はじめに
山梨県北杜市周辺で絶景登山&ハイキングを楽しみたい方におすすめしたい登山スポットが、南アルプス前衛の山として知られる日向山!標高は高く無い山ですが、夏の時期も清涼感抜群の滝が流れ落ちており、真夏でも気持ちよく登山を楽しむ事ができます。日向山周辺には、南アルプスをはじめ、八ヶ岳などの有名な山が点在しており、日向山から名山を一望することもできます。
登山初心者でも気軽の登山やハイキングを楽しめる難易度の低い登山コースやハイキングコース、登山ベテランで苦戦する難易度の高い登山コースを選択することも可能な日向山で登山を楽しむ際の参考にしてみてください。(料金・時間等は2021.1.10時点のものです)
南アルプス前衛の山【日向山】とは
都心からのアクセス良好の日向山は、山梨県北杜市に位置する標高1,660メートルの初心者向けの山です。南あるプル前衛の日向山の特徴は甲斐駒ヶ岳から鋸岳への尾根の途中にある山で登山上級者などは縦走を楽しむ方も見られます。
登山道では、春から秋にかけて綺麗な花や紅葉を楽しみながら登山&ハイキングを楽しめ適度の日陰が登山者の体力の消耗を和らげてくれます。一方山頂に近づくと視界が開き、甲斐駒ヶ岳や富士山、八ヶ岳の景色を眺める事ができ山頂の西に雁ヶ原と呼ばれる花崗岩が露出した白砂のザレ場が広がっています。
日向山ベストシーズンは
日向山日帰り登山のおすすめシーズンは、4月下旬から11月中旬までの期間です。1月から2月は積雪が増加し冬山登山の時期を迎えるので初心者向けではありません。春の陽気を感じられる様になる3月頃には雪解けが始まり4月下旬頃には日向山にも春が訪れます。
4月から梅雨が始まる6月中旬まで秋の訪れるを感じられる様になる9月初旬から11月下旬までなど季節に応じた日向山の景色を肌で感じながら登山を楽しむのもおすすめですよ。
日向山登山で見られる植物は
南アルプス前衛の山として知られる日向山では、様々な植物が綺麗な花を咲かせ登山&ハイキング客の目を楽しませてくれます。日向山の登山シーズンが始まる4月上旬には、新緑に時期を迎えると同時にミツバツツジやスミレ、ネコノメソウを目にする事ができ、9月上旬頃から11月下旬にかけては、南アルプスの特産種であるタカネビランジやタカネナデシコをはじえめトリカブトが綺麗に咲きます。
紅葉を楽し見たい方は、10月下旬ころから11月上旬にかけて日向山を訪れると良いでしょう。
日向山周辺の日帰り温泉情報
日向山尾白川渓谷駐車場から近い場所に位置する日帰り温泉施設「尾白の湯」は日向山で登山やハイキングを楽しんだ人に人気の日帰り温泉施設です。甲斐駒ヶ岳の麓に湧き出る天然温泉で、ミネラルを豊富に含んでいる特徴があります。
人気の露天風呂は、源泉露天風呂赤湯と名水露天風呂白湯が用意されており、泉質は、ナトリウム-塩化物強塩温泉となっておおり、周辺の大自然を満喫できる露天風呂は夜になると天然のプラネタリウムとなり山梨県北杜だから見られる絶景を楽しみながら温泉に浸かることができますよ。
尾白の湯入浴料金
営業時間は午前10時から午後21時(最終入館20時30分)となっています。市内在住の方は安い料金で入浴できるので証明できる免許証などを持参しておくと良いでしょう。
大人 | 830円(市街)410円(市内) |
子供 | 420円(市街)210円(市内) |
フェイスタオル | 250円 |
バスタオル | 850円 |
尾白の湯
- 住所〒408-0315
山梨県北杜市白州町白須8056 - 公式サイトURLhttps://www.verga.jp/onsen/v
- アクセス須玉ICより約20分小淵沢ICより約20分
日向山アクセス方法
日向山登山を行う際のアクセス方法を紹介していきましょう。電車を使ったアクセス方法、マイカーを使ったアクセス方法の2つのアクセス方法を紹介しますが、電車でのアクセスの場合最寄り駅からの交通手段が充実していないので電車でアクセスする場合は駅から先の移動手段を事前に用意しておきましょう。
