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スキーワックスの使いこなし術!初心者も簡単にできる手順や塗り方を徹底解説!

スキーはワックス次第で滑り具合がよくなります。しかし、どんなワックスが自分に合っているかが分かりにくく、情報も交錯しがち。ここではスキーのワックスの種類と基本的な塗り方を解説し、初心者向けの情報をまとめました。上達の近道はスキーを楽しむことです。
2021年2月10日
hosokawa_taka

スキーワックスの塗り方をマスターして脱初心者!はじめに

スキーの滑走面はデリケートですので、ワックスの塗り方次第で滑り具合が変わります。ワックスが剥がれて水をはじかない滑走面は摩擦係数が大きく、思うように滑ってくれません。

ここでは、ワックスの種類を解説し、初心者でも簡単に取り組める塗り方をまとめます。自分にあった塗り方ができるワックスを見つけて脱初心者を目指しましょう。なお、この記事は2021年2月9日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

よく滑るスキーは上達の近道といわれるのはなぜ?


初心者には滑らないスキーのほうが安心?答えはノーです。はじめのうちはスキーを履いて立っているだけでも怖いのですが、水平な場所で安定して立てるようになると、よく滑るスキーのほうが早く上達します。少しの体重移動で滑るスキーは緩い斜面で練習できるからです。

また、よく滑るスキーは体重移動に対する反応がいいので、滑り方のコツをつかみやすいですね。エッジを立てたときの感触が分かりやすく、ターンのタイミングもつかみやすくなります。

初心者はスキーの楽しさを追求すること

ワックスの種類や塗り方の答えを求めて、他の記事を読んでからここにたどり着いた初心者も多いことでしょう。しかし、ワックスの塗り方に対するこだわりはスキーヤーによって違い、正解を見つけにくいのが現状です。

初心者にはスキーの楽しさを追求するのがおすすめです。エキスパートスキーヤーほどワックスにこだわる必要はありません。転んだ時に仰いだ雪の白と空の青。それもスキーを楽しいと思える瞬間です。ワックスの塗り方よりもスキーの楽しみ方にこだわりましょう。

スキーワックスの種類


スキーのワックスは大まかに分けて2種類、簡易ワックスとホットワックスがあります。簡易ワックスは自分で簡単にワクシングできるのがメリットです。ホットワックスは手間がかかるものの、スキーの滑り具合は長持ちします。

初心者が自分でワクシングをするなら簡易ワックスがおすすめです。初心者の上達はスキーへ行く回数に左右されます。塗り方が簡単な簡易ワックスなら急なスキーのお誘いにも対応できますので、スキーへ行く回数を増やせるのです。

簡易ワックス

スキーの簡易ワックスは塗って馴染ませるだけと手順は簡単!準備しなければならない専用の道具も少ないので、初期投資を抑えられるのもメリットです。スキー初心者のワクシングにもおすすめですが、宿泊ツアーではベテランスキーヤーも愛用しています。

簡易ワックスの種類には固形、リキッド、ペースト、スプレーといった種類があります。スキーの滑り具合に大きな違いはありませんので、あなたに合った塗り方ができる種類を選びましょう。

ホットワックス

ホットワックスはスキー専用アイロンの熱で滑走面にワックスをしみこませるワクシング方法です。塗るだけの簡易ワックスと比較すると効果は倍以上長持ちします。

初心者でもチャレンジする価値はありますが、ある程度滑れるようになってから取り組んでも遅くありません。ホットワックスで安定したワクシングができるようになるには根気と慣れが必要だからです。パラレルターンができるようになったらホットワックスも検討しましょう。


自分でスキーにワックスを塗る準備は?

