大江川のバス釣り完全攻略
大江川は岐阜県の南西部に流れる河川で、中部地方ではバス釣りのスポットとして非常に有名です。特に春先から夏にかけての人気が高く、その時期になると、県内だけでなく県外からも多くの方がバス釣りに訪れます。
また、場所によっては一年中バス釣りが楽しめる場所があることも、高い人気を誇る理由の1つです。そんな、大江川のポイントについて具体的に解説していきます。大江川で釣果をあげたい、という方はぜひ参考にしてください。
岐阜県にある大江川とは
大江川について詳しくは知らない、という方もいるでしょう。そこで、大江川の特徴について簡単に解説します。岐阜県の大江川で釣りがしたい、という方はぜひ参考にして、バス釣りに役立ててください。
大江川で釣果をあげたい、という方はまず大江川を理解することから始めることをおすすめします。
木曽三川に挟まれた難関エリア
木曽三川とは木曽川、長良川、揖斐川の3つの川のことを指し、大江川はこの木曽三川に挟まれているのです。木曽三川は岐阜県と三重県をまたぐ大きな川ですが、大江川の大きさは比較的小さい川となっています。
それ故に、大江川でのバス釣りは難易度が高い、とされているのです。バス釣りの基本的な釣り方はもちろん、地形やストラクチャーなどを考慮した釣り方を行わなければ、大江川攻略は難しいでしょう。
3つのエリアと複数のポイント
大江川は基本的に上流、中流、下流の3つのエリアに分けられます。そして、それぞれにバス釣りのポイントがあります。また、上流に行くと2本に分かれており、最上流に行くと用水路となっているため、バス釣りはできません。
場所によっては、冬でも水温が暖かく一年中バス釣りが楽しめる場所、季節によって魚が全くいなくなる場所などもあるため、釣果をあげるためには場所ごとの特徴も把握しておく必要があります。
入漁料が必要
大江川は海津市漁業協同組合が管理しています。そのため、バス釣りを行う際には入漁料として一日300円支払わなければなりません。また、後記にて紹介しますが、大江川付近にはバス釣りができる池もあります。
その池でバス釣りを行う際には、入漁料の300円とは別に500円必要となるので、支払ってからバス釣りを楽しみましょう。(※当記事は2021年6月24日時点の情報をもとに作成されております。)
流れが無くハイプレッシャー
流れが無いのになぜハイプレッシャーなのか、と思う方もいるのではないでしょうか。確かに大江川には通常時には流れがほとんどないため、川の流れを気にしなくてもバス釣りを楽しむことができます。
これが大江川の人気の理由の1つでもあるのですが、ハイプレッシャーの理由にもなります。多くの方が大江川でバス釣りに訪るので魚のプレッシャーが高くなり、釣りにくくなってしまうのです。
夜釣りのスポットとしてもおすすめ
日中は忙しいから夜釣りしかできない、という方も安心してください。実は大江川は夜釣りができるポイントが数多くあるのです。しかし、夜釣りを行う場合は、足元が見えづらいため、足元を照らすライトは必須アイテムでしょう。
そして、使用するルアーやジグも日中とは異なる種類が必要となることがあります。音が出るものなどアピール性が高いものが夜釣りにおすすめ。いろいろ試して適切なルアーを見つけることが大江川攻略につながりますよ。
大江川でのバス釣りの際のおすすめのルアー
大江川でバス釣りを行う際のおすすめのルアーのタイプは巻き物と呼ばれるタイプでしょう。巻き物とは巻くだけで、ルアーがまるで泳いでいるかのように見せることができるタイプのルアーで、代表はミノーなどです。
水面付近へのアタックを効率よく行えるため、シャローが多い大江川には最適。しかし、前記でも紹介した通り大江川は難易度が高い川のため、巻き物を使っているからといって必ず釣れるものではない、ということは把握しておきましょう。
大江川のおすすめバス釣りポイント
前記で大江川は上流、中流、下流にエリアが分かれていると説明しましたが、ここではそんなエリアごとにおすすめのポイントを紹介します。基本的な釣り方はどこのエリアもほとんど同じですが、ポイントによっては季節や気温でバスがいなくなることもあるのです。
ポイントごとの特徴をしっかりと理解して、大江川でのバス釣りを攻略しましょう。
大江川上流のおすすめバス釣りポイント
大江川の上流は明確な基準はありませんが、この記事では合流部から上流を大江川の上流として解説します。どちらの川も最上流まで行ってしまうと、用水路となっているため、バス釣りは行うことはできませんが、少し上流へ行く程度ならおすすめの場所もあります。
