アンダーラップの基本的な使い方を徹底解説!
スポーツなどで捻挫をした際、応急措置の方法として真っ先に思い浮かぶのはテーピングではないでしょうか。そのテーピングを行う前に巻いておきたいのがアンダーラップです。
この記事ではそんなアンダーラップの巻き方、コツ、効果などについて徹底解説していきます。この記事を読めば誰でも簡単にアンダーラップを巻けるようになり、スポーツをより楽しめるようになることでしょう。
アンダーラップの特徴について
アンダーラップはテーピングの際の肌への刺激を最小限にし、肌を守ることを目的とした道具です。素材はポリウタレンという伸縮性のあるゴムのような素材でできています。とても柔らかいことが特徴で、力が弱い女性の方でも簡単に手出来ることができますよ。
アンダーラップの役割とは
肌に直接粘着性のあるテーピングを使うと、かぶれたりかゆみがでたりしてしまいます。また体毛の濃い方のテーピングを剥がす際には、肌に負担がかかるでしょう。アンダーラップを使うとそんな問題を解決できます。
つまり、アンダーラップには肌を保護するサポーターのような役割があるのです。他にもテーピングをどこからどこまで巻くかを示してくれる目印となるなど、テーピングを行う上で便利な役割があります。
アンダーラップを巻く前の準備
まずは粘着スプレーを使います。なぜなら、アンダーラップにはテーピングのように粘着性がないので、剥がれやすいからです。
粘着スプレーを使うことで、アンダーラップが肌に着きやすくなります。そのため、アンダーラップを巻く前には粘着スプレーを使いましょう。ただし、肌が極端に弱い方は粘着スプレーにより、肌がかぶれることがあるので気を付けてください。
アンダーラップの巻き方
アンダーラップの巻き方について各部位ごとに解説していきます。アンダーラップは前記でも紹介しましたが、肌を保護するという意味でも非常に重要な役割がある道具です。
そのため、捻挫の頻度が高いスポーツをしている方は必ずアンダーラップの巻き方を把握しておきましょう。
アンダーラップの巻き方①足関節
足関節の怪我はスポーツ中では最も怪我の頻度が高い部位です。そのため、足関節へのアンダーラップの巻き方は一番初めに覚えましょう。そんな足関節に対するアンダーラップの巻き方について具体的に解説していきます。
粘着スプレーを使用する
ふくらはぎの下半分が椅子から出るようにアンダーラップを巻かれる人を座らせます。アンダーラップを巻かれる人に足首の関節が90度になるように、つま先をあげてもらいましょう。
アンダーラップを巻く前に、ふくらはぎの下半分から足の甲まで粘着スプレーを吹きかけます。
小指の付け根からかかとの後ろ側までの巻き方
小指の付け根~足の甲~土踏まずという順になるように巻き始めてください。かかとに向けて約1cmを目処にアンダーラップをずらしながら重ねて巻いていきます。内くるぶし~アキレス腱を通りかかとの外側まで巻きましょう。
土踏まずからふくらはぎに向かう巻き方
次に土踏まず~足の甲を巻いていきます。足の甲を通しているので、土踏まず~かかとの内側を通ってください。さらに、アキレス腱~外くるぶし~足の甲の順に巻きましょう。
コツは足の甲に、数字の8の字が出来るイメージをすることです。かかとの隙間を埋めるように、ふくらはぎに向かって約1cm目処に重ねながら巻いてください。くるぶしから指4本分の高さまで巻いたら完成です。
アンダーラップの巻き方②膝関節
サッカーやラグビーなど接触プレーが多いスポーツで捻ってしまう場合や、バスケットボールなどでのジャンプ着地時で、膝関節を捻ってしまうことがスポーツをしていると起こりやすいです。
そのため、膝関節のアンダーラップの巻き方も必ず覚えておきましょう。膝関節にテーピングを巻く必要のある事例としては、膝関節を曲げ伸ばしに伴う痛み、膝関節の捻挫、靭帯損傷、半月板損傷などがあります。
前傾姿勢でつま先立ちの状態になってもらう
かかとの下に板などを置き、かかとを浮かせた状態になってもらいます。かかとが拳一つ分浮いている状態が理想です。また、太ももの前側の筋肉の緊張を感じるよう、重心が前に来るような姿勢で立つように伝えましょう。
前に机など捕まる物を用意しておくと、巻かれる側も楽な姿勢を作りやすくなりますよ。
粘着スプレーを使用し膝下から股関節に向かって巻いていく
