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仙台のピラミッドとも呼ばれる太白山!山頂までの登山コースを写真付きでご紹介!

杜の都と呼ばれる仙台で、気軽に登山するなら太白山を選んでみてください。この山は標高が低いとは言え、多彩な登山のコースが整備されています。ピラミッドと呼ばれる不思議な魅力ある太白山の、おすすめな登山コースと関連情報のご紹介です。
2021年1月25日
はぐれ猫
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目次

太白山とは

宮城県仙台市の名山

登山の目的としてみたい太白山は、宮城の仙台市太白区にある小高い山です。標高はわずか320mしかない山ですが、綺麗な三角の形をしているため、太白のピラミッドなどど呼ばれて存在感があります。車でも行けるし、仙台の市街地からは地下鉄東西線や市営バスでのアクセスも可能なところです。

太白山の名の由来と歴史

むかし金星(太白星)が落ちたのが名の由来と言われるので、もしかすると隕石が落下したのかもしれません。標高320mの太白山は、大昔の火山活動で完成したもの。平安時代には貴船神社が創建された通り、昔から信仰対象となっていました。太白区の名もこの山が起源で、仙台富士や生出森(おいでもり)、独活ヶ森(うどがもり)という別名も存在します。

初心者向きな登山コースがある

この太白山のある一帯は、県自然環境保全地域であり、昔とほとんど変わらぬ山林の自然が維持されています。登山は自然公園からのコースが有名ですが、地図を見ればあまり知られていないマイナーなコースも幾つも存在します。いずれも短い距離なので持ち物は少なくてよく、周辺の林道を含めて歩いてみるのもおすすめです。

基本情報

太白山

  • 住所
    〒982-0251
    宮城県仙台市太白区茂庭佐保山西
  • 公式サイトURL
    https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/taihakusan.html

太白山の自然観察の森の登山コース

自然観察の森とは

休日には登山者が目立つ人気スポットが、太白山の東の自然観察の森。ここは子供の自然体験の場所であり、地図の通り気軽な登山コースが複数あり、自然観察センターなどの生き物の見どころもあります。現地には駐車場もあるし、地下鉄東西線青葉山駅や仙台市営バスの青葉台バス停にアクセスして、徒歩で向かうのも無理がありません。

みはらしの道

人気の自然観察の森で太白山を目指すのなら、みはらしの道がおすすめです。この道は自然観察の森の駐車場のそばに入り口があり、太白山を真正面に眺めるルートが伸びています。片道は20分程度と短時間で歩けますが、急な階段が続くのが特徴。生出森(おいでもり)八幡神社の先の、太白山登山コースと組合わせても楽しめます。

やすらぎの道

カタクリの広場に接した入り口から出発するのが、やすらぎの道です。春にアクセスすればカタクリやヤマツツジの開花も見られるし、蝶の野原では貴重なちょうちょにも出会えます。コースは20分とかからぬ短距離ですが、それなりに急坂なども存在します。園内の他のルートや、太白山に向かう登山道と合わせるのがおすすめです。

であいの道


主要なハイキングコースには、であいの道があります。探検の谷と清流に沿っている道は、人との出会いはもちろん、カモシカやメジロなどの動物との出会いも期待できるところ。全体のコース時間は20分程度で距離も短めですが、スタート地点ではヨシの湿地を通り、ヤマツツジの丘を鑑賞できるのも魅力です。

 

自然観察センターの生き物たち

自然観察センターに行くと、太白山のそばのカモの池に生息する生き物の鑑賞ができるのも楽しみです。はおとの道の先にあるクワガタの森は、夏になると多数のクワガタが姿を現して人気のスポットになります。あきつの道の先にあるトンボの沢、蝶の野原などもあるので、登山の道のりにも変化を付けられそうです。

太白山の穴場登山コース

市道茂庭佐保山線(太白の道)コース(東)

別名で太白の道とも呼ばれるのが、佐保山林道の先の市道茂庭佐保山線です。登山口は佐保山林道沿いの自然観察の森ですが、ちょっと奥まっているためために歩く人が少ない穴場になっています。アクセスは自然観察の森駐車場が使えるし、地下鉄青葉山駅、青葉台バス停などから歩いても遠くありません。太白山頂までは片道1時間程度の道のりです。

穴場コースの特徴

佐保山林道の標識前からスタートすると、こちらも樹林に囲まれた獣道が続きます。市道茂庭佐保山線はSNSでの報告もあまりないので、行ってみなければ分からないこともあります。ただ全体的には自然観察の森のコース同様に、初心者向きな緩やかな坂の道です。市道コースの先で、太白山の登山コースに合流しています。

梨野バス停コース(西)

西の茂庭団地のそばの梨野バス停から、太白山へ歩くルートもあります。県道31号でアクセスすると駐車場は存在しませんが、仙台市街からの市営バスに乗れば、バス停から歩き始められます。ルートは東に伸びる佐保山林道、太白山林道、市道人来田太白線をたどって、南側の生出森(おいでもり)八幡神社の登山道に向かうもので1時間を超える程度です。

林道を歩いて太白山の神社へ

佐保山林道を初めとした林道を歩けば、深くまで杉林が覆い尽くしています。歩く路面は全体的に未舗装な状態ですが、車の往来があるため歩きやすい道です。生出森八幡神社までの距離は1.5kmほどしかなく、太白山の近くまでは急坂も少ないので初心者向き。生出森八幡神社にたどり着いたら、そこからが登山の本番です。

色んなマイナーコース

太白山林道コース(南)

