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盆花として知られているミソハギの花言葉とは?花の種類やその由来もご紹介!

ミソハギは古くからある季節の行事に使われる植物でありその花言葉には特徴的な意味と由来があります。日本ではよく自生しているものを見かけることもおおいミソハギの気になる花言葉をご紹介しましょう。そのほかミソハギの咲く季節や誕生花のチェックにもお役立てください。
2021年3月6日
佐藤3
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目次

はじめに:ミソハギの花言葉と種類を紹介

ミソハギには悲しい愛の花言葉が多い

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2325341?title=%E3%83%9F%E3%82%BD%E3%83%8F%E3%82%AE

ミソハギはたくさんの花言葉が付けられた植物です。それには愛という言葉も多いので贈り物に使えると思われる方もいらっしゃるようですが、この花には花言葉以前に日本では特に意味がある花としても使われています。

その使われ方によってこの花の花言葉は実際にブーケや鉢花として贈るときにメッセージとして添えるという使い方ではなく、知識として花言葉を知っておきたいという方向けの解説となります。

ミソハギの誕生花なども詳しく解説

使用するのが難しいこのミソハギの悲しい花言葉が多い意味と、その由来ともなった儀式的なこの植物の使われ方・誕生花や基本的な情報やほかの種類などを花言葉と一緒に詳しく解説していきましょう。

花言葉の前に知りたいミソハギの品種や特徴

ミソハギのたくさんの花言葉を解説する前にまずはこの花について基本的な情報をご覧いただきましょう。この花はたくさんの別名が付けられているのが特徴的です。この別名はミソハギの花言葉の由来ともなるキーワードとなっています。

ミソハギの基本情報

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4068657?title=%E7%A6%8A%E8%90%A9%E3%81%AE%E8%8A%B1

科・属 ミソハギ科 ミソハギ属
原産地 日本
英語名/学名 Loosestrife/Lythrum anceps
別名・和名 ボンバナ(盆花)ソビソウ(鼠尾草)センクツサイ(千屈菜)など


センクツサイという別名について

お盆に使う花という意味の別名が多いのですが、センクツサイだけは生薬や食用とする場合に主に使われる名前です。下痢止めの効果があるといわれているだけでなく、若い穂は天ぷらなどにして食用する地域もあります。

ミソハギの特徴

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3767340?title=%E7%A6%8A%E8%90%A9%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%81%A8%E5%B0%8F%E5%B7%9D

ミソハギは日本の各地に自生する日本原産の植物です。一般的に水辺に生えていて草丈は1メートルほど。花の穂の部分だけでも30cm程度まで成長する植物です。

花は穂状に付き下から上へと咲いていくため下が膨らんだ円錐系になっているのが特徴です。花の色は濃い目のピンクかかった紫色をしています。

ミソハギの種類

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3967604?title=%E3%83%9F%E3%82%BD%E3%83%8F%E3%82%AE5

ミソハギには紫色の他にも白に近いような薄い色からピンクが強いものとありますが特にそれらは品種わけされておらず同じミソハギの種類となります。

別品種で同じ仲間としてはエゾミソハギというものがあります。こちらは花色は基本紫色で同じなのですが草丈がとても高く花も多く付くという特徴で見分けることができるでしょう。

ミソハギが咲く季節は

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3804524?title=%E4%B8%8A%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%83%9F%E3%82%BD%E3%83%8F%E3%82%AE

この植物の開花時期は長く夏から秋口まで咲き続けます。具体的には7-9月が温暖地域での開花時期となっています。耐暑性も耐寒性も強い草で、冬になると地上部分は枯れてしまいますが地下は生きており春になるとまた芽吹いてきて花を咲かせるでしょう。

ミソハギの花言葉は「慈悲」


ミソハギの慈悲の花言葉の意味と由来

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慈悲の意味は仏様にそなえて喉を潤して欲しいという意味が込められた次のような由来に起因します。もともとこの花は精霊棚というお盆の行事にごはんの横に飾られるものとして使われていて、その意味はこの植物がのどの乾きをやわらげるという薬効があるためです。

またこの植物に水を注ぎその聖なる水の力で悪いものを払うという意味の言い伝えにも由来しているでしょう。

そのほかのミソハギの花言葉の意味と由来

フリー写真素材ぱくたそ

【花言葉】悲哀・愛の悲しみ・切ないほどの愛

ミソハギは仏花や墓前に飾る魂をなぐさめるための花(亡くなられた方へのお供え用の花)です。その前提を知って見るとこの花言葉の意味や由来はすぐにおわかりいただけるでしょう。

死んでしまった方への深い愛情ゆえにこみあげてくる悲しさを意味しています。ミソハギの花言葉はたくさんありますが、どれもこの仏花や魔除けなどのバックボーンに由来するものなので気をつけてください。

【花言葉】純愛・純真な愛・無垢な愛情

ミソハギの花言葉には愛という単語が多いですが、これはすべて亡くなられた方へ向けた愛情のことです。もうこの世にいない方に向けてよこしまな心など抱くことはできませんね。

それが転じて純真な愛や無垢(汚れのないこと)な愛情という花言葉として付けられています。生きている方に向けた愛情ではないため、プレゼントなどに使うとその意味を知っている方なら縁起でもないと怒ってしまうくらい失礼にあたるでしょう。ただし仏様に飾ってくださいと渡すのはOKです。

【花言葉】意思の固さ・みそぎ(禊)

フリー写真素材ぱくたそ

この植物がみそぎ(滝行がよく知られますが、この場合植物に水を注ぎその水を対象者に振りかけることで行う儀式・魔除けや厄除け)に使用する萩の花に似ていることに由来する花言葉です。

意味は固い意志を持っていないと厄除けや魔除けはできないということになりますし、みそぎに関しては由来の儀式そのままの意味となるためわかりやすいでしょう。


ミソハギの誕生花は9月6日

誕生花の使い方はこの植物を贈り物とする場合、この誕生日の方に贈ると良いというものですがミソハギは花言葉の意味や由来からとても扱いにくいという特性上誕生花についてもあまり使わない方が良いでしょう。

まとめ:注意が必要なミソハギの花言葉

ミソハギの花言葉は生きている人には使えない

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/247006?title=%E3%83%9F%E3%82%BD%E3%83%8F%E3%82%AE%E3%81%AE%E7%BE%A4%E7%94%9F

今回はミソハギという紫色のきれいな野の花についての花言葉の意味や由来をご紹介してきましたがいかがでしたか?花言葉はいろいろと付けられているものの対象が生きている方ではなく仏様であることから、他の花言葉のようには使えないというところが非常に特徴的ですね。

しかし悪い意味の花言葉ではないためプレゼントには使えないものの自宅で育てたり河原などで摘んできて仏壇の花として飾るのにはまったく問題はありません。むしろそのような使い方をおすすめします。

花言葉が気になる方はこちらもチェック

暮らしーのではミソハギの花言葉の他にもたくさんの植物の育て方・花言葉の意味・開花時期などを解説ご紹介しています。花言葉がお好きな方やガーデニングに興味がある方は是非こちらも見てくださいね。