすめDIYは人気の生のり付きビニール壁紙
壁紙の必要数量がわかったら、壁紙の材料を素材なども考えながら決めます。おすすめは、人気の生のり付きビニール壁紙で無地ものがDIYしやすく、ローラー圧着の継ぎ目や巾木、柱の間の処理も比較的きれい仕上げられます。
ビニール壁紙のほか壁紙シート、シールもDIYに人気
壁紙の素材をわけると6種類ほどになりますが、初心者でもおしゃれに簡単に貼れるタイプがあります。いまある壁紙の上に直接貼ることのできるものや、はがせるタイプなどがありメーカーの手順には違いがあります。
どんな壁紙をえらびDIYするのかはインテリアのデザインなどを考えながら素材、材料を決めましょう。ここからは、おすすめのおしゃれで人気のビニール壁紙の貼り方と、はがせる壁紙シート、壁紙シールをご紹介します。
壁紙のDIY貼り方は手順ごとにていねいに!
DIYするビニール壁紙の貼り方には下準備が必要
ビニール壁紙や生のリ付き壁紙を貼るときは、どのメーカーの材料でも下準備として古い壁紙をはがします。壁紙の継ぎ目にカッターの刃を少しだけ入れて壁紙をおこすとはがしやすく、隅に切り込みを入れて少し起こしてもはがしやすくなります。
ゆっくり丁寧ににはがしますが、下地の薄い紙は残っていても大丈夫です。新しく壁紙をはる下地に凸凹や浮きが残るようなときは、裏紙パテの補修材や補修用のりなどを使い補修してから貼るようにします。
ビニール壁紙、のリ付きビニール壁紙の貼り方手順
貼り方のDIY手順、古い壁紙ははがす
古い壁紙をはがし、壁の右側から90cmの上部に重りを付けた糸を下げます(五円玉とピンがあると便利)。糸に沿って垂直に貼る目印を数か所つけたら、のりなしの壁紙はのりをたっぷりつけてください(生のり付きはそのままで)。
のりを付けた面同士を合わせて蛇腹にたたんでおいてください(生のり付きは裏紙を取って)。
生のリ付き壁紙を裏から見ると
生のり付き壁紙には、裏に生のリが付いています。のリが乾かないようにフィルムでおおわれているのを貼る直前にはがして使います。壁紙をカットしやすいようにガイドラインもあり、左右を間違わないように色違いのフィルムがついています。
貼り方のDIY手順、右側上部から貼る
一枚目を右側上部から上下5cmほどの切りしろを余らせて上から下に貼っていきます。壁紙の中心から外側に空気を押しだしながら微調整くりかえし位置を決め、なでパケで壁紙の外側に上下左右になでしっかり空気を抜きます。
竹べらで壁紙の上下と右側のかどをなぞり、折り目をつけ、はみ出したのりは布できれいにふき取ります。上下・右側かどの順番で折り目を付けたところに地ベラをあて余分な壁紙を切り落とします。
貼り方のDIY手順、継ぎ目カットと圧着
切るときはカッターガイドの地ベラを壁から離さないのがコツです。二枚目からは一枚目と5cmほど重ねて貼り一枚目と同じことをくりかえします。つぎに一枚目と二枚目の重なり部分の真ん中に地ベラをあて2枚重ねて切り落とします。
上の壁紙の切った部分を取り、下の一枚目の壁紙の切った部分も取り除きます。ローラーで継ぎ目をしっかり圧着します。はみ出たのりを布でふきとり、一枚目と二枚目部分のローラーでの圧着具合を確認し終了です。
有効幅が50cmほどの壁紙DIYの参考動画
ビニール壁紙の貼り方の手順はおわかりいただけたでしょうか。初めての方もゆっくり丁寧に作業をすれば簡単に貼ることが出来ます。動画はインスタグラムにある貼り方の練習教室のもようです。参考になさってください。
壁紙のDIY壁紙シートは耐熱・防炎も人気です!
