ウィンタースポーツが楽しみな季節
準備は早めにしておく
秋の気配が深まり、気温が低下してくるとウィンタースポーツの季節がもうすぐやってきます。スキーでもスノーボードでも毎年板のデザインが変わり初心者向けの必需品セットは人気のデザインから売り切れていますよ。スキーやスノーボードを楽しみたい、やるという予定がある方は早め早めに準備しておきましょう。また、日帰りの場合、ツアーなどで旅館やホテルに宿泊する場合やレンタルで楽しむ場合などケースごとに必需品が異なります。
初心者は必需品リストを作る
初心者はどんなものが必需品になるのか、必要なる小物はどのようなものがあるのか分かりにくいものです。そこでおすすめなのがノートやスマホを利用して必需品や小物を箇条書きしていき、ひと目で持ち物がわかるリスト化です。リストは持ち物を揃えているとき以外にも出発前の準備にも役立ちます。一部アイテムならレンタルできますが、意外と高くなります。手ぶらで楽しみたい場合と単なるレンタルでは値段が異なる場合もありますよ。
スキー場でレンタルできるものとは
レンタル品1:スキー本体
スキー場で貸し出してくれるアイテムはスキー場によって違うので事前にどんなものがレンタルできるか確認してくださいね。主にレンタルできるものを紹介しましょう。まずは必需品となるスキー一式です。スキー本体となる板、専用のブーツ、ストックの3点を「スキーの3点セット」といいます。スキー場によっては小物を含めたフルセット(5点セット)というものもありますよ。必ずセットで借りる必要はなく板だけでもレンタルできます。
レンタル品2:ウェア類
スキーやスノーボードは専用の防寒着(ウェア)が必需品となります。滑る時は風を切るため風を通さず、レインウェアのように汗をかいても蒸れにくく、雪が解けても簡単に染み込まないような作りになっていないとウェアとして不適合です。ウェアについては後述しますね。注意してほしいのはスキー場によって上だけレンタルできたり、下だけレンタルできたりと便利なシステムになっていたりセットしか借りられないという場所もあります。
レンタル品3:小物
帽子やグローブなどの小物です。小物を含めたセットの他に単品でもレンタルをしている場合があり、手ぶらでもスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツは楽しめます。しかし、場所によっては貸し出しをしていないこともあるので注意してくださいね。また手ぶらで楽しみたい場合はツアーなどを使わないと意外と高価になります。
初心者はレンタル宅配が便利
手ぶらで楽しめる
レンタル宅配とは業者から事前にレンタルし、宅配で装備や必需品を宿泊先などに送ってもらえるサービスです。日帰りなら自宅やスキー場に届けてもらい、旅行で宿泊する場合はホテルに届けてもらえます。旅行で宿泊する場合はホテルに荷物が着くため手ぶらで気軽に楽しめ、借りたものも配送で返すため楽です。手ぶらで気軽にスキー旅行が楽しめ宿泊先に荷物が届き便利ですが、スキー場でフルセットレンタルする以上に高価になりやすいです。
事前に予約
レンタル宅配はいきなり借りれません。スキー旅行に行く前にあらかじめ申し込んでおきましょう。この部分がスキー場との違いです。スキー場は場所によりますが当日でも可能な場合もありますよ。レンタルサイトによって申込期限がことなるので早め早めに準備しておきましょう。また、スキー場のレンタルと同じようにサービスによりどんなセットがレンタルできるのかが違います。自分に合った装備があるか確認して手配してくださいね。
スキーの持ち物・必需品1:スキーの板
スキーをするための必需品
スキーをするためにはスキーの板は必需品です。前述したように借りれる主なアイテムの一つですが、デザインや形状がことなるため自分に合ったものを選んで準備しないといけません。形状や長さによってバックカントリー向けのものや、パイプの上などを滑ったり、飛んで技を決めるフリースタイル用などがあります。初心者の方はオールシチュエーションモデル、オールラウンドモデルがおすすめになります。デザインで即決しないでくださいね。
選び方
前述したようにオールシチュエーションモデルを選び、板の長さは女子も男子も自分の身長から7cm前後短くしたものを目安に選ぶといいでしょう。借りる場合も同じように選んでくださいね。板の中央部分が太すぎたり、細すぎるものは使いにくいと言われています。初めての板はできるだけ実店舗で店員と相談しながら決めると失敗しにくいですよ。
スキーの持ち物・必需品2:ブーツ類
専用の靴
