レジン型 シリコンモールド パスケース
はじめに
ICカードが使いやすい!定期入れカードケースレシピ紹介
パスケースや定期券入れはサイズも小さいので手縫いでも作れます。もっと簡単に作るなら布はしの始末が不要なフェルトなどを使えば、もっと手軽に始めることができるでしょう。
小銭などちょっとした小物を入れられるファスナー付きやICカード用に透明窓の付いたデザインなど、いろいろなパスケースの作り方を型紙付き動画を見ながら作ってみませんか。首からさげるネームプレート入れにも流用できるカードケースのハンドメイド方法をご紹介しましょう。
手作りパスケースにおすすめの素材
布
手芸店や最近では100均でも手軽に手に入る布。何なら古い着なくなった服やハンカチなどからリメイクすることもでき、ミシン縫いだけでなく針と糸で手縫いでも手芸が楽しめるとても身近な素材といえるでしょう。
薄いものからやや厚手な素材・ジーンズやキャンバス地など革とそれほど違いないくらいの丈夫さを持つものも選べ、染色やプリント・織りによってさまざまな色柄が揃っているのも魅力。ハンドメイドの初歩から上級まで幅広く活用できるのが布です。
フェルト
フェルトは羊毛に圧力をかけて薄い布状に固めた素材。最近では羊毛だけでなく化学繊維を固めたフェルトも安く売られています。やさしい肌触り・温かみが魅力。
繊維同士がしっかりと絡みついているため、切り端もほつれず子供でも手縫いで簡単に扱える手芸素材と思われがちですが、デザインによっては大人のハンドメイドにも十分活用できます。もちろんカードケース作りにも使えるでしょう。
革・合皮
市販の定期券入れやICカードケースなどの材料として多く目にするのがこの革製品。手芸で取り扱うには布やフェルトなどと比較すると、少し手間がかかったり専用の道具なども必要となるため少しだけハードルは高めです。
しかし道具を揃えてしまえば市販品のようなものが自作できるというメリットもあるでしょう。丈夫で高級感のある見た目が魅力です。
その他素材
パスケース用の材料といえば中身のカードが読めるような透明窓が付いているものも便利ですね。自作で作る場合はクリアファイルを流用すると良いでしょう。
最近の流行り素材であるレジンのカードケース用モールドや、おしゃれなデザインのお菓子の箱とラミネートシートを使って作る方法など、布や革だけでなく手作りならではの材質でできた定期入れも是非試してみてくださいね。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン1.布製基本
子供の名札やICカード入れにも!基本的なパスケースの作り方
まず最初に作り方をご覧いただきたいのは布製の透明窓付きケースの作り方です。カードを入れるケースにDカンを付けることで、ストラップやリールを取り付けて首から下げたりバッグに付けて盗難や落とし物防止にしたりと、便利なアレンジを簡単にでき、作る人だけでなく使う人にも優しいデザインとなっています。
窓部分にはビニールなどを縫い付けておらず開いているだけなので、手縫いでも作りやすいレシピであるのもおすすめの理由です!
布製定期入れの材料とレシピのポイント
材料はほとんど100均で揃います。お好みの布と出来上がりサイズの型紙・中の透明窓用の型紙・カードケース・Dカン・リボン(チロリアンテープやバイヤス布でも代用可)。作り方は布はすべて2枚を1セットとして考えます。
窓が付く方は土台布よりも1.5センチ高さを控えめにするとカードの出し入れが簡単。透明窓はケースに縫い付けずカードケースごとカードを入れてそれを収納する形になりますので、手縫いでも簡単に作れます。
ポイントは土台布を縫う時にリボンで作ったタブにDカンを通して挟んで縫うこと。また力がかかるところですのでタブ部分は何度か返し縫いで丈夫に仕上げるところでしょう。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン2.布製大きな窓
中身がよく見える大判透明窓付きパスケース
レッスンバッグのお名前札ケースとして作っていますが、丸ゴムの部分をストラップやリールが付けられるようにDカンつきタブを縫い付ければ、大人も使えるシンプルなICカード入れとしても活躍してくれるでしょう。
動画のような大柄なプリント生地を使用する場合は、できるだけ柄が合うよう布をカットすると出来上がりがきれいです!