電車を使って日向山へのアクセス方法
電車を使って日向山登山口までアクセスする場合、新宿から中央本線特急・中央本線普通を利用して長坂駅を目指します。新宿から長坂駅までは約2時間10分程でアクセスする事ができます。
電車で長坂駅までアクセスした先、駅からバス便は運行していないため、タクシーを利用して矢立石登山口を目指す事になります。駅にタクシーがいないことも考え前日にタクシーの予約を行うと共に帰りのタクシー(北杜タクシー)の予約も必ず行うようにしましょう。
車を使って日向山へのアクセス方法
マイカーを利用して日向山登山口を目指す方は、中央自動車道長坂インターチェンジを利用し、旧甲州街道や国道20号線を経由し道の駅はくしゅうを左折し長坂インターチェンジから約16キロで到着します。
矢立石登山口横に設置された矢立石駐車場は狭く10台程の駐車スペースしか用意されていません。そのため、白尾川渓谷駐車場を利用することをおすすめします。ただし尾白川渓谷駐車場から矢立石登山口までは、徒歩で約50分の所要時間を要するので白尾川渓谷駐車場からのアクセス時間も考慮し登山計画を立てるようにしましょう。
尾白川渓谷駐車場情報
尾白川渓谷駐車場は約100台の駐車スペースが確保され無料で利用する事ができます。その他公衆トイレの設置や売店が営業しているのも嬉しいポイントですね。
日向山日帰り登山矢立石登山口コース(難易度低い)
初心者でも気軽に登山を楽しむ事ができる日向山日帰り登山コースを代表するのが、矢立石登山口から日向山山頂を目指す一般的なコースがおすすめです。尾白川林道の手前に位置するのが矢立石登山口で標高は1125メートルの地点に位置しています。
矢立石登山口には、駐車場が完備されていますが、駐車スペースは広いと言えないので、登山のベストシーズンや週末を中心に満車となっている事が多いので注意する必要があり、トイレの設備や水を補給する場所などが用意されていないので、駐車場に着くまでに登山の準備が済ませておく必要があります。
日向山ハイキングコース山頂までの所要時間
日向山登山口横の矢立石駐車場へ車を停める事ができた場合、日向山山頂までの往復登山所要時間は、途中の休憩を含んで3時間を予定しておけば良いでしょう。ただし、尾白川渓駐車場へ車を停めた場合、駐車場から登山口までのアクセス時間を考慮し往復1時間30分の所要時間をプラスして考えておくと良いでしょう。
ハイキングコースの標識をチェック
日向山の登山口である矢立石登山口には、「矢立石日向山ハイキングコース入り口と書かれた大きな標識が設置されていますので、標識を頼りに登山道へ入って行くと良いでしょう。登山道は分岐となっており、反対方面は錦滝を経由する登山コースとなっています。錦滝方面へ足を進めると錦滝までは子供でも歩ける林道を進みますが、その先は子供には危険を感じる足場が不安定で急斜面が続く登山道が現れるのでコース選びの際に注意が必要です。
短時間で山頂へアクセスできるコース
日向山の登山道入り口である矢立石登山口から日向山山頂三角点を目指す場合、アクセスに要する時間は約1時間30分とあっという間に山頂三角点まで到着しますが、1.8キロ区間は急な斜面も多くあります。しかしハイキングコースとして整備されていることもあり、歩きやすい路面をしているので初心者の方や子供連れはこちらのコースを選択することをおすすめします。無理をせずペース配分を考えながら登るようにしましょう。
山頂付近までは、林の中を歩いて行きますが、木の隙間から鳳凰三山が見え隠れするので時々景色を楽しんでも良いでしょう。
日向山山頂は別世界
今まで林に覆われた登山道を歩いてきましたが、1時間10分程歩くと雁ヶ原と呼ばれる日向山の山頂エリアへ到着します。ここは崩壊地となっており、白い砂の中に花崗岩が鎮座し開放感抜群の場所となっています。
八ヶ岳の絶景や甲斐駒ケ岳の山頂を間近に見ることができます。ここから来たルートも引き返す下山方法と錦滝を経由して矢立石登山口まで戻るルートが存在します。ただし山頂から錦滝までのルートは、白砂の斜面を急下降しながら下山して行くので転落しないように気をつける必要があります。
