キャンプグリーブ 大型反射板
キャプテンスタッグ UG-3276
BUNDOK(バンドック)BD-523
ロゴス BA 81064041
FIELDOOR 焚火スクリーン220 T/C
Mt.Gut 陣幕 ミニ
NOCNEX 陣幕 風防
FLYFLYGO 焚火陣幕 コットン
焚き火リフレクターとは
焚き火を一段と楽しくするアイテム
焚き火リフレクターとは、焚き火を覆うように立てるリフレクター(反射板)です。反射板というと金属の板を連想しがちですが、ただの布でもリフレクターとしての効果があり素材は、火で穴が開きにくい綿だったり、ガラス繊維だったりと豊富です。
火の周りに設置するアイテムですが、アルミパネルのような金属以外の選択肢があるので自分のサイトに合った素材でレイアウトでき、既製品の他にハンドメイドしたオリジナルのリフレクターを使う方もいます。
焚き火リフレクターとは風防のこと
よりわかりやすく紹介すると焚き火リフレクターとはシングルバーナーを使うときに用意する風防の大きなもの、高さがあるものです。シングルバーナーの風貌はシングルバーナーの周りを囲んで風が吹き込まないように使いますが、焚き火リフレクターも全く同じです。ただ大きさや素材がシングルバーナーの風防とは異なりアルミパネル以外の素材でもできるためハンドメイドしやすい特徴があります。
焚き火リフレクターの効果
焚き火リフレクターの効果、魅力は大きく分けて2つあります。焚き火リフレクターは衝立(ついたて)のような形状をしているため風防になります。風で火の粉が発生しにくくなり安定した焚き火が楽しめますよ。
リフレクターとは反射板の効果があり、かまどのように焚き火の熱を反射して正面を温めてくれます。周囲に熱が拡散されないようになるため大勢で焚き火を囲む時にはあまり向いていないアイテムとなり1人で焚き火を楽しむときにおすすめです。
1:明るくする
素材によりますが、隠れた効果として光を反射するリフレクターにもなります。懐中電灯のリフレクター、ランタンのリフレクターのように本来は周囲に拡散するはずの焚き火の光を反射して明るくしてくれます。アルミパネルのように光を反射しやすい材質だと効果がわかりやすいですよ。早い時間から日が落ちる冬では明かりとしても有効的で、さらに暖かいです。
2:省エネ?
明るくする効果と同じように隠された効果としては燃費をよくするという効果も期待できます。拡散する熱を正面に集めることで従来よりも大きな焚き火にしなくても十分暖を取れるようになり、結果的に小さな焚き火を長くするようになることから燃費がよくなります。暖かい空間を作るには焚き火リフレクターは非常に便利です。
焚き火リフレクターの素材と使い方
リフレクターの素材はなんでもいい
特に決まりはありませんが、近くで焚き火をするため燃えにくいものがおすすめになります。大きく分けるとアルミパネルのような金属製とコットンやガラス繊維のような布製があります。金属製だと明るくする効果が得られやすく、確実に燃えない安全性があります。
一方で布製は金属特有のギラギラした反射がなく、おしゃれでナチュナルテイストでキャンプとよく合います。燃えにくい素材でも焚き火が近いと焦げたり、穴が開く可能性があります。
ブッシュクラフトなら生木で
野趣あふれるキャンプスタイルのブッシュクラフトなら太い生木、土で焚き火リフレクターが作れます。暖かい空間を作るには、周囲に熱が拡散しないようにするだけでいいため、かまどのように土を盛るか少し掘り下げて焚き火をするだけで焚き火リフレクターの代わりになります。
使い方は焚き火台を囲むだけ
使い方は非常にシンプルです。製品により立て方は異なりますが、フレクター本体となる幕にポールをとおしてペグダウンします。焚き火台より少し高くなるようにして設置しましょう。サイズが大きいと周囲を大きく囲めることから目隠しとしても使いやすく、大人数にも対応できます。使い方自体は簡単なため選び方が重要になります。
焚き火リフレクターの選び方
サイズと高さがポイント
焚き火リフレクターはサイズと高さが重要になります。大きいと大人数で使いやすくなるだけではなく、大きい焚き火台に対応でき、風を防ぐ効果、目隠しの効果も大きくなります。一方で大きいと収納サイズも大きくなってしまいます。
