ロックショアゲームにおける心得とは?
ロックショアゲームに挑むにはしっかりとした知識としっかりとした装備が必要になります。楽しいロックショアゲームに潜む危険を知っておかないと、しっかりとした装備をしていても磯場での危険にさらされてしまうことも。
そんな危険に対する心得を今回は紹介したいと思います。これから始めたいと思っている人は、必ずしっかりとした装備と知識を身に着けてロックショアゲームに挑んでください。
磯場までの道のりの心得
まず、磯場までの道中でも危険が沢山。ゆるやかで歩きやすい道のりだけでなく、歩きにくく険しい道のりがあるケースがあります。まず初めて行くエリアまでの道のりの下見を道具を持たずに下見しておくことをお勧めします。
ロックショアゲームでまず絶対に狙いたいのは朝一の時合い。しかしこの時間帯は、辺りが暗い状態で移動することもかなり多いです。道のりを下見しておくことでどのくらいの荷物を持っていけるか、安全な足場はどこかなどをあらかじめ知っておくことでより安全に磯場にたどり着くことができます。
道中は絶対に走らない
早く磯場について釣りをしたい。ほかのアングラーより早く磯場に付いて釣りをしたい。こんな思いから急ぎ足、または走ったりするのは絶対にやめて下さい。
たとえどんなに緩やかな道でも地面がぬかるんでいたり小石が落ちていて滑って転ぶ可能性があります。ロックショアゲームに行く際は余裕をもって早起きし、しっかりと足元を確認しながら移動しましょう。
磯場での立ち位置の心得
磯に付いたら、釣りの開始です。ですが釣り開始の前に必ずしておいてほしい事があります。それは磯場での安全な立ち位置を決めること。海の状況は常に変わりゆくものです。立ち位置一つで波にさらわれ命を落とすケースがあります。まず釣りをする前に安全に釣りができる足場を探しましょう。
足場に適さない場所①海藻の付いた岩
安全な足場を確保するためにまず確認するのは、足場の岩の海藻の付着の有無。たとえフェルトスパイクシューズを履いていても滑る可能性が高く、ちょっとした体勢の変化で足を滑らせバランスを崩して転倒する恐れもあります。従って、海藻の付いた岩に乗って釣りをするのはやめて下さい。
足場に適していない場所②海との距離が近すぎる岩
足場はしっかりしているけど海に近すぎる足場も避けたほうが良いです。ロックショアゲームはどんな魚が回遊してくるかわかりません。特にヘビータックルを使用している場合は、不意にかかった大型魚の引きに耐えられず海に引きずり落とされる可能性があります。最低でも海面から50センチは距離を置いて釣りをすることをお勧めします。
安全な立ち位置とは
上記2点を考慮し、なおかつ平らな場所があればベストです。ですが磯にはいろいろな形がありなかなか平らな場所が無いケースのほうが多いと思います。まずは不意な大型魚がかかってもしっかりと踏ん張る事ができ落とされない、足元が滑らない点を探して下さい。岩の質はつるつるとした滑らかな岩は比較的に海藻が付いていなくても滑りやすいのでなるべく凹凸のある足場を選んでください。
磯場での足場を確保してからの心得
ランディングルートの確認
次にやっておいてほしいのはランディングルートの確認。特に青物などは左右に大きく走ることが多いため自ら立ち位置を変えることが必要になる場合があります。自分の立ち位置から左右に魚が走った時の移動ルート、ランディングポジョションも必ず確認しておいて下さい。
無理なドラグ設定をしない
ロックショアのヘビータックルではPEラインの6号などの太いラインを使用する場合もあります。そんなヘビータックルでドラグを締めすぎていると10キロを超える大型魚がかかった場合魚との綱引きに負け、海に落ちることがあります。自分の耐えることのできるドラグ設定をしておきましょう。
荷物の置き場
次に気を付けて欲しいのが荷物の置き場。荷物はなるべく高い位置に置いてください。低い位置に置いておくと波にさらわれ流されてしまう恐れも。持ってきたタックルやルアー、食料などが流されたら辛いですよね。少々荷物の置き場が釣り場から距離があっても高い位置に置きましょう。
天気予報をしっかり確認する
海の状況は天候の状態ですぐに変わります。必ず事前に波や風の状況を調べ、雨や風が強い場合は釣行を延期し無理に不安全な状況で釣りに行くことは絶対にやめて下さい。
最後に
安全な釣行は釣り人の義務です。最悪海に落ちてしまった場合、助かる事だけを考えて、邪魔になるタックルなどは捨てて下さい。タックルはいくらでも釣具屋に行けばあります。命より大事なものはありません。死んでしまったら自分の家族や周りのアングラーも悲しみます。必ず安全第一での釣行をお願いします。
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