育て方簡単!ガーベラを栽培しよう
ガーベラの特徴から育て方をご紹介
ガーベラはプレゼント用に買われるという方も多いですが、開花時期に自宅にいつも飾っておきたいという方ならば自分で栽培するのがおすすめ。育て方も簡単なガーベラですのでコスパよくインテリアグリーンを増やすことができるでしょう。
水やりや肥料のタイミングや量・気になる冬越しや株の増やし方といった詳しい育て方を解説していきます。
種まきからのガーベラの育て方も解説
それだけでなくガーベラを自宅で栽培すると収穫した種からの育て方もできます。ポット苗を買って育てる育て方の方が簡単ではありますが、お花好きな方ならば種からの育て方もチャレンジしてみる価値は十分あるでしょう。
ガーベラ栽培をこれからはじめようという方へ、すぐわかるわかりやすい時期順に並べた育て方手順でご紹介していきますので是非参考にしてくださいね。
育て方の前にガーベラの基礎知識を知ろう
ガーベラだけでなく花の栽培がはじめてという方は、土や肥料がどうこうと言われてもピンとこないことも多いでしょう。そんな方が育て方を見る前に知っておくこととしておすすめなのが基本情報や特徴です。ガーベラ育て方前に知っておくと何かと便利な前情報を御覧ください。
ガーベラの基本情報
科・属 | キク科ガーベラ属 |
原産地 | 南アフリカ |
英語名/学名 | Gerbera/Gerbera |
育て方難易度 | 簡単で初心者向け |
植物分類 | 多年草(宿根性) |
ガーベラの特徴
基本情報の原産地を見るとこの植物がどんな気候の土地で生まれたのかという好みの温度や湿度がわかります。それだけでなくガーベラという花の育て方をもっとよく知るには特徴もおさえておくのが大事です。
ガーベラといえば菊のような花びらの形をしていますね。キク科という同じ仲間の種類だからです。キク科の植物は種まきから育てても宿根性の多年草になることが多く植えっぱなしで何年も繰り返し咲いてくれるのが特徴。また日本の気候にも適応力が高いのもキク科植物の育て方のメリットでもあります。
ガーベラの花の旬!開花時期は
ガーベラを育てて飾ったりプレゼントに使いたいという方はその旬の時期(開花時期)も育て方の前に知っておく必要があるでしょう。この花は通年フラワーショップに売られていて、特に花の種類の少ない冬場に多く見られることから冬の花と思われがちですね。
しかしこれは温室や日照調整で早く開花させているもの。実際のガーベラの開花時期は春あたたかくなった4月以降と秋10月ころとなっています。
ガーベラの花言葉は「感謝」
ガーベラはブーケやフラワーアレンジのかご飾りなどとしてよくプレゼント用に仕立てたものが売られていますね。バラよりも安価に手に入り色数も豊富。何よりも前向きで良い花言葉が付けられているのがその大きな理由のひとつとなっているでしょう。
花色により花言葉が違うガーベラ
特におすすめなのがピンクのガーベラの花言葉で「感謝」という意味が付けられており、どんなシーンでも使いやすいものとなっています。またピンクと並び多く使われる赤のガーベラの花言葉は神秘的。
色別の花言葉の意味は暮らしーのでも詳しくご紹介していますのでそちらも参考にされてくださいね。
ガーベラの育て方に必要なもの
さてそれでは早速ガーベラの育て方の中から栽培に必要なものを解説していきましょう。ガーベラは地植えでも鉢植えやプランター栽培といろいろな育て方ができますがこちらでご紹介するのはそのどれもに共通する基本的なものとお考えください。
必要なもの1.種か苗
まずは最初のガーベラとなるべく育てる種かポット苗をご用意ください。種は市販のものはなかなか手に入らない(一般的ではない)ため自家採種したものを譲り受けるなりで手に入れましょう。
ポット苗であれば時期になればどこの園芸店でも手軽に買うことができて初心者の方のガーベラの育て方素材としてはおすすめな最初の1本です。この他すでに開花している鉢植えを大きく育てて種を取る方法もあります。
必要なもの2.土や肥料
ガーベラの育て方が初心者向けなのは土を選ばないということです。庭に地植えにする場合でも硬くなった土を掘り返し柔らかくほぐして元肥と少し腐葉土を入れるだけでもOK。
鉢植えやプランター・寄せ植えなどに使われる方や庭がないという方は市販の花用の培養土(野菜用と書かれたものでも)なら何でもガーベラの育て方には合います。
必要なもの3.肥料や農薬
元肥という最初に入れる肥料は培養土に含まれるものもありますがガーベラを育てていくうちに追肥という追加する肥料や害虫・病気対策の農薬も育て方に必要になってきます。
農薬は虫や病気によって変わりますがガーベラ用の肥料であれば8-8-8などと書かれたバランスのよい化成肥料が他の植物や野菜にまで使え使い勝手が良いので植物の育て方初心者の方はこちらを買うのがおすすめです。
失敗しづらいガーベラの育て方【地植え編】
ガーベラは育て方が簡単な植物ですので苗で買ってくればほとんどの方が失敗なく花を咲かせることが可能でしょう。しかし水やりを忘れてしまったり逆にあげすぎて枯れてしまうこともあります。はじめての方には是非ここに注意して欲しいポイント付きでガーベラの育て方をレクチャーいたしましょう。
ガーベラの育て方1.地植えに種まきは不向き
種は腐りやすいので地植えには適しません。種まきのやり方時期や方法については鉢植え編をご参照ください。
ガーベラの育て方2.苗の植え付け
