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レンガで花壇を簡単DIY!気になる材料からレンガの積み方まで徹底解説!

庭を今より断然おしゃれに綺麗に見せるなら、レンガで飾る花壇を作ってみませんか。レンガを使う花壇のDIYは意外と簡単で、初心者からのガーデニングにも向いています。必要な全ての材料から積み方まで、レンガの花壇の基本を解説します。
2020年12月28日
はぐれ猫
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目次

レンガで花壇を作ったことある?

レンガの花壇で庭がおしゃれに

花壇作りにはレンガを取り入れると、庭全体の拡張を高めることに繋がります。さらにガーデニングで飾り付ける花々の魅力までも、ぐっと高めることになります。自作のレンガの花壇で今よりぐっとおしゃれな庭を演出できれば、ガーデニングが一層楽しくなること間違いなしです。

レンガの花壇はデザイン自在

レンガを使用する花壇には決まりきったデザインはなく、どんな構造でも自在です。例えば人生で最も印象に残っているガーデニングの庭も再現できるし、西洋のおとぎ話に出てくるような庭の作り方も思い通り。レンガはガーデニングの初心者でも意外と扱いやすいので、今は敷き方がわからなくてもそれほど心配ありません。

レンガの庭造りをすることのメリット

花壇の素材にレンガを選ぶガーデニングは、おしゃれにできる他にも様々なメリットがあります。レンガは人が乗っても壊れないほど頑丈な素材なので、花壇DIYをすれば台風が来ても崩れず、しっかりとした状態を維持できます。さらにレンガで花壇の高さを上げることで水はけが良くなり、植物の生育状態を健全に保てるメリットもあります。

レンガの花壇の設計

どんな形の花壇にするか検討

まずは実際に庭を眺めてみて、レンガの花壇を作る場所を決定するところからです。レンガの形状は、四角形、長方形、円形などがあって、上辺はデコボコにしたり、モルタルやコンクリート未使用などお好みの作り方ができます。高さや幅、どんな種類の植物を植えるのかの検討も重要なこと。周囲とマッチする色や形を意識し、使う材料にもこだわってみてください。

花壇の設計図を描いてみよう

理想的な花壇を作りたい時は、紙の上に自由な感じで設計図を描くこともおすすめします。レンガの花壇の形状を描くだけでなく、DIY設計図にはあらゆる数値や材料の情報も描き込んで行くのです。ちゃんと色を塗って設計図を仕上げてみれば飾ってみたい出来栄えとなり、かなり具体的な花壇が作れそうな予感がします。

レンガの選び方

レンガの形状で選ぶ

材料で一番に重要になるのは、レンガと言って間違いありません。花壇のDIYに使うレンガは長方形や四角形が一般的に思われますが、角が取れて丸みのあるもの、不格好なもの、波型、穴あきなど様々な種類があります。レンガによっては内部に金属の芯が入ったものがあり、整形が面倒ないことがあるので、ガーデニングするなら種類の吟味が大切です。

レンガの色や素材で選ぶ

理想のレンガを探すとしたら、庭の雰囲気に合うカラーから選び出すこともできます。一般的な花壇に使うレンガの色といえば茶色系やオレンジですが、明るい色ではライトグレー、ベージュ、クラシックローズなどもあります。おしゃれにするなら、アンティーク調も見逃せない種類。海外製レンガは欧州、アジアなど各地のものがあるので、産地にこだわった選び方もできます。

レンガの花壇DIYに必要な材料

路盤材

重要な花壇のDIY材料の1つには、路盤材があります。路盤材とは、言い換えれば袋詰になっている荒削りな感じの砂利。ガーデニングでは地面を固める時にも使われます。砕石という種類を選んでも同じ効果です。路盤材を地面に敷き詰めることによって花壇は固くなり、レンガの花壇を強固に安定させる効果があります。

セメント


頑丈な花壇の作り方にする場合、固定が簡単なセメントを用意することも忘れてはいけません。セメントは砂と混ぜ合わせることでモルタルになり、そこに砂利を混ぜればコンクリートになります。このモルタルはレンガの隙間に入れるつなぎの材料となって強度を高められるので、頑丈な作り方をするならば絶対に欠かせない材料です。

セメントに混ぜる川砂

頑丈な花壇にする上では、セメントと合わせて川砂も用意します。川砂とセメントの材料を合わせたバサモル(モルタルの原料)を作ったほうが、モルタルやコンクリートは割れにくく、レンガに定着しやすくなります。ちなみに砂は近所から得ることもできますが、海砂は塩分が混ざっていて劣化しやすいので、川砂を選ぶことが肝心です。

