今なお人気の高いエスケープツインとは?
バス釣りに使われるルアーは数えきれないほどあります。そしてカテゴリーも多くありそれぞれのカテゴリーで進化が続いています。その中の一つソフトワームのカテゴリー、クロー系ホッグ系ワームの中で名作と呼ばれるルアーがあります。
その名作の一つが今でも人気の絶えないノリーズのエスケープツイン(ESCAPE TWIN)です。その名作といわれる所以、使い方、リグ(仕掛け)、インプレ、バス釣りでの釣果などを紹介します。
ノリーズとは?
ノリーズとは横浜市出身の元バスプロ田辺哲男氏が代表を務めるルアーブランド。もちろんルアーだけでなくロッドも制作、販売しています。特にデカバスに効果が大きいという評価があり、今でも品切れが続出するほど人気の高いルアーがたくさんあります。
もちろんデカバスだけでなく、いろいろなフィールドで好釣果を叩き出し、一般からプロのアングラーにまで人気。多くのプロスタッフを抱え、プロが試行錯誤した優秀な釣具をつくり続けています。
エスケープツインとはどんなルアー?
エスケープツインはホッグ系クロー系のワームの人気作、そのヒエラルキーの頂点ともいえる傑作ワーム。その人気の高さゆえに、えさケープツインやバスの主食などいろいろな呼び名もあります。
特徴としては素早いアクションとボリュームによる大きなアピール。特に大きな2枚のパドルが特徴的で大きく動いてほかのルアーにはないアピールをします。着床のときも大きく水をかき乱し、強い存在感で刺激してくれること間違いなしです。勝負の早い釣りには欠かせないルアーです。
エスケープツインでバスを釣ろう
エスケープツインは今現在でも品薄という、10年以上も愛され続けている人気ルアーです。バス釣りならデカバスキラーとして知らない人はいないし、日本国内のみならずアメリカでも販売されています。プロスタッフのトーナメントでの活躍も人気の理由の一つでしょう。
バス釣りを語るうえで欠かせないルアーの一つと言っても過言ではありません。バス釣りために設計されバス釣りのために考え抜かれたルアー、エスケープツインが今もなお人気のあるのは当然でしょう。
エスケープツインとインプレについて
エスケープツインのインプレは多くあるので、初めて使う人の為にもなるでしょう。
その中でも“ずるずる引きずるだけでバスにアピールできる”など使いやすさのインプレが多いです。なぜなら使い方次第であらゆる状況に、仕掛けに対応できる特徴があるから。つまり様々なインプレを見て参考にすれば、どんな環境でも対応できる組み合わせを知ることができるでしょう。
エスケープツインのインプレを見てみよう
エスケープツインのインプレでとくに出てくるのは“釣れるサイズが大きい”、つまりデカバスキラーに使っているという感想です。そのボリュームから喰いに来るバスが大きいとのことです。
その次に多いのは使いやすさです。とくにその自重からキャストしやすいという感想と様々な環境下での適応性能の高さが多いです。高感度の硬めのヘビーロッドでもキャストはしやすいく、そしてスイミングもズル引きもボトムバンプも問題ないと魅力が満載のワームという感想が多いです。
エスケープツインおすすめの使い方
エスケープツインは一般的なルアーと比べて大きく重い部類に入ります。最大の売りはそのボリュームと独特な動きです。素早い動きと遅れてくるパドルのアクション、この緩急ある動きができるのもこのサイズのメリット。
その動きを生かせる仕掛けの組み合わせ、つまりリグの切り替えにより様々なポイントで活躍できるでしょう。エスケープツインはリグの組み合わせも多彩です。その中でもとくに効果の高い秀逸な組み合わせのリグを紹介します。
おすすめリグ①:チェリーリグ
まずはリグはチェリーリグです。このリグはエスケープツイン開発メンバーの一人である萩野プロが考えたリグ。エスケープツインのことを隅々まで知るスタッフがエスケープツインの為に開発したリグになります。
チェリーリグの組み合わせ自体がよくできているリグで、ほかのワームでも効果はありますがエスケープツインを使ってみると最もその効果がよくわかります。すべでが満点といえる完璧なバランスの組み合わせであり、存在感もアクションも最大限の効果を発揮できます。
おすすめリグ②:テキサスリグ
次は特に春先に効果が高いリグ、見た目からも想像しやすいザリガニのエスケープアクションで誘うペグ止め無しのテキサスリグです。この組み合わせでは唯一無二の効果を発揮する非常に強力な組み合わせになります。
隙間を通るシンカーと遅れてアクションするワーム、パドルがなまめかしいほどに本物のザリガニのような動きをしてくれます。もともとこのサイズと形状がザリガニのような見た目なのでイメージしやすいこともあり、これ以上ない組み合わせと言えるでしょう。
おすすめリグ③:ノーシンカー