高さは焚き火台よりも高くないと風防としての効果が発揮できなくなり、低いと目隠しとしての効果も薄れます。高さに決まりはありませんが、焚き火台の1.5~2倍ほどの高さがあるリフレクターが使われやすいです。
素材・デザイン
キャンプサイトに焚き火リフレクターを置くと非常に目立つことから、デザインと素材は重要です。素材の違いは前述したように見た目にも直結します。逆にいうと見た目を気にせず価格を重視するという方は、100均のガスコンロ用のアルミパネルなど身近なもので代用できますよ。
自分のキャンプ用品に合うものを使いたいという方は、布製のものがおすすめとなり、見た目よりも機能を重視するなら金属がおすすめです。
価格
使い方、設置方法によって多少値段は変わりますが一般的に金属だと価格が安くなる傾向にあります。例えば焚き火リフレクターとして使える100均のガスコンロ用のアルミパネルは100~200円商品となり安価です。一方、布製だと難燃性素材が使われているため金属製の2倍ほどの価格になります。
おすすめ焚き火リフレクター(金属)3選
1:100均のアルミパネル
家庭用のガスコンロのまわりに設置してガスコンロの熱が壁にいかないようにするためのアイテムですが、焚き火台の風防としても利用できる十分な高さもあります。本来は屋内で使うもののため、そのままでは自立せず焚き火リフレクターとしては使いにくいですが、下の部分を折り曲げてペグダウンしたり、石を置くなどして自立させると焚き火リフレクターとしての効果が得られます。
しっかり熱を反射し、暖かくなりますが、小さいのでソロ用となります。
100均のアルミパネルは軽量で種類が豊富
100均のアルミパネルは軽量で持ち運びやすく種類が豊富にあります。低価格にこだわるなら100均は欠かせない存在になりますよ。アルミパネルは磁石で止めることはできませんが、テープなどで簡単に繋がります。2つのガスコンロ用のアルミパネルを用意してテープで繋げばやや大きい焚き火リフレクターにもなりますよ。
100均にはいろいろなアルミパネルがあるので低予算で済ませたい方は、店頭で使えるものがないか確かめてくださいね。
2:キャンプグリーブ大型反射板
キャンプグリーブ 大型反射板
シングルバーナーの風防のような高さから薪ストーブ、石油ストーブのリフレクターまで使える幅広い高さが魅力的な製品です。40cm以上の高さだと焚き火リフレクターとしても使えますよ。反射熱で暖かく、明るさも倍増になると非常に評判がいいアイテムになります。素材は亜鉛メッキ鋼板のためやや重たい製品ですが、強度が高く、バリ取り用の紙ヤスリも付属しています。
高さバリエーションが多いため使っている焚き火台に応じたサイズが購入できます。
シンプルな構造
構造自体はシングルバーナーの風防をそのまま大きくしたような形状になっているため、風防、目隠しとしても使えますがおしゃれには見えにくいです。使い方はOリング金具でアルミパネルをペグダウンして固定するだけです。一般的なキャンプ場だとペグが使える場所が多いためどこでも使えますよ。
河原などのペグが使えない硬い地面では石で挟むなどの工夫が必要になります。高さ40cmで1.2kgと少し重たい点は注意してくださいね。
3:キャプテンスタッグ風防 ウインドスクリーン
キャプテンスタッグ UG-3276
焚き火リフレクター、灰受けとしても使える2WAY仕様のアイテムです。高さはSサイズで400×240×厚さ5mmとなり同社のB6サイズのスマートグリルにちょうどいいサイズとなります。Lサイズは930×450×厚さ6mmと大きく2~3人用の焚き火台でも使いやすいサイズですよ。材質は雨でも腐食しにくい、ステンレス製となり強度も高いです。
使い方は両サイドにある備え付けのロック(ペグ)を地面に刺すだけです。
隙間が少ない
灰受けとして使える2WAY仕様のため、焚き火リフレクターを広げた際に隙間が少ない構造になっています。焚き火リフレクターは隙間が少なくリフレクターに凹凸がないほど焚き火の熱をきれいに反射させてくれるため、冬でも暖かくなりますよ。隙間なく暖かく、薄いステンレスのためSサイズは500mlのペットボトルよりも軽量な450gしかありません。
