静岡で味わうべき駅弁とは?
東海道新幹線沿線には、人気の駅弁が勢ぞろいしています。各駅停車は三島・新富士・静岡・掛川・浜松の5駅で、それぞれ特徴ある駅弁がランキング上位を占めています。静岡ならではの食材を使用した駅弁は特に人気で、営業時間の早朝から深夜まで駅構内やホームの売り場はお客さんでにぎわっています。
お茶・しらす・桜えびなど静岡の特産品を使用した駅弁は、香りや彩がとても印象的で、旅の思い出もより一層深まりますね。
味わいだけでなくパッケージにも注目
駅弁はその地域を代表するオリジナルのお弁当が多いため、パッと見たパッケージにも工夫がされています。例えば静岡で販売される駅弁には「富士山」の絵柄が多く、静岡を満喫したいという気分も一層深まります。
また「色」や「雰囲気」を主張するような駅弁も多く、カラフルな色合いや「昔」を思い起こすようなパッケージに目を奪われて購入するというケースも少なくありません。駅弁一つで、旅の思い出が深まるなんて素敵ですね。
静岡の人気駅弁はどこで購入?
人気の駅弁のほとんどが、東海道新幹線の停車する「駅ホーム内」もしくは「駅構内」に売り場が設けられています。売り場によっては営業時間も早朝から夜遅くまでとなるため、移動時間に余裕がない場合には、駅ホーム内や駅構内で購入できるのでとても便利。
停車駅別にみると三島駅では「桃中軒」、新富士駅では「富陽軒」、静岡駅は「東海軒」、掛川・浜松駅は「自笑亭」が特に有名で、ランキング上位に入るおすすめ駅弁店です。
主な駅弁販売所
桃中軒
地元の新鮮な食材を使用した駅弁が有名の「桃中軒(とうちゅうけん)」は、明治24年に沼津駅で創業した老舗のお弁当屋さんです。東海道新幹線が停車する三島駅の他、静岡県内では沼津駅や御殿場駅でもホームや駅構内に売り場を設けています。
駅弁のほとんどが1000円前後で、三島駅では営業時間の早朝や夜も多くのお客さんが足を運んでいます。人気の駅弁他、季節限定の駅弁までランキング上位に入る人気店としても有名です。
自笑亭
東海道新幹線の停車駅として知られる浜松駅や掛川駅などで、人気の駅弁を販売しているのが「自笑亭」です。地域に密着したお弁当屋さんは駅構内やホームでの販売だけでなく、一軒一軒のお宅や企業・学校等にも仕出し等を行っています。
自笑亭は浜松では常にランキング上位に入る駅弁屋さんとしても有名で、浜松駅では営業時間も早朝から夜にかけて長時間にわたるため、旅行く人たちにも便利な駅弁屋さんです。
舞寿し
「舞寿し」は修善寺駅前にあり、以前は地元のお寿司屋さんとして親しまれてきました。東海道新幹線沿線からはやや離れてしまいますが、伊豆ならではの特産品を活かしたメニューが人気で、駅構内やホームではなく駅前での駅弁販売が中心となっています。
営業時間は朝9時から夕方16時まで、早朝・夜は時間外となるので注意が必要。「しいたけ弁当」や「あじ寿司」がお店のおすすめ弁当で、臭みも全くなく美味しく味わえます。
富陽軒
大正10年創業の「富陽軒」が手掛けるご当地弁当として有名なのが、「極富士宮やきそば弁当」です。東海道新幹線の停車駅では「新富士駅」の駅ホームではなく構内にあるので、下車した際には駅改札付近のオレンジショップへ行ってみるといいでしょう。
その他ローカル線内の「富士駅」・「富士宮駅」・「身延駅」にも売り場が設けられ、営業時間の早朝や夜も利用者の多い駅弁店となっています。
東海軒
「東海軒」は大御所弁当をはじめとする駅弁が有名で、静岡駅を中心に売り場が設けられています。静岡駅は東海道新幹線が停車する静岡県のメインとなる駅で、一日当たりの利用者も県内随一。
駅構内にはランキングでも人気の駅弁がずらりと並び、新幹線構内や在来線ホームにある売り場を中心に、早朝から夜にかけて利用者に愛され続けています。営業時間も電車の時刻に合わせ、早朝や夜も対応してくれます。
駅弁に欠かせないお茶
駅弁のお供に欠かせない飲み物と言えば「お茶」ですが、ひと昔前までは駅弁のお茶と言えば、「汽車土瓶」や「ポリ茶瓶」と呼ばれるものが主流でした。現在ではペットボトルがほとんどなので、「見たことがない」という方も多いことでしょう。
お茶としての味わいは変わらないのに、容器一つで旅の気分が変わるのも何だか不思議だと思いませんか。数年前まで静岡県内でも使用されていたようなので、見つけた際にはぜひ!
