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オクラ栽培のコンパニオンプランツ!一緒に育てることができる野菜や植物とは?

オクラは簡単な育て方でたくさん収穫できる家庭菜園にもおすすめの野菜です。コンパニオンプランツとはオクラの育て方でプランターなどに苗を混植すると相性のいい植物のこと。オクラ栽培でおすすめのコンパニオンプランツをご紹介しましょう。
更新: 2024年9月21日
佐藤3
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はじめに:オクラのコンパニオンプランツは

オクラと一緒に植えるコンパニオンプランツ紹介

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2847999?title=%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2%E5%9C%92%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%81%A8%E3%83%9F%E3%82%BE%E3%82%BD%E3%83%90

オクラにはたくさんのおすすめのコンパニオンプランツがあります。これからオクラの家庭菜園をするならこのコンパニオンプランツを知らないと損をするくらい収穫量が増える相性の良い植物まであるのですからオクラ栽培は簡単なのに奥が深いですね。

今回はこのオクラのコンパニオンプランツとして混植するとよい野菜や花を効果別に分けてわかりやすくご紹介します。コンパニオンプランツとは何か、オクラ栽培をする前に何と混植したらよいのか忘れずにチェックしてください。

シソや枝豆などとの相性を一挙紹介

オクラのコンパニオンプランツとして有名なものにシソやマリーゴールド・枝豆があります。今回はこれらシソやマリーゴールド・枝豆の他にもトマト・パセリ・ナス・きゅうりやニラ・ネギなど多くの植物についてのオクラとの相性も解説していきましょう。

オクラ栽培前に知っておきたい基本情報

オクラとそのコンパニオンプランツをご紹介する前にまずはオクラという植物についてご説明しましょう。

オクラの基本情報

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1131212?title=%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9

科・属 アオイ科アオイ属
原産地 東北アフリカ
英語名/学名 Okra・Gombo/Abelmoschus esculentus Moench
育て方難易度 簡単

オクラの特徴や性質

オクラは緑色や赤色種がありますが加熱するとどちらもあざやかな緑色に変わるのが特徴です。生食の他味噌汁の具材や天ぷらなどにも使われる便利な夏野菜。

栽培する場合は乾燥させすぎると目に見えて作物が小さくなってしまうので、結実する頃は夏であることも考慮に入れプランター栽培なら水切れにも注意すると良い作物が収穫できるでしょう。

オクラの収穫期間・時期

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3914738?title=%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9

オクラは温暖地域であれば種まきをしてから約3ヶ月ほどで収穫ができます。苗を買ってきて植え付ければもう少し短い期間で収穫まですすめることができるでしょう。

収穫時期は7-8月。温かい地域であれば11月近くまでオクラを収穫することができるといわれています。

コンパニオンプランツの意味


コンパニオンプランツとは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2966722?title=%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%EF%BC%88%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%EF%BC%89

コンパニオンプランツは共栄作物または共存作物とも呼ばれている一緒に近くに植え付けておくことによって良い効果のある2種類以上の植物の植え方と植物自体のことを差す言葉です。

コンパニオンとは宴会などでお世話をしてくれる職業を思い出す人も多いでしょうが、英語では付き添い・仲間・連れという意味があり日本語に訳すとすると付き添い(で植える)植物という意味になるでしょう。

コンパニオンプランツのいろいろな効果

ともに栄える・一緒に生存するという漢字名のコンパニオンプランツは植える組み合わせによっていろいろとその期待できる効果にも変化があらわれます。よく知られるマリーゴールドには連作障害が出にくくする・受粉をうながす昆虫類を集めるという効果が有名です。

このほかにも栄養を作り出し肥料を節約したり、多段栽培にすることで同じ畑の広さで生産量をアップするなどという組み合わせもコンパニオンプランツと呼ばれます。

混植がすべて良いわけではない

フリー写真素材ぱくたそ

コンパニオンプランツを近くに植えることを短い単語で混植・混作と呼びます。非常に短いわかりやすい単語で状況を示すことができるのでこの記事でも混植という言葉をコンパニオンプランツ同士を近くに植えるという意味で使っていきましょう。

この混植も適当にしたのではまったく意味がない、または逆効果で悪影響がでるものもあります。畑にいくつかの植物を近くに混植する場合はコンパニオンプランツの影響をよく理解したうえで家庭菜園をおこなってください。

オクラのコンパニオンプランツ【病気害虫に効く】

オクラの基本情報とコンパニオンプランツの意味をご説明したところで、早速オクラのコンパニオンプランツとしておすすめの植物紹介に入ります。まずは病気の発生や害虫忌避などはじめて家庭菜園をする人にとって育て方が楽になる相性の良い植物からです。

オクラとマリーゴールドを混植しよう

タキイ種苗 アフリカンマリーゴールド キース

出典:Amazon

マリーゴールドといえばオレンジや黄色の鮮やかな色が目立つ植物で草丈も20-30cm程度と小さな花です。この植物のコンパニオンプランツ効果は非常に定評があり多くの作物とのプランターでも混植がされているもの。

もちろんオクラとの相性も抜群で、とくにネコブセンチュウの忌避効果によりオクラの根こぶ病・根腐れ病対策に有効な植物。マリーゴールドの苗を選ぶときはフレンチ種ではなくアフリカ種と呼ばれるものの方が効果が高いといわれます。

シソのコンパニオンプランツの働き

サカタのタネ 青ちりめんしそ

出典:Amazon

オクラのコンパニオンプランツとして害虫を寄せ付けないという効果がある代表的な野菜がシソです。シソといえばその香りが独特で薬味として生食にしたり鶏肉と合わせて揚げ物・炒めもののワンポイントに使われるなど多くの人が香りが強い植物であることを身をもってご存知でしょう。