自分でスキーにワックスを塗るなら、部屋が汚れないようにブルーシートなどを敷きましょう。ワックスのカスが床にこびりつくと拭うのが大変です。ワックスリムーバーで床にこびりついたワックスを落とす方法もありますが、リムーバーはにおいが強いのでおすすめできません。

また、スキーには転倒時に外れたスキーが流れていってしまわないように流れ止めが付いています。流れ止めは専用のゴムバンドか太目の輪ゴムで跳ね上げておくと作業がしやすいですね。

固形タイプのスキー用簡易ワックスの塗り方

固形タイプのスキーワックスは携行性に優れています。宿で塗りなおしするのにも持ち運びがしやすいですね。室温で塗りやすい硬さになりますので、ゲレンデでの塗りなおしには適していません。

初心者には直塗り専用の固形ワックスがおすすめです。また、ホットワックス用の固形ワックスにも直塗りできるものがあります。ホットワックス用は雪質に合わせて種類を選べますが、初心者には柔らかくて塗りやすいいものから試してみましょう。

固形タイプの塗り方手順

固形ワックスを自分で直塗りする手順は簡単です。滑走面に固形ワックスを薄く塗って、コルクでこすり、ナイロンブラシで仕上げます。なるべく薄く塗るのがベスト。仕上げがしやすくなります。

コルクでこするのは摩擦熱でワックスを滑走面に定着させるためです。滑走面のストラクチャー(溝)に残ったワックスをかきだしたり滑走面を磨いたりするために、ナイロンブラシで仕上げます。仕上げを丁寧にするほどスキーの滑り具合はよくなります。

固形タイプの仕上げ方

長持ちさせようと仕上げをほどほどで済ませるのはNGです。厚く盛ったワックスは剥がれやすく、滑走面の滑りにムラができます。ナイロンブラシに引っかかりがなくなるまで根気よくブラッシングしましょう。

固形ワックスの仕上げ方はトップ(スキーの先端)からテール(後ろ)に向けてコルクやブラシをこすりつける方法と、前後に往復させる方法があります。仕上げ方の違いに根拠はありませんので、どちらも正解だといっていいですね。

リキッドタイプのスキー用簡易ワックスの塗り方

リキッドタイプのスキーワックスも携行性に優れています。ワックスの成分を溶剤に溶かした液状で、伸びがよく塗りやすいのがメリットです。撥水性が高いので滑走面が汚れにくく、水分が多い春の雪にも適しています。

元々リキッドタイプのスキーワックスはアルペンスキーの競技者が現場対応するために使われていました。その成り立ちが原因か、種類が豊富で選びにくい傾向にあります。初心者にはオールラウンドタイプがおすすめです。

リキッドタイプの塗り方手順

スキーワックスのリキッドタイプは初心者が自分でワクシングするにはもっとも塗り方が簡単です。滑走面に塗り、乾いたらナイロンブラシでブラッシングするだけでスキーが滑るようになります。

また、低温時でも使いやすいのがメリット!液状ですので滑走面にのばしやすいですね。完全に乾かないと仕上げに取り掛かれませんが、乾く時間は数分程度で、待たされるほどでもありません。なお、容器をよく振ってから使わないと成分にムラが生じます。

リキッドタイプの仕上げ方

リキッドタイプのスキーワックスはコルクで定着させる必要がありません。ナイロンブラシでの仕上げはしたいところですが、商品によっては仕上げ不要のものもありますので、塗りなおしの頻度が多い人におすすめです。

塗りすぎると乾きにくいので注意が必要です。乾かないうちにブラッシングしたりペーパータイルで拭き取ったりすると、ワックスの成分を滑走面に残せなくなるのでNG。溶剤が揮発するまで放置してから仕上げましょう。

ペーストタイプのスキー用簡易ワックスの塗り方

スキーの簡易ワックスで比較的に長持ちするのはペーストワックスです。ホットワックスには劣りますが、日帰りスキーでは納得できるレベルの持続性を得られます。自動車用の半ネリワックスに似た使い勝手で、スポンジなどで塗れるのが特徴です。

塗りやすさを考えれば持ちやすさを重視したスポンジが使える商品があってもよさそうなのですが、どれも小さな容器入りです。つまり、持ち運び重視のワックスだと捉えて問題ありません。

ペーストタイプの塗り方手順

ペーストワックスを自分で塗る手順は、滑走面に薄くのばし、乾いたらコルクでこすり、ナイロンブラシで仕上げます。塗る手順はリキッドワックスと同じで、仕上げる手順は固形タイプと同じだと捉えてOKです。