購入したポット苗や自分で種まきから育てた苗は、地植えやプランター・大型植木鉢に複数植える場合は30cmほど間隔を開けて。植え付け・植え替え時期は春3-5月か秋9-11月ころで。
ガーベラの育て方3.日常管理は共通事項
ガーベラの育て方で唯一といっていいくらい気をつける育て方が水やりです。あげすぎはNG。アフリカという乾燥した地域で生まれた花ですので加湿には弱く腐りやすいです。水やりはしっかり乾いたのを確認してからにしましょう。
肥料は春から秋まで固形肥料であれば月に1回を定期的に。水溶性肥料ならば10-14日に1度を目安に水やりのタイミングであげると手間がかからず良いでしょう。こちらも定期的におこなってください。
ガーベラの育て方4.冬越しは放置
ガーベラの育て方がはじめてだという方がまず慌ててしまうので冬になったら地上部分がすべて枯れてしまうことでしょう。多年草でも宿根性と申し上げた通り根が生きて何年も開花する花です。春になったら新しい芽が出てきますので安心してください。地植えの場合はそのまま放置でかまいません。
失敗しづらいガーベラの育て方【寄せ植え鉢植え編】
ガーベラの育て方1.自家採種の種まき
ガーベラの種は知人友人から譲り受けたり自分で採取したものでないとなかなかてにはいりません。それというのも発芽率があまり良くなく綿毛がついていて腐りやすい(駄目になりやすい)のと市販の強いポット苗と比べると病気や害虫に弱くポピュラーではないためです。
育て方としては発芽しない分も念頭に入れて予定よりも多くまくくらいがちょうど良いでしょう。混み合った場所は適宜間引きなどをして苗として植え付けられるくらい大きくなるまで育ててください。
種まきの時期と方法
種まき時期は4-5月。気温が20-25度が発芽適温となります。寒い地域の方は霜の心配がなくなったら種まきをしてください。
綿毛は取らずにそのまま植えますが土の湿気が多いと腐りやすいので発芽しません。深い植木鉢ではなく厚みがなく土の風通しもよい育苗箱などに植え付けた方が失敗しづらくておすすめ。ばら撒きかひとつづつ均等に種まきして薄く土をかぶせて手で押さえて混み合ったところは間引きして育てましょう。
ガーベラの育て方2.鉢植えの植え替え
植え付け方法は地植えと同じです。鉢底石は水はけのために入れてくださいね。
鉢植えで購入した開花ずみのガーベラも株が大きく育ってきゅうくつそうになったら春か秋に大きな鉢への植え替えていくという育て方をしましょう。このほうが大きな株となり、後述でご紹介する株分けという増やし方で種まきよりもずっと簡単に数を増やせます。
ガーベラの育て方4.病気と害虫対策
ガーベラのような丈夫な植物でもどうしても害虫や病気が付くことがあります。育て方で気をつけたいのがアブラムシ。この害虫はどの花・野菜にもほとんど付きます。対処法はオルトランなどの浸透性の農薬を春になったら散布しておくか、見つけ次第捕殺してしまう方法の2通り。
病気はうどんこ病にかかることがありますがこちらは殺菌剤と書かれている農薬を使用してください。またうどんこ病の葉は見つけ次第取り除きすぐに袋に入れて他に伝搬しないようにすることも大切なお世話です。
ガーベラの育て方5.冬越しの方法
ガーベラの冬越しの方法は特に気をつけることはなく放置で良いので、室内で育てていたガーベラは冬場はベランダや庭などの屋外に置いておくことをおすすめします。
ガーベラの育て方6.株分けでの増やし方
ガーベラの育て方は増やし方も簡単で、大きな株になったら株分けという方法で増やせます。株分け時期は種まきや植え替えと同じく春か秋。できれば成長期前半である春が根付きもよくおすすめです。
掘り出した株を手で割れるならば割り、根が太いので割りにくい場合は鎌や剪定バサミで切れ目を入れてから手で割っても良いでしょう。それらを植え付けと同様の手順で株より一回り大きな鉢にそれぞれ植えてたっぷり水やりをして出来上がり。
まとめ:ガーベラは育て方簡単初心者向け
育て方を知り自分で育てたガーベラを贈り物に
ガーベラの育て方を種まきや苗の植え付け・水やり・肥料から株分けの増やし方まで解説してきました。これで一通りガーベラの育て方で困ることはないでしょう。もし困ったことがあったら暮らしーの内の別のガーベラ栽培記事もヒントとなるためぜひ見てくださいね。
冬越しも手間がかからず簡単なだけでなくミニガーベラなど室内でちょっと鉢植えにして楽しむという小さなサイズの品種もあります。お好みのガーベラで植物栽培の楽しさをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
ガーベラの育て方が気になる方はこちらもチェック
何枚もの花びらが放射状にきれいに整列して丸い花となる美しいガーベラの花。今回は育て方をご紹介してきましたが、暮らしーのではこの他にもガーベラの育て方前に知っておきたいポイントや色別の花言葉などもっと掘り下げた詳しい解説記事もご用意していますのでこちらも御覧くださいね。

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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4046938?title=%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E8%89%B2%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%A9