ワシン ウレタンニス
はじめに
こたつ天板をリメイク・リフォーム!ダイニングテーブルにする方法も
天板が古くなったからといってこたつ本体はこわれていないのに全部買い換える方は少ないでしょう。でも長いあいだ使っていると違うデザインのものが欲しくなったり、劣化してあまりきれいではなくなったときどうされますか?
天板だけ買い換えるという手もありますが、こたつ天板のリフォームやリメイクをして生まれ変わらせてみてはいかがですか。
天板を新たに自作するやり方・塗装を塗り直して新品同様の輝きを蘇らせる方法・安いリメイクシートで貼るだけ簡単なものだけでなく、こたつもリメイクしてダイニングテーブルにするやり方もご紹介します。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム1.自作天板
こたつもインテリア感覚でおしゃれなダイニングテーブルとなるものがありますね。テーブルとしてはがっしりとした作りで、まだまだ使えるけれど傷や塗装のはがれなどで見た目だけ悪くなった、そんな方のための天板リフォームから見ていきましょう。
古いこたつに天板を自作して長く使う!
ダイニングテーブルタイプのこたつには木製のぶあつい天板が使われていることが多いです。ものはとても丈夫なのですがどうしても経年劣化と暖房器具ということで熱での劣化は避けられません。
サンダーでけずって塗装しなおしても良いのですが、適当な木材がある場合は新しく作って乗せてしまった方が簡単な場合も。どのリメイク方法を選ぶかはお好みですが、こちらでは新しい天板の作り方となっています。
材料や簡単な作り方ポイント
木材を天板の長さカットしたものを幅に足りるよう必要な枚数を用意して木工ボンドで仮止め・別の板材を裏に打ち付けて丈夫にしています。
これで形だけは天板のできあがりですが、これにサンダーをかけたり角を丸くしたりした上にワックスをかけて仕上げます。こちらの方は米ぬかから作られた安全な火災の心配もないワックスを使われています。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム2.自作男前天板
こたつ天板にも個性が欲しい人は新しく作った天板を自分好みにペイントやステンシル・鋲打ちなどほどこして男前に仕上げていきましょう。
こちらは作り方よりもデザインに注目してヒントとして欲しいレシピになります。動画では1から作っていますが、今まで使っていた手持ちの木製天板のリメイクなどにも応用できるでしょう。
男前なこたつ天板のデザインと作り方
前後編の2本立ての動画、前編では板材の裏から合板ベニヤなどを打ち付けて1枚の板にしていますが、木材同士接着していないのでふにゃふにゃの仕上がりに。そのままワトコオイルを塗ってステンシルをしたところでこちらに続きます。
かっこいい男前デザインとして注目したいのが天板の縁のデザイン。ゴムシートの薄手のものを購入して鋲打ちして仕上げています。天板としてはでっぱりがあるたるめ使いにくいかも知れませんがインテリアとしてのアピールは十分ですね。
材料や簡単な作り方ポイント
使用しているのはワンバイ材・裏打ちのためのベニヤ・ワトコオイル・スプレー塗料・ステンシルプレート(自作)です。作り方はさきほどご紹介したものの横に渡した板の代わりにベニヤになったもの。
ただし接着剤などを付けておらず木ネジだけで何とかしようとしているためできあがりはふにゃふにゃに。参考にされる方はボンドでそれぞれの板を接着してから使用するか、ほぞ穴を開けて木ダボで処理するとさらにしっかりとした手作り集成材となるでしょう。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム3.カフェ風テーブル
こちらはニトリのこたつの天板を交換してリビングで使うテーブルにリメイクしているもの。色味のおしゃれな杉のカフェ材という木材を使用して作る木の色や木目などにこだわっている作り方です。
ニスなどは使わず、ウェット研磨という方法で光沢などを出すやり方になります。
ニトリのこたつを天板を作ってテーブルに仕立てる
こたつをそのままダイニングテーブルなどにした場合、天板がこたつのイメージなのであまりおしゃれなインテリアとはいえません。もっと自分の考えとマッチさせるために、もともとついていたものを外し自作しているのがこちらの動画。
しっかり板を接合するための木ダボでの処理方法がしっかり覚えられますよ。自作天板は裏側から本体にがっちりと何本ものビスで留めていきましょう。