アンダーラップを巻く前に粘着スプレーを使います。使用したら膝下から巻き始めてください。股関節に向かって、アンダーラップの半分を目処にずらしながら重ねて巻いていきます。
膝上からアンダーラップ2本分まで巻いたら完成です。ただぐるぐると巻いていくだけなので、非常に簡単に巻けますよ。
アンダーラップの巻き方③肘関節
野球やテニスなど腕を使うスポーツで、痛めることが多いのが肘関節です。スポーツはもちろん、日常で転倒した際に、肘関節を痛めることがあります。そのため、肘関節のアンダーラップの巻き方も覚えておきましょう。
肘関節にアンダーラップを巻く必要のある事例としては、肘関節の曲げ伸ばしに伴う痛み、肘関節捻挫、靭帯損傷などがあります。
粘着スプレーを使用し前腕から上腕に向かって巻いていく
軽く肘関節を曲げてもらいます。アンダーラップを巻く前に、粘着スプレーを吹きかけてください。巻き始めは肘に近い前腕部から巻き始めましょう。上腕に向かってアンダーラップの半分を目処に、重なるようにずらしながら巻いていきます。
肘上から指4本分まで巻いたら完成です。
アンダーランプを上手に巻くコツ
アンダーラップは使い方や使用する部位によって簡単な場所と難しい場所があります。そのため、難しい部位にアンダーラップを巻く際は、なかなか巻けないこともあるでしょう。
ここからはアンダーラップを上手に巻くコツや使い方の練習方法について解説します。アンダーラップを上手に巻きたい、という方はぜひ参考にしてください。
アンダーラップを巻く練習
アンダーラップを上手に巻くコツの1つに練習を行うことがあります。練習では包帯を使いましょう。というのも、アンダーラップは消耗品だからです。包帯の場合は失敗しても、また巻き直せます。
なので、うまく巻けるまで包帯を使って練習してみてください。協力してくれる方がいれば、その方の体に巻くことで効率よく練習できますが、いない場合は自分の体に巻いてみましょう。
アンダーラップをうまく巻くコツ
言われたとおりに巻いているはずだけど、シワができたり、途中でほどけたりしてしまう、という方もいるのではないでしょうか。しかし、焦らなくても大丈夫です。アンダーラップの特徴を理解出来れば、シワに悩まなくて済みます。
そんなアンダーラップをうまく巻くコツについて解説するので参考にしてください。
無理矢理巻かない
アンダーラップを無理矢理巻いていませんか。無理矢理巻くとアンダーラップはすぐにシワになってしまいます。解決方法としては、正しい方向を理解して巻くだけです。
もしアンダーラップを巻いていてシワが出来るようでしたら、それは無理矢理巻いているサインでしょう。一度無理矢理巻いていないか、確認してみてください。
引っ張る力を変化させずに正しい方向で巻く
引っ張る力を変化させないことも上手に巻くコツの1つです。引っ張る強さを変化させないことで、アンダーラップが次に行くべき方向を自然と理解することが出来るでしょう。
またアンダーラップはとても柔らかい素材で出来ているので、強く引っ張ると簡単に切れてしまいます。ポイントと違う箇所を通ると効果が薄れたり、逆効果になったりする場合もあるので、一定の力と正しい方向を意識しながら巻いてみましょう。
アンダーラップを巻く関節の角度や体勢
アンダーラップを巻く際に、正しい関節の角度や態勢を理解していないと、シワが出来てしまいます。シワになると、テーピングが効果を弱めたり、違和感があったりして、安心してプレーできなくなってしまうことがあるため、注意が必要です。
そのため、巻かれる人の体勢を確認しながらアンダーラップを巻いていきましょう。
アンダーラップはどこに売ってる?
アンダーラップがそもそも、どこに売ってるのか。いくらで買えるのか。何を基準に選んだら良いのか分からない。という方も、ご安心ください。アンダーラップは誰でもすぐに買うことが可能です。
ここでは、おすすめの3つのブランドを用途ごとに解説していきます。
リンドスポーツ(リンドバーグ)
カラーを選びたい、という方はリンドスポーツ(リンドバーグ)がおすすめです。なぜなら、ブラック、ブルー、レッドをはじめとする7色の中から選べるからです。しかし、送料が1配送700~900円かかるため、ご注意ください。
カラーを選んでテンションを上げたい方には、リンドスポーツ(リンドバーグ)がおすすめです!