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静岡のおすすめ人気駅弁⑮:桜えびめし
日本で「桜えび」と言えば駿河湾が有名ですが、現在漁獲することができるのは「大井川港漁協」と「由比港魚協」の2か所となっています。この桜えびをたっぷりと味わえるのが「桜えびめし」で、蓋を開けた途端に香る桜エビの甘い香りにそそられてしまいます。
ご飯は桜えびの出汁でふっくらと炊き上げ、桜えびのかき揚げや鯖の照り焼きなどおかずも豪華。静岡ならではの食材がたっぷりと使用された、「桃中軒」おすすめの一品です。
静岡のおすすめ人気駅弁⑭:浜の釜めし
釜飯は駅弁の中でも人気ジャンルの一つですが、静岡で有名な釜飯と言えば「浜の釜めし」です。東海道新幹線停車駅では浜松駅を中心に売り場が設けられ、レトロな包装やお箸ではなくスプーンが付いているのも特徴の一つ。
気になる駅弁の中身は、黄色い玉子そぼろと鶏肉そぼろの二種類が盛られ、浜松らしいうなぎの蒲焼きが贅沢にも3切れほどトッピングされています。煮物も美味しく彩りの良い、「自笑亭」の一品です。
静岡のおすすめ人気駅弁⑬:武士(たけし)のしいたけ弁当
静岡でも人気の伊豆箱根鉄道は、三島駅から修善寺駅までの区間を走る路線で「いずっぱこ」の愛称でも知られています。この路線内で人気の駅弁と言えば、「武士(たけし)のしいたけ弁当」です。
修善寺駅の名物ともいえる「武士のしいたけ弁当」は、その名のとおり修善寺特産の肉厚のシイタケが6個も入った食べ応えのある一品。ご飯は干しシイタケの戻し汁を使用して炊き上げ、ニューバージョンには竹の子と錦糸卵が入っています。
静岡のおすすめ人気駅弁⑫:駅弁版極富士宮やきそば弁当
富士宮市のご当地グルメをそのままお弁当にした「極(きわめつけ)富士宮やきそば弁当」は、新富士駅で一番人気の駅弁です。ピリ辛のわさびご飯と、エビ・ホタテ・イカなどの海鮮の他、野菜もたっぷりなので食べ応えも十分。
さらに富士宮やきそばには欠かせない、仕上げの「削り節」までついているのでご当地グルメを忠実に再現しています。加熱式容器を使用し温め可能となった駅弁は、ランキング上位に入るのも納得ですね。
静岡のおすすめ人気駅弁⑪:港あじ鮨
「港あじ鮨」は、駿河湾で採れた真あじを使用した沼津名物として知られています。アジを使用した駅弁はとても珍しく、わさびの葉で包んだ「わさび葉巻」をはじめ「しその葉巻にぎり鮨」、青じそと白ごまをトッピングした「鯵鮨」の3種類があります。
また生わさびとおろし金も添えられているので、下ろしたてが味わえるのは至福のひととき。ランキングでも人気の駅弁は、東海道新幹線のホームや駅構内にある桃中軒で購入できます。
静岡のおすすめ人気駅弁⑩:大御所弁当
「大御所弁当」は静岡ならではの「鯛めし」と「お赤飯」、さらに「安倍川餅」が入った豪華な一品です。大御所と言えば、かつて徳川家康が将軍職を譲って駿河城に隠居したことを思い浮かべますが、こちらの大御所弁当はそれとは違うコンパクトさが特徴です。
他の駅弁と比較するとややおかずが少ないようにも感じますが、鯛めしとお赤飯の分量も多いのでお腹もいっぱいに。静岡県内の駅弁ランキングでも常に上位にある人気駅弁です。
静岡のおすすめ人気駅弁⑨:浜松三ヶ日牛&遠州しらす弁当
浜名湖の北に位置する三ケ日町(みっかびちょう)は、地元ブランド牛「三ケ日牛」が有名です。また静岡県御前崎から愛知県の東三河まで広がる遠州灘(えんしゅうなだ)は、しらすの産地としても有名。
この地元食材の三ケ日牛と遠州灘のしらすを贅沢に使用したのが、自笑亭大人気の「浜松三ケ日牛&遠州しらす弁当」です。三ケ日牛は甘味のある脂がのりジューシーな肉質、しらすは磯の香が感じられる自笑亭ならではの駅弁です。
静岡のおすすめ人気駅弁⑧:うなぎめし
「うなぎめし」は、文字通りウナギのかば焼きがたっぷりと添えられた贅沢な駅弁として人気があります。駅弁の老舗店「東海軒」が販売する「うなぎめし」は、薄味のタレがうなぎにもしっかりとしみ込み、さらに追加用のタレが別添えされています。
駅弁なので冷めても美味しく味わえる工夫がされ、ご飯と蒲焼きの相性もバッチリ。ランキング内でも注目の駅弁は、東海道新幹線沿線ならではの一品と言えます。
静岡のおすすめ人気駅弁⑦:幕の内弁当
