女性に贈るオンシジュームの花言葉
小さい花をたわわに付ける姿から、オンシジュームには、可憐・清楚など素敵な女性をイメージさせる花言葉が付けられました。
花言葉の意味や由来を知れば、さらにオンシジュームが美しく素敵な花だと気付かされます。1月の誕生花としても知られるオンシジュームに素敵な花言葉を添えて贈りましょう。
オンシジュームってどんな花?
中南米原産で蘭の一種のオンシジュームは、多数の花弁をブーケのように一本の花茎から咲かせている植物で、花言葉の由来となっています。花は、黄色・赤・白・ピンク・オレンジとさまざまな色のものがあり、放つ香りはスウィーツのように甘いです。
現在も世界中で愛され、いくつもの花言葉を持っているオンシジューム。美しい花言葉の数々のように、オンシジュームは綺麗でよい香りを放ちます。
名前の由来
個性的な花弁の形・多数の花を付ける様子から、別名「バタフライ・オーキッド」「ダンシング・レディ・オーキッド」とも呼ばれています。別名の由来は、個性的なオンシジュームの花弁が蝶やドレスのフリルに例えられたことです。また、花の姿からつけられた別名に基づいた花言葉付けられました。
日本でも同じように、おなじみの雀の群れに例えて雀蘭(スズメラン)という和名がついています。
花弁の色
素敵な花言葉を持つラン科の中の属性の一つ・オンシジュームは、世界各地で親しまれています。
約400種類ものオンシジュームが存在していますが、大多数が黄色の花弁を持ち、その姿にちなんで花言葉も付けられました。近年ではほかにも、赤・白・ピンク・オレンジなどさまざまな色のオンシジュームが品種改良によって生み出されています。
誕生花
美しい花言葉を持つオンシジュームが誕生花とされている日は、1/15・1/31・2/6・6/20・8/29・10/9・11/4・11/5・11/13・11/28・12/4です。
オンシジュームは、市場で通年で回っているので、それぞれの誕生日に誕生花のプレゼントをしてみては?誕生花のプレゼントには、ぜひオンシジュームの花言葉をメッセージカードに添えてくださいね。
花が咲く時期
オンシジュームは、開花時期が種類によって異なりますが、最もよく咲く時期は、真夏の8月から真冬の12月までです。開花時期は、一般的には冬咲き(12~1月)が多く、1月の誕生花ともされています。オンシジュームには、ほかにも春咲き(4~6月)・秋咲き(9~10月)の種類があり、ほぼ1年中いくつかの種で花が咲く姿が見られるでしょう。
開花の時期に合わせて肥料を与えるなど、開花時期は育て方で大切なポイントとなります。
種類
近年は品種改良によってオンシジュームも多様になりましたが、従来は葉の形でグループ分けされていました。
葉によって分けられたグループは、1~2枚の薄葉を付ける薄葉系のほか、肉厚でとがった葉を持つ剣葉系・肉厚な葉を1枚だけ直立させる厚葉系・棒状の肉厚な葉を持つ棒状葉系があります。
アロハイワナガ
最もポピュラーな種類がオンシジューム・アロハイワナガです。アロハイワナガは、オンシジューム属の中でもとくにバルブが太く、丈夫で育てやすく花が付きやすいといった魅力があります。
一般的な黄色や、黄色に赤が混じったものがあるアロハイワナガ。開花した花は、約1か月間楽しめます。
トゥインクル
バニラやチョコレートのような甘い香りを放つトゥインクルは、12月~3月と比較的遅い時期に開花を迎える種類です。育てやすいトゥインクルは、花付きがよく増やしやすい種類として人気で、稲穂のように垂れ下がるほどたくさん花が付きます。
トゥインクルは、豊富な色が楽しめる種類で、クリーム色・黄色・赤・白・ピンク・オレンジなど多様です。
メイフェア・イエロー・エンジェル
混じりけの無い黄色一色の花を咲かせるメイフェアは、オンシジューム属の中でも珍しい単色の種類です。一般的なオンシジュームの倍以上の草丈がある大柄な種類で、バルブも長く太いため花が咲くとボリューム感があります。
大きく育ちやすく栽培にチャレンジしやすいメイフィアは、初心者に人気の品種です。
ケイロホルム
草丈がコンパクトなケイロホルムは、11月頃から開花を迎える冬咲きのオンシジュームで、芳醇な甘い香りが魅力です。
雲霧に覆われた森林で生まれたケイロホルムは、家庭で栽培する場合も水を多めに与えましょう。また、真夏の強い日差しは苦手なため、熱がこもらないための対策も必要です。
オンシジュームの花言葉・意味・由来
蘭の一種・オンシジュームの花言葉は「可憐」「清楚」「遊び心」「一緒に踊って」など。
オンシジュームの花言葉のラインナップはポジティブなものばかりで、かわいらしい黄色の花を咲かせるオンシジュームにピッタリです。女性に贈る花としてもおすすめのオンシジュームの花言葉について、意味・由来を紹介します。
花言葉①清楚・可憐
かわいらしい女性にピッタリなオンシジュームの花言葉が、かわいいという意味の可憐。可憐は、とくに有名なオンシジュームの花言葉ですが、由来はオンシジュームの花弁が蝶に見えることからだそうです。
