はじめに
手作りカフェカーテンで小窓を飾ろう
キッチンやトイレの小窓をおしゃれな目隠し・遮光に便利なカフェカーテン。市販品もありますが自分で作っても簡単にお好みのものが作れるのでおすすめ!手芸用品を駆使すれば手縫いやミシンも不要で工作感覚で短時間で作ることもできるでしょう。
リボンやレース・お好きな生地での作り方を5つご紹介しましょう。作り方を覚えたらサイズや生地・デザインアレンジなどをほどこして世界にひとつだけのあなただけの素敵なカフェカーテンを作ってみてくださいね。
カフェカーテンについて
作り方の前にまずはカフェカーテンの良さや特徴をご紹介しましょう。通常のカーテンとの考え方の違いなどを理解すると、作り方のハードルが下がるでしょう。
ハンドメイド作品を作ってみたいけれど難しそうと戸惑っている方は、是非こちらを御覧ください。
キッチン窓などを柔らかく遮光する小さなカーテン
カフェカーテンはキッチンやトイレなどの小さな窓用のちょっとしたものを指します。その目的は1が外からの目隠し。その2がまぶしい日光を遮る遮光効果。しかも全て光をシャットダウンするのではなく、まぶしくない程度にやわらげるのが主な目的です。
そのため、レースや薄手の透け感のある素材が使われることが多いです。
小さなサイズだから材料費もあまりかからない
カフェカーテンの大きな特徴はサイズが通常のものよりもずっと小さいということ。カーテンは非常に使用する材料の費用がかかりますが、こちらは少しの生地と突っ張り棒があればもう出来てしまいます。
レール不要で、小窓に目隠しカーテンをかけることができるのが魅力です。
目隠しや遮光目的なので窓全体を覆わなくても良い
最初にご紹介したとおり、目隠しと遮光が主な役割りなので窓全体を覆う必要はありません。そのため型紙も不要でサイズも厳密に作る必要はなく、あとから手縫いやミシンでのサイズ調整も簡単です。
はじめてカーテンを作るという方は、こちらからはじめてみると良いでしょう。
カフェカーテンに人気の生地
先程も少しお話に出ましたが使われる素材がよくあるテラス用などのカーテンとは異なり、強いていうならばレースカーテンと同等の目隠し機能で十分という感じでしょう。
もちろん完璧な目隠しが欲しい人は、遮光生地などの厚みがあり透けないものを使えば完璧です。作り方の前におすすめのカフェカーテン用の材料(生地)をご紹介します。
レース生地
カフェカーテンといえば、代表的な生地としてレースがあげられます。完全遮光せず柔らかく光を通し、カッティングにより窓を開けておけばそこからそよそよと風も入ってきてここちよいお部屋づくりに役立つでしょう。
またレースにはじめから開けられている穴のデザインを利用して、突っ張り棒などでミシンや手縫い不要でカーテンに仕立てられるという手軽さ・便利さも見逃せないポイントになります。
北欧風プリント生地
キッチンよりもリビングなどの小窓にちょっとかけるのに適しているのが、ボタニカル柄を代表とする北欧風生地。北欧風プリントといえば植物をモチーフとした大きめな柄が多く、ソファやテレビなど大きな家電・家具が多い場所に配置してもひけを取らない存在感が人気です。
薄手の麻など透け感のある生地
プリントやレースなどかわいらしい装飾性の高い生地も良いですが、ナチュラルテイストな部屋を目指すならシンプルな透け感のあるざっくりとした織りの麻なども、カフェカーテン作りに向いています。
完全に遮光せず、目隠しの役目は果たしながらソフトな採光がのぞめるのが特徴です。
定番のロマンチックな小花模様
英国のリバティを代表とするロマンチックな小花模様。キッチン用品との相性が抜群です。それもそのはずイギリスのリバティ本店では生地の他にキッチン用品もたくさん取り揃えられ販売されています。
ヨーロピアンでおしゃれなお部屋を目指すなら、外せない人気生地といえるでしょう。
レースや北欧生地で!おしゃれなカフェカーテン1.手縫い不要
一番簡単なカフェカーテンの作り方と言っても良いのがこの方法です。糸も手縫い針も、もちろんミシンも使わずに作るやり方。布を使ったインテリアは縫い物ができなければいけないと思っている方は目からウロコの方法ではないでしょうか。
手縫いやミシンも不要!超簡単な作り方
おしゃれな生活を発信するビデオブログ形式の動画ですので、作り方だけご覧になりたい方は2分までシークバーを進めてください。
とてもセンスの良い暮らし方をされている方なので、カフェカーテンの飾り方なども参考になるでしょう。
材料と作り方
材料は、紫の小花プリント生地と突っ張り棒にカーテンクリップ。手縫いやミシンで縫う代わりに、ボンドで布はしをみつ折りにしてから使用しています。
この作り方は、カフェカーテンの中でもフラットと呼ばれるもの。ギャザーなどを極力入れずに、お気に入りの布を飾る感覚で窓にぶらさげるとり付け方です。
手作りポイント
ボンドを使ったあとはしっかり乾燥させてからカフェカーテンとして取り付けましょう。作り方が簡単なのでポイントもないのですが、強いていうならば取り付け方に技あり!
