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秘境に咲き誇る四季折々の花畑が見どころ!祖母山のおすすめ登山コースをご紹介!

九州で登山初心者にも人気の山といえば、綺麗な紅葉やブナ林が広がる祖母山が有名です。ここでは、祖母山の登山情報を紹介!登山者に人気の4つのコースの特徴を紹介しているので、自分のレベルに合った登山コース選びの参考にしてください。
2021年2月25日
クロタノブタカ
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目次

はじめに

フリー写真素材ぱくたそ

九州エリア難易度の低い人気登山スポット「祖母山」は、オールシーズン登山を楽しむ事ができる山で、有名な登山コースが4つ存在します。ここでは、初心者でも気軽に登山を楽しめる難易度の低い登山コース、登山に慣れた方でも満足できる難易度のコースを紹介していきます。自分のレベルを見極めながらレベルに合ったコース選びの参考にしてください。(料金・時間等は2021.2.23時点のものです)

祖母山とは

祖母山は九州宮崎県と熊本県、大分県にまたがって広がる九州でも有名な信仰の山として知られています。標高は、1756メートルで、何度が高くないので、登山初心者でも日帰り登山を楽しめる山です。美しいブナ林が広がる広がる山でもあり、年間を通して表情を変える祖母山を楽しみながら登山ができます。

5月から6月は、ツツジが綺麗な花を咲かせ、11月から12月にかけてブナ林が美しい紅葉を見せてくれます。1月2月には、足元にブナのはが落ち九州にも冬が訪れます。

祖母山登山に最適な季節&服装は

Photo bySimon

初心者でも登山を楽しめる難易度の祖母山で、登山を楽しむ最適な季節は、新緑を迎える5月から6月、夏山シーズンを迎える、7月から9月、そして綺麗な紅葉が広がる10月から11月中旬です。冬の季節も登山を楽しむ事はできますが、天候によっては、積雪がある場合も考えられます。

春の登山シーズンは、朝と昼の気温差が大きくなるので、服装に注意する必要があります。脱ぎ着がしやすい服装を用意すると良いでしょう。梅雨の時期は雨を防ぐ服装、秋から冬の登山シーズンは、ダウンジャケットと合わせてインナーも暖かい服装をするように心掛けてください。

尾平鉱山登山口から祖母山山頂を目指すコース

地図で確認!尾平鉱山登山口情報

九州大分県豊後大野市側から祖母山山頂を目指す際の登山口が「尾平鉱山登山口」です。地図でも表示されていますが、バス停と駐車場が整備されており、周辺にはキャンプ場が設置されてるので、キャンプ場に宿泊して登山を楽しむのもおすすめです。

地図で確認!尾平鉱山登山口から北ルート・南ルートを選択

尾平鉱山登山口から、祖母山山頂を目指す場合、北側コースを歩く登山道と南側を歩く登山道が用意されているので、どちらのコースを歩くのか選択する必要があります。

北側登山コースは、宮原登山コースと呼ばれており、尾平鉱山登山口から祖母山を目指す登山初心者の方も多くが選択する片道所要時間、4時間30分のコースです。

南側のコースは、黒金山尾根コースと呼ばれ、川上渓谷に沿って片道所要時間5時間の登山コースです。

尾平鉱山登山口から北ルートを歩く


大分県豊後大野市川にある尾平鉱山登山口から北ルート(宮原コース)を歩く際、南側ルートとの分岐までは同じルートを歩きます。スタート地点の標高は600メートルですが、祖母山の山頂の標高は、1756メートルなので、約1000メートルの標高差があることになります。

尾根を歩くコースになっていますが、所々尾根がやせており、足元に注意しながら歩かなければ危険な地点も存在します。祖母山の山頂まで近づくと、馬の背と呼ばれるスポットが現れ、5月から6月の時期には、綺麗なツツジやナナカマドの花を見る事ができます。登山口から水を補給する場所はありませんが、祖母山山頂近くに建つ「祖母山9号目山小屋」のそばに水場が設置されています。

尾平鉱山登山口から南ルートを歩く

尾平登山口から黒金山尾根を歩く南ルート(黒金山尾根コース)は、登山者にあまり人気がないコースですが、静かに歩きたいと言う方や、後ろから追いつかれると焦ってしまうと言う登山者にとっては、自分のペースを維持しながら歩く事ができるコースです。

しかし、こちらの登山コースは、祖母山山頂までアクセスする時間が最も長いルートでもあり、初心者が日帰りで山頂と登山口を往復するプランを立てるのは難しいコースといえます。登山口から川上渓谷を進むと途中から尾根に入り、途中に水場が設置され、天狗岩を見る事ができます。
 

北谷登山口から祖母山山頂を目指すコース

地図で確認!宮崎県側【北谷登山口情報】

宮崎県高千穂町方面から、祖母山登山を楽しむ際の登山口は、北谷登山口です。こちらの登山口には、北谷登山口休憩所や、駐車場、トレイの設備が整っており、バス路線は無いので、タクシーやマイカーでアクセスする方向けの登山口となっています。

地図で確認!宮崎県側【北谷登山口北からルート・南ルートを選択】

北谷登山口からは、祖母山の山頂までの2つのルートが存在します。南ルートは、ロープやハシゴ、泥状の道など足元に注意しなければ危険も感じるエリアが点在していますが、最短ルートで祖母山の山頂までアクセスする事ができるコース!

