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ラディッシュ(二十日大根)の栽培方法を解説!収穫までの適切なスケジューリングも!

ラディッシュは小さな野菜なので植木鉢などでも簡単に春から秋に何度も決まったスケジュールで種まきから栽培収穫できるのが特徴。ラディッシュ栽培の注意点、肥料・害虫対策・日当たり等家庭菜園でのラディッシュ管理、育て方ポイントを紹介しましょう。
2021年2月3日
佐藤3
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はじめに:ラディッシュ栽培スケジュールをご紹介

ラディッシュ栽培のコツと陥りやすいミスを解説

Photo bymatthiasboeckel

ラディッシュは二十日大根という別名もあるくらい種まきから20-30日程度で収穫できるとても手軽で育て方も簡単な野菜です。短期間で家庭菜園のコツやポイントを知ることができるのではじめて作物栽培をするという方にもとてもおすすめ!

種まきや間引きをいつしたら良いのか、害虫に食われないためにできることなどラディッシュ栽培の注意点と失敗しないコツ・育て方を解説していきましょう。

ラディッシュ栽培をはじめる前に

こちらではまずは栽培をはじめるにあたってまずはその生育スケジュールや分類・栽培難易度・特徴といった基本的な情報をご紹介しています。これらの情報を知ることでラディッシュ栽培をしようか迷っている方にとって決定打となることも多いためです。

まずはここをチェックして、自分が思っているものと同じであるか、自分のスキルと栽培難易度があっているかなどを確認しましょう。

ラディッシュ(二十日大根)の基本情報

Photo bywenzlerdesign

科・属:アブラナ科ダイコン属
原産地:ヨーロッパ各地
英語名/学名:Radish/Raphanus sativus var. radicula
栽培難易度:育て方は非常に簡単

ラディッシュ(二十日大根)の特徴

特徴1.小型の大根の種類

ラディッシュ(二十日大根)にもいろいろな品種があり小さくて丸いもの、やや長細いもの白かったり赤かったりとさまざまですが、どれにも共通していえることはとても小型であるということです。

そのため小さなプランターや植木鉢。いちごなどが入っていた空きパック・切り取ったペットボトルなどでも土を入れて栽培している方もいらっしゃいますよ。種さえあれば簡単に栽培がはじめられるのがこの野菜の良いところでしょう。

特徴2.色は赤が多い

ポピュラーなラディッシュ(二十日大根)といえば赤くて小さく丸いものを連想される方も多いでしょう。決してそればかりではないのですが、主に赤い種類が多く見受けられるのも特徴のひとつ。

白い種類や赤でお尻の部分だけ白く色変わりするものなど見た目の変化がありさらにそれぞれ味も微妙に違ってきますので、種袋を参考にしてお好みのものを選ぶことができるでしょう。

特徴3.栽培期間が短い

ラディッシュ(二十日大根)の大きな特徴としては何といっても栽培期間が短いことがあげられます。20日と名前は付けられていますが、実際は20日ではちょっと栽培を終わらせてしまうには株の充実が不足します。

大きな根に育つにはだいたい30-40日くらいの日数を見ておいてください。それでも収穫まで早いといわれる葉もの野菜(だいたい2ヶ月くらいが多い)に比べても圧倒的な収穫までの速さですね。

ラディッシュ(二十日大根)の食べごろ・旬の時期

Photo byEinladung_zum_Essen

ラディッシュ(二十日大根)は春から秋の温かい時期であれば何度か繰り返して種まき・収穫ができる植物ですので、食べごろの旬というものはありません。しいていうならば真夏と真冬の過酷な季節の他であれば、1年を通して何度も栽培スケジュールを繰り返すことができるお得で育てはじめるのに気軽にできるおすすめ作物!


いつラディッシュ(二十日大根)栽培をはじめるか

さて、これは初心者の方が悩まれることが多いいつはじめたらいいのか?連作することは可能なのか?ということですが基本的に真夏と真冬以外であればいつでも収穫できるので、そこから逆算していつ種まきをするかを決めていければ良いです。

たとえば12月上旬までに収穫したいのであればそこから30-40日前の11月頭か10月末が種まき時期の目安となるでしょう。

ラディッシュの栽培スケジュールの4ステップ

それでは早速ラディッシュ(二十日大根)の栽培方法の解説に入りましょう。ラディッシュ(二十日大根)栽培はとても簡単なのでステップ的には4つで少ないポイントを十分に注意していくことを意識すれば、失敗がグンと減らせますよ。