初心者や子供はピストン登山がおすすめ
日向山山頂から錦滝を経由して下山するコースは砂地の急斜面が続く話をしましたが、下山にかかる時間も2時間を超えてしまいます。登って来たルートを戻る場合は、1時間10分程度で下山する事ができるので時間のことも考えるとピストン登山がおすすめですね。
日向山日帰り登山大曲経由コース(難易度高い)
上記で紹介した日向山ハイキングコースと反対周りの登山コースが大曲や錦滝を経由して日向山山頂を目指す登山コースです。大曲や錦滝までの区間は、車両通行不可の尾白川林道を歩いて向かう比較的平坦なルートとなっているのでハイキングを楽しむという方におすすめできます。
錦滝から先の登山コースは、砂地の急斜面が山頂まで続いているのでとても歩きにくく登山初心者の方は苦労する事でしょう。そのため、ハイキングを楽しむのであれば錦滝で引き返すか、上記で紹介した日向山ハイキングコースを使って時向山山頂を目指すと良いでしょう。
大曲経由日向山山頂コースの所要時間
矢立石登山口に車を駐車できた場合、大曲まで片道約30分、錦滝までさらに30分でアクセスする事ができます。錦滝から日向山山頂までは、約700メートルの距離しかありませんが、片道1時間30分の時間がかかってしまうことを考えるとどのくらい傾斜がきつく、足元が不安定かという事がわかりますね。
矢立石登山口から大曲を目指す
日向山の入り口、矢立石登山口から大曲方面を目指す場合、尾白川林道の車両通行止めゲートを通り林道を進みます。林道を歩くと深い渓谷や甲斐駒ヶ岳を眺められ、新緑の時期や紅葉の時期は最高のハイキングスポットとなります。のんびりハイキングや登山を楽しみたい方におすすめのルートです。
大曲から錦滝を目指す
矢立石登山口から約1.3キロ歩き大曲までやってきたら次は綺麗な滝が見られる錦滝を目指し先を進みます。錦滝までのハイキングコースも渓谷に広がる林道を進む事になり、約1キロ所要時間30分程で錦滝に到着します。
錦滝には、東屋が設置されているので、ここで休憩しこの先待ち受ける本格的な登山ルートへ備えることをおすすめします。登山に自信が無いという方はここで引き返すのも良いでしょう。
錦滝から日向山山頂を目指す
標高1250メートルの錦滝から標高1660メートルの日向山の山頂までは約700メートルです。短い距離で一気に400メートル標高があがるので、斜面が急な事がわかりますよね。
日向山山頂の手前にある鞍掛山への分岐までは、鉄のハシゴが設置されていたり、ロープや鎖場が点在しています。木の根っこが剥き出しになっている場所もあるので足元に注意しながら歩きましょう。痩せた尾根の樹林帯を抜けると鞍掛山への分岐まで一踏ん張りです。その先日向山山頂まではザレ場が続き眩しいい程の白砂が広がります。その先日向山山頂が広がり八ヶ岳の絶景が広がります。
日向山おすすめ下山ルートは
日向山山頂でゆっくりしたら下山のことを考えましょう。来た道を引き返す方法もありますが、絶景が広がる雁ヶ原をすぎ山頂三角点を経由し矢立石登山口を目指して下山する方法もおすすめです。こちらのコースは整備された登山道なので景色を楽しみながら下山ができます。三角点から矢立石登山口までの所要時間は、1時間10分程度となっています。
まとめ
南アルプス前衛の山として知られる日向山登山のコース情報をはじめ、アクセス方法やベストシーズン情報を紹介してきました。都内から日帰りでアクセスできる標高の低い山ではありますが、アクセスする方法や山頂を目指すコースを事前に確認し計画を立ててから登りたい山でもあります。
日向山には、登山道に山小屋やトイレの設備が無いので雨が降り出した時の対処方法や下山が遅くなった時の対処方法を考えると共に登山の前には、尾白川渓谷駐車場のトイレに立ち寄っておくことをおすすめします。
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