スニーカーやトレッキングシューズのような靴ではスキーはできません。専用の靴が必要になります。こちらも基本のセットとして含まれている大切な装備です。少し大きめを選んで厚手の靴下で調整するというのが一般的な選び方になりますが、後述するビンディングとの相性や靴の固定方法なども留意して選ぶようにします。例えばBOAシステムの靴だと紐と比べると力がなくても簡単に締められますが、靴紐のように細かい調整は苦手です。
厚手の靴下
前述したように厚手の靴下で靴を調整します。日帰りやスキー旅行で年に数回行くか行かないかという方なら、厚みのある靴下で代用できますが、速乾性と保温性のある靴下がおすすめです。ツアーによるスキー旅行ではなく自分で宿泊して何日も滑るという方は専用の靴下を準備したほうがいいでしょう。
ビンディングとは
靴と板を固定するハブの役割を果たすものです。ビンディングは靴と一緒に選ぶようにするといいでしょう。また、スキー板に付属することもあり初心者はスキー板とセットになっているものがいいでしょう。アルペンソール規格やリップウォーク規格と表記されていますよ。靴と規格がことなると装着できなくなるため必ず確認してくださいね。初心者の方は板と同様に店頭で店員と相談しながら買ったほうがいいアイテムとなります。
スキーの持ち物・必需品3:ストック
大切な道具
スキーで使う2本の杖をストックといいます。バランスを取ったり体を浮き上げる力を得たりと滑っていると自然に助けてくれる道具です。曲がるときにも使いストックがないと他の装備があっても楽しく滑れません。靴やビンディングほど重要なアイテムという認識はありませんが、用意しておきましょう。
身長の7割の長さがおすすめ
ストックの選び方についてですが、長さは身長に対して68~70%ぐらいのものがいいとされています。しかしゲレンデですべるのか、フリースタイルのように不規則なコブを使うのかで長さが変わるため、伸縮式で長さを好きなように調整できるものがいいでしょう。初心者で通常のコースしか滑らない場合は上記の長さを目安に選びましょう。カーボンやアルミなど材質の違いがありますが、初心者は安価なアルミ製でも大丈夫です。
スキーの持ち物・必需品4:ウェア類
スキーウェア
前述したように透湿、防水性能がある専用のウェアが必要です。ウェアだけ借りられる場所も多いですよ。板と同様に毎年デザインが異なっていたり、細身のシルエットになるタイトなつくりだったり服と同じように色やデザインで選んでいきます。また、手ぶらではなくスキーの三点セットかウェアのどちらかだけ持参し、三点セットかウェアだけ借りると費用が抑えられます。サイズは普段着ている服と同じか少し大きいものがおすすめです。
インナー・中間着
借りられないアイテムになります。インナーは直接着る「肌着」です。スキーもウィンター「スポーツ」のため滑る時はあまり感じませんが、止まっていると汗をかきやすく、肌着は速乾性のある化繊がおすすめです。ヒートテックなどの街の中で着るインナーでも代用できますが、汗が乾きにくいためおすすめはスポーツ用です。中間着は保温を目的に着る服装で速乾性のあるフリースがおすすめになります。またウェアとは別に防寒着があると便利です。
女子ウェアのレンタルについて
女子ウェアのレンタルに力を入れているスキー場も多くなってきています。日帰りでも旅行でも手ぶらでおしゃれでかわいいウェアが借りられます。また、逆に少し古いウェアしかないという場合もあるので必ず日帰りでも宿泊する場合でもどんなウェアがあるか確認してくださいね。
スキーの持ち物・必需品5:小物
小物1:帽子
保温や頭部の保護、おしゃれな着こなしに欠かせない小物です。スキー旅行のプランでは無料で借りられることもあり必須のアイテムではありませんが、用意しておいたほうがいいでしょう。ビーニーやヘルメットでも大丈夫です。初心者の方は見た目より頭部の保護を優先してヘルメットのほうがいいかもしれませんね。帽子の中に入れるソフトタイプのヘルメットなどもありますよ。
小物2:防水手袋
グローブは必需品です。寒さ対策、凍傷、ケガの予防になります。雪が付着しやすいため防水性のある手袋を用意しましょう。こちらも小物セットとして借りられる場合があるアイテムとなり、セットで借りられるので便利ですよ。また、宿泊する場合だけではなく日帰りでも予備の手袋があると便利です。ミトンタイプは暖かく5つ指タイプは指を動かしやすくなります。
小物3:ゴーグル
雪は紫外線をよく反射させます。滑る時は、日帰りでも旅行でも必ず準備シておきましょう。ゴーグルやサングラスは目の保護、眩しさを軽減し滑りやすくしてくれます。便利なレンタルではサングラスではなくゴーグルしかないのが一般的です。帽子、グローブ、ゴーグルを小物3点セットと呼びます。レンズの色によって特性がことなるため初心者の方は実店舗でスタッフと一緒に準備したほうがいいでしょう。