レンガの花壇DIYに使う道具

整地するための道具

レンガ花壇を整地するため、必要な幾つかの道具があります。まずはどの家庭にもあるスコップ。小さな範囲なら小型で良いですが、広い範囲なら大型スコップやクワのほうが使い勝手がよくなります。そして地面を固めるためのタンパー(タコ、トントン)も必要です。これは市販もされていますが、板材とブロックなどの材料で自作することも可能です。

レンガとセメントに使う道具

さらにレンガで花壇を作る時、使う道具は他にもあります。大きなタライは、レンガに水を染み込ませるために使うもの。長さを測るための巻き尺は不可欠です。水平なレンガの置き方を実現するため、必要なのが水平器とタコ糸。セメント(モルタル・コンクリート)を混ぜるタフブネ、固める時に使うバケツなどの容器。レンガゴテ、仕上げのためのワイヤーブラシも使います。

セメントで固めるレンガ花壇の作り方

①地面の整形

庭で花壇を作る位置を確認したら、いよいよスコップやクワなどを使って、地面を掘り始めます。この時に描いておいた設計図を元にして、巻き尺などでレンガの花壇を作る場所を測ってみます。ひとまず地面を引っ掻いたりロープを張ってみて、花壇を作る場所や形の目印を付けてみると良いです。

地面を掘る方法

花壇をDIYする場合、土は深く掘る必要はありません。できるだけ平らに、希望のレンガ花壇の高さになるよう整地します。余分な土や石、雑草や樹木を取り除く必要があり、もしも太い根っこなどがあれば、モルタルやコンクリートに悪影響が出るため、ノコギリで除去する作業も必要です。地面を掘った部分は、タンパーで叩くことで固めることも大切になります。

②レンガを水にひたす

セメントでがっちりと固める花壇の作り方にするなら、レンガの下処理は肝心です。レンガはそのまま使ってしまうと、レンガがモルタル(コンクリート)の水分をスポンジのように吸収してしまう問題を発生させます。それにより、モルタルが思うように固定できないという事態を招いてしまうのです。

レンガを水にひたす方法

大きめのたらいには水を満たして、その中に花壇に用いるレンガを沈めていきます。水に入ったレンガは水をどんどん吸収して、気泡が出なくなれば十分に水を含んだ証拠。水を含んだ状態のれんがを使っていけば、モルタルに悪影響を与える心配がなくなっています。

③路盤材を敷く

地面を掘ったところには、路盤材を敷きつめていく作業をします。これが花壇の作り方ではとても重要と言われるのは、路盤材を敷かないとレンガの上に乗ってしまった時、モルタルやコンクリートが沈み込むことで割れる可能性があるからです。路盤材の敷き方をしっかりすることで、花壇を頑丈なものとできます。

路盤材の敷き方

花壇に使う路盤材は、厚さ2~3cmくらいになるような敷き方にします。あまり薄い敷き方にすると、モルタルとレンガを置いた時に強度が足りなくなるので要注意。必要な分量を買い揃える必要がありますが、小さな花壇でも10kgが2~3袋は必要です。敷き詰めたらレンガを置く前にタンパーでよく固め、平らにする作業も怠れません。


④モルタル(コンクリート)を練る

次にレンガをしっかり定着させる、モルタルを練る作業です。セメントと砂を合わせたものがモルタル(バサモル)になりますが、花壇の場合は砂利を入れたコンクリートにする必要はありません。花壇用に練り上げるモルタルの作り方は、柔らか過ぎてもいけないし、逆に硬すぎても強度は得られません。

モルタルの練り方

正確を期したいのは、レンガの花壇用のモルタルを作る時に使う材料の分量です。モルタルはセメント1に対して、砂2~3の割合にします。両者をタフブネに投入して、水を入れてスコップでよく混ぜ合わせます。最適なモルタルの硬さは、例えて言うなら人の耳たぶくらいと言われています。ちなみにコンクリートにする場合も、求められる柔らかさは同様です。

⑤モルタルを敷く

タフブネの中で練ってモルタルが完成したら、バケツなどの容器に移して花壇に敷く作業のスタートです。敷き方はとても簡単で、バケツなどの容器に入れて、レンガゴテという道具を使って施工します。レンガゴテを使うことによって、モルタルをすくって塗る作業が簡単になります。

モルタルの敷き方

モルタルをコテの上に取ったら、厚さ2cmほどの敷き方を心がけます。この時あまりモルタルの敷き方が薄すぎると花壇は強度不足になり、厚すぎると一段目以降の高さが合わなくなってしまいます。敷き方ではまず端っこからモルタルを置くのが基本で、中央から塗りとレンガ置きを始めてしまっては、左右のレンガの寸法合わないことになりかねません。

