はじめに
リメイクシートの防水効果は?賃貸でもできるキッチンDIY
リメイクシートは貼るだけでいろいろなおしゃれなリフォームがすぐにできる簡単DIYerには非常に人気のアイテム。それでは、これを台所の扉や壁紙に使うことはできるのでしょうか。気になるのはリメイクシートの防水ですね。また賃貸物件ならば原状回復できるかどうかも重要なポイントです。そんなときはマスキングテープの上から貼るという方法も。まずは100均のリメイクシートの特徴を見てから、おしゃれな活用法・貼り方をご紹介します。
防水効果や貼り直しも可能?リメイクシートとは
100均で買える
リメイクシートがこれほど人気を集めたのは何はともあれ100均でいつでも手に入りやすいこと・1枚あたりの値段が安いということでしょう。取り扱い100均ショップはセリアとダイソー。100均以外のお店としてスーパーやホームセンターなどでも類似の商品の取り扱いがある他ネットショップなら大判のシートを量り売りで買えるところも。100均ではこの他にも貼る時に使用するハケや賃貸物件でのリフォームに役立つマスキングテープなども買えますので、すべて100均で買い物が済んでしまうのも魅力ですね。
防水効果は?
リメイクシートとひとくちに言ってもセリアとダイソーで売られているものが同じということはありません。その他の店でも同様です。防水効果のあるリメイクシートは100均でも売られていますがその他の店から買う場合は防水であるか確認してからがおすすめ。台所など水回りで使う場合はできるだけ防水機能があるシートをご利用ください。ただしマスキングテープには防水効果がありませんので、下地に使う場合にはご注意ください。
貼って剥がせる?
賃貸住宅の場合壁紙やキッチンの作り付け収納扉に貼ってしまうと引っ越すときに原状回復で問題になることも。こちらも商品によっては剥がせるものと剥がせないものがあります。剥がせるとうたっているものでも長期間貼り続けておくことで粘着が壁に影響を与えることも考えられるので、貼る時は下地としてマスキングテープなどをあらかじめ貼っておくと良いでしょう。マスキングテープは柄などがなく表に影響しないような色を選び、できるだけ幅広なものがおすすめ。
リメイクシートの基本!上手な貼り方のコツ
まずはシート貼りに慣れている方の動画から上手に貼るコツを学習していきましょう。シートをただ貼るだけでは空気が入ってしまって見栄えが悪くなるというのは多くの方が体験したことがあるでしょう。その防ぎ方とお考えください。
空気を入れずに貼るのがコツ
空気を入れずにカッティングシートやリメイクシートを貼るコツは、はじめの貼る位置にも大きく関係してきます。これが曲がっていたりズレているとそれを修正しようとして不自然な方向へ引っ張ったりする必要が出てきます。まずは裏の紙を剥がさずに最後までまっすぐ下ろしてくるだけで貼れるスタート位置を決めてください。
リメイクシートを壁紙など広い範囲に貼るには
リメイクシートを壁紙に使われる方もたくさんいらっしゃいますが、ここで気をつけて欲しいのは木目など柄合わせが必要なものについて。広範囲であれば柄合わせを考えると予想以上にたくさんの枚数を必要としてます。通常の100均カッティングシートは90cmの長さしかありません。また幅は45cm程度。柄合わせを考えると別の店の量り売りを利用した続き物で幅が広いシートを購入した方がお得で貼りやすいということに。ただし大きなものだと扱いは難しくなるのでどちらを取るかは個人の判断で決めると良いでしょう。
貼りやすくなる!おすすめアイテム
動画でも使っていますが、硬めのハケやプラスチックコテのようなもので少しずつ押していくことで空気が入らないように作業をすることができます。これも小さなものよりもある程度大きなもので、かつ手で持ちやすい形のものがおすすめ。例えるならば三味線のバチのような形をイメージされるとよいでしょう。どうしても入ってしまった小さな空気は針で穴をあけて圧迫することで消える場合もあります。ピンなど先のとがったものもあると便利ですよ。また剥がしやすくするために賃貸でなくても先にマスキングテープを貼った上から貼るというテクニックもあります。マスキングテープはリメイクシート貼りでは何かと役に立つので用意しておいてくださいね。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア1.ステンレスに
防水シートでステンレス調理台を高級な大理石風に
柄合わせの手間がかからずおしゃれな大理石風シート。高級なキッチンだと冷たい大理石は調理台に向いているとしてよく使われています。そんな台所を目指してステンレスの上に防水のリメイクシートを貼っていくリフォーム方法をご紹介しましょう。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
