ルアーワームの種類
ワーム(ソフトルアー)には、さまざまな形状があります。ワームやルアーとは疑似餌のことで、どれも実在の魚類や、ザリガニ、エビを真似たニセモノです。実際、ワームの本来の意味は、ミミズのことで足のない細長い虫のことをいいます。釣りに使うワームも、ストレートタイプはミミズにとても似ているものもあります。ミミズと聞くとちょっとリアル過ぎて・・・ですが、その色やサイズ、形の豊富さにとてもミミズとは思えないものばかりです。そんなワームを、まるで生きているかのように操るのは、アングラーなのです。ルアーワーム選びは、時に重要なポイントとなりますので、その種類を把握して、釣行に役立てたいですね。
【ルアーワームの種類】グラブ
グラブワームおすすめの使い分け
グラブは、基本的に何もアクションしなくても、ワーム(ソフトルアー)自体の動きがあり、アングラーにとっては楽なワームといえるでしょう。ノーシンカーでトップウォーターで使うのもおすすめです。 テキサスリグや、キャロライナリグ、スプリットショットリグ使い分けできます。ワームサイズは、スピニングタックルであれば、4インチ、ベイトタックルであれば、それ以上のサイズやカラーを種類ごとに選びたいですね。。 海釣りの場合にもジグヘッドリグで4インチグラブを付け、ワームでカサゴ(ガシラ)やベラ、小型の鯛やフグなど、ワームで釣れる魚が結構います。バスタックルで普通に釣れたりします。 グラブはその色の種類も豊富ですので、バス用・海釣り用と、さまざまなカラーを選び、揃えることができます。
【ルアーワームの種類】グラブのツインテール
グラブツインテールワームおすすめの使い分け
何もせずとも2つのカーリーテールがピロピロと泳いでくれますが、テールが2つということで、カエルや、水面のウィード(藻)などの上を移動する昆虫などに似せて、ノーシンカーリグで攻めるのがおすすめです。リリーパッドの切れ目で、水中に飛び込むカエルのようにポチョンと落とすのも有効的です。水面下から見上げていたバスがそのタイミングで一気に仕掛けてくることがあります。 特に夏場は、カエルも増えて水中を泳ぐ姿や、草花の上に日向ぼっこしている様子が見れますので、本物のカエルの動きを真似てみてください。バス自身も水中の酸素が少なくなり、水上の酸素を求めて水中から上昇してくるタイミングがあります。 グラブツインテールワームもサイズはスピニングタックルで4インチ当たりが使いやすいでしょう。重めのグラブを使いたい場合には、ベイトタックルで、重めのシンカーでヘビキャロ(ヘビーキャロライナリグ)をセットし深い湖などでボトムを取ったり、おかっぱりでは、遠投する方法も有効的です。
【ルアーワームの種類】ストレート系
ストレート系ワームおすすめの使い分け
ストレート系のワームは、一口にストレートといってもさまざまな形があります。基本的に真っすぐなのですが、テールがカーリーになったものや、カットテールになったもの、シャッドテールになったものなど。そして、丸い胴体や平たい胴体など、同じストレートにもいろいろあるのです。 そこで、使い分けにおすすめなのは、胴体の形状で選ぶのもいいですが、やはりテールの形状で選びたいですね。その形状により、海ではミミズになったりゴカイになったり、また小魚になったり魚の種類が変わってきます。海釣りだとゴカイやミミズに寄せる方がおすすめです。めばる釣りなどで見かけたりします。
【ルアーワームの種類】カーリーテール
ストレート系カーリーテールおすすめの使い分け
ストレートのワームはバス釣りの中でもたくさんの種類があります。その中でも選びたいのが、柔らかさがあるものと、硬めのもの。その販売元によって、同じストレートのカーリーテールでも硬さが違ってきます。おすすめは、硬いワームはミノー(小魚)として、トゥイッチアクションで誘うやり方。柔らかいワームは、ミミズやゴカイとしてテキサスリグやダウンショットなどといった感じで使い分けするのがいいでしょう。 海釣りでも使う事のあるカーリーテールですが、対象魚次第でテール部分ばかり食いちぎられて釣れにくいこともあります。ストレート系ではありますが、ワームのサイズを小さくするために、長さをカットしてみるのもいいですね。カーリーテールに反応がいい場合は、ワーム選びでグラブの種類を数種類、入れ替えて試してみるといいかも知れません。基本的にバスフィッシングのままのタックルで、海の対象魚もアタックしてきますので、ワーム選びが決め手となってきます。
