はじめに:タイルでおしゃれなDIY
モザイクタイルのDIY方法を紹介
タイルはキッチンや洗面所・トイレや浴室といった水回りのリフォームやおしゃれDIYによく使われる素材です。おしゃれなだけでなく水や油・高温状態での耐久度が高くメンテナンスしやすいという利点もありますね。
最近はばらばらのタイルをひとつひとつ組み合わせなくてもシート状になっており一度に広い面積を貼ることができるタイルシートなるものも販売されていて初めての方でもDIYが楽になりました。
タイルDIYのコツを押さえて簡単に
今回はそんなタイルの中でも比較的初めての方でも簡単に取り扱いでき安心してDIYできるモザイクタイルの貼り方に焦点をしぼって解説していきましょう。
モザイクタイルの簡単な貼り方のコツ・手順を一度覚えてしまえば、いろいろなタイル工作やインテリアの装飾などにもタイルを使いやすくなりますよ。
タイルのDIYに必要な材料と道具
材料1.タイル
タイルDIYにタイルは欠かせません。大きさや色・形も正方形だけでなく丸や六角形・砕かれたものなどさまざま。室内用で主に壁に使われるものと屋外用の敷石代わりに使われるものだと材質や大きさが変わってきます。
屋内でインテリアに使うなら小さなカラフルなもの、広い範囲を埋めるのであれば細かいものよりも大きなものの方がDIYしやすくておすすめ。大きなタイルを自分で砕いてモザイク模様を作るというやり方もあります。
初めてでも安心して貼れる定番タイルシート
小さくて細かいタイルをきれいに並べて貼るのは大変そうと思われる方も多いでしょう。おすすめなのがタイルシートといってある程度の大きさにあらかじめタイルが並べられた状態で売られている商品です。
紙でタイル表面が固定されていますのでそのまま貼って最後に紙をはがすだけで綺麗に簡単に小さなモザイクタイルを壁や家具などに施工することが可能です。広い範囲にはシートを細かい部分には小さなタイルと使い分けるとよいでしょう。
材料2.目地材
タイルをボンド等で接着したあとすき間を埋め表面をたいらにする働きがあるのが目地材です。DIYしたあとの補修用にも使えます。近年は浴室や洗面所リフォームとしてタイルDIYをされる方も増えてきているのでホームセンターなどで常時置かれているところも少なくありません。
開封するとあまり長くもちませんので施工する広さに応じたサイズを使うたびに購入するのが上手な買い物のコツ。また白やグレーだけでなくカラフルなものも見かけることが多くなってきました。タイルに合わせて購入しましょう。
材料3.接着剤
テーブルなどのインテリアに飾りとしてモザイクタイルを貼るのであれば木工用ボンドでも良いのですが、水回りのタイルリフォームDIYであれば耐水性の良いタイル接着剤の使用をおすすめします。
DIYで見落としがちなできあがり作品の耐性をアップして長く使える手作り品となってくれるでしょう。
必要な道具1.タイルカッター等
施工する面によっては用意したタイルを切らないときれいに収まらない場合もあるでしょう。貼り付ける面のサイズに合わせてタイルを選ぶのもよいですが、タイルカッターという道具を使うとたとえば六角形などのどうしても端が1直線にならない場所でも半分にカットしたタイルを用いて見栄え良く仕上げることができます。
カッターのようなものから裁断機のようなもの・グラインダーがある方はそちらも使用してタイルカットすることもできるようです。
必要な道具2.マスキングテープ
タイルDIYだけでなくいろいろな場面で活躍してくれるのがマスキングテープ。養生テープなどという名前でも売られています。文房具用のかわいらしいイラスト入りのものではなくある程度テープ幅があり巻きも大きなものが広い場所に施工するタイルDIYには向いています。
あとで剥がし残しがないようにタイルや壁の色とはまったく別の目立つ色にするのがおすすめ。一般的には注意を引く色とされる黄色のものが多いです。すぐに剥がしてしまうものですが、買い求める際には色にも少しだけ気をつけると使いやすいものが手に入りますよ。
必要な道具3.こて類
広範囲の壁にタイルを貼る場合、接着剤を塗るのにこてを使うと便利です。後ほど詳しく解説しますが接着剤の高さがでこぼこだと上に貼ったタイルが場所によって飛び出てしまったり乾燥する時間に差が出てなかなか作業が進まないなどのデメリットがあるからです。
家庭用DIYによく使われるこてなどの手に馴染んで接着剤を平らにならせるようなものが役に立ちます。タイルの目地材を塗り込むDIYではこてではタイルに傷を付けてしまうのでプラスチック製などのヘラがあると良いですね。
あるとよい道具:スポンジ
タイルをDIYするには必須なのがタイルとタイルのすき間を埋める目地材なのですが、それをきれいにならして余分なものを拭き取るには大きなスポンジが便利です。
スポンジ以外のものでも広い面を拭き取りできるものであれば代用可能ですがキッチン用でも洗車用でもスポンジがあればひとつ用意しておくとタイルDIYがやりやすくなるでしょう。
初めてでも出来る簡単なタイルのDIYの作業手順
タイルDIY手順1.タイルのカット
タイルを自分で壁などに貼るDIYをする場合、最初に接着剤を塗ってからタイルの大きさが大きすぎたとなってしまうとせっかくの接着剤を慌てて拭き取りまた塗り直すことになってしまいます。
タイルDIYをするにはまずはタイルを仮おきしてみてサイズがはみ出るようなところはカットします。
タイルDIY手順2.下地づくり