材料や簡単な作り方ポイント
使用しているのは杉のカフェ材という木材を2mと4mのものを各1枚ずつ。木ダボ・ボンド・ビスです。かんなやサンダー・インパクトドライバーなどの工具もご用意ください。
木ダボはドリルで穴を開けたところにボンドを注いでそこに差しもう1枚の板にも同様にして板同士を固定するやり方です。穴あけ位置をあわせる道具もあったりしますがどうしても最後はかんなややすりがけが必要となります。
これは自分で集成材を作る場合はどの方法でも言えることでしょう。たいらにしてワックスやニス・塗料などで仕上げることがきれいな作品づくりには大切なこと。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム4.ダイニングテーブル
こたつの多くは床に座って下半身をこたつの中に滑り込ませてあたたまる暖房機となっています。しかし、生活の洋風化が進んだ家庭ではこたつを出せる畳敷きの部屋がないことも多いです。
それでも、こたつは使いたいというジレンマも生まれるのではありませんか?ダイニングテーブル型の椅子に座って使えるこたつのリフォーム方法をご紹介しましょう。
古いこたつのリメイクで自作ダイニングテーブル型こたつ
こちらは今は使っていないこたつのヒーター部分をダイニングテーブルに取り付けるという、ビスを買うくらいととても安いコストでできるリメイク方法になります。
こちらの方で言うと実質あるもので作っているのでほぼ0円で出来ています。買うとお高いダイニングテーブル型のこたつ安い値段で手に入れる方法としてヒントにしましょう。
材料や簡単な作り方ポイント
材料はこたつのヒーター・ダイニングテーブル・電線などに接触しない長さのビスです。こたつはヒーターの上の部分も熱くなるのとビスが干渉するとショートして発火したりもしますので十分注意して制作してください。
あくまでも作り方ヒントで電気工事の経験がない方は無理をされないよう、できるという自信のある方が自己責任でおこなう方法と思ってください。作り方としてはヒーターをダイニングテーブルにビスどめするだけととても単純で簡単です。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム5.リバーシブル天板
天板を木材で作ったりヒーターを取り付けたりと少し難しいなと感じる方はこちらの方法も是非参考にしてください。こちらは100均などで売られているリメイクシートを板材に張り付けるだけの簡単天板作りの方法。
安い値段で木目調から大理石調までいろいろな柄のシートが手に入りますが、同じ木目でも色を組み合わせることでとてもスタイリッシュなデザインの天板リメイクができるでしょう。
リメイクシートでリバーシブル天板を手作り
こちらのリフォームのきっかけは天板として使用していたガラス板の端がこたつから浮いてしまうため下にもう一枚板を入れようという発想からきています。
せっかく入れるのだから手作りでおしゃれなものをリメイクシートで安い値段で作るのが目的となっています。リメイクシートだけの自作天板なら防水加工されているものを選べば、ガラス板がなくてもそれだけで手作り天板としてお使いください。
材料や簡単な作り方ポイント
材料は合板(厚み8.5mm。天板にするので厚めの重さがあるものが好ましい)・リメイクシート木目調3色(ホワイト・ナチュラル・ダーク)・茶系のマスキングテープ。このほかカッターを使います。
合板の角をガラス板に合わせて丸く削り仕上げてから、100均のリメイクシートを貼っていきます。裏面はホワイトで表がナチュラルに中央にダークのライン。合わせ目にマスキングテープを貼っておしゃれなデザインに仕上げてください。
春だけの簡単リフォームですができるだけきれいに貼るようカッターで切り込みを入れるときには集中してまっすぐに!がポイント。合板とリメイクトートでとても安い値段で自作できるおしゃれ天板レシピです。
DIYでこたつの天板を手作りリメイク・リフォーム6.天板の研磨と塗装
リメイクシートで簡単に貼るだけの自作も良いですが、塗装からやりなおすと使用している木材の良さも引き立ちますしきれいさも長持ちするでしょう。時間こそ貼るだけよりはかかってしまいますが、削って塗るを繰り返すだけなので難易度は低いDIYです。
完成度の高いものを作るなら手間を惜しまない・根気には自信があるという方におすすめのやり方です。
古いこたつ天板の塗装し直しリフォーム!