また、同じくオンシジュームの有名な花言葉が、穢れの無い清らかな姿という意味を持つ清楚。どちらも、女性がもらって嬉しい素直でポジティブな言葉ですね。
花言葉②気立てのよさ
気立てのよさというオンシジウムの花言葉は、心の美しい女性に贈りたい素敵な言葉です。
気立てとは、他人に対する心の持ち方という意味を持ち、親切な性格の人を「気立てがよい人」と言います。花言葉としてならば、誰に対しても優しい親切な人や心の美しい人に贈りたい言葉ですね。オンシジュームに感謝の花言葉を添えて、気持ちを伝えましょう。
花言葉③一緒に踊って
個性的な花弁のフリルがドレスを着た女性が躍る姿に似ていることが由来で生まれました。一緒に踊ってという花言葉は、女性を褒め称える意味が込められています。
海外ではダンシング・レディ・オーキッドと呼ばれるオンシジューム。一緒に踊ってという花言葉で、心の距離を縮めましょう。
花言葉④遊び心
遊び心には、必要不可欠ではないがあれば楽しいものという意味合いがあり、心の余裕をあらわす素敵な言葉です。
遊び心を花言葉としてとらえる際には、かしこまらないフランクな気持ちを贈るものと捉えられます。贈る人の心のゆとりが感じられるおしゃれな花言葉です。
オンシジュームの育て方
湿度・温度がちょうどよく日当たりも良好なことが育て方のポイントです。5月~10月の生育期にしっかり日光を浴びることで、開花時期に発色のよいきれいな花を咲かせます。
ただし、真夏の直射日光に長時間当てると、植物が焼けてしまうので、遮光ネットを利用するなどして日当たりを調節しましょう。また、オンシジュームは寒さに弱いため、冬は室温10度以上の屋内に入れてください。
土づくり
蘭の仲間の育て方は、乾燥に弱く、栽培には工夫が必要です。土づくりの際は、水はけと保水性のバランスをよくすることがポイントとなります。
保水性と水はけのよさを併せ持つ園芸資材と言えば、水苔。水苔は、苔の一種を乾燥させブロック状に固めたもので、観葉植物など根元を日光や乾燥から守るために使用します。水苔を使用しない場合は、鉢にバーク・ヤシ柄チップ・軽石などが混合したものを使用しましょう。
水やり
蘭は、乾燥が苦手なので、用土が乾燥しないように気を配るのも育て方のポイントです。
水やりは、四季に関係なく、土が乾いたら水やりしてください。夏の間は、土が乾燥しやすいため、1日に1回以上の頻度でこまめに水やりをしましょう。また、オンシジュームは、寒さへの耐性も低く、冬場の水やりは日中の日が出ている時間に行ってください。
肥料
肥料は、固形の有機肥料に加えて、液体肥料を使用します。有機肥料は、4月~7月頃にかけて月毎に1回の頻度で与えましょう。また、液体肥料も併せて与えると生育がよくなります。
開花するにしっかり肥料を与えるのがオンシジュームの育て方で大切なポイントです。開花時期になったら肥料はいりません。
植え替え

3年に1回植え替えが必要なオンシジュームですが、植え替えの仕方も育て方の重要なポイントです。適期は温かくなる4~5月頃ですが、成長したオンシジュームのバルブが鉢からはみ出した頃合いを見計らって植え替えましょう。
水苔を使用して植え替える場合は、古いものをカットして取り除き、底へ新しい水苔を入れます。
オンシジュームの飾り方
美しい花言葉を持つオンシジュームを部屋に飾れば素敵なインテリアになります。花をたわわに付ける美しいオンシジュームは、芳醇な香りを放つため室内に飾る花としておすすめです。
お部屋のインテリアに取り入れて、いつでもかわいらしいオンシジュームの花言葉を思い出してくださいね。
飾り方は切り花がおすすめ
蝶のような花弁が美しいオンシジュームの飾り方は、切り花がおすすめです。オンシジュームは、切り花にしても花持ちがよいため、長く鑑賞を楽しめます。
飾り方は、バルブを斜めにカットして、花瓶に生けます。茎が長い植物なので、花瓶は深くしっかりとした重さのあるものがおすすめです。また、そのほかの飾り方として、植木鉢やプラスチック鉢のまま室内におくのもいいでしょう。
飾り方のポイント
花がきれいに見える向きに注意することが、飾り方のポイントです。オンシジュームの花がきれいに見える向きに気を付けながら、花瓶に生けましょう。また、室内の温度が適していないと花が散りやすくなります。室温は、10~20度に保つようにしましょう。
花言葉を添えてオンシジュームを贈ろう
女性をイメージさせる花言葉をもつオンシジュームは、名前がどうしてついたか・花言葉の意味は何かなどの詳細を知るともっと素敵に見えてきます。オンシジュームのかわいらしい花言葉が似合う素敵な女性に贈りましょう。
オンシジュームは1月の誕生花であることから、冬生まれの人へのプレゼントとしてもおすすめです。黄色だけでなく、ピンク・白・オレンジなどさまざまな色の花を咲かせるので、お気に入りの一株を見つけてくださいね。
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