スキー板の選び方1,スタイル
スキー板の選び方を聞いたり調べていたりしてなんだかわからなくなってしまったことはありませんか?実はスキー板の選び方ってとってもシンプルなんです。
身長と長さや重さ、形状など様々な種類があるとも言われていますが、まずは自分のスキーのレベルのスタイルの種類把握しましょう!スタイルと言っても”どんなふうに滑るか”を表しただけなので細かく決める必要はありません。
スタイルの選び方ー”定番”オールラウンドスキー
オールラウンドスキーと聞いてピンとこない方もいると思います。それもそのはず、一般的なレジャースキーといわれるものをわざわざそれっぽい言葉で言い換えただけなのです。
なのでこの種類のスタイルとしてはシーズンになると毎年友人とスキーに行くよという方はこのオールラウンドスキーというスタイルに分類されます。スキー人口の中でも大半を占める割合のスタイルです。
初心者の方は特に身長に比べて長い板を選ぶことが必須とされます。
スタイルの選び方ー”ちょっと慣れてきた方に”カービングスキー
カービングスキーという種類のスタイルは読んだままのスキーのスタイルのことでカーブしながら滑る(カービング)ことであり、一般的にはオールラウンドスキーと変わらないと思っていいでしょう。
カーブするには板の反動がいいものや身長に比べて長い板よりも短い板の方が使いやすかったりと基本的にはオールラウンドスキー板の選び方と同じものだと思ってください。身長に比べて長い板良しも少し短いものがいいでしょう。
スタイルの選び方ー”山の中へ”オールマウンテンスキー
オールマウンテンスキーという種類のスタイルは山の中という意味合いで、普通のレジャースキーとは違って、少し入り組んだ山の中や圧雪されていないバックカントリーともいわれるゾーンに入って滑るスキーのことです。
圧雪されていない雪面はゲレンデよりも柔らかく沈みやすいのでスキー板は設置面が広く滑りやすいという特徴があります。レベルとしては初心者〜中級者向けとも言えるでしょう。
スタイルの選び方ー”トリックを決めたい”フリースタイルスキー
キッカーやパークといっていわゆる”トリック”を決めるような種類のスタイルのスキーを総称してフリースタイルスキーと言います。カービングスキーのレベルを卒業したらフリースタイルに挑戦しましょう。
このスノボーやスケボーにも多く観客がつくこともある人気スタイルです。ただし、難易度は高く中級者〜上級者向けとも言えるでしょう。ゲレンデやバックカントリーでのまっすぐ滑ることに飽きてきた方には挑戦してみる価値のあるスタイルになります。
スタイルの選び方ー”専ら速さ”レーシングスキー
アルペンスキーなどに見られる速さを追求したスキーがこちらの種類のスタイルになります。カービングスキーの最上級バージョンだと思ってください。
とにかく速度を上げるためにスキー板の幅が他のスタイルのものよりも狭く戦地面が狭い構造になっています。さらには無駄な軸のブレを軽減すべくねじれに強い構造になっているものが多いです。
なのでこのスタイルは間違いなく初心者や中級者には向いていなく、レーシングスタイルのスキー板を履いてゲレンデやフリースタイルのスキーをしようとしても面白くなく、滑りにくいと感じるでしょう。
スキー板の選び方2,デザイン
板のデザインは自分の好きなものを!
身長などのサイズとスタイルにあったスキー板を決めたらあとは趣味嗜好だけなので自分の好きなデザインのスキー板を選ぶといいでしょう。スキー板を作るブランドによってデザイン性が統一されたスキー板もあるのでお気に入りのブランドを見つけることがおすすめです。
みんなのスキー板を見てみましょう
長さだけじゃないスキー板の選び方
OGASAKAのスキー板になります。オガサカと読みますがこのメーカーのスキー板はかなりクオリティが高く初心者よりも中級者に強い人気を誇っています。
デザイン性はあまり特出したものはなく、メーカーのアルファベットロゴが入ったものが多いです。デザインの種類は多くありませんがそのスペックは高く機能でスキー板をという選び方でしたら幅広く選ぶことができるメーカーです。
メーカで選ぶという選び方も
FISCHER(フィッシャー)というメーカーのスキー板になります。このメーカーはレーシング向けのスキー板をメインに作っているブランドでデザイン性もかなり高いことで人気です。
このメーカーはアルペンスキーのオリンピックに用具を提供しているだけあってその機能性はピカイチ。デザインの種類も多くレーシングスキーヤーには一番人気のメーカーでもあります。
デザイン性の高いスキー板もおしゃれ!
