雄鶏の鶏冠に似た個性的な姿が人気!ノゲイトウ(セロシア)の育て方や花言葉とは?

雄鶏の鶏冠に似た個性的な姿が人気!ノゲイトウ(セロシア)の育て方や花言葉とは?

まるでたくさんのキャンドルが野原に現れたかのような、可愛らしい姿のノゲイトウ。初心者でも比較的育てやすく、開花期も5月~11月頃までと長く楽しめるお花です。今回はそんなノゲイトウの特徴や育て方、花言葉などを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ノゲイトウ(セロシア)とは
  2. 2.ノゲイトウの基本情報
  3. 3.ノゲイトウの育て方
  4. 4.ノゲイトウの花言葉
  5. 5.ノゲイトウの楽しみ方
  6. 6.まとめ

ノゲイトウ(セロシア)とは

ノゲイトウ(セロシア)はケイトウの原種

ノゲイトウ(野鶏頭)という品種はケイトウ(鶏頭)の原種で、お花屋さんなどでは属名のセロシアと呼ばれていることも。ケイトウはその名の通り、雄鶏のトサカの形状によく似た個性的な姿が人気で、たくさんの品種があります。その中でもノゲイトウ(セロシア)はナチュラルでおしゃれな雰囲気を持つ、注目の品種です。

キャンドルの様な見た目が特徴

ノゲイトウはそのキャンドルのような可愛らしい見た目と色の鮮やかさから、アレンジメントやドライフラワーの素材としても人気です。花の色は赤色から銀色のグラデーションになっており、花の上部はキャンドルの炎の部分の様に赤く色付き、その下はキャンドルのロウの部分の様に白っぽい銀色をしています。お花はカサカサとした質感で乾燥しており、切り取って吊るしておけば簡単にドライフラワーにすることが出来ます。

ノゲイトウの基本情報

ノゲイトウはどんな植物なのか?早速その分類や原産地など、基本的な情報を見ていきましょう。

分類

ノゲイトウはナデシコ目ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)に分類されている一年草です。ケイトウ属(セロシア属)の品種には他にも約60種あり、見た目も色も様々で、多種多様な品種のケイトウが栽培されています。

ケイトウの種類

ケイトウは、その見た目の特徴から、主に5つのグループに分けられます。最も一般的なトサカ系は、その名の通り真っ赤でトサカのような見た目をしています。その他、トサカ系がぎゅっと丸まったような球状の久留米ケイトウ系、フサフサとした花穂が特徴の羽毛ケイトウ系、花の部分が槍のような形のヤリケイトウ系、そして今回ご紹介している原種のノゲイトウ系に分けられています。

和名

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ノゲイトウの和名はノゲイトウ(野鶏頭)で、園芸品種としての通称はセロシアです。ケイトウ(鶏頭)はその名の通り、雄鶏のトサカに似ていることが和名の由来ですが、実は英名でもcock's combと呼ばれています。英語ではトサカのギザギザの部分をコーム(櫛)と表現しているんですね。ノゲイトウの英名はsilver cock's combといい、キャンドルのロウの様な銀色の部分を表しています。

学名

一般的には和名のノゲイトウ、またはセロシアと呼ぶことが多いですが、学名はCelosia argenteaといいます。学名は前半部分が属名、後半部分が種を表す種小名という構成になっており、属名のCelosiaはギリシャ語のkeleos(燃やした)が由来で、種小名のargenteaは「銀白色の」という意味です。まさにキャンドルのようなノゲイトウを的確に表した学名となっています。

和名と学名の違い

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それぞれの地域や国の言葉で付けられた名前のことを「普通名」といい、日本語の場合は和名と言います。ただし言語が同じでも地域によって呼び名が違う場合があるので、最も一般的な名前を「標準和名」とし、それ以外は和名の中でも「別名」としています。学名は国際的に使われる全世界共通の呼び名で、学名は属名と種小名で表記する二名法という方法で記載されることが多いですが、その後に命名者の名前と発表年を入れたものが正確な学名です。

