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偏光レンズとは?その仕組みやサングラスとの違い、気になる効果まで解説!

釣りやアウトドアでよく使用されている偏光レンズの魅力とは。釣りで使用すれば、水中が見え釣果が上がり目の疲れも軽減してくれる。そんな魔法のような偏光レンズとはどのようなものでしょうか。気になる効果やサングラスとの違い、驚きの見え方の変化などを紹介します。
2021年3月4日
ono.h
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さまざまなシーンで使える偏光レンズとは?

みなさんは「偏光レンズ」を知っていますか?聞いたことはあるけど、どのようなものか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回はその仕組みや、透明なレンズタイプやメガネには使える?といった疑問まで解説していきます。

偏光レンズとは?

出典:https://unsplash.com/photos/egqZNnzjXng

特殊なフィルターを2枚のレンズに挟むことで、ギラギラしたような強い眩しさを軽減します。夏場などの強い日差しやアウトドア、釣りなどに使用され活躍するシーンは多岐に渡ります。そんな魔法のようなレンズですが、一体どのような仕組みなのでしょうか。見ていきましょう。

偏光レンズの仕組み

出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1747093&word=偏光レンズ%2Cレンズ%2Cめがね%2C偏光膜%2C偏光&searchId=595128559
仕組みの参考図

偏光フィルタ(偏光膜)と呼ばれる特殊なフィルタを2枚のレンズの間に挟んだもので、強く乱反射した光を遮り、一方向の光のみを透過します。視界がクリアになり、色が鮮やかに見える効果があります。

強い乱反射は、路面や水面に反射した光が多方面から目に入ることにより生じますが、一方向からの光のみを透過することで、ギラつきや眩しさを軽減します。

偏光レンズの見え方の違い

出典:https://talex.co.jp/ct/overglass/
◆偏光レンズ着用前の見え方

裸眼の状態ですと、照り返しや眩しさがあり、葉の輪郭もぼやけて見えるのがわかると思います。葉がどのように生えているのか、距離感はどれくらいかなどは、この見え方ですと感じ取ることが難しいですね。

出典:https://talex.co.jp/ct/overglass/
◆偏光レンズ着用後の見え方

いかがでしょうか?見え方に大きな変化があるのがわかります。着用する前と比べると、眩しかった光が軽減され葉の輪郭も鮮明に見えるようになりました。そのため、アウトドアや釣りはもちろんのこと、日常の散歩などでもいつもと違いよりクリアな景色が体験できます。

メガネや透明なものはある?

偏光レンズはメガネに使える?

出典:https://pixabay.com/photos/knowledge-book-library-glasses-1052013/#content

偏光レンズは度が入ったメガネにすることができ、眩しさの軽減と視力矯正効果を1本のメガネで両立ができます。さらに、普段使用しているメガネの上から取り付けできる、クリップタイプもあります。また、専用のクリップタイプを使用することで、メガネに対してピッタリ取り付けできるので違和感なく使用できます。

透明なタイプはある?


ブラインドの原理や仕組みと同じで、透明なブラインドだと光を遮断することができないため、現在(令和3年2月)完全に透明な偏光レンズはありません。2枚のレンズに挟まれている偏光フィルターがブラインドと似た役割をになっていて、構造上難しいようです。しかし、完全に透明なものはありませんが、限りなく透明に近いレンズは販売されています。

一般的なサングラスや遮光レンズとの違いとは

一般的なサングラスと偏光レンズの違い

出典:https://pixabay.com/photos/glasses-sunglasses-eye-protection-1557994/#content

一般的なサングラスは、眩しさの軽減やUVカットなどの目的で使用されますが、強い眩しさまでは軽減できません。また、眩しさの軽減のため、よりレンズカラーの濃いサングラスをかける場合があり、非常に見えづらくなることがデメリットです。

一方で、偏光レンズ搭載であればUVカットはもちろんのこと、レンズに挟まれた特殊フィルターが強い眩しさを軽減してくれるので、レンズカラーを濃くする必要がなく視界がより鮮明に見えます。

POINT「一般的なサングラス」と「偏光レンズ」の違い

  • 両方とも眩しさの軽減やUVカットができる
  • 一般的なサングラスはレンズカラーが濃いと視界が悪くなるのがデメリット
  • 偏光レンズはクリアな視界を保ったまま、眩しさの軽減ができる

遮光レンズとは?

偏光レンズに似ている言葉で遮光レンズがあり、その性能や仕組みは使用用途は大きく違います。遮光レンズとは、当初眼疾患がある方の眩しさを緩和するために作られたレンズです。

眩しさの原因となる短波長光(紫外線・青色光線)と呼ばれる光をカットし、それ以外の光を透過するように作られたレンズで、明るさと視界のコントラストを保ってくれるの効果があります。サングラスやメガネにも使用できます。

青色光線(ブルーライト)とは?