貼る面に合わせてタイルを用意できたらまずは貼り付ける下地づくり作業をしましょう。施工面をきれいに洗浄して十分に乾燥させたあと大きな穴などが開いている場合はパテで埋めてサンドペーパーでならし、できるだけ平らに下地づくりをすることで接着剤の乾燥時間も均一になり後から剥がれてきたりすることなくきれいにタイルDIYが仕上がります。
タイルDIY手順3.接着剤塗布
タイルのDIYで気をつけて欲しいのが接着剤の塗り方です。こころがけるのはできるだけ均一に最初に塗ったところが乾燥しないよう手早くすること。そのためてのひらよりも少し大きめなこてなどの道具が活躍するでしょう。
接着剤はぬりえの要領で安心簡単
タイルを貼る範囲の5ミリほど内側にマスキングテープを貼って養生したらその内側の輪郭線からボンドを塗っていきます。こうしておくと余分なところにボンドが付かなくて安心です。
要領としてはぬりえを思い出してください。輪郭を最初にある程度丁寧に塗るとあとは中を塗るのが手早く簡単になりますね。タイルDIYの接着剤塗布はその要領ですすめます。
タイルDIY手順4.タイルを貼る
目地材からは見守り隊😊✧︎
— ちあき (@omochimochiaki) November 9, 2020
目地材詰めていく作業楽しい🎶 pic.twitter.com/lTArVWW9QD
次は接着剤が乾燥してしまわないうちにタイルを貼り付けていきましょう。壁など垂直の場所ではタイルの重みで下がってきてしまうこともありますので、置いたら少し手で圧着して接着剤に埋め込むような感じにするとうまくいきます。
あとで調整できるからと思わずこのタイルを置く段階で99%の完成度できれいにタイルが並ぶくらいを意識して作業をすすめてください。後で直そうとするよりもずっと簡単です。
タイルシートの紙の剥がし方
タイルが並べられたら最終チェックをしたいのですが、このときタイルシートの紙があるとタイルがよく確認できませんね。水を含ませたスポンジかタイルで湿らせて取り除きましょう。
このときあまり早すぎると紙と一緒にタイルがずれますし、遅すぎるとタイルのずれを直すのが大変になります。タイルを貼ってから20-60分以内に済ませるのが目安。もしこのときずれてしまってもこのあと直せますのであわてず作業を続けてください。
タイルDIY手順4.目地材を塗る
3までの作業が終わったら24時間そのまま静かに接着剤が乾くのを待ちましょう。そのあと目地材を塗っていくことになります。目地材の前にも余分なところに付かないようマスキングテープで養生しておくのをお忘れなく。
目地材は塗るよりも詰める感じ
ここでもこてやへらが活躍します。角の部分を使ってタイルのすき間に詰める感じにするのがDIYのコツ。タイルだけでなく目地材もきれいなことが重要です。
このあと目地材を取り除くのですがそのときにできるだけ手間にならないようヘラ等でタイルに付いている目地材をこそげとって間に詰め込むようにするとよいですよ。
タイルDIY手順5.目地材の拭き取り
モザイクタイルの接着は、その名もずばり「タイルエース」でどうぞ。
— セメダイン【公式】 (@cemedinecoltd) February 9, 2021
タイル同士のすき間(目地)が気になる時は、「タイル目地材」)」で埋められます(☞・ω・)☞https://t.co/xwIURLv7YM pic.twitter.com/sKUUvaOpQY
目地材の拭き取りは一般的には3度に分けておこなうので一番時間がかかる作業かも知れません。はじめは目地材を塗ってから20-60分後に水で濡らしたスポンジでまずは平らにならすのを目的としてください。
その後また60分くらいたったらもう一度水で濡らしたスポンジ(よく洗ってきれいなもの)でもう一度拭き取りをします。最後にまた60分後程度時間をおいて最終的な磨き上げを今度はウエスなど乾いた布でおこなってタイルDIYは完成です。
タイルDIYの注意点
タイルをDIYするのには時間が重要になってきます。接着剤や目地材が乾く時間を見計らいその中で作業をすすめるよう意識するとよいでしょう。特に接着剤でタイルをくっつけるところは、あまり早く動かしすぎるとタイルの重みでまたずれることにもなりかねません。
DIYのポイントとしては塗ってすぐではなく20分ほど経過したころから1時間以内を目安にして修正などをおこなってください。
はじめに:壁や家具に簡単タイルDIY
インテリアDIYもタイルでおしゃれに
いかがでしたでしょうか。今回は浴室やキッチンの壁からテーブルや棚などインテリアの飾りにもおしゃれなタイルの貼り方DIYを解説してきました。特にこては普段DIYをされていない方ではお持ちでない場合も多いでしょう。
これがあるのとないのとではタイルDIYの簡単さが大きく変わってきてしまうので安いものでもよいのでこれだけは必ず用意して欲しいものです。
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今回はタイルを自分で貼るDIYのやり方をご紹介してきましたが、おしゃれで素敵なタイルの選び方やおすすめ記事も是非DIY方法と一緒に御覧ください。
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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4414983