はがせる壁紙シートはDIY人気がありおすすめです
ビニール壁紙の裏面は、のりなし、生のり付き、水はけでなぞると接着効果がでるなどのタイプがありますが、乾けば簡単にはがれないので賃貸にはむきません。そんな時のDIYに賃貸OKのはがせる壁紙シートをご紹介します。
壁紙シートのDIYでは賃貸物件にもOKのものが
この壁紙シートは、はがす時のりがべたつかず、元の壁紙を傷つけにくいので賃貸の方も使えます。壁紙の幅も61cmとリメークシートでは大きめで、貼る回数を減らせ、継ぎ目が少なくきれいに仕上がり、おしゃれなインテリアクロスです。
簡単DIY耐熱・防炎機能があるキッチンリメークシート
再剝離タイプではありませんがDIYでおしゃれなインテリアに
キッチンに貼る壁紙には耐熱・防炎機能や防水・防汚機能が必要です。キッチンリメークシートなら耐熱120度でコンロ付近にも使え、水や油にも強く少しの汚れなら布で拭けばきれいになります。湿度が高くてもはがれません。
壁紙のDIYシールタイプや防音シートもあります!
壁紙の上から貼ってはがせる人気の壁紙シールタイプ
壁紙の上から貼ってはがせるシール壁紙があります。賃貸もOKの粘着シートタイプのクロスなので初心者でも簡単にDIYが出来ます。のり付け作業も不要で、防水・防汚加工済みなので安心。よごれるキッチンや洗面所などの水まわりに最適です。
簡単DIY壁をきれいにして貼るだけのステッカータイプ
おすすめのウォールステッカー、デカールで簡単DIY
自宅の壁紙をDIYする人向けに、メーカーさんが貼り方や手順、DIY知識・技術がない方にも簡単にリフォームでき、おしゃれできれいなインテリアデザインになるシールタイプのステッカーをを発売しています。
このDECOWALL(デカール)などももそのひとつです。デカールには木の枝や庭の鳥の柄などもあり、自然の中にお部屋があるようなたのしさがあり、幼稚園や保育園などの教育現場にも採用されているのがわかります。
デカールステッカーは、貼る場所をきれいにして貼るだけでお部屋のインテリアがきれいになり初心者DIYにも向いています。生のりやローラーも使わず、手順も簡単なおしゃれなクロスになっていますのでおすすめです。
接着剤を使ってますが、はがしても壁にネバネバが残らないので、変えたくなったらはがして貼り直せば新しいデザインが楽しめます。子供部屋、寝室などインテリアを意識したデザインの素材をえらび簡単に貼り直しが楽しめます。
DIYにおすすめ立体壁紙防音シートがすぐれものです
裏面のシールをはがして貼るだけのシールタイプです。このシートは表面が凸凹で場所により厚さが異なり厚い部分で3㎜で、縦70㎝×横77㎝の10枚セットになっていて高密度ポリエチレンフォームの採用で水拭きするだけできれいになります。
汚れが気になるキッチン周りがおすすめですが、子供部屋、リビング、トイレ、和室など、いろんな場所に貼ることが出来ます。クッション性の高い素材なので室内の生活音なども和らげてくれるすぐれものですね。
DIYでのイメージチェンジに帯状のトリムボーダー壁紙も
お部屋のアクセントになる帯状の壁紙です。のりとボンドを混ぜて裏に刷毛でぬり、貼るタイプもありますが、貼ってはがせる壁紙シールタイプのトリムボーダーがおすすめです。お部屋でも廊下でもワンポイントでおしゃれなインテリアになりますね。
マスキングタイプのトリムボーダーは壁のアクセント以外にも廻り縁や巾木のように貼ってもお部屋のイメージを変えられますし、柄も幅もさまざまな種類があるので貼るだけで新しいお部屋をつくれる楽しい壁紙です。
さまざまなタイプの壁紙がありDIYは楽しく簡単です!
壁紙の貼り方や手順を説明してまいりましたが、壁紙の進化で自宅をDIYでリフォームすることも簡単にできるようになりました。貼ってはがせる壁紙シートやリメークシートなど賃貸もOKなものもあり、ご自分に合った方法でDIYを楽しまれたらいかがでしょうか。
壁紙DIYやリフォームが気になる方はこちらもチェック
こちらの記事にもビニール壁紙やお部屋をきれいでおしゃれなインテリアにできる壁紙シートや壁紙シールなど、おすすめしたい人気のインテリアとリフォーム情報が紹介されていますので、あわせてお読みください。
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出典:ライター作成