アルミパネルと比べると重たいですが、ステンレスはアルミよりも強度がりますよ。
おすすめ焚き火リフレクター(布製)7選
1:バンドック 焚火 リフレクター
BUNDOK(バンドック)BD-523
コスパがいいバンドックの布製リフレクターです。台形をしていて両サイドも半分囲めるようになっていて防風性が高いですよ。材質は綿100%で同社の人気テント「ソロベース」と相性のいいアイテムとして非常に人気があります。綿(コットン)焚き火向けのウェアでも使われているように火の粉が当たった程度では燃え広がらず、穴も開かない素材です。
金属製より高く70cmほどになり、目隠しとしても風防としても効果が期待できます。
ガイロープで自立
金属製よりも高さがある分、風の影響を受けやすくなっています。使い方自体は金属製と変わりませんが、ポールだけでは自立せず、テントやタープのようにペグダウンしてガイロープを使って自立させる必要があります。少しだけ使えるようになるまで手間がかかりますが、生地自体は非常に強度のある素材のため風で破れるということはないでしょう。
布製リフレクターは薪を持ち運ぶときにも薪を巻いてバッグのようにして使えることから非常に使いやすいですよ。
2:ロゴス焚き火リフレクター
ロゴス BA 81064041
ロゴスの焚き火リフレクターです。布タイプですが材質はシリコーンコーティングされたガラス繊維(ファイバーグラス)となります。耐熱性の高いコーティングが施されているため幕の近くで焚き火をしても直接長く炎が当たらない限り問題なく使えますよ。サイズは90×86×高さ90cmと高さがあり大きな焚き火台のリフレクターとして十分使えるサイズです。
第系のような形をしていて焚き火台を囲うようにでき、防風性が高いですよ。
大きくて軽量
金属製のリフレクターと比べると大きいですが2kgしかなく、布製は軽量なものが多いです。また冬でも冷たくなりにくくしっかり熱を反射してくれますよ。金属特有の光沢はないため明るくなる効果は期待できませんが、ギラつくことなくゆっくりと焚き火を眺められます。また、ガラス繊維ですがシリコーンコーティングによりチクチクしない手触りです。
他社の布製リフレクターと同じで大きいため自立させるにはガイロープで留める必要があります。
3:FIELDOOR 焚火スクリーン220 T/C
FIELDOOR 焚火スクリーン220 T/C
完全な台形の焚き火リフレクターが多い中、フィールドアの焚き火リフレクターは6角形となり他の焚き火リフレクターよりも防風性が期待できる形状になっています。素材はT/Cとなり火の粉で穴が開きにくい素材ですが、ポリエステルなどの化繊との混紡になるため生地に直接炎が当たらないように注意しましょう。
広げると2mもの大きさがあり、高さが74cmにもなることから目隠しとしても非常に使いやすいサイズでコスパが高いアイテムです。
T/Cならではの魅力
ポリエステルとコットン(綿)の特性を併せ持つ生地になっていて雨で濡らしても乾きやすく、コットン100%の焚き火リフレクターよりも軽量になっていますよ。また、コットンは天然素材のためカビが生えることもありますが、フィールドアのT/Cは防カビ、撥水加工になっていて非常に使いやすい素材になっています。
撥水加工のおかげで多少汚れても、汚れが染み込みにくく落ちやすく、T/Cならではの風合いもあり冬キャンプにもおすすめです。
4:FLYFLYGO 焚火陣幕
FLYFLYGO 焚火陣幕 コットン
より広範囲を覆える大型サイズの焚き火リフレクターです。生地はコットン100%、小物を吊り下げられるポール部分は鉄になっていて標準でスタンドも付属することを考えると非常にコスパが高いですよ。サイド部分はペグで固定するため張り方を少しアレンジでき多彩なレイアウトも可能です。
サイズは、240×高さ70cmとなり形状は他社の布製焚き火リフレクターでもよくある台形で使いやすいですよ。
大きい以外の魅力も豊富
鉄とコットン100%の生地のため重量は6kgを越えますが、収納サイズは90×φ10cmとコンパクトになり車なら非常に持ち運びやすいですよ。アイアン×コットンの風合いは非常におしゃれです。サイド部分はトグルボタンでまとめられるようになっているなど、大きい以外にも魅力がたくさんありますよ。
