トケイソウとは
トケイソウの種類
トケイソウの種類は500を超えるといわれ、宗教的な花言葉を持つのが特徴です。耐寒性が強い、白い花弁の「クリア・スカイ」、花弁が紫の「アメジスト」、朱色の「ピレシー」、淡い黄色の「キトリナ」などがあります。実が食べられる「パッションフルーツ」もトケイソウの仲間です。ツル性なので、支柱へ誘引してグリーンカーテンを作るのにも向いています。
トケイソウの花言葉一覧
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| 信仰 | 聖なる愛 | 宗教的熱情 |
誕生花と花の季節
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トケイソウの誕生花は6/10、6/13、6/24、6/27、7/6、7/12、7/21、8/21で、誕生花はトケイソウの花が咲く季節と同じです。花の季節は6～10月と長く、花後にふわふわしたオレンジ色の実をつける種類や、パッションフルーツのように食べられる実をつける種類があります。
花の特徴と名前の由来
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トケイソウ（時計草）という和名は、上の写真からも分かるように、三本の雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えるという特徴に由来します。この花が時計だとすると、文字盤の部分を円形に彩る複数の細い糸のようなものは副花冠といい、中央から先端にかけて紅紫色、白色、青紫色へと変化するのが特徴です。
トケイソウの英語の別名
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トケイソウの別名は、英語で“Passion Flower”（パッションフラワー）です。“Passion” はここでは「情熱」ではなく「受難」という意味で、「キリストの受難の花」という訳になります。イエズス会の宣教師らがラテン語で “flos passionis” と呼ぶ花を、英語にした名前です。トケイソウの花言葉はこの英語名に由来します。
パッションフルーツとの関係
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日本ではあまりメジャーな果物ではありませんが、パッションフルーツという南国の果物は、別名をクダモノトケイソウ（果物時計草）といい、トケイソウ科トケイソウ属の植物です。パッションフルーツの花はトケイソウによく似ており、同じ花言葉を持ちます。
トケイソウは「キリストの受難の花」
トケイソウの花言葉につながるエピソード
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トケイソウの花言葉につながるエピソードをご紹介します。16世紀、トケイソウの原産地であるブラジルに派遣されたイエズス会の宣教師は、その珍しい花を目にしたとき、「かつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという『十字架上の花』に違いない」と信じ、この花を持ってキリスト教の布教活動をしました。
なぜ「十字架上の花」だと信じたのか
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イエズス会の宣教師がトケイソウを「十字架上の花」だと信じたのは、花の形に理由があります。花全体が、キリストの受難（十字架刑）の象徴に見えたのです。花びらは後光や10人の使徒、めしべは十字架、おしべは釘のように見え、十字架にはりつけられたイエス・キリストを想わせました。このエピソードから、宗教的な花言葉がついたのです。
トケイソウの花言葉
キリストの十字架刑に由来する花言葉
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トケイソウの花の形が「キリストの受難（十字架刑）」を象徴しているように見えたことから、宗教色の強い花言葉がつけられました。「信仰」という花言葉はキリスト教信仰を表し、「聖なる愛」という花言葉は神の愛を表し、「宗教的熱情」という花言葉は深い信仰（キリスト教への強い熱意）を意味しています。
信仰
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トケイソウの花言葉の一つは英語では“Faith”といい、「信仰」という花言葉に訳されます。他に、「信頼」という意味もある言葉です。トケイソウの花がキリストの受難（十字架刑）の象徴に見えたことからつけられた花言葉で、キリスト教信仰を表しています。
聖なる愛
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トケイソウの花言葉の一つは英語では“Holy Love”といい、「聖なる愛」という花言葉に訳されます。花の形がキリストの十字架刑のように見えたことからつけられた花言葉です。“Holy”は神聖な、清らかな、神の、といった意味をもつ言葉で、神の愛（イエス・キリストの愛）を表しています。
宗教的熱情
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トケイソウの花言葉の一つは、英語では“Religious Fervour”といい、「宗教的熱情」という花言葉に訳されます。「キリストの受難」を象徴しているかのようなトケイソウの花の形からつけられた花言葉で、熱心なキリスト教信仰を意味する花言葉です。
まとめ
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トケイソウは、時計のように見える特徴的な花が6～10月に咲く、世界中で広く栽培されている植物です。別名を「パッションフラワー（キリストの受難の花という意味）」といい、宗教的な花言葉を持ちます。ツル性なので、支柱に誘引しグリーンカーテンを作ると涼しい日陰が生まれ、長い季節花を観賞できるのでおすすめです。
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