ここでポイントとなるのが大理石柄を選ぶということ。ダイソーのものが調理台っぽい清潔感のある白みが強いカラーでおすすめ。動画でもはじめてということで買い足しされていましたが、思ったよりも100均のシートは量がありません。しっかりと貼る場所の採寸をして必要枚数購入してきましょう。また空気が入らないよう裏の紙を剥がしつつ少しずつ貼るとシワもよりにくくきれいに仕上がるでしょう。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア2.扉の統一感
システムキッチンの扉や引き出しパネルの雰囲気を変える
住み始めたころは気にならなかったけれど、使っていくうちにだんだん気になる部分というのが出てきますね。こちらの方も他のインテリアや壁紙とシステムキッチンの扉や引き出しパネルの雰囲気が合わないのがどうしても気になっていたそうです。そんな悩みには100均で簡単に手に入り貼って後からまた剥がせるリメイクシートがぴったりです。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
購入したのがホワイトの木目柄ということできれいに柄合わせをするためにカッティングの順番まで考えられて貼っています。広い面を貼る時は是非参考にしたいやり方でしょう。上手に貼る貼り方のコツは上から定規などを使って少しずつ貼っていく方法。このとき力が入るあまり強くこすってしまうと100均商品は薄くて破れやすいので力加減には注意しましょう。また折った状態で売られているのでその折れ目などをまっすぐ伸ばすように意識しないとそこが段になってしまうというこの2点のポイントを考えながら貼ってくださいね。またこちらのパネルはツルツルとした素材であったため2週間くらいたって剥がしてみたところきれいに剥がれたのですが、ものによっては剥がれないことも。賃貸の場合は事前にその確認もしておいた方がよいですね。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア3.壁紙に
台所の前の壁を防水アルミリメイクシートできれいに
コンロ周りなどを含む台所の壁紙としてリメイクシートを貼る場合、通常のものではなくアルミシートと呼ばれるものがこちらも100均ダイソーで売られています。要は少し材質が違う火にも水にも強いタイプと考えると良いですね。これを使って賃貸のキッチンの壁面をイメージチェンジをしていきましょう。動画では直に貼っていますが、貼りやすくしたり剥がしやすくするために先に幅広のマスキングテープを貼るのもおすすめ。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
こちらで使用しているのはダイソーのアルミシート。キッチン用ですので火の回りや水回りで使っても防水・油はねも安心です。はじめてということと採寸などせず勘で作業を進めているため難航しているため、コンセントやパネル部分は長さを測ったり型紙を作ってカッターなどでくり抜いてそこから貼っていった方がうまくいくでしょう。元のタイルよりも白っぽく表面もツルツルしているため反射でかなりキッチンが明るくるようです。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア4.パネルを木目調に
デザインが古い賃貸ワンルームのキッチンを今風におしゃれに
賃貸のワンルームの作り付けのキッチンスペース。IH調理器が入っているものもメーカーのステッカーからも昭和を感じるのがお悩みです。また全体に白1色のパネル仕上げなところも単調でおしゃれさとかけ離れている感じもしますね。色や柄を変えるならリメイクシートにおまかせ!賃貸ワンルームの少しのスペースに貼るので、あまりシート量を必要としないところも100均商品を上手に使って節約できるポイントとなっているでしょう。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
使用しているのはダーク調とナチュラルウッドの2種3シート。300円(税抜き)でできるとてもコスパのよいリフォームです。貼り方としてはリメイクシートの裏柄の方眼を活用して先にパネル部分の切り取りをしているのが上手にできたポイント。きれいにピタッとはまったところが気持ちよく嬉しいとのコメントもありました。はじめはこのような小さなところからはじめて、なれてきてから壁紙全体のような使い方をするのが良いとわかりますね。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア5.吊り扉のリメイク
雰囲気の合わない高所の吊り戸棚をイメージチェンジ
後から取り付けたりするとシステムキッチンと吊り戸棚のデザインや色みが違ってとても違和感を感じることがあるでしょう。価格やサイズなど見合わせると妥協しないといけない点ではあるものの、やはり使っているうちに何とかしたい。そんなときにもリメイクシートが活躍してくれます。まったく同じとはいきませんが色味を合わせると違和感が薄れるのでおすすめ!このリフォームのポイントは高いところにある扉だということです。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