青色光線(ブルーライト)とは、眩しさやエネルギーが大きいため目に有害だと言われています。スマホやPC用で使用するブルーライトカットレンズも、遮光レンズの一種です。

偏光レンズと遮光レンズの違いとは

Photo byFree-Photos

偏光レンズは、特殊なフィルタにより反射光を軽減し視界をクリアにするのに対し、遮光レンズは紫外線やブルーライトを軽減(または完全に遮断)することで、明るい視界やコントラストを保ち、有害な光から目を守ってくれるレンズです。

POINT「遮光レンズ」と「偏光レンズ」の違い

  • 遮光レンズはブルーライトや紫外線を軽減し、目を保護してくれるレンズ
  • 眩しさの軽減は一緒だが、仕組みや使用するシーンが異なる

偏光レンズのメリット・デメリット

偏光レンズのメリット

出典:https://pixabay.com/photos/books-reading-beach-vacation-918521/#content

ここで、偏光レンズを使用することで得られるメリットをまとめてみましょう。なんといっても1番のメリットはクリアな視界が手に入ること。視界を暗く、曇らせることなく眩しさを軽減し、視界がクリアになります。

次に、目の疲れの軽減にも一役買ってくれます。帰宅中など、疲れて目がしばしばするという経験ありませんか。偏光レンズをかければ、強い反射光の軽減はもちろんのこと、UVカットしてくれるタイプもあり、目への負担の軽減に繋がります。


さらに!アウトドアや釣りで大活躍

出典:https://unsplash.com/photos/fffsh5XnyTI

アウトドアでは、眩しさを軽減しいつも以上に美しい自然を。釣りでは、水面の反射光を抑え水中の魚が見えるようになり釣果に繋がります。水がより透明に見えるとの声や、偏光レンズ無しの釣りは考えられないなどの声もあり、その効果の凄さがわかりますね。

その他にも、車のフロントガラスからの反射や、芝からの照り返しなど、効果を発揮できるシーンは多岐に渡ります。

POINTメリット

  • 視界がクリアになる
  • 目の疲れの軽減
  • 釣りやアウトドアの他、ドライブやゴルフなど使用用途が多岐に渡る

偏光レンズのデメリット

出典:https://pixabay.com/photos/iphone-phone-watch-wooden-pen-1280562/#content

多くの場面で活躍する偏光レンズですがいくつかデメリットもあります。1つ目がスマホやPCなど液晶画面が見づらくなること。液晶画面にも偏光板が使われていることが原因で、画面が見にくくなるまたは真っ暗に見えるといったデメリットがあります。

2つ目が熱や水分に弱いこと。レンズと特殊フィルターの多重構造になっているため、強い熱に当たると次第に変形し亀裂やズレが生じてきます。その為お風呂やサウナ、夏場の車内に放置など強い熱に当たる場面での使用は避けましょう。

その他のデメリット:寿命が短い

一般的に、2〜3年が寿命だと言われています。熱や水に晒されるとさらに寿命が短くなるため、取り扱いには注意が必要です。寿命が近くなると、見え方がおかしくなったり、偏光フィルターの効果が切れて眩しさの軽減効果がなくなってきます。

UVカットサングラスの寿命は一般的に5年と言われているため、比較すると約半分ほど寿命ということになります。以下の記事も参考にしてみてください。

POINTデメリット

  • スマホやPCなどの液晶画面が見づらくなる
  • 熱や水に弱く取り扱いには注意が必要
  • 偏光レンズの寿命は一般的に2〜3年である

自分に合うレンズを選ぶ時の3つのポイント

自分に合う偏光レンズを選ぶ際に、重要な3つのポイントがあります。購入後に使用する場面や環境、状況などを想像しながら読んでみてください。自分にあった最適なものを選びましょう。1つずつ解説します。

可視光線透過率

出典:https://unsplash.com/photos/Rqkd5ZpwKQo

「可視光線透過率」とは、レンズを通る光量を数値に表したもので、0〜100%で表します。数値が大きいほど取り込む光の量が多く見え方が明るくなり、逆に数値が小さいほど暗い見え方になります。

一般的に、晴れの日やレジャーなどに使用する場合、20〜30%が使いやすいようです。逆に夕方や夜間など暗い時間帯で使用する場合は、40〜70%にするなど使用する時間や環境に応じて最適なものを選びましょう。

偏光度

乱反射などの光を軽減する割合で、偏光レンズと呼ばれるには90%以上が条件となります。最高値である99%に近づくほど高性能な偏光レンズで、機能性が高まり目が疲れにくくなるとされています。

レンズカラー


出典:https://unsplash.com/photos/a89rHIIkZNo

レンズカラーには多くの種類があり、色によって効果や意味合いが異なります。選ぶ時の基準として「偏光レンズをどのような状況で使いたいのか?」がポイントになり、シーン別で最適な色があります。詳しくみていきましょう。

おすすめ①:釣りで釣果を上げたい[赤系・グレー系]

釣りでおすすめしたいのが「赤系」です。赤系のレンズは、水中の魚影や海藻などが鮮明に見えるという特徴があり、釣果に繋がりやすいようです。しかし、長時間使用していると目が疲れやすいなどのデメリットもあります。その場合は「グレー系」がおすすめ。裸眼に近いクリアな視界で長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。

おすすめ②:キャンプで楽しみたい[グリーン系]

キャンプでおすすめしたいのは「グリーン系」です。他のレンズカラーと比べ、明るく鮮明な視界を確保してくれる特徴があります。太陽や木々の照り返しの眩しさを軽減し、より快適なキャンプを楽しむ手助けをしてくれます。

おすすめ③:快適にドライブ[グレー系]

グレー系は、裸眼に近い自然な色合いでナチュラルな視界になります。そのため、運転中の周りの状況や状態などをしっかりと把握でき、不意な飛び出しや不注意などにも素早く気づけることでしょう。しかし、カーナビが見づらくなる場合があるので、過信は禁物です。

最後に

Photo byNietjuh

今回は、偏光レンズについてさまざまな角度から解説をしてきました。偏光レンズを使用することで、いつも見慣れている景色がよりクリアに綺麗に見えることでしょう。この記事がみなさんのご購入の参考になれば幸いです。

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