直感的な塗り方ができるのもペーストワックスの特徴です。固形ワックスのような塗りにくさを感じることもなく、リキッドタイプのように容器をよく振らないと成分ムラが発生するということもありません。

ペーストタイプの仕上げ方

ペーストワックスの塗り方と仕上げ方を見ると、固形ワックスとリキッドワックスの中間であることが分かります。携行性を含めて考えると、簡易ワックスでは抜群の使いやすさですね。

乾く時間は5~10分と少し長めです。しかし片方を乾かしているうちにもう片方へ塗れますので、乾く時間は気にするほどでもありません。自宅用に大きな容器の商品が登場してほしいところです。

スプレータイプのスキー用簡易ワックスの塗り方

スプレータイプはスタンダードな簡易ワックスで、使っているスキーヤーは多いですね。使い勝手がいいので初心者にもおすすめです。スポンジを滑走面に押し付けるとワックスが噴射され、そのまま塗り広げることができます。

ゲレンデの売店でも販売されていることが多いですし、安価な商品も多く、入手しやすいのがメリット。簡易ワックスとしては定番ですので、初心者のファーストステップにおすすめです。簡易ワックスの基準にもしやすいですね。

スプレータイプの塗り方手順

スプレータイプの簡易ワックスは、まんべんなく滑走面に塗り広げて乾かし、コルクで定着させてから、ナイロンブラシで仕上げます。

スプレーワックスにはペースト状のワックスが噴射されるものと、リキッド状のワックスが噴射されるものがあります。ペースト状のワックスが噴射されるスプレーワックスの成分はパラフィンですが、リキッド状のワックスが噴射されるスプレーワックスの成分はパラフィン+溶剤です。

スプレータイプの仕上げ方

ペースト状のワックスが噴射されるスプレーワックスは塗りムラができてもリカバリーがしやすいですね。滑走面用のペーパータオルで拭えば厚さを均一にでき、乾かす時間を短縮できます。

一方、リキッド状のワックスが噴射されるスプレーワックスは塗りムラができにくいものの、塗りすぎたワックスを拭うのはNGです。溶剤と共にワックスの成分も拭ってしまうからです。しかし、乾く時間はペースト状のワックスが噴射されるものより短くて済みます。

スキー用ワックスに関する情報について

スキーのワックスについて調べていくと、情報が交錯している印象を受けます。それはレジャースキーを楽しむスキーヤーに向けての情報とレース活動をするスキーヤーに向けての情報が入り乱れているのが原因だと考えられます。

スキーはレジャーの中ではスポーツ性が高く、技術の習得と道具のメンテナンスに奥の深さがあります。かつては初心者とエキスパートの分け隔てが大きく、初心者がブーツアウトできるパンツを履くと指をさして笑われる世界でした。

ベースワックスと滑走ワックス

スキーのワックスにはベースワックスと滑走ワックスを重ねるという概念があります。ベースワックスは滑走面の下地です。その上に滑りをよくする滑走ワックスを塗り重ねます

しかし、これはベースワックス用、これは滑走ワックス用という種類はありません。パラフィン系がベースワックス、フッ素系が滑走ワックスといわれていますが、それはトップスピードを競うレースでの話。レジャースキーではパラフィン系ワックスだけでも十分に滑ります。

簡易ワックスはベースワックス?滑走ワックス?

簡易ワックスの多くはベースワックスが施された状態で使うのが一般的です。簡易ワックスは滑走ワックスと捉えて問題ありません。しかし、レジャースキーを楽しむスキーヤーの多くはベースワックスと滑走ワックスを区別せず、簡易ワックスのみでスキーを楽しむ傾向が強いですね。

初心者ならスキーの購入したショップでベースワックスを施してもらい、簡易ワックスを自分で塗るところからスタートするのがおすすめです。

フッ素系ワックスの使用禁止について

フッ素系化合物は自然界で分解されにくいので、環境保全の観点から敬遠されるようになってきました。いまのところフッ素系ワックスを禁止しているゲレンデは見受けられませんが、国際レースでは禁止される動きになっています。

スキーは自然を相手に闘うスポーツであり、自然を楽しむレジャーでもあります。自動車やバイクに厳しい環境基準が設けられているように、スキーワックスに規制が課せられるときが来るかもです。

スキーにワックスを塗る頻度は?