シートをきれいに貼るには作業しやすい場所や角度があります。高所であると小さめな踏み台や脚立を使っての移動にいちいち時間がかかりまた作業もしづらいのが困るところ。そんな時は扉の蝶板から外して平らな床の上で貼ったほうがきれいに仕上がるでしょう。どうしても外せない側面などは仕方ないので丁寧にゆっくりと作業をすすめてください。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア6.棚を間仕切りに
丸見え食器棚の裏をリメイクシートでおしゃれ間仕切りに
こちらのお宅ではキッチンの収納棚を壁に直角に配置しています。そのため裏側の合板が丸見えでおしゃれとはいえないものに。ここにリメイクシートを貼りもうひと手間加えることで今までウィークポイントだった部分を使い勝手の良いおしゃれ収納に変えるという、グッドアイデアが光る簡単リフォームの紹介です。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
やり方は単純で上から順にリメイクシートを食器棚の裏面に張り付けるだけですが、合板はここまでのパネルやタイルなどと比べて接着が弱いような印象を受けます。表面がザラザラしているせいでしょうか。そのため剥がせるという利点が高まりますが、ズレてしまうという可能性も。これだけザラザラしているところではマスキングテープも剥がれてしまうと思いますので、別の板に貼ってそれを打ち付けるという手もありでしょう。プラスチックハケなどのきれいに貼る道具を使って貼り直さなくてもよいように一度で作業を終わらせるような効率を上げていくのがコツ。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア7.食器棚のイメチェン
昔やったリメイクをさらに雰囲気を変えてリメイク
ふたつの食器棚の片方をDIYしたのでもう一方のカラーを揃えていくリメイクです。しかしこちらはすでに以前リメイクシートを貼ってリメイク済みのもの。剥がす様子なども見られて楽しいでしょう。食器棚にはたくさんの引き出しが。取っ手もチェンジしたりガラス戸も以前とは雰囲気をガラリと変えスライド棚など目につくところはすべてカラーを揃える徹底ぷりと手慣れたリメイクシートの扱いなどみどころがたくさん。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
引き出しや扉など見えるところはきれいにリメイクシートを貼っていきますが、逆に見えないところは手を付けないのがDIYリカラーとしてやりやすそうです。サクサクと適当に作業を進めているように見えて柄合わせをしっかりとしていたりと手慣れたご様子がうかがえます。何よりも仕上がりがとてもきれいにできているのでまるで元からその模様だったよう。リメイクシートは貼り慣れることが一番きれいに仕上がるコツだと感じるでしょう。慣れていない方で貼った後直接カッターで切っていく場合、家具を傷つけないようあらかじめ保護のためにマスキングテープを不要な部分に貼るという方法も。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア8.戸棚のガラスに
レトロでおしゃれな食器棚のガラスDIY
食器棚のリカラーやリメイクというと枠などの部分をやりがちですが、ガラスにリメイクシートを貼ることでとてもおしゃれなレトロ風な食器棚にしているアイデアを御覧ください。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
まるで職人さんの作業を見ているような手際の良さが光りますが、動画中でも板に貼る場合とやりやすさを比較されていたのでかなりのご経験者というのがわかります。作業効率をあげるためアバウトにする部分としっかりと手を抜かない部分があるのがおわかりいただけるでしょう。同じような古いタイプの食器棚をお持ちの方は是非試してみてはいかがですか。
リメイクシートのおしゃれキッチンDIYアイデア9.台所まとめて
まるごと貼るから注文キッチンのような仕上がりに
キッチンの収納部分。ツルツルとしたパネルが気になる方は多いようです。木目調のリメイクシートですべて貼り替えていくことで、統一感もあり海外の注文キッチンのようなおしゃれ感がでているリフォームとなっています。
おしゃれインテリアにするコツと貼り方
こちらでは手元の照明部分も外してその下のパネルにも貼り付けています。手元照明は物によっては直接電気コードが来ているので電気工事免許がないとさわれない部分。こちらのように作業できるとは限りませんので、あまり無理されないよう気をつけて作業をしてください。(最低限ブレーカーは落としてから触れるようご注意を)
まとめ
いかがでしたでしょうか。キッチンのインテリアや壁の雰囲気をガラリと変えるのにリメイクシートが役立つアイデアと貼り方のコツをご紹介してきました。貼り直しや剥がすこともできるので賃貸の物件でも使いやすいリメイクシート。壁紙として使用するなど心配な方はマスキングテープを貼ってからその上に貼るという方法で原状回復を考えたリフォームを行いましょう。
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