原産地

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インド原産の品種と考えられていますが、現在はアジアやアフリカ、アメリカの熱帯〜亜熱帯を中心として、世界中に分布しています。熱帯原産だけあって日本の暑さに負けず病気にも強いので、ガーデニング初心者にも育てやすい植物です。成長すると高さが1m程になるので、花壇に立体感を付けたい時にもおすすめの植物です。

ノゲイトウの育て方

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ここからはノゲイトウを実際に育てる方法をご紹介します!ぜひお庭に可愛らしいノゲイトウの花を咲かせてみてください。

栽培場所

ノゲイトウは日の当たる場所を好み、日当たりが悪い場所だと育成も悪く、花の色も鮮やかにならないので、良く日の当たる場所を選びましょう。鉢植えの場合も風通しの良い場所に置くようにしましょう。土質は神経質になる必要はありませんが、根腐れを防ぐ為にも、なるべく水はけのよい土壌を用意してあげるとベターです。

種まき

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ノゲイトウは熱帯の植物のため種子の発芽温度も20〜25度と高く、種まきの時期も5月〜7月頃の暖かくなってきた時期が種まきに適しています。光を嫌う品種なので、種まきが終わったら種子が隠れるくらいに、軽く土を被せてください。種まきをしてから大体1〜2間後に芽が出るので、本葉が2~4枚になるまで育ったら花壇やプランターに植え替えましょう。

植え付け

苗の植え付けに適した時期は5月〜9月です。20〜25cm程間隔を開けて植え付けましょう。また、ノゲイトウは直根性で根がまっすく下に伸びているので、ポットから出す際には根を傷めないように、なるべく土を崩さずそっと植えるようにします。根を傷めてしまうとその後の育成も悪くなるので、植え替えも最低限にし、株に負担がかからないようにしましょう。

植え付けの際は背の高さに注意

ケイトウには品種改良されて高さ15cm程の矮小種もありますが、品種改良されていない野生種のノゲイトウは、高さ100〜高さ120cm程になることもあります。花壇へ植え付けする際には成長した時の高さの事も考えて配置しましょう。また、花をつける夏季は台風の季節でもあるので、高さのある植物はなぎ倒されてしまう事も。必要に応じて支柱を立てるなどして、背の高さをカバーしてあげましょう。

水やり

種まきが終わったら、たっぷりと水をやります。その後も土の表面が乾いたらたっぷりと与えてあげます。乾燥すると葉が萎んできてしまうので、水は切らさないように注意しましょう。日中の暑い時間に水やりをすると土の中の温度が上がり、根を傷めてしまうので早朝や夕方の涼しい時間帯に水をやるのがポイントです。

お手入れ

剪定

Photo byCarlottaSilvestrini

必ず必要な作業ではありませんが、摘芯をするとそこから脇芽が出てきて茎が増えるのでお花の数を増やす事が出来ます。茎が増えすぎてしまったら風通しを良くする意味でも切り戻しをすると良いでしょう。また、花がらはこまめに取り除くと次のお花が開花しやすくなるので、更に長い間ノゲイトウの花を楽しむことが出来ます。

肥料

ノゲイトウはもともと野生の品種のため、肥料はほとんど必要ありませんが、育成の状況をみて緩効性の肥料を少量与えてください。特に花壇に植える場合は必要ないことが多いですが、プランターで育てる場合はつぼみが出る時期まで適宜液体肥料を与えても良いでしょう。

害虫対策

フリー写真素材ぱくたそ

病気には強いノゲイトウですが、害虫には注意が必要です。ハダニやアブラムシを見つけた場合はすぐに取り除いて被害を防ぎましょう。特にヨトウムシ類は卵を産み付け、その幼虫が葉や花を食べ荒らしてしまうので、薬剤を散布するなどして再発を防ぎましょう。