ノーシンカーというのは重りの使わない仕掛けのことです。小型のワームはその軽さの為飛距離がないという難点があるため重りを使いますが、大型で自重10g以上のエスケープツインならそんな心配はなく使うことができます。
滑らせるアクションの得意なノーシンカーなら茂みや障害物周辺をピンポイントで狙うことができます。煩わしくないからベイトタックルにもピッタリ。ポーズ状態でゆっくり沈む水平フォールバランスも発揮して抜群のアピールをしてくれます。
おすすめリグ④:ジグ
4つ目のおすすめリグはジグです。とくにおススメなのはフットボールジグと呼ばれる重りの幅の広いジグです。
フットボールジグはジグは泳がせても引きずっても良し、小刻みな動きでアピールも良しという優秀なジグヘッド。とくにおすすめなのはガンダ―オーバルというジグです。ワームの動きを最大まで活用できる設計になっています。そのうえ根掛りも徹底的に対策されている親切設計です。
エスケープツインのバリエーション
エスケープツインは専用設計されたボリュームのあるボディの動きから発揮される強いアピール力が最大の魅力のルアーです。当然日々進化を続けています。カラーリングやサイズの違うものなどいろいろあります。
その中の一つがエスケープチビツインです。日本のほとんどの環境でメインの餌になるエビや小さな魚などの外見に似せてサイズをおとしながらエスケープツインのパワーを受け継いだ名作です。環境に応じて使い分けてみましょう。
エスケープツインとフック交換
ルアーには仕掛けの組み合わせによる調整で環境に適応するのは当然なのですが、それ以外にもパーツ交換によるアプローチの調整という方法もあります。その中でも多くの種類とサイズがあり一般的に知られているのがフックの交換です。
エスケープツインはプロスタッフにより試行錯誤され完成されたルアーです。もちろんフックもオフセットフックがベストマッチだとは思います。ですが状況やリグにあわせて性能を限界まで引き出すためのフック選びもあります。ここではおすすすめのフックの種類とエスケープツインの特徴をいかせるフックサイズを紹介していきます。
フック交換について
エスケープツインは様々な環境やリグに対応できます。まずはフックを選ぶときに考慮するべきことを見ていきます。考えるのはゲイプ幅、フックの線径です。環境によって各サイズが変わってきます。カバーの有無やキャスト距離そしてルアーの大きさに合わせてサイズを決めていきましょう。
種類も見てみましょう。カバーが濃くて近いならFPPストレート、カバーも薄くオープンな場所ならDASオフセット、中層でのノーシンカーやスイミングなら万能なリューギのインフィニがおすすめでしょう。
交換するフックサイズについて
フックサイズは間違えるとうまくかかりません。エスケープツインは#2/0~#3/0に合わせるように設計されています。ボディの膨らみにフックを埋め込むことができるので釣りの難易度が変わってくるでしょう。
オカッパリでは根掛かりを避けるために小さいほうがいいので#2/0がいいでしょう。近距離やボートからでの釣りならフック効率を考えて#3/0がおすすめです。このように環境と状況によってフックも交換できれば性能を限界まで発揮し楽しい釣りができるでしょう。
エスケープツインの釣果をあげるには?
エスケープツインはその仕掛けや使い方を工夫するだけでもかなりの釣果が得られます。それこそ、これで釣れなければあきらめるというほどに。それほどの人気と釣果を誇るルアーなので釣果など疑う余地もないのではと思うかもしれませんが、それでももっと釣れるようになりたいと思うのは当然です。
ここでは簡単にできるエスケープツインのカスタム法を紹介します。
ルアーに味と匂いをつけてみよう
釣りというものにおいて単純に釣果を上げる方法、それは餌の工夫です。じつはルアーにも味付けをすると、もっと釣れるようになるんです。ノリーズからも販売されていますので紹介します。
使用するのはバイトバスリキッドとバイトバスパウダーエビです。タッパーにルアーが浸るようにして30分ほど漬けておきます。味と匂いがついたら滑り止めにパウダーをたっぷりまぶせば出来上がり。また、さらにしみ込ませるために長時間つけておいても効果が上がりますのでおすすめです。
まとめ
今回はノリーズの優秀な名作ルアー、エスケープツインについて長年愛され続ける魅力と使い方をいろいろ紹介してきました。これだけの人気釣具になるとインプレなど見てみれば情報は際限なく出てくるでしょう。
リグの組み合わせや工夫は紹介したもの以外にもたくさんあります。自分の釣り方、環境、好みに応じて使い方を工夫し性能を発揮できればどんな状況でも釣りを楽しめる最強の武器となりえるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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