布製定期入れの材料とレシピのポイント
使用するのはコットンプリント生地(少しだけ厚手がおすすめ)・クリアファイル・接着芯(厚さはお好みでサイズは中に入れるICカードちょうどの大きさ。布・不織布どちらでも)・丸ゴム。クリアファイルも縫い付けているので手縫いではなくミシン縫いにしましょう。
手縫いの場合は1の基本の作り方の窓を大きくして対応してください。気をつけて作業して欲しいポイントは返し口は1つの辺を全部開けること。
中に入れたクリアファイルが折れ傷がついたりしてしまうため、できるだけきれいに返すのに大きな開き口が必要となってくるからです。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン3.フェルト
布や革製とは違った雰囲気があるフェルトパスケース
フェルトの良さは市販品の革製カードケースなどにはない温かみのあるふわふわの感触でしょう。手作りの良さを感じられるでしょう。
単色のフェルトだと少しさみしいので、100均で売られているフェルトシールの中から黒猫をアップリケして仕上げています。大人かわいいパスケースで毎日の通勤通学を楽しくしてください。
フェルト製定期入れの材料とレシピのポイント
フェルトは切りっぱなしで縫い合わせるだけなので、手縫いでも難しくなく作ることができるでしょう。透明窓部分はソフトカードケースをカットして作っています。大きな窓付きの作り方と違いひっくり返す必要がないので、はじめての方でも失敗しづらく簡単きれいにできるでしょう。
このレシピで作るときのポイントは厚手フェルトを使うこと。通常の数枚100円というような薄手のものだとペラペラで小学生のお裁縫のような出来になってしまいます。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン4.お菓子箱利用
素敵デザインの空き箱をラミネートしておしゃれなパスケース作り
最近のお菓子は大人向けでパッケージも凝ったデザインのものが多いですね。こちらはそれを上手に使った作り方レシピとなっています。紙製ですがラミネートすることで水濡れにも強く丈夫で長持ちしてくれるでしょう。お好みのお菓子を美味しくいただいたら、パッケージで楽しく作ってみてください。
菓子箱製定期入れの材料とレシピのポイント
材料はお好みのお菓子のパッケージ。表だけでなく箱の裏面のデザインが素敵なものもありますので、いろいろ探してみてくださいね。型紙はカードのサイズに合わせますのでそれ以上あるものが好ましいです。その他100均でも売られているラミネートフィルム。機械がなくてもできるものが簡単でおすすめです。
窓部分に使用しているのは透明のテーブルクロス。窓サイズより大きめにカットしてミシンをかけてから、ケースよりはみ出ない程度に余りをカットします。表面と土台となるものを縫い合わせ完成です。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン5.革で縫わずに作る
縫うのが大変な革を縫わずに仕上げる方法
やわらかな本皮をホックやカシメなどを用いて、縫わずに二つ折りのカードケースの形に仕上げます。ファスナーなどは付いていない作り方ですが、ちょうどよいサイズに作れば中身がこぼれ落ちる心配はありません。
革製定期入れの材料とレシピのポイント
材料は本皮・二つ折りにして留める用のバネホック1組・カシメ(小サイズ)を4組(1つはタグを付けるので足が長いものを用意)。その他プライヤーやホックを打ち付けるための木槌なども必要です。
作り方は簡単でカードを入れてまわりにカシメで固定できる大きさに革をカット。まず二つ折り用のホックを裏表注意して取り付けましょう。あとは折り返してカシメで留め付けていくだけ。1箇所だけ細く切った革のリボンにDカンを通したものと一緒取り付けてください。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン6.ファスナー付き
ファスナー付きミニポーチにカードが入るポケット付き
定期入れにファスナー付きのちょっとした物を入れるところがあると良いですね。小銭を入れておいたり普段はあまり使わないカードを何枚も入れることができるでしょう。入れ口はファスナー部分一箇所だけなので、締め忘れさえしなければカードが落ちることはありません。
中で仕切られているため、小銭や他に入れたものでICカードが直接傷つかないようにはなっていますが、プリペイドカードやICカード式定期券などデータ読み取り式のものを入れる場合は自己責任でご利用ください。
ファスナー付き定期入れの材料とレシピのポイント
型紙は動画3分38秒あたりで確認できます。直線で小物ですので布にチャコペンで書き込んでしまっても良いでしょう。使用したい布とビニールのシート・ファスナーとタブもあるとファスナーを開く時に使いやすくなりますので、それ用の綿テープもご準備ください。
縫い方で難しい&気をつけるポイントはファスナー付けが前と後ろでズレないように。小さなケースなのでミシンがけの作業がしづらかったらスライダーは一旦外して後から付け直しても。手縫いで返し縫いで付けるという方法もあります。
型紙つき!手作りパスケースの作り方とデザイン7.レジン
レジンで好きなものを閉じ込めてパスケースを手作り
最後になりますが人気のレジンを使ったパスケースの作り方も見ていきましょう。モールドはAmazonや楽天などで通販で手に入ります。ICカードの定期券入れにピッタリサイズ。お好みのビーズやシール・ラメなどを入れて作ってくださいね。
推しキャラパスケースと名付けられたこちらの作品は、好きなキャラクターのぷっくりとしたシールやお菓子の袋から切り取ったものをレジンの中に埋め込んで作っています。
シールや切り抜きだけでなくキャラクターに合わせたパーツ等を100均で見つけてきたり、手持ちの物からチョイスして組み合わせたりと楽しく満足度の高い作品が作れるでしょう。
レジン製定期入れの材料
レジン型 シリコンモールド パスケース
使用するのは上記モールド・レジン液・レジン用着色剤(お好みの色数種類)・ラメや埋め込む用のビーズパーツやシール類。使用する場合は穴にボールチェーンやカニカン+ストラップなどをプラス。
厚みがあるのでカニカンは大きめなものにしましょう。そのほかUVライトがあると硬化が早いですが、太陽光でも時間をかければ固まりますので絶対に必要というわけではありません。伸ばしたり色を混ぜたりする用に爪楊枝や竹ひごなど、使い捨てで何本か用意しておいてくださいね。
このレシピのポイント
ポイントは、モールドの上側が表面となります。半分くらいお好みのカラーでまだ柔らかいが触れても大丈夫くらいの加減で硬化させてから、中にパーツを入れて透明なレジンで埋める感じです。
表の窓が開いている方はあまり飾るスペースがないので、ちょっとしたワンポイントを入れるくらいのデザインで。好きな図案は裏面の広い方に入れていくと上手にできるでしょう。モールドに接着剤がわりのレジンを置いていく目安となるラインが入っているので、そこからはみ出ない程度に液を置いて表裏を接着させて完成です!
まとめ
フェルトや布などお好みの素材でICカードケースを作ろう
いかがでしたでしょうか。ミシンや手縫いでも作れるICカード定期入れにも使えるパスケースの作り方を7つご覧いただいてきました。
家に眠っている素敵な布を使っても良いですし、好きな色の革はぎれを買ってきたりレジンで思い切りデコレーションを楽しむなどというバリエーション豊かな材料と作り方となっていますので、使い道やお好みに合わせて気になるものをハンドメイドしてみてはいかがですか。世界にひとつだけのお気に入りのパスケースの完成です!
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