駅弁の中でも定番中の定番と言えば、「幕の内弁当」です。駅弁業界でも老舗と言われる「東海軒」の幕の内弁当は、焼き魚をはじめ揚げ物・玉子焼き・かまぼこが入り、ご飯は俵型のおにぎりが大きな特徴。
全体的に彩も良く、ご飯とおかずのバランスのとれた駅弁は老若男女問わず人気の一品です。駅構内やホームに設置された売り場でどれを購入したら迷った際には、この「幕の内弁当」が最も定番なのでおすすめですよ。
静岡のおすすめ人気駅弁⑥:茶めし弁当
「お茶」と言えば静岡ですが、駅弁でもお茶を使用した「茶めし弁当」があります。パッケージには富士山と茶摘女(ちゃつみめ)が描かれ、お弁当の中身は抹茶を入れて炊き込んだご飯とお茶の葉が添えられた一品は香りも豊か。
おかずには煮物や照り焼き、焼きサバ、玉子焼き、エビフライなどとても豪華なラインナップで幕の内弁当並みです。営業時間の早朝から夜まで、人気の一品は茶飯が入っている分、得した気分にもなります。
静岡のおすすめ人気駅弁⑤:親子飯
静岡県内の駅弁のうち、早朝・夜共に常にランキング上位に入るのが「親子飯」です。ご飯の上には玉子そぼろと焼き鳥大にカットされた鶏肉がたっぷりと入り、彩のグリーンピースもなかなかのもの。見た目・食べ応えも十分なので、列車内で味わう駅弁としてもぴったりです。
季節の野菜を使用した煮物も食べ応えがあり、ご飯とのバランスもちょうどよく美味しく味わえます。売り場は、駅構内やホームにある「東海軒」で購入できます。
静岡のおすすめ人気駅弁④:サンドイッチ
「駅弁」と言ってもさまざまなものがありますが、早朝や夜でも軽食としても味わえるのがサンドイッチです。静岡駅の駅構内やホームの売り場で販売している東海軒のサンドイッチは、シンプルな味わいとレトロなパッケージが話題を呼んでいます。
「サンドイッチ」という王道のネーミング、また玉子サンド・ハムサンドがそれぞれ3個ずつ入って300円台という破格の値段には驚きです。ふわふわ食感のパン生地も、見逃せませんね。
カツサンド【番外編】
同じサンドイッチでも、富士山を背景とした豚のパッケージが可愛らしい「カツサンド」も人気です。レトロな絵柄も好評ですが、その味わいは老舗店ならではのお墨付き。ヒレカツを使用した逸品はロースと違いさっぱりとした味わいで、ボリュームも満点です。
早朝や夜でもペロリと味わえるカツサンドは、軽食としてもぴったり。お肉好きの方には少し物足りなさもありますが、東海軒がおすすめするもう一品のサンドイッチです。
静岡のおすすめ人気駅弁③:富士の味覚
「富士の味覚」は、富士山をモチーフとした三角形のパッケージが大きな特徴です。見た目も中身も十分にこだわった駅弁は、静岡ならではの食材をふんだんに使用しています。ご飯は茶飯の上に桜エビが散らしてあり、おかずは煮物や卵焼き、揚げ物ととても豪華。
食べ応えもありおかずの種類も豊富なので、この駅弁一つで栄養も満点です。食後のゼリーも添えられ、早朝・夜を問わず駅構内やホームにある東海軒で購入できます。
静岡のおすすめ人気駅弁②:しらす弁当
東海道新幹線沿線にはたくさんの人気駅弁がありますが、静岡・遠州灘名物のしらすを使用した「しらす弁当」はランキング上位にも入るおすすめの一品です。自笑亭が販売する「しらす弁当」は、パッケージを開けると裏側にはしらすについての詳細が記されています。
ご飯の上にはたっぷりと塩ゆでしたしらすが散りばめられ、文字通りのしらす弁当を満喫。おかずは少量ずつなので早朝や夜でも安心、ぜひ営業時間内に購入したいですね。
静岡のおすすめ人気駅弁①:元祖鯛めし
全国で最も古くから駅弁売り場に並べられているのが、東海軒の「元祖鯛めし」です。明治20年代に静岡駅前で駅弁屋を営んでいた店主が病に伏してしまい、そのお見舞いとして魚屋さんが毎日アマダイを届けたのだとか。
このアマダイを煮てご飯の上に散らしたのが、鯛めしの誕生秘話となっています。醤油ご飯の上にはオボロがたっぷりと敷き詰められ、営業時間内には最も売り上げが多く、静岡駅弁ならではのおすすめ品です。
静岡の駅弁は美味しいものばかり!
東海道新幹線沿線には、たくさんの美味しそうな駅弁があります。地元静岡の食材を使用した逸品はやはり人気が高く、営業時間内に売り切れ続出するものも多いのだとか。旅を楽しむ一方、ご当地ならではの駅弁の味わい方でより一層楽しい旅になること間違いなしですね。
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