この香りは一部の害虫によってはとても苦手とするにおいであるため近くに植え付けることでその害虫を忌避(嫌い遠ざけること)するのにとても役立ちます。

ニラやネギのコンパニオンプランツ効果


害虫の忌避効果のある植物はよほど相性が悪いものでない限りコンパニオンプランツとしていろいろな野菜に使いまわしできる便利さがあります。シソと同じく香りが強い個性のあるニラやネギがそれらの混植におすすめの理由です。

オクラだけに特定するわけではないので一般的にはあまり言われていませんが、家庭菜園のプランターでの害虫対策の育て方のひとつとして野菜と一緒にネギやニラを3-4本植え付けておく方も少なくありません。

意外?きゅうりもコンパニオンプランツ

ずーっととれるキュウリの苗

出典:楽天
出典:楽天

プランターなど特に小さな家庭菜園の育て方環境内でオクラと混植するのをおすすめするわけではありませんが、コンパニオンプランツで害虫忌避効果のある野菜の中にきゅうりも含まれます。きゅうりが遠ざけてくれる虫はアブラムシとセンチュウ類。

どちらもどんな植物でも遠ざけたいいやな虫たちですね。プランターでは狭くて混植は難しいですが、畑などで植え付けする際にはきゅうりの畝とオクラの畝を隣同士またはくっつけて植え付けるのもひとつの手でしょう。

オクラのコンパニオンプランツ【収穫アップ】

オクラのコンパニオンプランツは害虫や病気予防対策だけでなく、一緒に植えると作物の収穫量が増えることが嬉しい野菜もあります。害虫忌避のようにたくさんの種類はありませんが、ここではオクラのコンパニオンプランツ収穫増量編として枝豆など豆類とパセリをご紹介します。

枝豆などマメ科の植物との相性

農家の方にお話をうかがうと、枝豆などの豆類をオクラと一緒に植えると良いといわれます。コンパニオンプランツ的な効果があるのかと伺ったところ、豆類と共生している根粒菌はチッソという野菜肥料などに含まれる成分を自生するという働きがあります。どうやらこのチッソがオクラの栄養にするのが目的のようです。

オクラと一緒に植えても平気なのか

枝豆はオクラ同様かまたそれ以上に同時期に大きくなる野菜です。そんなに一気にプランターで育てたらいくらチッソを作るといっても栄養不足にならないか心配される方も多いでしょう。

これには枝豆とオクラこのふたつの植物の根の張り方に大きなポイントがあります。枝豆の根は浅いところで広がり、オクラは地中深くまで伸びていく根であるためプランター内の栄養をまんべんなく取り合いすることなく利用できるのが良いとされています。

パセリのマルチで地面の乾燥を防ぐ

パセリも一応香りが強い野菜なためコンパニオンプランツとして使われますがオクラとの相性は不明です。ナス科の作物とはお互いの害虫忌避効果で混植すると良いとはいわれています。パセリも収穫できるので収穫量は当然増えるでしょう。

パセリをオクラの近くに植え付けることで夏の直射日光が苦手なパセリの日陰を作ってくれる、パセリが下に葉を茂らせることで土のマルチのような役割をして夏場でも土の水分の蒸発を防ぎカラカラにならないという効果はあるようです。

オクラのコンパニオンプランツに向かない作物

ここまで良い効果が期待できるオクラのコンパニオンプランツを見てきましたが、この野菜や花は一緒に植えてはいけないというオクラの反コンパニオンプランツ的な存在にも着目してみましょう。絶対に近くに植えてはいけないその野菜とはこちらです。

トマトとオクラの組み合わせ


Photo bykie-ker

オクラのコンパニオンプランツとしてトマトは不適合な野菜と言われています。それはトマトがネコブセンチュウと呼ばれる連作障害で大きな被害を出すものを増やすためです。これはトマトだけではなくナス科植物すべてに言えることなので、トマトの他ナスも近くに植えないようにしてください。

トマトだけでなくナス科全般に言えること

Photo byI_hoernchen

こちらでは具体的な野菜の種類名ということでトマトとさせていただきましたが、これらのよくない影響はトマトだけでなくナス科の植物すべてに言えること。ナスも夏野菜として家庭菜園で人気の野菜ですが、オクラと一緒に植えることは避けてくださいね。

まとめ:オクラのコンパニオンプランツ

オクラはコンパニオンプランツと一緒に植えよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1956607?title=%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%83%BB%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%81%BF%E3%81%AE%E5%BD%B1

いかがでしたか?オクラというひとつの野菜に対してもたくさんのコンパニオンプランツがあることがおわかりいただけたでしょう。特に害虫忌避効果のある香りの強い野菜類は、夏場の家庭菜園ではちょっと足りないときに使えるものばかりで一緒に育てるのにとてもおすすめです!

コンパニオンプランツに頼り切らないで

しかしコンパニオンプランツは肥料や農薬と比べるとその効果はあまり大きくありません。見た目は多少悪くても良いので(虫に少し食われるくらいなら気にない)無農薬で育てたい方や肥料を少しでも節約したいという方にはおすすめできますが、これで農薬や肥料を使った時と同じように栽培できるかといわれるとNOです。

うまくこれらのコンパニオンプランツも使いつつ、農薬や肥料も併用してオクラのコンパニオンプランツを選んでみてくださいね。

コンパニオンプランツが気になる方はこちらもチェック

今回はオクラのコンパニオンプランツに焦点を当てていろいろな野菜や花などを見てきました。オクラだけでなくコンパニオンプランツについてもっと知りたいという方はこちらの記事が役立つでしょう。コンパニオンプランツとして有名なマリーゴールドの紹介・解説記事も是非見てくださいね。