⑥レンガの一段目を置く

次に置いたモルタルの上に、順番に一段目のレンガを乗せる作業です。置き方としては横置き、縦置き、2列置きなどがあり、ガーデニングを進める人のアイデア次第で置き方は自在です。モルタルを使うレンガ花壇の積み方では、傾きが出ないよう、ズレないように注意しながら進めます。

レンガ一段目の積み方

花壇の一段目になるレンガの置き方では、隙間を作らずビッシリくっつけるのは良くありません。必ず目地を作る置き方にして、モルタルが隙間に入るようにします。また高さがバラバラになるのも、いけないこと。水平にするために水平器を使いながら進め、以下に述べる通り水糸を張ってDIYを進めるのもおすすめします。

目地にモルタルを入れる

一通り花壇のレンガ一段目を敷き終わったら、モルタルを目地に塗り込む作業です。この時にモルタルは上から隙間に入れるだけでなく、レンガの前側や後ろ側からもまんべんなく塗り込めるようにします。レンガゴテの先を使って目地にモルタルを押し込んだりと隙間がないようにしすが、手作り感全開にラフな感じで仕上げることも可能です。

⑦水糸を張って水平な敷き方に

では花壇のレンガの全体で活用できる、水糸を使った水平な敷き方のご紹介です。使用する水糸は、通販やホームセンターなどでも売っているもので良いですが、自宅にある細いロープやタコ糸でも代用できます。これにより二段目以降でもズレのない積み方が実現できるので、ガーデニングで試してみる価値は高いです。

水糸のDIY知識・技術

長めの角材や棒を、レンガの花壇の角で地面深くまで刺します。その棒に水糸の片側を結びつけたら、花壇の角までまっすぐ伸ばします。その位置でも刺した木の棒に水糸を結びつけます。角がいくつもあれば、その分だけ差す棒の数は増えるという仕組み。まっすぐ水平に水糸を張る時は、水平器を使うのが基本です。

⑧レンガの二段目を乗せる

花壇のレンガの二段目以降の作り方でも、一段目の基本の繰り返しなので作業としては簡単です。積み方はこれまでどおり、水平を意識しながら進めていくことが大切。まずは二段目のレンガ列の端っこから、固定用のモルタルを乗せる作業から進めます。


二段目のレンガの積み方

モルタルの上に二段目レンガを乗せる時は、半個分ずらしていく積み方もできます。これにより花壇の見た目が良くなり、強度もアップできるのでおすすめ。乗せたら上からコンコン叩くのは、隙間を無くすための敷き方です。上に乗せるとモルタルがはみ出して周囲を汚しますが、後で対処するので問題なし。二段目を全て乗せたら、目地にモルタルを塗り込める作業です。

⑨レンガを割って使う

交互な積み方でレンガを使っていくと、花壇の端っこはサイズが合わなくなります。素人だとどうしたら良いか右往左往してしまいがちですが、こんな時はレンガを割る作業です。多くの市販されているレンガは、硬いコンクリートとは違って誰でも割れてしまう素材だから、ぴったりなサイズの作り方は簡単です。

レンガの割り方

まず花壇に使うレンガを割る前に、レンガ表面に鉛筆などを使って線を引きます。4面に線を入れたら、レンガタガネという道具を当てて、ハンマーで叩きます。この時は表面に軽く溝ができればok。4面に溝を作った後、一つの面にタガネを当てて、思い切り良くハンマーで叩きます。うまく行けば数回叩くだけでレンガは真っ二つです。

⑩表面のモルタルの仕上げ

庭で全てのレンガの積み方が終わった段階で、花壇に付着している余分なモルタルの除去をします。この仕上げ段階では、レンガゴテや硬質なブラシを使っていくのが基本です。邪魔なモルタルはブラシで削ぎ落としたり、はみ出したモルタルは足りない目地に塗り込めたりする作業を全体に行います。

表面を軽く洗う

レンガの表面がモルタルで汚れているので、水で軽く洗浄をします。シャワー付きじょうろなどに水を汲んで、花壇のレンガの汚れに少しづつかけ、ブラシで汚れを落とします。あまり水をかけすぎるとモルタルまで溶け出すので、積み上げ終わったばかりの時は軽めにかけます。完全に乾いたあとで、ホースで水をかけながらブラシでこすって仕上げます。

レンガの花壇のDIYを始めよう

作り方を覚えて失敗しない

こんな風にレンガで作り上げる花壇のDIYは、積み方もそれほど難しくなく進められることがわかります。自作の花壇が完成すれば好きな草花を植えることができて、人に自慢できるのも間違いなし。失敗しないレンガの花壇の作り方を始めて、今とは比較にならないほどおしゃれな庭にしてみたいですね。

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当サイトではレンガの上手な積み方の他にも、庭と花壇で始められるガーデニングの情報をまとめています。コンクリートも使って庭作りを楽しみたい方も、チェックしてみてください。