カーボンバックパッキングテント ダイニーマ付き
アンドワンダーCUBENFIBERBACKPACK
アンドワンダー キューベンファイバーサコッシュ
アンドワンダー ダイニーマウォレット
話題のダイニーマって何?
近年はアウトドア製品の中に薄手のビニールのような生地を使用したウルトラライトなどと呼ばれる製品が増えているようです。テントやバックパックからサコッシュなどの小物まで多くの種類の製品・用途に使われています。
この薄い生地の正体がダイニーマと呼ばれる素材で、とにかく薄くて強度抜群で耐久性に優れたメリットだらけの素材です。210D Dyneemaという細い繊維を織り上げたダイニーマは透湿性にも優れた点で他の素材と違います。
日本発祥の素材
ダイニーマとは日本のメーカー東洋紡とオランダの会社が共同開発した新素材の繊維です。日本では「イザナス」という商標で東洋紡から提供されておりダイニーマと同じものを指します。
東洋紡は明治15年に創業された日本の紡績業界の名門と言われる繊維メーカーで、繊維を中心に化成・バイオ・医療などの分野で高機能製品の開発と製造を行なっている会社です。創業者は渋沢栄一で、かつては女子バレーボールの強豪としても知られていました。
ダイニーマの特性
超高分子量ポリエチレンを活用した繊維で次世代の高性能繊維とも呼ばれるダイニーマは、特殊なポリエチレンが原料です。従来の素材には無かった多くのメリットを持った商標素材と言えます。
一般的なナイロン素材とは違いさまざまな点で優れた特性を持ったダイニーマ(イザナス)について主な特徴を整理するので参考にしてください。
ダイニーマ繊維の特徴
ダイニーマを形成する超高分子量ポリエチレンの特徴とは、強度が強く高弾性率で更に軽いと素材であることです。摩耗に強く、耐疲労強度や衝撃吸収性能が高い上に、耐候性・薬品性の面でも高い性能を示すデメリットが見つからない素材と言えます。
水を吸収しても劣化する心配がなく水に浮かぶほど軽量なので、船舶関係や釣りの分野でも活躍している素材です。融点が150℃と低いことが唯一のデメリットと言え、耐熱性を必要とする場所には使うことができません。
ナイロンとの違い
ナイロンは低価格で強度や耐久性に優れたメリットがある素材です。ただし水に濡れると吸水性があるので最大25%の強度低下を起こし、凍結した場合は強度が半分以下に下がるというデメリットがあります。
ナイロンに比べて分子量が多いダイニーマは強度も約5倍と高く、細くて強い特性を持った繊維です。吸水性がなく紫外線に対する抵抗はナイロンより若干劣りますが、透湿性に優れ多くの用途で使えます。
ダイニーマを使用した生地の種類
ダイニーマはこれまで説明したようにさまざまな用途に使われるデメリットのない優れた素材です。そのためダイニーマを素材として使用した生地がいろいろ開発されており、他の生地にはない使いやすさや耐久性を活かした多くの種類の商品があります。
ここからはダイニーマを取り入れた代表的な生地について、3種類に絞ってそれぞれの特徴を詳しく紹介するので参考にしてください。
ダイニーマ・コンポジット・ファブリック
まず最初はDYNEEMA COMPOSITE FABRICS(DCF)と呼ばれる生地で、ダイニーマ繊維を紫外線硬化樹脂と言われるもので挟み込んで加工したとても薄い生地です。
DCFの特徴は織り目や編み目がない生地なので、通気性がなく水も通さないため用途が広がります。旧称のキューベン・ファイバーに馴染みがある人も多く、昔から生活に密着した商品に使われてきた生地です。
ダイニーマ・コンポジット・ハイブリッド
続いては軽量ポリエステル繊維やダイニーマ繊維などをDCFに重ね合わせてラミネートした、DYNEEMA COMPOSITE HYBRIDSと呼ばれる生地です。DCFより一段と高い耐摩耗性と耐引裂き強度を実現したハイブリッド生地と言えます。
進化したこの生地は防水性にも優れており、水を完全にシャットアウトしてくれる優秀な生地です。これだけ性能を高めた生地なので価格は高くなりますが、それだけの機能を備えた生地と言えます。
ダイニーマ・ハードライン
3つ目はDYNEEMA HARDLINEと呼ばれる生地で、ナイロン生地にダイニーマ繊維を織り込んで強度を高めた生地です。一般のナイロンと比べると摩耗に強く破れにくいので、海や山など厳しい状況でも安心して使えます。
裏地には耐水性が高く耐荷重性に優れた素材が使用されており、DCFほどの防水性能はないもののナイロンとDCFの中間的な生地です。あまり高価でなくナイロンの性能を高めた使い勝手の良い生地と言えます。