病気対策

基本的に病気に強いノゲイトウですが、立ち枯れ病には注意が必要です。土の中に潜むカビが原因で育ちが悪くなり、進行すると茎が細くなってそこから倒れて枯れてしまいます。これは薬剤では防ぐことが出来ないので、病気にかかった株は抜いて焼却処分することが必要。カビは高温多湿を好むので、水や肥料をやりすぎず、常に風通しの良い環境で育てましょう。

種子の採取

フリー写真素材ぱくたそ

ノゲイトウは自分で種子を採っておいて、その種子で種まきをしてまた来年育てることが可能です。夏が終わりだんだん寒くなるとノゲイトウの季節は終わりを迎え、花の色がじょじょに薄くなっていきます。そうしたら花の部分を切り取り、通気性のある紙製の袋などに入れて、叩いたら種子が落ちてくるくらい、十分に乾燥させます。小さな黒い種子なので、風などで飛ばされない様に注意しながら種子を集めたら日の光に当たらない様に冷暗所に保管し、次の種まきの季節に備えましょう。

ノゲイトウの花言葉

フリー写真素材ぱくたそ

花言葉の歴史は古く、その由来も様々。神話や言い伝え、宗教が由来の場合や、そのお花の色や形状、香りから来るイメージが由来になっている場合などもあります。当然それぞれの国によって花言葉は異なり、時代によって言い回しや意味が変わっていく場合も。また、花言葉の解釈は人によって異なるため、一つのお花に複数の花言葉があることも珍しくありません。ノゲイトウにも複数の花言葉がありますが、今回は代表的な2つをご紹介します。

ノゲイトウの花言葉①おしゃれ

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ノゲイトウの個性的な形状と鮮やかな花の様子がそのまま反映された花言葉です。ノゲイトウの見た目が由来の花言葉には他にも「個性的」「風変わり」「おもむくままに」などがあります。自由に個性を発揮して人目を気にせずおしゃれを楽しむイメージは、まさにノゲイトウにぴったりの花言葉ですね。

ノゲイトウの花言葉②色あせぬ恋

こちらはノゲイトウがドライフラワーにしても色が変わらないことから生まれた、とてもロマンチックな花言葉。ノゲイトウの燃えるような花の様子や鮮やかな赤い花色は、情熱的な花言葉がよく似合います。

ノゲイトウの楽しみ方

ノゲイトウは生花としてもドライフラワーとしても人気があり、アイデア次第で色々な方法で生活に取り入れて頂けるお花です。こちらではノゲイトウの楽しみ方を少しだけご紹介します!

切り花

ノゲイトウは夏から秋にかけて生花店などの店頭に並びます。個性的な見た目で生け花やフラワーアレンジメントのアクセントにもぴったりなので、流通量は少ないものの例年人気があります。購入後のお手入れには湯上げがおすすめです。葉の部分は傷みやすいので、不要な部分はカットしてから飾ると長持ちします。

ドライフラワー

ノゲイトウはドライフラワーにしても退色が少なく、発色が良いのが特徴です。また、加工もしやすいので、そのままお部屋に飾るのはもちろん、リースやガーランド、アクセサリーなどハンドメイド作品づくりにも向いています。また最近人気のボトルの中にドライフラワーとオイルを入れたハーバリウムにしても長期間楽しめるのでおすすめです。

まとめ

Photo bysshsamart

いかがでしたでしょうか?キャンドルの様な可愛いノゲイトウの魅力や育て方などをお伝えしましたが、ノゲイトウは切り花はもちろんドライフラワーとしても楽しめる植物です。育てるのも簡単で花が咲く期間も長いので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

ノゲイトウ(セロシア)が気になる方はこちらをチェック!

ケイトウの種類や特徴をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

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Mayu
ライター

Mayu

初めまして、旅行や自然が大好きなMayuです。30代女性、アウトドア初心者の私の視点から、分かりやすく魅力的な記事をお届けします!


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