【ルアーワームの種類】シャッドテール
シャッドテールワームおすすめの使い分け
シャッドテールワームは、ワームをフォールさせるだけでも細かく振動するので、違和感なく小魚を演出できるワームです。ジグヘッドで小魚としてトゥイッチングやただ巻きで攻めていきましょう。その日の小魚のサイズを見て、ワームサイズを選びたいので、複数サイズ揃えておくと便利です。 海釣りにもこのシャッドは、細身のタイプがカサゴ(ガシラ)の数釣りに向いています。特にエコギアなどの味付き香り付きタイプは、かなり有効です。海釣りのポイントはおかっぱりでも20センチ前後のカサゴ(ガシラ)やベラなども、アタックしてきますのでワーム選びでは、小ぶりのサイズを選びましょう。20センチ以下のカサゴ(ガシラ)では、大きめのルアーワームでもアタックしてきますので、サイズを数種類準備しておくと、海釣りでも重宝します。
【ルアーワームの種類】パドルテール
パドルテールワームおすすめの使い分け
パドルテールワームは、そのルアー形状の通りザリガニや小エビとして、テキサスリグやキャロライナリグ、スプリットショットリグ、アンダーショットリグなどとして使え、基本的には、ジグヘッドやラバージグのトレーラーとして使う方法があります。その他には、ブレーデッドジグのトレーラーとして使われることもあります。 サイズは、小さめのものをリグにするのもいいですし、ジグヘッド、ラバージグなどに使う場合は4インチ以上のサイズでもいいでしょう。そのサイズ選びは、いくつかのサイズをセットしてみてそのポイントのサイズを探ってみるのも重要です。
【ルアーワームの種類】チューブワーム
チューブワームおすすめの使い分け
チューブワームは、基本的にバス釣り用ワームです。これはワーム全般的に言えることですが、ブラックバス以外にも、ブルーギルや雷魚、ナマズが釣れることもあります。海釣りでも、シーバスやカサゴ(ガシラ)などがバスタックルのまま使えます。その中でもチューブワームは釣果がでやすいワームではないでしょうか。最近店頭であまり見かけなくなったのは残念ですが、一つは持っておきたいワームですので、見かけた際はゲットしておくといいでしょう。
【ルアーワームの種類】ピンテールワーム
ピンテールワームおすすめの使い分け
ピンテールワームは、ミノー(小魚)としての動き方で、ジグヘッドやテキサスリグなどで、トゥイッチングやジャークしての使い方がおすすめです。その形状から、俊敏な動きができますのでサスペンドバスを狙うのに有効です。
【ルアーワームの種類】クローワーム
【ルアーワームの種類】フラスイマー
【ルアーワームの種類】ヤマフロッグ
おすすめロッドテーパー
これらの、ルアーワームをセレクトする場合、ベイトキャスティングロッド・スピニングロッド、ともに使用できますが、初心者にも扱いやすいのはスピニングロッドです。 トップウォーターで使う場合は短めのロッドを選ぶとアクションしやすいです。6フィートまでであれば女性でも楽に扱えます。初心者や女性におすすめなのは、レギュラーテーパーからスローテーパーあたりが、オールラウンドに使えて、レギュラーテーパーはワームのアタリも取りやすいのでおすすめです。 もっとシビアにアタリを取りたい場合には、ファーストテーパー、エキストラファーストを選ぶとアタリを取りやすいですが、アタリが取りやすい分、バスに違和感を覚えさせてしまいます。逆に、スローテーパーよりを選ぶとバスには違和感を少なくすることができますが、アタリが取りにくくなってしまいます。
ワーム選びのポイント
ワームには、本当にたくさんの種類、サイズやカラーがあります。バスフィッシングや海釣り、対象魚釣り、それぞれそのポイントや対象魚の活性によって爆釣することもよくあります。少しでも大きいバスを釣りたいと思いますが、最初は小バスを数釣りすることもバスフィッシングの面白いところです。ツボればそういったタイミングはきますので、バスフィッシングを楽しみたいですね。 まずは、何種類かのワームを揃え、色もそれぞれに各色揃えていると便利です。もしくは、好きなカラーをチョイスして持っていき、その日のバスの活性や、ついているストラクチャーを探ってみましょう。そうしているうちに使いやすいタイプのワームが厳選されていくでしょう。
グラブは、イモ虫のような胴体にヒラヒラとした特徴的な薄い尻尾が付いているワームで、水中を泳がせると、アクションなしでもカーリーテールがピロピロといい感じに動いてくれます。