ダイニーマを活用した各種製品
分子量を変えて特性を変化させた新時代の生地と言えるのがダイニーマです。透湿性秀でた素材なので紫外線防止材と組合せたりしてダイニーマを活用したさまざまな商品が開発・改良されており生活に密着して使用されています。
ここからはダイニーマを使った代表的な製品の中から厳選して、どのようなメリットが加わったのかの紹介です。今後も多くの製品に取り入れて、私たちの生活を更に快適にしてくれることでしょう。
テント
ダイニーマの特性である軽量性と防水性を遺憾なく発揮してくれる製品の代表がテントです。テントの素材して要求される防水性と透湿性をどちらも満足しており、紫外線を防ぐ素材との組合せで耐久性に優れた製品になります。
PU加工された一般的な素材とは異なり、雨を受けても加水分解を起こさないダイニーマは生地の劣化を防いでくれるので長く使用できる点がメリットです。また大型のテントでも素材が軽く強度が高いので、コンパクトで持ち運びも便利と言えます。
カーボンバックパッキングテント ダイニーマ付き
バックパック
超軽量で耐久性に優れ防水機能にも秀でたダイニーマは、バックパックにも最適な素材です。特に超軽量製品のメーカーがこぞってダイニーマ繊維を活かしたバックパックを販売しています。
どのバックパックも非常に軽量で背負いやすく耐久性にも優れており、長く愛用する相棒として選ぶ人が急増中です。天気の変わりやすい自然の中では超軽量で防水性能に優れた素材はベストマッチと言えます。
アンドワンダーCUBENFIBERBACKPACK
サコッシュ
サコッシュはアウトドアでスマホや財布などの小物をコンパクトにまとめて持ち運ぶときに役立つアイテムで、近年キャンプや登山に活用する人が増えています。ダイニーマ素材のサコッシュは高い強度と優れた耐久性をもつので、野外でタフな使い方をしても破れる心配がないアイテムです。
小物を便利に収納して持ち歩けるサコッシュの利用は近年男女ともに増えており、ダイニーマ繊維のもつ破れにくく高い防水性を備えた製品は人気が高いアイテムと言えます。
アンドワンダー キューベンファイバーサコッシュ
ウォレット
登山やキャンプで使うウォレットは中身が濡れないことが絶対条件ですが、ダイニーマ素材のウォレットは軽くて丈夫な上に防水性が高いので安心です。防水性能が高いだけでなく、引裂き強度が非常に強いので何かで引っ搔いても破れません。
貴重な財布や小物を雨から守り、肌身離さず持ち歩いても安心です。収納する小物に応じてウォレットとサコッシュを使い分けても良いでしょう。アウトドアに出かける際の必需品と言える頼もしいアイテムです。
アンドワンダー ダイニーマウォレット
薄くて、軽くて、強いダイニーマ
アウトドアに出掛けるのは荷物が重たくて雨に濡れたり破れたりというマイナスイメージが強かった時代から、今ではおしゃれで快適な趣味に変わってきました。新素材の活用で軽くて丈夫な製品が多く販売中です。
中でもダイニーマは超薄生地で超軽量化を実現しており、強度や耐久性にも優れた万能な素材として注目されています。ダイニーマを使ったさまざまなアイテムをアウトドアに取り入れて快適な時間を過ごしましょう。
ダイニーマが気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは、薄くて軽いのに耐久性は抜群!ダイニーマの魅力と素材に取り入れた商品をご紹介!以外にも便利な新素材に関連した記事をたくさん掲載しています。
アウトドアライフを更に快適に楽しむために、改良が加えられたアイテムを見つけてみてはいかがですか。知ってくらしーのでは、あなたのアウトドアライフを更に楽しくする情報をお届けします。

ウェーディングジャケットおすすめ10選!機能や素材など選び方もご紹介!
ウェーディングジャケットのおすすめ10選です。ウェーディングジャケットの機能や選び方、レインウェアとの違いについても紹介しています。ウェーデ...

ノースフェイスのレインウェア11選!快適に雨を防ぐ高性能素材が凄い!
雨の日に役に立つ防水性能を持ち、雨の浸透を防いでくれるノースフェイスのレインウェアを紹介します。ゴアテックスは有名ですが、他にもハイベントを...

アウトドアハットおすすめ10選!デザインと素材重視で目的別にご紹介
アウトドアハットで日焼け対策は万全に!つばの広いアウトドアハットなら、紫外線から顔を守ってくれます。今回はアウトドアハットのおしゃれなデザイ...