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ファイヤーピストンとは?その特徴やおすすめ商品、作り方のコツまで一挙ご紹介!

ファイヤーピストンという便利なアイテムをご存じでしょうか。ファイヤーピストンは、コンパクトで手軽に火が起こせるアイテムです。キャンプで使う人が増えており、今回はそのファイヤーピストンについて、その特徴やおすすめ商品、また、DIYで作る方法をお伝えします。
2021年2月17日
大石ゆう
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

アメリカ製 キャンプファイヤーピストン

PSKOOK ファイヤーピストン

アウトドアでファイヤーピストンを使いたい!

Photo byStones

ファイヤーピストンを使っている人を見て、自分も使ってみたいと思った方がいるかもしれません。キャンプでの火起こしは、もちろんライターで行うのもいいのですが、ファイヤーピストンを使うとおしゃれな感じがしますし、全く火がないところから火種を作ることができるんです。

今回はそんなファイヤーピストンの仕組みについてやおすすめの商品、また、手作りでファイヤーピストンを作る方法などもお伝えしていきます。

ファイヤーピストンとは

そもそも、ファイヤーピストンがどんなものか分からないという方もいるでしょう。ここではファイヤーピストンがどのように作用して火種を作るのか。その仕組みについてお伝えしていきます。

そしてその仕組みが分かっていれば、自分で考えてファイヤーピストンを作ることもできるでしょう。ファイヤーピストンは手作りでも作ることができます。最後にはその作り方もお伝えしますので、そちらも参考にしてください。

ファイヤーピストンを使って火起こしができる

火を起こす方法には、ライターで簡単に火をつけてしまう方法以外にも、ファイヤースターターを使う方法やきりもみ式で原始的に火を起こすという方もいるでしょう。

その火起こしの方法の一つが、このファイヤーピストンを使う方法として挙げられます。ファイヤーピストンは筒にピストンを押し込んで火種を作っていくのですが、このアイテム、何かに似ているとは思いませんか?

竹水鉄砲

ファイヤーピストンですが、作り的にはこの竹で作った水鉄砲のような構造になっているんです。竹水鉄砲は竹の筒の先端に穴が空き、押し込む棒の方には水が逃げないように布がついています。

竹水鉄砲は穴から水が勢いよく出ることで水鉄砲として使えるのですが、ファイヤーピストンはその穴がなく、水では空気を使って空気を圧縮するような形で使う道具になります。では、ファイヤーピストンの仕組みはどのようになっているのでしょうか。

ファイヤーピストンの仕組み

ファイヤーピストンの仕組みについてお伝えします。ファイヤーピストンは圧気発火器と呼ばれるもので、急激に圧力をかけることで温度が上がり、中に入れておいた綿などの着火剤が加熱されて火種になるという仕組みになっています。

筒にぴったり入るピストンを勢いよく押し込みます。竹水鉄砲には穴が空いていますが、ファイヤーピストンには穴がなく、空気の逃げ道がありません。それによって急激に温度が上がり、着火剤に火が付きます。

ファイヤーピストンの特徴

アウトドアにファイヤーピストンが選ばれる理由

では、なぜアウトドアが好きな方に選ばれることがあるのでしょうか。それはその特徴にあります。ファイヤーピストンはコンパクトに持ち歩けますし、何よりもおしゃれなのがいいですね。

ライターなどを使うのもいいですが、アウトドアだからこそ使ってみたいアイテムというのは誰にでもあるものなのではないでしょうか。アウトドアでキャンプに行く際は、おしゃれなファイヤーピストンで火起こしに挑戦してみては。

ファイヤーピストンの着火剤

次にファイヤーピストンの着火剤に使うものについてなのですが、チャークロスや麻が多いようです。チャークロスは炭化した布のことなのですが、チャークロスは布の端切れで簡単に作ることもできます。

チャークロスの作り方は、ファイヤーピストンの作り方のところでもご紹介しますので、作ってみたい方はそちらを参考にしてください。また、他にも着火剤に埃や毛玉などを使っている方もいるようです。こちらは後程、商品の説明のところで紹介します。


ファイヤーピストンにはちょっとしたコツがいる

ファイヤーピストンは、買えばすぐに使えるというものでもありません。うまく火種を作れるようになるには、多少練習をする必要があるかもしれません。でもそれが、キャンプの良さではないでしょうか。

初めはうまくできないかもしれませんが、だんだんとコツをつかめばすぐに火種が作れるようになります。ファイヤーピストンで火起こしができるようになったらかっこいいと思いませんか。ぜひ、ファイヤーピストンを使って火起こしに挑戦してみてくださいね。

ファイヤーピストンの使い方

ファイヤーピストンの使い方について

次にご紹介するのは使い方。ファイヤーピストンは知っているけれど、どう使うのかいまいちよくわからないという方もいるでしょう。そんな方のために、ここではファイヤーピストンの使い方を動画でご紹介します。

