検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

トリプルサージェンスノットの結び方を徹底解説!結束強度をさらに高める方法も!

トリプルサージェンスノットは、PEラインとリーダーの結束強度を高められる簡単な結び方です。ジギング初心者でも簡単に結べます。トリプルサージェンスノットにハーフヒッチやエンドノットを組み合わせると、さらに結束強度が高まります。結び方を3つ併せてご紹介します。
更新: 2021年3月22日
カズウ~
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

PEラインとショックリーダーを結ぶ理由

釣り

出典:https://unsplash.com/photos/PTWiAcYnkWw

「ライン同士を結びつけるメリットが分からない」「エギング・シーバスを狙う時にもリーダーと結び付ける必要はあるの?」と疑問をお持ちではないでしょうか。釣りはキャストの仕方やジグの付け方など、知れば知るほど奥が深いスポーツです。

PEラインとショックリーダーを結ぶノットは、種類も多く初心者ではハードルが高いと感じてしまいます。しかしPEラインとショックリーダーを結び付ける効果は大きくメリットも多いです。

ショックリーダーを結ぶメリット

出典:https://unsplash.com/photos/Aj-QoUE3Vqc

PEラインだけでも船からのジギング・エギング、岸から遠投するショアジギングは可能です。魚をヒットした時に腕に伝わる感度が抜群である点はPEラインの特徴です。水に強く、引っ張り強度も高い長所があるためです。

しかし伸縮性があまりなく傷や擦れに弱いという短所があるためラインブレイクを起こしてしまうことが度々あります。その弱点を補うため、伸縮性がありショック吸収ができるリーダーをPEラインに結束し防止するのです。

トリプルサージェンスノットの3つの特徴

出典:ライター撮影

トリプルサージェンスノットとは、PEラインとショックリーダーの結束強度を高められる非常に簡単な結び方のことです。PRノットやFGノットと呼ばれる結束強度が非常に高い結び方もありますが、難易度が高く釣り初心者では手を出しづらいノットです。

ハードルも低くノットの完成形が熟練者と初心者で差が出ないトリプルサージェンスノットは、ジギング、エギング、シーバス釣りをこれから始める方でも簡単にできるのでおすすめです。

特徴①:素早くできる

PEラインとショックリーダーの2本を3回(4回、5回)とグルグルと巻き付けてゆっくり締め付けるだけ、という作業のため非常に簡単に素早くできます。指に巻き付けたりしないノットであり、編み込みも3回(4回、5回)巻き付けるだけです。

慣れてくれば2~3分で結べます。1時間に1度結び直すことやキャストのたびに結ぶ直すことも手間にならないほど簡単にできます。ジギング・エギング・シーバスなどライトゲームの様々な場面で利用できます。

特徴②:初心者でも簡単にできる

90%~100%と結束強度が非常に高いPRノットやFGノットは、難易度が高いため熟練者と初心者で完成度に大きな差が出てしまいます。しかしトリプルサージェンスノットであれば、2本のラインを巻き付けるだけです。

これからご紹介する内容を見て頂ければ分かりますが、難易度は非常に低いです。そのため初心者でも数回トリプルサージェンスノットを実践すれば、熟練者と同じようなノットが完成します。熟練者と初心者の間で技術の差が出づらいノットなのです。

特徴③:強度が十分

PRノットやFGノットのような100%近い強度と比べると劣るものの、トリプルサージェンスノットの結束強度は、70%~80%です。アジングやエギング、シーバスなどのライトゲームであれば十分な強度です。

ハーフヒッチやエンドノットとの組み合わせで、さらに結束強度を高められます。1~2時間に1度結び直すことで結び目の結束強度は維持できますし、時間もかけずに80%前後の強度を出せれば十分に釣り上げられます。


トリプルサージェンスノットの強度は

トリプルサージェンスノットの強度は70%~80%です。3回ではなく4回、5回と巻き付けるとさらに強度が増します。強度は直線で引っ張る力を示す直線強力、釣り糸を結んだときの引っ張る結束強力の2つで測定します。

直線よりも結んだ方が負荷が弱くなるため、直線強度に対して何%の強度を持っているのかを知ると釣りたい魚(アジやシーバスなど)に対してどのPEラインを選ぶのかの目安になります。定期的に結び直すことでラインブレイクの回避もできます。

ハーフヒッチとエンドノットと組み合わせて結束強度を高める

トリプルサージェンスノットとハーフヒッチとエンドノットの結び方

出典:ライター撮影

上は①トリプルサージェンスノット②ハーフヒッチ③エンドノットを示した画像です。トリプルサージェンスノットだけでも4回、5回と巻き付けることで強度は高くなっていきますが、ハーフヒッチとエンドノットを組み合わせることでさらに結束強度を高くできます。

ハーフヒッチ、エンドノットの2つは、様々なノットとの組み合わせが可能です。トリプルサージェンスノットと同様とても簡単な結び方ですので併せてご紹介していきます。さっそく見ていきましょう。

簡単!トリプルサージェンスノット結び方

step1 PEラインとリーダーを20cmほど重ね輪を作る

PEラインとショックリーダーで輪を作った画像

出典:ライター撮影

黒がPEライン、白がリーダーです。向かって左側が本線で右側が先端です。本線とPEラインの2本のラインが20cm程度重なるように並べてください。重なる部分が短くなりすぎなよう調整してください。