リンドスポーツ(リンドバーグ)の口コミ
リンドスポーツ性のアンダーラップの口コミを調べると、「カラーが豊富で好きな色のタイプを選べる」「安価なので遠慮しないで使える」といった口コミが多くみられました。カラーが豊富な上に安価なため、練習用に購入するのもおすすめですよ。
とにかく安いので、遠慮なく使えるのでうれしいです。
ニチバン
手軽に買いたい、という方はニチバンがおすすめです。ニチバンは多くの薬局で取り扱っているので、手軽に購入することが出来ます。価格は税込みで500円あれば購入できるくらいです。
そのため、近くの薬局や薬店で手軽に購入したい方は、ニチバンのアンダーラップを購入しましょう。
ニチバンの口コミ
ニチバンのアンダーラップの口コミを調べたところ、「初心者でも使いやすい」「外傷に対する保護もできるため、非常に便利」といった口コミが見られました。
アンダーラップは基本的にテーピングの際の皮膚の保護を目的としていますが、外傷への一時的な保護もできる点では使い勝手がよく便利ですね。
- 捻挫等の怪我が多いので、テーピングのアンダーとして購入。手で簡単にちぎれますし、テープの粘着が肌に残らず気持ちよいです。
ヨネックス
バドミントンをしている方におすすめなのが、ヨネックスです。バドミントンのラケットやウエアはヨネックスのものが多いので、安心して購入できるのではないでしょうか。
ただ、ヨネックスの場合はアンダーラップではなく、クッションラップと表記されています。バドミントンを行っている方は、バドミントン用のグッズとセットで購入できるヨネックスがおすすめですよ。
ヨネックスの口コミ
ヨネックスのアンダーラップの口コミを調べると「程よく肌になじむため付け心地が良い」「ラケットのグリップにも使えて便利」といった口コミがみられました。
ヨネックス製のアンダーラップはラケットのグリップなどにも使用できるようになっているため、選手の方から見れば非常に便利な道具ではないでしょうか。
グリップの太さ調整に使用します。何重にも巻けば太くなりますが、握った感じが柔らかくなるので、限界はあります。自分の場合は1巻で4-5回分の巻き替えができそうです。
アンダーラップの代用品の使い方
アンダーラップを忘れてしまったなどで、手元にアンダーラップがない場合でも身近にあるもので代用することが可能です。アンダーラップの最大の効果は、テーピングから肌を守ること。そのため、同様の用途であれば代用品としての使い方ができますよ。
アンダーラップの代用品としての使い方①ラケットのグリップに巻く
ポリウタレン素材で出来ているアンダーラップには、速乾性があります。なおかつ、アンダーラップをテニスやバドミントンなどに使うラケットのグリップに巻くことで滑りにくくなります。
また、ポリウタレン素材には伸縮性があるため、アンダーラップを巻くとグリップが握りやすくなります。そのため、心地よくバドミントンが出来るでしょう。それ以外にも簡単にグリップの保護やグリップの太さの調節をする使い方もできます。
ラケットのグリップにアンダーラップを巻く方法
ラケットのグリップにアンダーラップを巻く方法を紹介します。グリップの持ち手の太さをどのくらいにするかをイメージしてアンダーラップの巻き具合を調節していきましょう。タオルグリップを巻く前にアンダーラップを巻きます。
巻く向きはスタンダードグリップと同じく右利きならグリップ側を上に向けて逆時計回り、左利きなら時計回りにまいていきましょう。タオルグリップにはテープが付いているので、慎重にちょっとずつ巻いていくことがコツになります。
アンダーラップの代用品としての使い方②リストバンド
バドミントンやテニスなどラケットを握るスポーツをしていると手のひらに汗をかいたり、上腕部から手首にかけて汗が垂れてきたりします。すると、グリップが握り辛くなってしまいます。
手首にアンダーラップを5周ほど巻けばリストバンドの替わりに、汗を止めることが可能です。リストバンドよりも通気性が良く軽いという特徴があるため、スポーツをする際に集中してプレーすることが出来るでしょう。
しかし、プレー中にほどけてしまうこともあるため、大事な試合などではおすすめしません。
アンダーラップの代用品としての使い方③ヘアバンド
髪の毛が長い方はスポーツ中に邪魔に感じることもあるでしょう。そんな時にはヘアバンドの替わりにアンダーラップを使用することで、問題解決できますよ。
また、髪の毛を止めておくだけでなく、頭からの汗も止めてくれるまさにヘアバンドとしての代用ができるのです。使い方に難しいことはなく、額にヘアバンドとして巻いてみてください。
アンダーラップの代用品としての使い方④サポーター
靴を履くと、外反母趾が当たって痛い、ということもあると思います。そんな時にもアンダーラップは利用できます。
とても柔らかい素材で出来ているということはつまり、足に巻くことでクッションのような効果も期待でき、外反母趾の痛みの軽減になるでしょう。アンダーラップの特徴を利用すると、このようにサポーターの代用にもできますよ。
アンダーラップをうまく巻いてスポーツを楽しもう
スポーツを楽しみたい!そんな中で何も知らずにテーピングを巻いてしまうと、肌がかぶれたり、痒くなったりしてしまうことがあります。それを防いでくれるのが、アンダーラップです。
特徴や使い方のコツを覚えて、柔軟にアンダーラップを使い、より一層スポーツを楽しみましょう!
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