南の人来田中学校の方面から、太白山へ歩くのも楽しそうです。この道は東北自動車道の橋を超えていく、林道太白山線です。東北道の近くには、太白トンネルという心霊スポットもあります。アクセスしても中学校近くに駐車場がないので、置く場所の検討が必要です。登山の目的地となる太白山の生出森八幡神社までは1kmなので、他の道と組み合わせるのが良いです。

散策道(南)

あまり知られていない登山ルートが、太白山ふれあいの森の看板にある謎の散策道です。この道は太白山の頂上に近い市道人来田太白山線から、南方の東北自動車道の橋のそばへと伸びています。時間をかけない短距離の道のりなので、こちらも自然観察の森など周囲の登山道や林道と合わせたいところです。

市道茂庭佐保山線コース(南西)


バスで太白山に行く時は、市道茂庭佐保山線も登山に利用できます。SNSではほぼ紹介されていない、かなりマイナーな林道です。駐車場はないですが、仙台市営バスでアクセスできて、県道31号の茂庭本郷バス停が最寄り。太白山の南西にあたり、三角の池から林道が生出森八幡神社方面へ伸びています。登山すれば全体にゆるい坂道ですが、地図にも表示されていないので注意が必要です。

太白山の頂上へ至るコース

太白山登山コース(生出森八幡神社から)

自然観察の森のハイキングコースと接続しするのが、太白山の登山道です。登山口は生出森(おいでもり)八幡神社にあり、この神社は源頼朝による奥州の役で活躍した川村秀清が建てたものと伝わる場所。標高の低い山で短距離ですが、意外に険しいポイントも存在するのでなめてかかれません。自然観察の森の入り口から山頂までは片道合計1.5km、1時間程度の道のりです。

生出森八幡神社は車の乗り入れ可能

この神社は太白山の山頂にも近い場所ですが、登山をするなら専用駐車場に車でアクセスもできます。登山時間の短縮になるということで、休日にあまり時間の無い人にはおすすめな利用法です。東西に伸びている林道佐保山線などを走って、鳥居前にある駐車場を目指します。

登山コースのポイント

神社の背後の入り口から始まっている太白山登山道は、岩がゴロゴロとした感じです。。標高が低くて距離は短いと言っても、登山では急斜面岩場の連続で初心者ならちょっと恐怖を感じてしまうほど。登山ではチェーンに捕まりながら歩かないと、転落の恐れがあります。しかし岩場は迫力の風景の連続で、山頂にたどり着けば気分爽快です。

南側の尾根道

山頂の貴船神社から南の方に、太白山の尾根ルートが伸びています。ここを南下していけば、直下の市道人来田太白山線に接続しています。しかしかなりの急勾配なため、上りでも下りでも初心者には難易度が高い傾向にあります。スリルを求めている登山者なら、挑んでみてください。

太白山の見どころ

山頂からの景色

標高320mの太白山ピラミッドの頂上は、樹木が生い茂った状態でそれほど眺望は良くありません。しかし登山すれば木々の合間から名取や岩沼の市街地を望むことができて、晴れていれば遠方の太平洋までも見渡せます。登山道の途中に眺望の良いポイントもあるので、写真撮影スポットを探してみてください。

秋になると山頂では照葉樹林が紅葉し、冬に近づけば落葉して山頂の景色は若干良くなります。太白山が寒い時期の登山となりますが、樹木の合間から仙台や名取の市街地も見えて、景色もなかなか良好です。冬に早朝に出かければ日の出を拝めるという魅力もあるので、道具や服装を整えて見に行ってみてください。

貴船神社

てっぺんにあたる場所はまさにピラミッドのごとく岩だらけですが、太白山の標高320m地点には貴船神社の社殿が建っています。この神社は大同2年(807年)からの歴史があり、現在の社殿は後世に再建されたものです。貴船神社は京都の鞍馬山に総本社があり、祭神は高龗神(たかおかみのかみ)という水神。水神の山なだけに、拝めば水のご利益がありそうです。

太白山登山の服装

夏の服装


6月以降は気温も20度を超えてくる仙台市なので、太白山の登山の服装はかなり軽装が目立ちます。夏の間に日中に登山をするなら、半袖短パンの服装でもokです。半袖の格好は10月頃まで見られますが、山頂部は日によって涼しいことがあるので注意。また、6月下旬から7月下旬にかけては梅雨となるので、かっぱも持参したほうが良いでしょう。

冬の服装

12月に入れば、仙台あたりの平均気温は5度以下に落ち込みます。太白山のあたりも積雪があるので、服装は防寒の格好が必要です。厚着の服装が必要なのは3月の上旬の頃まで。服装では寒くないように帽子や手袋も確実に装備して、地図も携帯して登山に挑むようにすると良いです。

太白山登山の持ち物

飲料のボトル

いつの時期でもあったほうが良い持ち物の第一が、飲料のボトルです。太白山の登山ルートは短いですが、歩けば脱水症状が心配。特に夏場は暑くなるので、持ち物でボトルが必須です。持ち歩くならリュックを背負うか、腰にボトルホルダーを装備して登山すれば持ち物がじゃまになりません。内容物はお茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。

ストック

ルートには非常に険しい場所もある太白山なので、登山に不安があるなら持ち物にはトレッキング用ストックも含めておくと良いです。持ち物を増やしたくないなら、ストックは片側1本だけにすることもできます。1本あれば、太白山の足場が悪くても安定感をもたらしてくれます。

太白山に登ってみよう

色んな短距離コースを組み合わせたい

様々な登山コースが巡っている太白山は、夏も冬も登ってみたい山でした。標高320mな山では初心者が登りやすい短距離コースを選んでもよいし、ワイルドな感じでカモシカもいる獣道を組み合わせるのも楽しそう。仙台で登山にちょうどよい日が来たら、持ち物を忘れずにコースに挑んでみたいものですね。

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