ファイヤーピストンを使うにはコツがいりますが、まずは動画で実際の火起こしのやり方を見てみましょう。何も水にやってみるよりも、実際の映像を見てからの方がスムーズにできるようになるのではないでしょうか。

ファイヤーピストンの使い方

使い方ですが、動画にもあるように、ピストン側を下にして筒を上から押しこむ形で使っていきます。また、滑りが良くなるようグリスは塗っておくといいですね。動画を見ても分かるように、コツをつかむまではある程度時間がかかりそうです。

できた火種をうまく移すコツは、チャークロスとは別に、火種ができてから火を移すチャークロスも用意すること。せっかく火種ができても、小さいのですぐに消えてしまう可能性があります。

ファイヤーピストンのおすすめ商品

では次に、通販サイトで購入できるおすすめのファイヤーピストンを見ていきましょう。これも探してみると種類があります。どのファイヤーピストンにすればいいのか分からない、という方は、こちらのおすすめ商品を参考に購入してください。もちろん、手作りでも作れる方法はあるので、手作りで作りたい方は次の項目を参考にしてください。

木製のアメリカ製ファイヤーピストン

木製のファイヤーピストン

アメリカ製 キャンプファイヤーピストン

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

こちらの商品ですが、木製のタイプになっています。大きさも全長が11.4cmで幅が2.2cmとポケットに入れられるほどのサイズです。木製なのでおしゃれな感じがしますし、持ち運びも便利。

価格は3400円で、アマゾンの評価も4.5と高評価のファイヤーピストンです。ソロキャンプなどの際に、木製のファイヤーピストンを持ち歩いてみてはいかがでしょうか。

木製ファイヤーピストンのレビュー

評価が4.5のファイヤーピストンですが、レビューを見てみると木製グリップが美しいという声がありました。また、コツを書かれている方もいました。それを見てみると、手が痛くなるので軍手をしながら使った方がいいそうです。

また、埃、毛玉でも火種になる可能性があるとのこと。使い慣れるまでは少し時間がかかりそうですが、実際に使っている方の意見も参考にしてぜひファイヤーピストンにトライしてみてください。

木製グリップが美しい

・当たり前ではあるが練習する事
・今回私は素手で叩きましたが軍手や布などがあればそれを使う方が良い事(とても手が痛い)
・繊維炭(チャークロス)等がない場合、最悪埃や毛玉でも煙は出たので火種になりそうな事
・リングをはめている場合、良い事なのですが密閉性が高すぎるのでリングを外してから収納しないと何日たっても空気が抜けない事

PSKOOKファイヤーピストン

使い方動画に出ていたファイヤーピストン

PSKOOK ファイヤーピストン

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

こちらは使い方の動画で出ていたファイヤーピストンです。中にはファイヤーピストンだけでなく、付属Oリング、麻、布などが入っているようです。フォルムもおしゃれで、使ってみたくなりますね。

大きさは12.5×1.8cmサイズなので、こちらも持ち歩きに便利。また、箱がついているので付属のチャークロスや部品などもすべてなくさずに保管しておくことができます。

ファイヤーピストンのレビュー

こちらのファイヤーピストンのレビューを見てみると、価格の安さを挙げられている方が多かったです。また、ここでもコツを記載してくれている方がいます。

チャークロスはふわふわで詰め込み、グリスをしっかり塗ることなど、実際に商品を使っている方のコツは参考になりますね。レビューを見ても分かりますが、やはりある程度コツが必要なようですから、その点を理解した上で購入してください。

他にもファイヤーピストンは何個か持っていますが、値段は最安です。
セット内容も充実していて、着火までしっかり出来ます。
交換用Оリングが、たくさん付属しているのは初心者には嬉しいと思います。

1.チャークロスをギッチリ詰め込まない。ふわふわ状態で可。火がついても十分持ちます。
2.Oリング、特に先端からOリング、OリングとOリングの間にグリスを十分塗る。
  グリスでなくてもワセリンでも可。
3.できれば、先端に近い方のOリングから先端側に、圧縮率を高めるためテープを少し巻く。
4.手が痛くなるくらい、ドン突きするまで勢いよく押し付ける。

ファイヤーピストンの作り方とコツ

ではさっそく、ファイヤーピストンの作り方をご紹介していきます。もちろん、ファイヤーピストンは商品を購入してもいいのですが、ここでは100均の材料を使ってできる500円のファイヤーピストンをお伝えしますので、購入するよりも格段に安く作ることができます。

しかも、動画を見る限り、一、二回で発火しているので、うまく作れれば簡単に火種ができるファイヤーピストンが手作りできるかもしれません。

500円で作れるファイヤーピストン

ファイヤーピストンは、まさか自分で作れるなんて思ってもみなかった方もいるかもしれません。ですが、しっかり仕組みが分かっていれば手作りすることは可能です。筒と、それにぴったりはまるようなピストン。そして空気を逃がさないOリングがあれば作れるので、実際に手作りしてみるといいでしょう。ホームセンター、もしくは100均の材料を使って手軽に作れます。

ファイヤーピストンを手作りしてみよう!