1.ラディッシュ栽培は種まきから

Photo bymarkusspiske

ラディッシュ栽培のステップ1は種まき。この時期は春と秋の年2回がおすすめとなりますが、その適した期間は意外と長いのでこの時期にこだわらずまきたいときにはじめると良いでしょう。しかしあまり過酷な気温であると発芽率が著しく低下するので、はじめての方にはおすすめできません。朝と昼の寒暖差が激しくなく天気の良い日が続く季節が種まきに適した季節です。

種まきのコツとポイント

ラディッシュ栽培の失敗を防ぐ意味では株間が重要と言われますが、種まきの時はあまりこの株間は気をつけなくて良いです。あとで間引きをすればいくらでも調整可能となるのがその理由。ここで使用するのは、プランターや鉢と培養土・畑や庭などの野菜に適した土壌のみ。

栽培のコツは種があまり重ならないように1本のすじとなるようまくことです。土にあらかじめ棒等を使用して溝を作ってから指で少しずつ種をつまんで、パラパラと調味料を落とす要領でまいていくとうまくできますよ。

種まき時の水やり

種まきのあとは覆土という土をかぶせる作業をするのですがこの適量は種の3倍といわれています。ラディッシュ栽培においては種がごま並の小ささということで種まき後の水やりで流れてしまうことにもなりかねません。

あらかじめ土をしっかりと湿らせたあとで種まきをすることで、小さな種の場合はこの流出を防ぐことができるでしょう。ラディッシュ栽培だけでなく小さな種の場合に応用できる種まき時の水やりのコツでありポイントです。

2.栽培に大切な間引き

ラディッシュ(二十日大根)を大きく栽培するには株間が必要といわれていますが、これには発芽後の間引きが必要とも言い換えることができるでしょう。間引きはラディッシュ(二十日大根)栽培には必要なお世話です。

間引きは発芽後におこなうものですが、実は裏ワザとして株間を気にしなくて良い方法があります。これにより間引く数も減りたくさん収穫するこどできます。

間引き時期と回数

まずは基本的な間引きの時期からご紹介すると、発芽してふたばが出揃った頃と本葉が3-4枚になった時の2回です。これは正攻法・裏ワザ両方に共通することというだけでなく、ほとんどの間引きが必要な苗を作っていく植物栽培にいえることなので覚えておくと野菜づくりに自身が持てるでしょう。

間引きと肥料・水やり

Photo bycongerdesign

具体的な裏ワザ的な間引きの方法ですが、これはふたばが伸びている方向をチェックしてそれらが重ならないように抜いていくだけです。このやり方であると従来ならば3-5cmほど必要とされる株間が1cmに満たない株どうしでもとても大きく育てることができます。

ラディッシュ(二十日大根)栽培は元肥を入れると追肥しなくても良いといわれていますが、間引き後はできれば水溶性肥料でも良いので少し肥料を与えておくのもポイント。水やりも必要ですのでそのついでに少し液体肥料を加えると簡単ですよ。

3.ラディッシュ栽培は土寄せも大事


ラディッシュ(二十日大根)のように地中に作物ができる植物は、土から顔を出していることでいろいろと問題が発生します。大きく成長した作物が地中から出てしまうタイミングはいろいろありますが、さきほど行った間引きもその中のひとつです。

土寄せタイミングとやり方

土の中にできる作物には土寄せをすることでより大きく成長するというメリットがあります。これを行うタイミングはいつでも良いですが、効率的におこなうには先程の間引きと一緒にするのがおすすめ。

間引きによって土もゆるくなっていますのでそれを堅めるという目的でも土から顔をだしているラディッシュ(二十日大根)にまわりから土をつまむようにもってきて地中に戻す作業をしてください。

4.収穫の目安とポイント

収穫時期の目安として30日という日数法と土から大きな実が覗いているを確認する目視法があります。肥料・水やり・間引きのやり方次第で30日では大きくなっていないケースもあります。

失敗しない収穫方法としては目視方法が良いでしょう。この収穫時期にあまりにも水分が多いと実が割れる場合もありますので、遅くなりすぎないよう30-40日程度までで少し地面を掘ってみて丸くなっているようであれば採ってしまいましょう。

害虫や日当たりなどラディッシュ栽培の注意点3選

ラディッシュ栽培で多いお悩み

フリー写真素材ぱくたそ

ラディッシュは種まきから収穫まで栽培期間が短いので手軽にはじめられる家庭菜園としておすすめされますが、実は売り物のように大きく作るには少し育て方が難しい作物です。