並べた2本のラインを指で円になるように形を整えながらぐるっと輪を作ってください。輪の中に2本のラインを通すので大きめの輪を作っておきましょう。形が崩れてしまった場合には、輪を作ったあとに形を整えてください。

step2 輪の中にライン2本をくぐらせる

出典:ライター撮影

2本のラインで作った輪を手で持ち上げて先端方面に伸びている2本のラインを輪の下に持っていきましょう。この時に輪が崩れないように、輪の状態を保ちながら2本のラインを下に持ってくるようにしてください。

2本のラインで作った輪の中に手を通して2本のラインを持ちます。2本のラインを掴んだら手前に引っ張り、輪の間を通していきます。2本のラインを手前に通すと上の画像のようになります。この作業を3回行っていきます。

step3 輪の中にライン2本を3回くぐらせる

出典:ライター撮影


1度輪の中を通せたら2回目、3回目も同じ要領でやっていきましょう。PEラインとショックリーダーの2本をグルグルと巻き付けていく際には、輪の形が崩れていきます。輪が崩れてしまったら都度形を整えて輪の状態を保つようにしてください。

巻き付ける回数は3回よりも4回、5回の方がより結束強度が高くなります。上はPEラインとショックリーダーを3回巻き付けたときの画像です。2本のラインが巻き付き結束していることがお分かり頂けるでしょうか。
 

step4 結束部分を水で濡らししっかり締め付け余分な部分をカットする

出典:ライター撮影

3回、4回、5回とぐるぐる巻き付けたら、結び目を水などで少し濡らして両端に伸びている2本のラインを持ちゆっくりと締め付けてください。水で湿らせないとラインとショックリーダー同士の摩擦でラインが痛んでしまうためです。

締付けが完了したら最後にPEラインとショックリーダーの余分な箇所をカットしてください。カットした部分は、ライターの火で少し炙りコブを作るなどすると結束の弛みも防止できます。ここまでできたらトリプルサージェンスノットは完成です。

トリプルサージェンスノットの結び方のおさらい

ラインどうしが摩擦で痛まないように結び目を少し濡らしながら、ゆっくりと均等になるように締め付けてください。トリプルサージェンスノットは輪を作りその間を3回通し締め付けるだけです。4回、5回締め付けると尚に良く短時間ですぐにできます。

ジギング・エギング・シーバスなどのライトゲームで重宝します。続いて、ハーフヒッチとエンドノットを組み合わせることで結び目の結束強度がさらに高まります。2つの方法をご紹介します。
 

ハーフヒッチと組み合わる

step1 PEラインをリーダーの上に通し輪の間に通す

出典:ライター撮影

トリプルサージェンスノットの先端部分に伸びているPEラインを持ちショックリーダーの上に持ってきます。上を通している輪の中にPEラインの先端を通すので、少し大きめの輪を作るようにしておきましょう。

PEラインをショックリーダーの上に通したら、PEラインで作った輪の中に先端を通していきます。ハーフヒッチはPEラインをショックリーダーの上と下に何度も通すため、1回1回ゆっくりとしっかり締め付けるようにしてください。

step2 PEラインをリーダーの下に通しゆっくり締め付ける

出典:ライター撮影

PEラインをショックリーダーの下に通していきます。先ほど行った上を通す手順と同じ要領で大き目の輪を作り間を通してください。PEラインの輪の中に先端を通したらゆっくりとしっかり締め付けていきます。

上下で1回ずつ行った作業はそれぞれしっかり締め付けるようにしてください。結び目は上の画像のようになります。この上下の編み込みの作業を交互にやっていきます。上下でワンセットになるため偶数回繰り返し、1回ずつしっかり締め付けて完成です。

エンドノットと組み合わせる

STEP1 PEラインの先端をリーダーに上下から巻き付ける

出典:ライター撮影


PEラインを持ち、リーダーの上に持っていきます。上に持ってきた際に、PEラインで輪ができます。輪は少し大きめに作っておいてください。PEラインによってできた輪の中にPEラインの先端を通していきます。

そして同じ要領で下から上にPEラインを持っていきます。上下から巻き付けると上の画像のようになります。緩みが出てしまったら、都度整えてリーダーにPEラインがしっかりと巻き付いているか調整するようにしてください。

 

STEP2 同じように3回巻き付けて完成

出典:ライター撮影

同じようにPEラインをリーダーに2回、3回、4回と上下に巻き付けてゆっくりと締め付けていきます。結び目は上の画像のようになります。結び目は少し濡らしてライン同士の摩擦で傷まないようにゆっくり締め付けてください。

PEラインとリーダーを結び付けた後に、残った2本のラインの余分な先端部分をカットして完成です。カットしたラインの先端は、火で少し炙りコブを作ることで結束の緩みを防止できます。

トリプルサージェンスノットのまとめ

ジギング・エギング・シーバスのライトゲームには欠かせないトリプルサージェンスノットは釣り初心者でも簡単にできる結び方です。4回、5回と結ぶとさらに結束強度は高くなり、熟練者とも完成度に大差が出ないことが特徴です。

トリプルサージェンスノットとハーフヒッチ、エンドノットと組み合わせて結び目が切れてしまうラインブレイクやすっぽ抜けを防止できますので、ぜひご紹介した3つのノットを実践し釣りを楽しんください。

釣りが気になる方はこちらをチェック!

当サイトでは、初心者の方がジギングを始める時に必要となる道具一式やPEラインやロッドの選び方についてもご紹介しています。これからジギング・エギング・シーバス釣りに挑戦するという方はぜひ参考にして下さい。