小物のレンタルについて
新型コロナウイルスの関係で上記の小物3点のレンタルを控えている場合があります。手ぶら宿泊プランのスキー旅行、日帰り問わず必ず確認してくださいね。小物と言われていますがスキーを楽しむには準備しておきたいアイテムです。
スキーの持ち物・必需品5:スキンケア
男女問わず注意
雪山やスキー場は辺りに雪があるため乾燥してなさそうなイメージがありませんか?実は冬の空気は非常に乾燥していてスキー場でも同じです。また、前述したようにスキー場は紫外線対策をしないと太陽からの紫外線だけではなく、雪で反射した照り返しの中にも紫外線があり、非常に強くなります。日帰りでも宿泊でもスキンケア用品は持っていきましょう。手ぶらプランの旅行でもスキンケア用品はしっかり準備してくださいね。
日焼け止め
ゴーグルで覆われている部分は日焼けしにくいですがそれ以外の鼻や口の周辺は、日焼けしやすいです。しっかり塗っておきましょう。水濡れに強いウォタープルーフだと便利ですよ。選ぶ時はPA値の高いものがおすすめです。また敏感肌の方は強い日焼け止めを避けたほうがいいでしょう。
リップクリーム
唇を乾燥から守るための便利アイテムです。前述したようにゲレンデでは紫外線が強いため単なる乾燥予防だけではヒリヒリすることもあるので、日焼け防止効果があるリップクリームがおすすめです。日帰りでも旅行ツアーでも準備しておきましょう。
化粧水
長時間乾燥している場所で遊んだあとは化粧水を使って水分を補いましょう。日帰りでも宿泊でも準備しておきたいアイテムです。男性もきちんと化粧水を使ったほうがいいでしょう。手ぶらプランの旅行でもスキンケア用品はふくまれないので注意してくださいね。
スキーの持ち物・必需品6:便利なもの
身分証明書
運転免許証などの身分証明書となるものは必須です。スキー場でその場で小物などをレンタルするときに、身分証明書がないと貸し出し不可能な場所が多いですよ。健康保険証でも大丈夫です。スキーでケガしたときも健康保険証を持っておくと支払い手続きがしやすくなり、身分証明書にもなります。保険証はコピーでもいいのですがなくさないように注意してくださいね。
ホルダー・防水の財布
便利なアイテムがホルダーと防水の財布です。ゲレンデで使う財布は水が染みない素材でできたものがおすすめですよ。アウトドア用の財布などもおすすめです。ホルダーはリフト券などを入れておくグッズで腕や手に取り付けておけて便利です。またスキー板を持ち運びやすくするためのホルダーもあります。
万が一に備える
視力が悪い方は予備のメガネやコンタクトレンズを持っておくと便利ですよ。壊してしまってもスペアがあると助かります。万が一に備えて湿布などもあると便利ですよ。初心者の方は関節部分を守るプロテクターなどもあると便利です。
スキーの持ち物・必需品7:宿泊に必要なもの
アメニティセット
宿泊施設や旅行ツアーのプランによっては必要なものになります。歯ブラシ、タオル、クシなど必要なものは自分で宿泊施設にあるか確認して足りないものは用意しておきましょう。また日帰りでもあると温泉に立ち寄ったり、急遽予定を変更して泊まる場合にも役立ちますよ。タオルは日帰りでも用意しておきましょう。
着替え
通常の旅行と同じように下着や服などの着替えがあると便利です。日帰りでも汗が気になるという方は用意しておきましょう。宿泊する場合は過ごしやすい部屋着もあると楽です。スキー旅行はスキーと旅行となるため通常の旅行で必要なものは必要になります。
充電器・カメラなど
旅行ではスマホの充電器が必須です。日帰りならモバイルバッテリーでもいいのですが、宿泊ならきちんと給電できる充電器が便利ですよ。またせっかくの旅行ならスマホのカメラよりもきれいに撮影できるカメラがあると思い出の写真を高精細に保存できておすすめです。タブレットなどがあると暇つぶしにもなりますよ。
スキーの持ち物のまとめ
いろいろな持ち物が必要
スキーを始めるにはいろいろな持ち物が必要になります。手ぶらプランでも必要な荷物もあるのでしっかり確認しましょう。またツアーを利用しない場合はレンタルだけで1万円近く必要になるので注意してくださいね。レンタル代にリフト券代が必要なり家族で行くと結構な出費になりますよ。また、初心者の方は気づきにくい点としては、防水のゲレンデ用財布が必要だったり紫外線対策が必須になる点です。忘れないようにしてくださいね。
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