はじめに
ハンドメイドボトルカバーの縫い方!コードの編み方も
軽くて持ち運びに便利なコンビニなどで買えるペットボトル入りの飲み物。スマートに持ち運ぶにはボトルカバーが役立ちます。市販のものもありますが、少しの生地があれば作り方は簡単!
またアウトドアでもカラビナとコードがあれば簡易的なボトルホルダーを作ってナップザックなどにペットボトルをサッとぶら下げてすぐ飲めるようにすることも可能。今回は生地で作る方法をメインとして、コードで簡単に作る方法やかっこいい編み方もご紹介しましょう。
ペットボトルホルダーの材料・生地選び
ハンドメイドにおすすめの生地
表になる生地はできれば中厚程度のしっかりとした生地がカバー・バッグ類のハンドメイドには適しています。特に裏にも柄や色の濃い生地を使う場合は透けることも考えあまり薄手の生地はおすすめできません。
表地にはツイルや薄めのキャンバス・厚手ナイロン生地・ビニールコーティング生地など。裏布は薄くてもかまいませんのでブロードやシーチング生地などもお好みで。どうしても薄手の生地しかないという時は接着芯を貼って使用してください。
水滴の染み出しを考慮するなら内側にもナイロンやビニールコーティング地を使うと良いですね。ペットボトルカバーの場合は外側からの水気よりも内側の防水を考えましょう。
保冷カバーにするならこちらも準備して
飲み物を持ち歩く機会が多い水分をたくさん補給したい夏には、できるだけ冷たいまま持ち運びたいという意見も多いようです。そんな場合はカバーの内側に100均などでも買える保冷シートを使うと良いでしょう。
ただし保冷シートはキルティングされた生地のようでいて素材は布ではないためじかにミシンで縫えない・縫っても力がかかると簡単に破れてしまうため一工夫が必要。こちらも後述で詳しく縫い方をご紹介します。
そのほかあると良い材料・パーツ
バッグに入れて持ち歩く・かばんにぶら下げたい・水筒のように肩からペットボトルを掛けるなどなど持ち歩く形も人それぞれ。最初から持ち手を付けたり、紐ベルトを取り付け外しできるようにDカンを付けたタブを挟み込んでおくなどそれに付随したパーツも適宜ご用意ください。
基本の手作りペットボトルホルダーの作り方1.用意するもの
それでは作っている方も多い人気の布製のペットボトルホルダーの簡単で基本的な作り方手順を詳しくご紹介しましょう。
布製ボトルカバーをハンドメイド!
こちらで作っているのは、水筒などにも使える長さが調整できるタイプのショルダーボトルカバー。ベルトの取り外しは出来ないタイプとなっています。
表と裏の生地
生地は動画では説明されていませんが、見た感じ外側には中厚手のプリントコットン内側はブロードなどの薄手の縫いやすい生地を使っているようです。
水筒カバーならこの組み合わせでも水シミの心配はあまりありませんが、ペットボトルの場合は外側をキルティングにするなど中から染みてきてもあまり表に影響しないようなものを使ってみるのもよい方法でしょう。
Dカンなどのパーツ
使用パーツはベルトを通すDカン2つ・移動カンと呼ばれる日のような四角に1本横棒が入ったかばん用パーツ・留め用としてマジックテープ少々。綿テープよりもしっかりとしたナイロンなど化繊素材でできたかばんベルトもご用意ください。
型紙も手持ちの水筒などに合わせて自作で簡単につくれますので、紙とペンも必要です。(直接生地に書く場合はチャコペンシルが便利ですが、鉛筆も洗濯すれば消えるやわらかな2Bなどでも)
ミシンやアイロンなどの道具
ピッタリサイズのカバーにするために入れるもののサイズを測って型紙を作るので、巻き尺やリボンと定規など筒状の長さを図れる道具が必要です。その他裁縫の道具としてミシンを使用しています。
直線縫いで長さもそれほど長くないので手縫いでも。手縫いの場合はミシン糸で代用せず生地の色に合わせた手縫い糸をご用意ください。縫いやすさとできあがり作品の丈夫さが変わってきます。
基本の手作りペットボトルホルダーの作り方2.型紙づくり
型紙もハンドメイドで簡単に!