アイアンポールのため水に濡れたままにしたり傷を付けないように注意しましょう。鉄はステンレスやアルミと比べ錆びやすいです。
5:陣幕 ミニTC
Mt.Gut 陣幕 ミニ
T/C素材でできた屏風のような大きな焚き火リフレクターです。他のリフレクターよりもサイズが大きく、抜群の防風性があり、フリーサイトでは目隠しとしても大活躍します。他の布製リフレクターと同じで燃えにくいT/Cが使われていて、近くで焚き火もできます。
ただし、T/C素材の半分以上はポリエステルなどの化繊できているため直接炎が当たらないように注意してくださいね。金属製リフレクターと併用している方もいます。
目隠しとして大人気
テンマクデザインの炎幕は目隠しとして大人気のアイテムです。陣幕ミニT/Cは炎幕を小さくしたサイズですが、300×100cmと高さが他の焚き火リフレクターよりも高めです。座って焚き火をしているとちょうどいい高さとなりテントの中に入ると完全に陣幕の外からは姿見えなくなります。風防として効果も高いですが、目隠しとしても大人気ですよ。
大きいですが100%コットンを使用したものより軽量で、ポールなどを含め3.1kgです。
6:NOCNEX 陣幕 風防
NOCNEX 陣幕 風防
コストパフォーマンスに優れている商品を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。ソロキャンプで使えるサイズ感で、専用の収納袋が付属しています。
難燃素材で作られているので、風防としての使用が可能。また、目隠しとしても使用できるので、気になるという方はぜひこの機会に購入してみてください。
形を変えられる
こちらの風防は、ポールの位置によって形を変えられます。組み立ては簡単なので、初めて購入するという方にも最適。ぜひシチュエーションに合わせて組み立ててみてください。
また、こちらの風防は耐久性に優れています。穴が空きづらいだけでなく、防カビにも優れているのがポイント。長期的に愛用したいという方に適したアイテムとなります。
7:自作焚き火リフレクター
焚き火リフレクターの構造は金属板や燃えにくい帆布などを使ってリフレクター部分を作りポールをペグで固定するだけとなります。構造自体はシンプルなためアイディアしだいでオリジナル焚き火リフレクターも作れますよ。構造を大きく変えずにきちんと焚き火を囲むように作れば、反射熱で冬でも暖かい本格的なものが作れます。
DIYが苦手な方でも感単に作れるやり方があり、布用の接着剤や両面テープとハトメなどがあればミシンがなくても大丈夫です。
自作できない人でも自作リフレクターが買える
DIYが苦手な方はオークションサイト、SNSなどで焚き火リフレクターがないか調べてみましょう。前述したように焚き火リフレクターは簡単に作れるためガレージブランドが発売していることやオークションではハンドメイド焚き火リフレクターが発売されている(競売にかけられている)ことがあり、意外と簡単にハンドメイドの焚き火リフレクターが手に入りますよ。
自作のものでも前述した冬でも暖かい熱を反射する効果、風防効果が期待できます。
まとめ
焚き火をもっと楽しくできる
焚き火リフレクターがあると焚き火がもっと楽しく、快適になりますよ。風を防いで火の粉を起こさないというのは非常に重要です。自分のテントに穴が開くのはまだいいほうですが、隣のキャンパーのテントに穴を開けてしまったら大変ですよ。
自分の焚き火で穴を開けてしまったらきちんと弁償するように心がけましょう。焚き火リフレクターがあれば暖かいだけではなくこのようなトラブルも防げる可能性がありますよ。
焚き火が気になる方はこちらをチェック!
暮らしーのでは他にもアウトドアに関する情報を発信しています。
特におすすめな焚き火のやり方についての記事を載せるので気になる方はチェックしてみてください。
既に焚き火をやったことがある人も、これから焚き火にチャレンジしたい人にも役立つ方法がまとまっています。是非一度ご覧ください。

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