長さを変えて2台持ち
IDone(アイディーワン)というメーカーのスキー板になります。なかなかお目にかかることがないブランドですよね。デザインは見た通りシンプルなもが多くスタイリッシュなロゴも入っています。
2000年にスタートしたメイドインジャパンのメーカーでありじわじわと人気が出ています。このロゴを覚えておくとゲレンデに行ったときにIDoneのスキー板だとわかると通かもしれませんね。
ド派手なデザインもゲレンデではアリ
鮮やかなカラーリングのスキー板です。こういった派手なスキー板でもゲレンデではちょうどいいかと思います。こちらはdpsというメーカーのスキー板ですがシンプルなデザインのスキー板が多いです。
自分の好きなカラーでスキー板を選ぶこともおすすめです。こうやって自分の好きな趣味嗜好でという選び方は初心者でもできるので絶対にこだわりを持っておくことをおすすめします。
オールラウンドスキーのおすすめスキー板
初心者〜中級者までが幅広く使っているのがこの長さの板
ここで板の特徴について簡単に触れておきましょう。板のサイズには3サイズといってスキー板の頭の部分からトップ、センター、テールの三部分に分かれておりスキーのスタイルによってその3サイズの感覚が違っています。
中でもこのオールラウンドスキーのスキー板の特徴はセンターの幅が狭いというくびれたスキー板が扱いやすいともいわれています。さらにはスキー板の中でも長い短い関係なくノーマルサイズがこのスタイルの特徴でもあるでしょう。
長さは身長から10〜15cmほど短い板がベスト
正直、スキー板の長さには正解はありません。が、スキー板はそのスタイルの種類によって使い易いにくいがあるのでそこだけは覚えておきましょう。特に初心者〜中級者のスキー板の選び方では扱いやすさがキモになってきます。経験上、無駄に長いスキー板はただただ扱いにくいだけなのでスキーの滑りに自信がなかったら短い長さのスキー板を選ぶことをおすすめします。長いよりは短い方が圧倒的に後悔しません。
カービングに向いている長さというスキー板の選び方
カービングに向いているスキー板の特徴としてはくびれが大きい板の方がねじれが起きやすいので向いているスキー板と言えるでしょう。オールマウンテンスキーと比べて安定する必要がないのでカービングスキーはレーシングやアルペンスキーの構造に近いとも言えます。
身長とのバランスが悪い長さやあまりくびれが大きすぎるとかえって滑りにくいスキー板になってしまうのでご注意を。初心者の方は特に長い板の方がカービングに使いやすいでしょう。
おすすめメーカー1:「SALOMON」
X-MAX SXー長さは普通がおすすめ
軽やかさと操作性の両方を兼ね備えたスキー板。定番のソロモンのスキー板ということもあって人気なことはもちろん新モデルなので売り切れも必死です。反動の返りが良いこととビンディングとの相性がいいスキー板でもあり軽快にゲレンデを滑走するにはもってこいのスキー板になっています。
ゲレンデレンタルのスキー板は大体このメーカー
日本でのゲレンデではレンタル品で出回っているスキー板のメーカーはだいたいがこのサロモンのスキー板でしょう。サロモンのスキー板はいたって初心者向けのものが多くサイズの幅も広いので子供向けのサイズも用意があるからです。
かくいう筆者も初めてのスキーでは新潟でこのメーカーのスキー板をレンタルしてゲレンデではしゃいだことを覚えています。
おすすめメーカー2:「OGASAKA」
UNITYー長さは普通がおすすめ
こちらも定番のメーカーオガサカからのスキー板のご紹介です。このユニティというスキー板は初心者から上級者までもが使っているスキー板でもありとにかく使い易いことで人気。
中でもシリーズ最軽量というポイントは使いやすさの重要な点とも言えるでしょう。定番メーカーオガサカのスキー板でお悩みなら、このユ二ティを強くおすすめします。
おすすめメーカー3:「BLIZZARD」
ZERO Gー長さは短めがおすすめ
このブリザードというメーカーはスキー以外にもサーフィンやスノボーの製品を作るメーカーでもありいわゆる横ノリ系のファンが多いブランドの一つでもあります。中でもこのゼロジーというスキー板はその名の通り軽量化されたオールラウンドモデルのスキー板です。
ですがこのゼロジーはオールマウンテンスキーとしても使える優れものでどちらにも愛用している方が多く、万能のスキー板とも言えるでしょう。デザイン性もシンプルで若い方や海外から熱い支持を受けています。
オールマウンテンスキーのおすすめスキー板
