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料理やポプリに使える!日陰で育つおすすめハーブ15選!気軽に家庭菜園を楽しもう!

料理の香り付けや虫除け、ポプリなどに用いられるハーブを、ベランダガーデニングなどの家庭菜園で育ててみませんか。多くのハーブは繁殖力が強く、日陰や半日陰でも育つので、ほとんど失敗することがありません。日陰や半日陰でも育つ、15種類のおすすめハーブをご紹介します。
更新: 2024年7月11日
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目次

日陰で育つハーブはたくさんある!

Photo bymonicore

ハーブは料理や薬用などと実用的に使えますが、美しくてかわいい花を咲かせるハーブもあるため、ガーデニングで寄せ植えにするのもおすすめ。食べて楽しく、見て楽しい、香りも楽しめるハーブは、日陰や半陽陰でも丈夫に育つ植物です。

ほとんどのハーブは料理にもポプリにも利用できますが、より適切に利用するため、15種類のハーブを「料理向け」と「ポプリ向け」の2つに分けました。(この記事は2021年3月4日時点の情報です)

そもそもハーブとは?

Photo bystevepb

一般的にハーブは、ヨーロッパ風のイメージが強く、とてもおしゃれな感じがします。ところが日本でも昔から馴染みのあるシソやドクダミ、果ては道端の日陰で育つあのスイバ(酸い葉)もハーブの種類なのです。

ハーブとは「香りがする、食などに役立てられる有益な植物」といえそうです。ローズマリーなどのようにハーブの種類によっては利用範囲が広く、家庭菜園にすると何かと重宝します。作物感覚で植えるのもよさそうですね。

日陰で育つハーブ:料理向け

ミント

Photo bymatthiasboeckel

ハーブの中で最も馴染み深いミントは、精油が歯磨き粉やガムに使われています。虫除け効果もあり、身体用スプレーの他、畑への散布や周りに植えるなどの虫除け対策も。ミント水やお茶などの料理にも利用されています。

性質は強く、屋外の日陰でも半日陰でも育つ強いハーブです。強いということは他の植物のパワーを奪いやすいため、性質の強いハーブ近くに植えるか、区切るかして植えることをおすすめします。

ミントにはいろいろ種類がある

ミントにはいろいろな種類があり、原種だけでも20から40種類はあるといわれています。さらに変種ができやすく、600から3,500種類もの品種があるそうです。大別すると強い香りの「ペパーミント系」、やわらかい香りの「スペアミント系」です。

もっとあげると、リンゴの香りのアップルミントやパイナップルの香りがするパイナップルミントなど、いろいろな種類が楽しめます。日陰でも育つので挑戦してみましょう。

パセリ

Photo byAllNikArt

パセリは料理の付け合わせにすることが多く、日本人に馴染み深いハーブです。刻んでキッシュやスープに入れるなど、付け合わせ以外の料理にも使えます。ビタミンCが多く、口臭予防や疲労を回復する効果も期待できます。

半日陰で育つため、茎葉を硬くしないために直射日光を避けてください。ベランダガーデンや屋外での地植えの場合は、日陰でも寒い風で葉が痛まないよう袋をかぶせるなどの防寒対策をすると、よく育つでしょう。

イタリアンパセリ

Photo byPhotoMIX-Company

イタリアンパセリは普段食べているパセリよりも、葉が平たいのが特徴です。苦みがやわらかい反面、風味や香りが強いという特徴もあります。料理方法は普通のパセリと同じように、細かく刻んでドレッシングやソースの風味付けにされます。

栽培方法も普通のパセリと同様に半日陰でよく育つため、日当たりのよすぎる場所は避けてください。鉢を半日陰のベランダーやキッチンなどに置いておけばよく育つし、料理のときも便利です。

コリアンダー

Photo by Ryusuke Seto

セリ科のコリアンダーはタイ語ではパクチー、中国語ではシャンツァイと呼ばれるハーブです。カメムシと似ている独特な香りは好みの分かれるところですが、葉を香草や葉菜に、さわやかな香りの果実を香辛料にと、エスニック料理などに利用します。

日当たりの強い場所ではない、半日陰で丈夫に育つハーブです。適度な湿り気を好むため、小まめに水やりをすることで日陰でもよく育つでしょう。

チャービル

Photo byHans

セリ科のチャービルは、フレンチパセリ、ときには「グルメのパセリ」とも呼ばれます。生の葉を肉や魚などの風味付けの他、サラダやスープ、オムレツなどのフランス料理に使用されるハーブです。薬用として、血圧低下や消化促進にも利用されてきました。

半日陰でよく育つため、葉が硬くなる日当たりのよい場所は避けてください。地植えの場合は董(とう)立ちを防ぐため、日陰で小まめに葉を収穫するとよく育つでしょう。

シソ

Photo byAlexas_Fotos

昔から日本に自生しているシソ(紫蘇)も、さわやかな良い香りがするハーブです。ポリフェノールが多く含まれ、梅干しの色付けや風味付けはもちろんシソジュースなどにも愛用されてきました。別名で大葉とも呼ばれる緑色の青紫蘇は、紫蘇の変種になります。

繁殖力が強く、適度に日当たりのよい場所から半日陰で育つハーブです。夏の日当たりのよすぎる場所では、直射日光を避けてすだれなどで日陰を作るとよく育つでしょう。

チャイブ

Photo byPublicDomainPictures

ネギ科のチャイブは、夏にポンポンのようなピンクのかわいい花が咲くハーブです。繊細な香りで、食材に上品な風味付けをしてくれます。カロテンを多く含み、作物として栽培することもおすすめ。刻んでスープの浮身やオムレツの具材、バターとの相性も抜群。