北ルートは、1合目から9合目のチェックポイントが用意され、水場や眺めの良いスポットなどが見られる初心者におすすめできる登山コースとなっています。

小学生でも歩ける!北谷登山口から北ルートを歩く

宮崎県高千穂町方面から祖母山の山頂を目指す際の登山口、北谷登山口からは、北ルートと南ルートの分岐となっており、北側ルートを歩くのであれば、3つに分かれた分岐を間違えない様に、標にしたがって足を進めましょう。

アップダウンを繰り返しながら、標高1100メートル地点から、標高1446メートル地点の三角点を目指しましょう。三角点は、4合目と5合目の中間にある、祖母山の中でも景色の綺麗なスポットとして知られる場所です。登山口から1時間10分ほどで到着するので、絶景を眺めながら休憩するのも良いでしょう。

三角点から国見峠を目指す

三角点で絶景を眺めながら休憩したら、標高1480メートルの国見峠を目指しましょう。所要時間は約1時間。5合目を過ぎるとぬかるんだ登山道が現れるので、防水性の登山靴を用意しておくと安心です。三国境分岐を過ぎると登山道は下り始めますが、15分程歩くと、上りに変わります。15分ほど上ると避難救助用ヘリポートが設置された三国峠へ到着です。

三国峠には、小さな広場が広がっているので、2回目の休憩スポットとして登山計画を立てておくのも良いでしょう。

三国峠から祖母山山頂を目指す


標高1486メートルの三国峠を過ぎると8合目を過ぎ、祖母山に広がる美しいブナ林が見られるようになります。標高1756メートルの山頂まで登るので、若干傾斜がきつくなってきますが、祖母山山頂まで約45分で到着する事ができます。

9合目を過ぎると、祖母山九合目小屋が見えきます。小屋を過ぎると尾平高山登山口からの登山道との分岐を過ぎ祖母山山頂へ到着です。

宮崎側【北谷登山口から南ルートを歩く】

宮崎県側の登山口「北谷登山口」から南側ルートを使った最短ルートで登山を行うと、約2時間50分程で祖母山山頂へ到着する事ができます。ただし、先ほどお伝えしましたが、泥状の登山道には、ロープが渡され、祖母山山頂付近では、ロープを掴み、ハシゴを登って山頂を目指すコースとなっています。

コースの途中、標高1453メートルの地点には、祖母山登山の見どころでもある、風穴を見る事ができます。夏の登山シーズン風穴は涼しいスポットとなっているので、夏山シーズンこちらのコースを使ってみるのもおすすめですよ。

夏登山シーズンにおすすめ風穴から山頂を目指す

風穴から祖母山山頂までは、約1時間40分程で到着します。登山コースに岩が現れたら、絶景スポットです。岩の上から祖母山の美しい景色を満喫!ブナ林が広がる登山コースでもあるので、11月から12月にかけて綺麗な紅葉も広がります。

祖母山登山!アクセス方法

尾平鉱山登山口までのアクセス方法

Photo bydimitrisvetsikas1969

尾平鉱山登山口を利用する方は、車でのアクセスはもちろん、バスを利用したアクセス方法も選択する事ができます。

車を利用してアクセスする場合、「もみ志゙や旅館駐車場」は、マップコード498841226を、北谷登山口駐車場を利用する場合は、マップコード685249136をカーナビに入力してみてください。駐車場には限りがあるので、秋の登山シーズンは早めに駐車場が満車になる可能性も考えて行動することをおすすめします。

尾平鉱山登山口までバスを利用してアクセスする方法

Photo by jinkemoole

尾平鉱山登山口へバスを利用してアクセスする場合、阿蘇方面から電車で緒方駅までアクセスし、コミニティーバス「長谷川線」に乗り換え尾平鉱山バス停で下車してください。

北谷登山口までのアクセス方法

北谷登山口から登山を楽しむ方は、車やタクシーを利用してアクセスする方法しか用意されていません。車の場合は、宮崎県高千穂市街地から約50分でアクセス可能。タクシーの場合、高千穂から約1時間(6800円)でアクセス可能です。


祖母山登山!山小屋宿泊情報

祖母山の登山コースの紹介で登場した「祖母山9合目小屋」ですが、一般的な山小屋と少々異なる点があるので、紹介しておきましょう。一般的な山小屋のイメージは、管理人が在住し、食事の提供などを行うイメージが強いですが、祖母山9合目小屋は、管理者は在住しておらず、食事の提供も行われません。しかし、宿泊することは可能で、毛布が用意されています。

祖母山9合目小屋の利用料金

季節関係なく通年営業を行なっており、宿泊可能定員は、40名まで受入可能となっています。

シーズン 料金
5月から9月シーズン 2,000円
10月から4月シーズン 2,300円

まとめ

Photo by megu0919

九州の山の中でも、難易度の低いコースが用意された山「祖母山」の登山情報を紹介してきました。小学生でも登山を楽しめるレベルのコースも紹介しているので、これから登山に挑戦しようと考えている方もぜひ登山情報を参考にしてください。

登山に関する情報が気になる方はこちらもチェック!

初心者にもおすすめの登山用品を下記リンクで紹介しています。祖母山登山情報と合わせてご覧ください。