クリップで布端を挟まずに少し折り返すことにより小窓からの光で重なり部分の遮光がアップするだけでなくシルエットも切り替え線のような役割りを果たしています。ただ1枚の布を掛けるよりも窓全体が引き締まった印象に。
レースや北欧生地で!おしゃれなカフェカーテン2.テープ使用
市販のテープを縫い付けて突っ張り棒にセットするだけ
布の雰囲気や掛けるお部屋のイメージなどによってはカーテンクリップなどの金具が合わないという場合もあるでしょう。市販の棒を通す穴があらかじめ開けられているカフェカーテン用生地を使えば簡単ですが、レースや限られたプリントのものしかなくてなかなか自分好みのものが見つからない場合も。
そんな時に便利に簡単にカフェカーテンを作れるアイテムがカフェテープ。
材料と作り方
材料はお好みの生地とカフェテープ・突っ張り棒などの取り付け用の棒。手縫いかミシン縫いで直線縫いだけで付けることができます。
上側だけでなく下にも縫い付けることで、下にも棒を通して上下をがっしりと小窓の枠に取り付けるタイプに仕上げるのも素敵なアレンジですね。
手作りポイント
カーテンの良いところでもあり、手が抜けない部分に透けに対する布端処理があります。布の柄やテープのレース部分を目立たせ、全体の印象をワンランク上に仕上げるには、テープも布端もできるだけできるだけ目立たず処理するのがおすすめ。
ミシンならば三つ巻き押さえがあると便利です。手縫いでも三つ折りをできるだけ細く縫うことで同様に仕上げることができるでしょう。
レースや北欧生地で!おしゃれなカフェカーテン3.リボンプラス
生地と突っ張り棒だけでも作れてしまうカフェカーテンですが、もう少しおしゃれ感をアップさせるならレースやリボンなどを活用してみてはいかがでしょうか。
特にリボンは棒に掛ける部分に使っても良いですし、縦に何箇所か掛けて可愛くリボンを結べばドレープカーテン風の小窓にするのも簡単。
棒通しにリボンを!簡単でアクセントにもなるデザイン
50センチほどの生地はカットクロスとして売られていることも多く、普段は高いインテリアファブリックがお得に手に入ることも。運が良ければ遮光カーテン用の布地も見つかる場合があります。
そんな生地が手に入ったらサイズをフルに活用して、掛ける部分はリボンやテープで作るのがおすすめです。
材料と作り方
材料はお好みの生地50センチ・幅広のリボンやテープ・突っ張り棒やのれん掛けなどの丸棒。動画では別布でストラップを作っていますが、リボンやテープを使えば縫う作業が減ってもっと楽に作れるでしょう。
布の端は三つ折りして、アイロンを掛けてからリボンなどを輪にして等間隔ではさみ縫い付け、織り上げてステッチをかければ出来上がりです。
手作りポイント
カットクロスは切り端がまっすぐになっていないことも多いです。その分気持ち長めなサイズになっているので、きちんときれいに50センチに切りそろえてから使ってください。
ここが曲がっていると、出来上がりもななめになってしまいます。
レースや北欧生地で!おしゃれなカフェカーテン4.パッチワーク
眠っているハンカチやリボンをパッチワーク
小窓の遮光やちょっとした目隠しカーテンを布を買わずに作りたいという方には家にある使っていない布製品に着目してみましょう。こちらで使用しているのはいただきものやもう使わなくなったハンカチです。
パッチワークの要領で接ぎ合わせれば、素敵なカフェカーテンに変わるでしょう。
材料と作り方
ハンカチはきちんと4辺が三つ巻きにしてありますので、下準備は洗ってアイロンを掛けるくらい。サイズが違う場合は同じくらいのものに分けておくと作業がしやすいでしょう。
小窓の幅の1.5-2倍程度の長さにはぎ合わせ、タックを縫い(お好みの長さをつまんで途中まで縫ってから輪を開いてアイロンがけ)カーテン用フックを掛けたり棒を通す部分を作って完成させてください。
手作りポイント