1人用などの安い小さなこたつでなく家具調といわれる高級こたつの天板にはリメイクシートでは少しイメージが変わってしまって残念な感じになる方もいらっしゃるでしょう。
この塗装からやりなおす方法なら、そんな方でもきっと納得できる仕上がりになりますよ。
材料や簡単な作り方ポイント
材料はウレタンニスという塗料と車磨き用のコンパウンド。ひたすら天板を研磨してしっかりともともとの塗料を剥がして表面をつるつるにしてから、塗料を塗り重ねては研磨を繰り返し仕上げていきます。
しっかりともともとの塗料を剥がし平らに研磨するのと、塗料を5-6回重ね塗り磨きするのがポイント。最後はコンパウンドで仕上げるとピカピカの天板に仕上がるでしょう。
こたつ天板DIYにおすすめ塗料や材料
最後になりますが今回ご紹介した天板リフォームで使用した材料のおさらいとその特徴をご説明していきましょう。どの方法でするのもお好みですが、今のリビングなどこたつを置く場所のインテリアなどと合わせてどの材料を使うと合いそうか想像しながら見てくださいね。
天板を再塗装するならおすすめの塗料
ワシン ウレタンニス
内容量 | 300ML |
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先程再塗装で使用していたのがこちらの水性ウレタンニス。ワシンというメーカーの品ですが、似たパッケージでつや消しもあるので間違えないようにご購入ください。
塗る時にムラになりやすいのでできるだけ手早く1回の塗りでは重ならないように素早く仕上げる、2回めからはコテバケを使うなどが塗り方のコツです。ツヤツヤの輝きと重ねるごとに色の深みが出るのがポイント。
天板の傷を貼るだけで隠すリメイクシート
塗装よりも安い値段で素早く作業をしたいとお思いの方におすすめなのがリメイクシートで天板の傷や汚れを隠してしまう方法。
今回はカッターでカットしながらきれいに局面も仕上げる方法を見ましたが、ドライヤーを使ってカーブ部分をきれいに処理するやり方もあります。
100均で手軽に安い価格で手に入ること・柄が豊富で木目ひとつとっても色や柄がたくさんあるのが魅力でしょう。
値段も安い集成材は天板向き木材
木製の天板を新しく手作りするなら安いのは集積材と呼ばれる幅の狭い板をつなぎ合わせて大きな1枚板にしたもの。これもその木の種類によって安い高いは変わってきますが、一般的な安価な集成材としてパイン材がポピュラー。
白っぽい安い家具などはほとんどがこのパイン材だと思ってもよいくらい出回っているものです。こたつの天板以外でもテーブル作りなどにもよく用いられる人気素材になります。
まとめ
手作りのこたつ天板は意外と簡単にできる
古くなってきて天板の傷が気になるこたつのリフォーム・リメイク方法の中からおすすめ6種類をご覧いただきましたが、気になるものがありましたでしょうか?一番手軽にできるのはリメイクシートを貼るだけのものでしょう。
既存の天板に貼っても良いですし新たに合板を買ってきてそれに貼り付けても。その他もともと高価で丈夫なこたつであればその素材を活かして再生する方法として塗装のやり直しもおすすめリフォーム法です。
ダイニングテーブルに改造するやり方などと合わせて、お好みの方法で今までのこたつをもっとおしゃれに蘇らせてみてくださいね!
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