型紙つくりというと難易度が高そうに感じるでしょうが、丸底にこだわらないのであればペットボトルや水筒カバーは直線で四角く描くだけ。600mlの大きなペット用も作れますし、手持ちの水筒がぴったり入るホルダーは使いやすさが変わってきますよ。
型紙つくりのコツ
型紙作りに必要なサイズは入れるボトルの円周(いちばん太いところ)とカバーの上にしたいところから底の中央までの長さ。この2つをメジャーなどを使って測りましょう。
基本の手作りペットボトルホルダーの作り方3.布の裁断
生地の裁断方法
このデザインでは表も内側も同じサイズで布をカットすれば良いので簡単!縫い代はそれぞれ円周+2cm・高さ+3cmを目安として裁断してください。型紙にあらかじめ書き込んでおくと間違えがなくて良いですね。
保冷にする場合はシートを裏布としてカット
動画では内布も通常の生地を使用していますが、保冷タイプにしたいという方は内側を保冷シートにして裁断すれば良いでしょう。その場合多少縫い方にひと手間必要となってきますので、布の裁断方法についても後述の保冷シート付きのボトルカバーの項目をご参照ください。
基本の手作りペットボトルホルダーの作り方4.縫い方
ミシンや手縫いでの縫い方
縫い方手順としては表と内側両方上から8センチ残して中表で筒状に縫う(縫い代1cm)。縫い代を割って底をすべて縫ってから表・内側それぞれ底部分をつぶし三角に縫ってマチ部分を作ります。
タブに付けたDカンを挟み込んで表と内側の上部のみを縫って8cm開けたところから裏返し内布を中に入れ込んで、マジックテープ留めタグを挟み込んでぐるりと1周ステッチで縫い方は完成です。
ハンドメイドカバー類の縫い方コツ
カバーやかばんなどの袋物を縫う場合は、内袋付きで縫うのがおすすめ!それぞれ筒型に縫ってからマチを縫い、中表に合わせて内袋を内側に入れていくというやり方を覚えると、かばん状になったものをきれいに簡単に縫えるようになって楽しくなるでしょう!
布はしの始末もしなくて済むため、2枚縫うのでもずっとスピーディーに作業が進むと感じますよ。
基本の手作りペットボトルホルダーの作り方5.仕上げ
吊り下げパーツや装飾をして仕上げる
8cmの開き口があり水筒やペットボトルを入れやすくしていますので、それを留めるためにマジックテープを縫い付けてください。ここはミシンでも手縫いでも。このほか動画では長いショルダーのベルトを付けて仕上げています。
すでに本体にDカン付きのタブを縫い付けてある状態で仕上がっていますので、背負う必要がない方用ならば長いショルダーでなく100均のナスカン付きのかばんベルトを取り付ければ簡単に手提げ式にも!
個性が光るハンドメイドのコツ
マチを三角に縫って簡単な四角底につくる方法ですが、底を丸くしてみたり、画像のようにリボンを付けてみたりと仕上げにいろいろと装飾をプラスして個性を出していきましょう!
水筒カバーなど丸底に仕立てたい方へ!コツと縫い方
仕上げでもご提案しました丸底ですが、型紙からサイズぴったりに作るなら四角い底よりも丸底の方がぐっと完成度が上がります。ここでおまけとして丸底の作り方・縫い方のコツをご紹介しましょう。
水筒カバーに!サイズに合った丸底に仕立てる方法
丸底にするには筒に縫ったものの円周を揃えて丸く切ったパーツを裁断してください。しっかりと筒と丸い生地をあわせてまち針やクリップ留めしてから縫い合わせていきましょう。その他の縫い方は上記通りでOK。
丸底の縫い方・コツ
丸底に縫うコツは切りじるし付けにあると多くの方がおっしゃっています。ペットボトルカバーくらいの小さなものなら筒部分と丸底両方に2箇所。大きなバケツバッグなどを作るなら4箇所(4等分)して三角に縫い代部分のみをカットしていきましょう。
また、重たい飲み物を入れるものですので念の為丸底を縫ったら表内袋両方それぞれ縫い代を片倒しにして本体にステッチしてしまうと底の強度が増します。また形もスッキリとエッジが出てきれいに仕上がるので試してみてください。
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方1.簡単バッグ型
基本となるような布製のペットボトルホルダーの縫い方はおわかりいただけたでしょう。ここからは違ったデザインや保冷カバー・コードでの編み方など作り方バリエーションをご紹介します。
手縫いでできる簡単ペットボトルカバー
こちらは手縫いの良さが光るフェルトと防水生地で作るバッグ型カバーです。下げるベルトもボタンを使ってハンドメイド感をアップさせたデザインが素敵ですね。
材料と簡単な作り方のコツ
材料はフェルト・防水加工された生地・ボタン・刺繍糸です。型紙どおりに脇を輪にしてカットしたらそれぞれL字に縫って底は三角にして縫い止めて平面の袋から立体化させます。外側と内側の生地を合わせてステッチ。ボタンと持ち手を付けて完成!