ハンカチだけをパッチワークにはいでいっても良いですが、縫い目にリボンやテープを叩くとただのパッチワークとはひと味違ったおしゃれな仕上がりに。
タックが不要という方は、フラットタイプに仕上げてもハンカチの透け感がすてきですよ。
レースや北欧生地で!おしゃれなカフェカーテン5.ヨーヨーキルト
フリルやギャザー代わりにヨーヨーキルトで
小さなはぎれがたくさんあるけれど、四角く縫い合わせただけのパッチワークではなく何か変わったものに仕上げたいという方にはヨーヨーキルトはいかがでしょうか。
市販のヨーヨーキルトメーカーを使えば同じサイズのピースが簡単に作れます。オールキルトにしても良いですし、レースの代わりに布の裾部分に付けたりとお好みでいろいろアレンジ可能です。
材料と作り方
ヨーヨーキルト
サイズ | LL:本体直径120mm できあがりサイズ直径約60mm L:本体直径90mm できあがりサイズ直径約45mm S:本体直径60mm できあがりサイズ直径約30mm |
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小さなはぎれを好きなだけ。ヨーヨーキルトメーカーがあれば良いですが、厚紙に円を書いて型紙にしても同様に作れます。1度しか使わないのであればこちらの方がおすすめです。
おおまかに丸くカットして、周りをぐし縫いにしたら糸を引き締めることで丸いかわいいパーツが簡単に作れるでしょう。動画の作品は100個のパーツを組み合わせて作っています。
手作りポイント
100個のパーツというと大変そうと引いてしまうかも知れませんが、裾に1列だけ使ってもよいアクセントになりますよ。ヨーヨーキルトは手縫いで短時間にひとつのパーツが作れるので、はぎれが出るたびに少しずつ縫い貯めていけば100個もそれほど多い量ではないことも。
手作りカフェカーテンにもっとギャザーを寄せる方法
カフェカーテンにはあまりギャザーを入れたデザインのものはありませんが、お好みにより裾部分などたくさんギャザーを寄せたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ギャザーはミシンや手縫いで簡単に作ることができます。最後は、カフェカーテンづくりにも活用できるギャザーの寄せ方です。
もっとギャザーを付けたい人のための簡単よせ方講座
ギャザーを簡単に作るならミシンでおこなうのが簡単で短時間にできあがるのでおすすめ。縫い目の間隔を最大にして、上糸調子をゆるくして糸はひっぱる部分を考慮して少し長めに出してからスタート。返し縫いはしません。
平行に2本縫ってから縫い付ける布と布端を合わせて、まち針を打ってから上糸を引き締めて均等にギャザーを寄せて縫い合わせれば完成!
ミシンのギャザー押さえが便利
上記が押さえがない場合のミシンでギャザーを寄せる一般的な方法ですが、実はもっと簡単にできる押さえが売られています。縫うだけで片方の布だけにギャザーを入れてくれるのでスピーディーに仕上がります。
押さえがあれば、小窓のサイズ分の布とギャザー分尺を長くカットした布を中表に合わせて縫うだけです。
手縫いでのやり方
小窓の目隠しカーテン程度の大きさであれば、ミシンと同様なことを手縫いのぐし縫いでもおこなうことができます。ミシンがないから出来ないと諦める必要はありませんよ。
このとき気をつけるのは、できるだけ縫い目の長さは揃えること。そうすることできれいなギャザーになるでしょう。
まとめ
小窓におしゃれな手作りカーテンを飾ろう
いかがでしたでしょうか。縫わない作り方からはじめてパッチワークやキルト・たっぷりギャザーの寄せ方までカフェカーテンの種類と作り方をご覧いただきました。
小窓の目隠しや日差しの眩しさをやわらげてくれる小さなカーテン。ミシンがなくても手縫いでも作れるサイズですので、お裁縫がはじめてという方でもはじめやすくおすすめですよ。
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