スキーにワックスを塗る頻度は人によって違います。ベテランスキーヤーは滑る滑らないを感じられますが、初心者にとってはそれがわからないというのが本音でしょう。

簡易ワックスは2~3本滑れば滑りが悪くなるという意見もあれば、1日ぐらいは大丈夫という意見もあります。しかしそれも感覚と経験をもとにした意見に過ぎません。

簡易ワックスでも1日1回の頻度が中心

簡易ワックスの効果は1日持たないという意見が多いものの、ゲレンデやセンターハウスでワクシングする人を見かける人は少ないですね。また、「前回にしっかりとワクシングしたから今回はノーメンテ」という人も見かけません。

スキーにワックスを塗る頻度は1日1回を目安にするといいでしょう。ワックスの効果が弱くなっても、なかまとのスキーでは途中でワクシングするタイミングをつかみにくいので、スキーの楽しさを優先してそのまま滑るのが一般的です。

宿泊スキーでは?

宿泊スキーはアフタースキーも楽しみの一つです。1日1回の頻度でワクシングしたいところですが、ワックスを塗るタイミングを見計らうのが難しいですし、ワクシングに時間をとられて仲間と過ごす時間を無駄にするのはモッタイナイですよね。

宿泊スキーでは簡易ワックスさえ塗れない雰囲気になるのも想定しておきましょう。滑走面の汚れをペーパータオルで拭うだけでも、ずいぶんと滑り具合はよくなります。宿に入ったタイミングで滑走面をきれいにするのがおすすめです。

スキーワックスの塗り方をマスターして脱初心者!まとめ

初心者は楽しさ優先が正攻法!

スキーは自然を相手に楽しむレジャーの中ではスポーツ性が高く、初心者向けの情報が少ない傾向にあります。エキスパートスキーヤーが発信する情報も見逃せませんが、初心者は雪化粧した山の美しさや仲間との触れ合いを大切にしながら楽しむのがおすすめです。

スキーにワックスを塗る方法はスキーヤーによって違います。それは感覚と経験をもとにして自分で見出した方法だからです。だからこそスキーは奥が深く、生涯にわたって楽しめる趣味となるのではないでしょうか。

なかまの意見も参考に

スキー初心者にとってワックスの塗り方は難しい課題となるでしょう。しかし、何度かスキーへ行くだけで自分に合ったワックスの塗り方を見いだせるのも事実です。

一緒にスキーへ行くなかまにワックスの塗り方を相談するのもいいですし、それぞれが持ち寄ったワックスを貸し借りして比較するのも楽しいですね。初心者のうちはワックスの良し悪しを見分けられませんが、なかまの解釈を聞くだけでも参考になります。

少しずつ経験値を積むこと

初めてスキーへ行くと難しさに驚くかもです。しかし、1本目より2本目、2本目より3本目と、少しずつではありますが、滑れば滑るほどスキーの感触を得られるようになります。

また、難しさにくじけそうになるのを助けてくれるのはなかまの笑顔です。転倒して雪まみれになっても一緒に笑い合えるなかまの存在が、ワックスの塗り方以上にあなたを上達させてくれます。

スキーが気になる人はこちらをチェック!

スキーが気になる人はノウハウをまとめた記事をチェックしてください。スキーの滑り方に手ごわさを感じている初心者は多いことでしょう。でも大丈夫!コブ斜面の上級コースを軽快にターンするエキスパートスキーヤーにも初心者時代はあったのです。スキーのワックスについて調べたのはスキーの楽しさを追求しようとしている証拠!リンクの記事を読んでスキーへ行く回数を重ねれば必ず上達しますよ。