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方2.保冷タイプ
保冷シートを入れたペットボトルカバーの作り方
基本の形と似ていますが内袋に保冷シートを使っていることと、入れ口部分にカバー布が付いているタイプで中身が飛び出しにくくなっているところが特徴。保冷タイプを作りたい方やカバー布がついたデザインを作りたい場合はこちらのやり方がおすすめ。
材料と簡単な作り方のコツ
材料は表布と保冷シートを同サイズ・別布として裏地と入れ口・持ち手紐兼用で用意します。この作り方は保冷シートはできるだけ縫わずに筒にしただけのものを差し込んで使うタイプとなっていますが、シートは縫いにくいので下の縫い方のコツも目を通しておいてくださいね。
保冷生地をハンドメイドで使う縫い方
保冷生地は布ではないので針などで傷が付くとそこから裂けてきたり、力を加えると縫い目が全部切れてしまうことも。そのために布でくるんで縫ったりという手間を加えてあげることで丈夫に仕上がるでしょう。
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方3.バッグ型
ファスナー付きバッグ型ペットボトルカバー
ペットボトルをカバーのまま飲むのでなければすべて保冷シートでくるんでしまった方が液体の温度はよりキープされやすくなります。そんな目的の方にはファスナー付きのこんなバッグ型はいかがでしょう。
材料と簡単な作り方のコツ
材料は表布と防水シート・ファスナー・接着芯。持ち手は表布の共布で作っています。作り方のポイントは輪にせず作ること。この方がファスナーが付けやすいです。持ち手を最初に作ってそれを挟み込みながらファスナーを付けてからは基本のやり方と同様の内袋付きの縫い方で。
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方4.バナナ型
すっぽり収納!おしゃれなペットボトルカバー
すっぽりペットボトルが収納できるホルダーとしてこのようなバナナみたいな形のものもおしゃれですね。こちらも手作りで作ることができますよ。防水シートを縫い合わせていくので底の部分は少しゆっくり丁寧に縫っていきましょう。
材料と簡単な作り方のコツ
材料は表布と防水シート・ファスナー・市販の広幅バイアステープかまたは自分で表布でバイアステープを作っても。こちらは2枚仕立てですが袋状にはなっていません。あくまでも裏地を付けるといった感覚で縫い代はバイアステープで処理してください。
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方5.コードで簡単
コードで簡単!アウトドアですぐ作れる方法
アウトドアでも簡単に作れるペットボトルホルダーの作り方です。作り方というよりも結び方といった方が正しいかも知れないくらい簡単に作れますよ。
材料と簡単な作り方のコツ
材料はパラコードとカラビナのみ。カットしたパラコードの端はライターなどで炙ってほつれ止め。カラビナを通してから2本一緒に結んでからペットボトルの口に巻き結びするだけ!
手作りペットボトルホルダーの型紙と縫い方6.パラコード編み
パラコード編みのペットボトルカバーを作る
パラコードがたくさんある方はこちらのボトルカバーを作ってみてはいかがでしょうか。男女問わず誰が持っても様になるかっこいいコード編みのカバーつくりのやり方です。
材料と簡単な作り方のコツ
材料はメインとなる太めと入れ口に通す細めのパラコード2種。コードを留めるパーツ1つです。切り口処理にライターも使います。まずは細い紐に留めパーツを取り付けてからボトルにしっかりと巻いてください。そこから編み始めて底まで編んで完成です。ボトルにフィットしてかつ入れ口の部分は紐で開くので出し入れもラクラク。
まとめ
保冷保温もできる使いやすい丸底ボトルカバーを手作りで
いかがでしたでしょうか。布で作るペットボトルホルダーとコード使いのものもご紹介してきました。ボトルカバーとひとくちに言っても非常にたくさんのデザインがありますので、気になる作り方・デザインのものがありましたら是非作ってみてくださいね。
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