半日陰で育つハーブですが、日当たりのほどよい場所で育ててください。ベランダガーデニングの場合は、直射日光を避けるために日陰でも寒冷紗などをするとよく育つでしょう。

オレガノ

Photo byNewWorldPics

シソ科のオレガノは、茎や葉の香りがミントによく似ており、さわやかさとスパイシーさが感じられます。乾燥させて肉や魚の臭み消し、ピザ用スパイスなどのトマトベースのイタリア料理に。スパイシーな香りのため、ポプリにするのもよいでしょう。

半日陰でよく育つので、日当たりの強い場所は避けてください。水やりは、鉢植えは表面が乾いたらたっぷりやり、屋外はしおれた場合にやります。日陰を作ってあげましょう。

レモンバーム


Photo byplanet_fox

名前の通りレモンのような、さわやかな香りのするシソ科のハーブです。サラダや魚料理、飲料水などの香り付けの他、ポプリなどにも利用されてきました。薬用としては記憶力の改善や鎮静効果などに効果があるとされています。

日当たりの強くない半日陰で育つレモンバームは、ツヤが出て葉っぱがやわらかくなります。繁殖力が強いので荒れ地や寒冷地、日陰でもよく育つハーブですが、放っておくと雑草化するのでご注意ください。

ソレル

Photo byHans

日本では「スイバ(酸い葉)」、ヨーロッパでソレルと呼ばれるハーブは沖縄以外の道端でよく見かけるため、ハーブという感覚はあまり持たれていません。しかし日本でもヨーロッパでも薬用や食用として利用されてきました。シュウ酸が多く、食べ過ぎると嘔吐することがあるのでご注意ください。

強い種類といえますが、半日陰で育つソレルは、湿度の高い肥えた場所を好みます。この点に注意すればベランダでも丈夫に育つハーブです。

ドクダミ

Photo by karitsu

ドクダミ科のドクダミは、昔から日本で「十薬」として利用されてきたハーブです。白い小さな花がかわいらしいのですが、葉は独特の強い香りがします。解毒や利水、解熱などの効果があるとされており、煮だしてお茶にして飲用します。

適度な日当たりがよい場所であれば半日陰でも育つため、放っておいても旺盛な繁殖力を見せます。よく育つと他の植物を負かしてしまうため、地植えの場合はエリアを区切って植えてください。

日陰で育つハーブ:ポプリ向け

ラベンダー

Photo by titanium22

ラベンダーはベランダでも育つため、ガーデニングなどの観賞用として人気の高いハーブです。香りがはっきりしている点とリラックスできる点から、虫除け効果と催眠効果がいわれており、ポプリが人気。料理用は、砂糖に入れたりクッキー生地に混ぜ込んだりと香り付けにされています。

寒冷地や半日陰でも育つハーブですが、暑さには弱い性質です。夏は、日当たりの強い場所は避けて日陰や半日陰にするとよく育つでしょう。

 

ローズマリー

Photo bymarshallartsstudio

香りが強いローズマリーは、昔から代表的な薬用ハーブとして使われてきました。元気にしたり集中力を高めたりする効果が期待できることから、オイルマッサージに利用されているハーブです。料理用には、消臭効果や抗菌効果があるといわれている点から、葉が肉料理などの香りづけに使われています。

日当たりを好みますが、半日陰の、ベランダでの鉢植えも地植えでも育つ強い性質です。全く日当たりがない北向きはご注意ください。

ベルガモット

Photo byrenatolaky

ミカン科のベルガモットは美味しそうな実を付けますが苦みが強いため生食には不向きです。フレッシュな香りはアロマやポプリに向いており、オーデコロンにも利用されてきました。シソ科で同名(和名タイマツバナ)のハーブがありますが、葉がベルガモットの精油に似ているため名付けられたものです。

半陽陰でも育つハーブですが寒さには弱く、日当たりのほどよい場所も好みます。鉢植は防寒対策をすると、よく育つでしょう。

ラムズイヤー

Photo byHans

ウサギの耳のような触り心地のラムズイヤーは、白い毛で覆われたシルバーリーフの美しい茎葉が特徴です。ガーデニングでは、グランドカバーや花壇周りに植えられるることが多い種類。香りは弱いですが見た目が美しいので、葉っぱを乾燥させてポプリにすることが多いようです。

半日陰でも育つハーブですが、高温多湿と日当たりの強い場所は苦手なため、地植えでもベランダガーデニングでも半陽陰に置いてください。

 

ゼラニウム

Photo by9883074

ゼラニウムには園芸用とは異なる、バラのような香りのハーブゼラニウムという種類があります。さらに、ペパーミントゼラニウムやパインゼラニウムなどの種類も。かわいらしい小花のため、エディブルフラワーとしてデザートやサラダ、クッキーなどの飾り付けで利用されます。他のハーブと合わせてポプリにするのも人気。

日当たりのよい、半陽陰でよく育つハーブです。水やりは、鉢植えは表面が乾いたらやりましょう。

 

日陰で育つハーブを楽しみましょう!

Photo by GMT9

ほとんどのハーブは、日陰や半日陰でも育つ、手間をかけなくてもよい種類ばかりです。反対に日当たりがよすぎるのは、葉のツヤがなくなったり色あせてしまったりするのでご注意ください。

ベランダガーデニングでも地植えでも日当たりが強くならないように、すだれなどをかけて日陰や半日陰にするとよく育つでしょう。ハーブは繁殖力が強いため、失敗したと思っても自然に増えていることもあります。いろいろ挑戦してみましょう!

ハーブが気になる人はこちらをチェック!

日陰や半日陰で育つハーブ栽培に成功したら、ハーブの寄せ植えにも挑戦してみましょう。プロがプロデュースしたガーデニングを実際に観るのも勉強になりますよ!