こちらのファイヤーピストンですが、使っているのは100均のすりこぎ棒、突っ張り棒、エポキシパテと、あとはボルトナットとOリングです。全部合わせて532円でできてしまいます。通販で買うと、千円以上はしますので、各段に安く作れます。

いろいろな工作器具が必要になる作り方ではありますが、もしホームセンターで工具の貸し出しなどがあればそれを使っても作れるのではないでしょうか。ではさっそく、作り方を見ていきましょう。

ファイヤーピストンの作り方とコツ

ファイヤーピストンの作り方ですが、すりこぎ棒をファイヤーピストンの筒部分とピストン部分に分けるように切り、そこに突っ張り棒のポールと棒を差し込んでファイヤーピストンを作っていきます。

ここでの作り方のコツですが、空気が逃げてしまうと圧縮がうまくいかず着火できませんので、動画にあるようにOリングをつけて空気が逃げないようにすること、そして筒とピストンの径がぴったりになるようにすること、グリスを塗って滑りをよくするように作ってみてください。

チャークロスの作り方

ファイヤーピストンのピストンの先に取り付けるものとしてチャークロスを挙げましたが、これは簡単に作ることができるんです。ここではチャークロスの作り方をご紹介するので、ファイヤーピストンを使って火起こしがしたいかたはもちろん、他にもファイヤースターターで火を起こす方など、チャークロスの作り方が気になる方はぜひ参考にしてください。

チャークロスは簡単に作れる

チャークロスの作り方ですが、これはとても手軽に作ることができます。チャークロスは布を炭にできればいいので、チャークロスにする布は自分で着古した服の端切れを利用して作れます。

それを入れる缶も他に必要なのですが、これも100均で手に入れれば実質100円でチャークロスができます。チャークロスは通販サイトでも販売していますが、手作りで安く作ってしまいましょう!

チャークロスの作り方


チャークロスを作るのに必要なのは、100均の缶と端切れ布です。使う布は化学繊維の入っていない綿100%がおすすめ。それを適当な大きさに切り、缶に入れて火にかけます。煙が出なくなり、冷めたら完成!

ここで使う缶についてなのですが、蓋がパカッと開く動画のタイプならば必要ないのですが、蓋と入れる容器が分かれているものを使う場合、密閉しすぎて煙が出ない場合もあります。そのタイプの缶を使うときは、蓋側に穴を開けて火にかけるといいでしょう。

ファイヤーピストンの手作り実例

では最後に、実際にファイヤーピストンを手作りした方の実例をご紹介します。実際に作る場合は、動画でご紹介した作り方で作るのもいいですが、いろんな材料を使った作り方を知っていれば、材料を自分で選べることができるので幅が広がります。実際に作ってみようと考えている方は、こちらの実例も参考にしてみてください。

透明で中が良く見えるファイヤーピストン

こちらは透明のアイテムを使ったファイヤーピストンです。何を使っているのでしょうか。他に同じようなものを作っている方ですと、透明ポリカーボネートとアクリル丸棒を使って作っているという方もいました。

透明なので中のうようすが分かりやすく火がついたのかすぐに確認できるのがいいのではないでしょうか。道具に使えるものは、100均の道具以外ではホームセンターで鉄の筒と棒、Oリング、あとは手を炒めないような取っ手のようなものを取り付けて作ってもいいでしょう。

管継手で作ったファイヤーピストン

こちらは管継手を使って作ったというファイヤーピストン。みなさんそれぞれ、自由なアイデアで自作していますが、やはり仕組みは同じなので仕組み自体が分かっていれば身近なアイテムで作ることができるのではないでしょうか。

筒と、それにぴったりはまるような径の棒を使って作っていきましょう。その場合、着火剤を入れるくぼみを入れたり、あとはOリングがはめられるようにカットしたり、押し込むときに手を傷めないようなパーツを取り付けておくと安心です。

まとめ

今回はファイヤーピストンの特徴やおすすめ商品、そして作り方についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。ファイヤーピストンは手軽におしゃれに火起こしができ、それは自分でも手作りできることが分かっていただけたのではないでしょうか。

始め、少しコツはいるかもしれませんが、コツがつかめればいつでも火を起こすことはできます。アウトドアでキャンプや登山などに行くことが好きな方は、ぜひファイヤーピストンを使って火起こしに挑戦してみてくださいね。

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