一般的によく言われるのが根がいつまでも大きくならない・虫に食われてしまったといった野菜にとってダメージが大きな問題点です。ここではそれらのお悩みに対応した注意点とその解決方法をレクチャーします。

注意点1.害虫対策

Photo byzoosnow

栽培期間が短い野菜なのであまり害虫被害はなさそうに感じるでしょうが、虫に食われるときはあっという間です。特に被害が大きいのはアオムシやヨトウムシなどの芋虫系被害。

葉の裏側に卵を産み付けていくので虫が出て来る前に葉の裏まで時々見てみると増える前に駆逐することができますよ。ヨトウムシの場合活動が夜になりますので虫が見つからないけれど食害はあるという場合は夜にチェックするのがおすすめ。

注意点2.日当たり

Photo by __U___

ラディッシュ(二十日大根)は根を食用とする野菜ですが、その生育には地上の葉や茎はとても大切です。日当たりの悪いところだと葉が十分に養分を作れないためラディッシュの根もあまり丸くならないことが多発します。

あまり長い期間植えっぱなしですと太る前に割れたりしますので日当たりには十分注意して短期間でもしっかりと光合成してくれるように心がけましょう。植木鉢など移動できる容器に植え付けると日当たり管理しやすいです。

注意点3.肥料

ラディッシュ(二十日大根)栽培は短期間栽培ではありますが肥料は与えた方がより大きく充実した作物がなるでしょう。しかしあまり肥料過多になるとアブラ虫が大量発生することも。肥料は与えすぎに注意して様子を見ながら量や回数を管理していきましょう。

水溶性肥料を水やり間隔で数度与えるとピンポイントで必要な肥料を素早く吸収できるため、ラディッシュのような作物栽培をする際には適しているのでお試しください。

栽培におすすめなラディッシュの人気品種3選

せっかくラディッシュを栽培するのだから品種にもこだわりたいという方に参考にしていただきたいのが、こちらの品種による違いです。主に色と形ですが色によって含まれる成分も少しずつ変わってくるため意外と重要なポイントとなるでしょう。

ラディッシュの人気種1.赤丸はつか


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いわゆるベーシックラディッシュ(二十日大根)として君臨するポピュラーな品種がこちらです。種の流通量の多さも他の種類と段違いですので、非常に手に入りやすく体験者も多いため他の方に感想や育て方ポイント・お悩み相談などがしやすいという利点があります。

輪切りにしたり飾り切りでサラダの彩りとするだけでなく、赤いラディッシュ(二十日大根)の栄養の特徴でもあるアントシアニン(ポリフェノールの一種でスマホ疲れなど現代人に多い眼精疲労に効果があるといわれる成分)も含まれているため人気がある種類です。

ラディッシュの人気種2.赤長ラディッシュ

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小型のカブのような形のものが一般的ですが、最近は長い小型ダイコンといった見た目のものも珍しさからかたくさんの種が売られるようになってきました。その中でもこちらは根の先まですべて赤いもの。

もちろんカブのような丸い形と同様にサラダなどでいただくことができますよ。少し変わったラディッシュ(二十日大根)を育ててみたい方に特におすすめ!

ラディッシュの人気種3.レインボーミックス

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これは品種というよりもいろいろな色があるラディッシュ(二十日大根)の種をミックスしたパックです。赤だけでなく紫・白・黄色など育ってみるまで色がわからないという福袋的な楽しさもある種類。

一度にたくさんのラディッシュ(二十日大根)が体験できますので、種を見かけたらぜひ栽培してみてはいかがでしょうか。

まとめ:簡単ラディッシュ栽培をはじめよう

ラディッシュの栽培のコツを覚えてたくさん収穫

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1589001?title=%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%93%E3%82%93

今回は短い期間でらくらく収穫できるラディッシュ栽培の方法をご紹介してきました。育て方のポイントや同じ数の種で他の人よりもたくさん採れる間引きの裏ワザなどお役立てください。

ラディッシュは種類もいろいろあり、辛味がつよいものやマイルドな味・赤いもの白い物・黄色いラディッシュも見かけるようになりました。サラダだけでなくたくさん収穫できたらピクルスにも挑戦してみましょう。

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今回は年に何度も収穫スケジュールが組めるラディッシュ栽培を解説しましたが、他の季節の野菜の栽培方法も暮らし~のではたくさん紹介しています。ラディッシュ栽培だけでなく他の野菜も作って食べみたいという方は是非こちらも御覧くださいね。