スピードよりも安定を重視するために
オールマウンテンのスキー板では前述した通り幅の広いスキー板を選ぶことが賢明でしょう。長さも短いよりは長いものの方が沈みにくく安定してバックカントリーなどを滑ることができるでしょう。
雪駄が下駄よりも設置面積が広いにも同じ理由です。カービングスキーの利点はバックカントリーの裏返しとも言えるのでスキー板には気をつけましょう。
ゲレンデもバックカントリーも滑りたいあなたに
とは言え、バックカントリーのようなスタイルでもゲレンデで軽快に当スタイルでもどちらも滑りたいという方も多いと思います。そういった方は大体2種類以上のスキー板を持っています。
長さが長いレジャー用のスキー板も幅が広いバックカントリー用のスキー板もどちらも持ち合わせる2台持ちをするかのがおすすめです。
おすすめメーカー1:「MOMENT」
SIERRAー長さは短めがおすすめ
このモーメントというメーカーをご存知ですか?あまり知られてはいませんが、バックカントリー愛好家タリの間ではむしろ定番のブランドでもあり、その形状に特徴があります。写真を見てみると板のくびれがほとんどないのがわかります。
これこそがバックカントリー向けのスキー板の形状なのです。個人的には他にはないデザインもモーメントらしくてお数珠めのメーカーの一つです。
おすすめメーカー2:「ROSSIGNOL」
FAMOUS 4 XPRESSー長さは短めがおすすめ
こちらは100年以上続く老舗ブランドで硬派ブランドとして安定したライダーに人気を持つブランドです。スキー板自体もまさしく硬派の構造になっているので安定してバックカントリーを滑るにはもってこいのメーカーです。
また、近年ではそのデザイングラフィックにもこだわりを持っており特にレディースのスキー板では女性らしいデザインのこのフェーマスというスキー板をおすすめします。
フリースタイルスキーのおすすめスキー板
エアーなのかグランドなのかで長さが変わる
フリースタイルのスキー板はその名の通りスタイルがフリーなので一番は個人で長さなどの好みを知っておくのが正しいですが、エアーやトリックをたくさん決めたい、練習したいのであれば短い長さのスキー板でなおかつスキー板のトップとテールのエッジが反り返っているものの方が反応がよく空中に出やすいでしょう。
フリースタイルのスキー板は長さよりも形の種類を優先した方が失敗しない選び方と言えます。
身長よりも極端に短い長さのショートスキー
身長よりも板の長さが極端に短いショートスキーという種類の板をご存知ですか?このスタイルはフリースタイルに分類されるのですが、何よりこの板の短いことに驚かれるでしょう。
ここ数年はやっているフリースタイルの一種ですが、長い板は安定という概念をひっくり返して短い板は動きやすいという単純なようで奥が深いこだわりから作られています。
このスタイルはフリースタイルの中でも難易度が高くカービングスキー卒業したての中級者程度では挑戦は難しいでしょう。
おすすめメーカー1:「K2」
COOMBACK 114ー長さは普通がおすすめ
この今爆というスキー板は比較的幅が広めで非圧雪地帯でも滑りやすい構造となっていますがかなり軽量の構造をしているのでフリースタイル向けであるとも言えます。カラーも鮮やかですがエッジがしっかりとしているため反応がよく扱いやすいスキー板で密かなファンも多い板です。
おすすめメーカー2:「VOLKL」
REVOLT 95ー長さは短めがおすすめ
スキー板の幅はいたって普通とも言えるこのレボルトというスキー板ですが操作性には定評があります。あまりくびれのないモデルなのでカーブというよりは直線のトリックを行う際に扱いやすいというメリットがあります。
また、ハイグラフィックなデザイン性もこのメーカーの特徴に一つでありフリースタイルのスキーヤーには人気の定番ブランドの一つでもあります。
まとめースキー板の選び方は長さだけじゃない!
いかがでしたでしょうか?スキー板の選び方が悩みすぎてわからなくなっている方はこの記事を読んで頭の中が整理できたかと思います。
身長にやって長い短いを選ぶことも一つですがフリースタイルやカービングといったスタイルを初心者のうちから決めることも大切です。こうやって条件を並べてみると選び方は簡単だったりするんですよね。
オススメのスキー板もいくつかご紹介しました。初心者でも中級者でもこだわりを持つ部分はしっかりと持ってお気に入りのスキー板を見つけてください!
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