そんな大江川の上流にあるバス釣りのおすすめポイントを紹介するのでぜひ参考にしてください。
資料館付近
1つ目に紹介するバス釣りポイントは資料館付近です。船着場があるポイントで、浅瀬が急に深くなるブレイクライン、廃舟、ストラクチャーが豊富なため、多くの方から高い人気を誇ります。
釣り禁止区域があるため、バス釣りを行う際はマナーを守って行いましょう。以下のマップで具体的な場所を確認してみてください。
大江川橋周辺(海津高校前)
2つ目の上流部のおすすめポイントは大江川橋周辺のポイントです。海津高校があるポイントで、人通りが比較的多いため、プレッシャーは高くなりますが、足場がよく多くの方から人気があるポイントとなります。
近くにスーパーやドラッグストアなどがあることから、買い物を行う際にも便利ですね。位置情報のマップを掲載するので参考にしてください。
内記ワンド
こちらは東大江川のバス釣りポイントとなりなります。合流部から少し上流に行ったところにあるバス釣りポイントで、ワンドとなっており、ブラックバスなどがサスペンドしやすい場所の1つです。
ストラクチャーが多く、初心者の方にもおすすめ。夏場は中層でサスペンドしていることが多いため、そこを狙うことが攻略のコツですよ。位置情報のマップを掲載するので参考にしてください。
東大江川との合流部
大江川の上流部で最後に紹介するおすすめのバス釣りポイントは東大江川との合流部です。このポイントも高い人気がある場所で、駐車スペースも数台分あるため、車で訪れる方におすすめですよ。
狙い目は合流地点の中央部や東大江川の上流部です。ランカーが回遊している地点でもあるため、過去に多くの実績があるポイントでもあります。流れも緩やかなので、ぜひバス釣りを楽しんでみてください。
大江川中流のおすすめバス釣りポイント
大江川の中流は最もバス釣りポイントが豊富な場所だとされています。また、上流から降りてくるバスを狙う際にも最適な場所です。そのため、バス釣り中級者の方はもちろん、初心者の方にもおすすめのエリアとなります。
一年中バス釣りができるポイントもあるため、ぜひ中流エリアでのバス釣りを楽しんでいってください。
札野ワンド
東大江川から少し下流に下ったところにある大きなワンドで、足場が整備されている上、釣りポイントも多いため、多くのバサーが訪れます。川底に岩がある場所があり、そこを住処にしているバスが多く、釣果を上げるにはおすすめポイントです。
冬でも水温が安定しているポイントなので一年中バス釣りができることも魅力の1つ。位置情報のマップを掲載するので参考にしてください。
古琴寿し裏のワンド
大江川沿いにある古琴寿し店というお寿司屋さんの裏にあるワンドです。前記で紹介した札野ワンドから少し下ったところにあります。歩いていける距離なので、移動しながらアタックするのもおすすめの釣り方ですよ。
このワンド内は冬でも水温が比較的高めです。そのため、寒さをしのぐためにやってきたバスを狙う際にはおすすめの場所となります。地形の変化が多く、ブッシュが多いポイントでもあるので初心者の方には難易度が高い場所だともいえるでしょう。
新深浜橋
新深浜橋は、前記の寿し裏のワンドから少し下流にある橋です。この橋付近がおすすめのバス釣りポイントとなります。水深があるため、初心者の方にもおすすめのポイントです。陸からは攻めにくいため、橋を利用する釣り方がおすすめの釣り方となります。
ランカーに出会う可能性が大江川では最も高い場所とされており、大物狙いの方には特におすすめです。しかし、夏にはアオコが発生しやすい場所でもあります。また、川底には障害物が多いためねがかりには注意しましょう。
石亀ワンド
石亀ワンドは石亀橋と新深浜橋の間にあるワンドです。全体的な浅瀬であるシャロー地形であるため、バス釣りの際はねがかりには注意しなければなりません。水門付近に駐車スペースもあるため、車で訪れる方にもおすすめのポイントです。
冬には水質が良くなりますが、綺麗になりすぎてバスがいなくなってしまうポイントでもあります。石亀ワンドでバス釣りを行う際は春から夏にかけての時期がおすすめです。位置情報のマップを掲載するのでぜひ参考にしてください。
石亀橋
石亀ワンドから少し下流に下ったところにある石亀橋付近もバス釣りのおすすめポイントです。釣りの大会が開催されていた、ということもあり、非常に人気が高いポイントの1つとされています。
ワンド間を回遊するバスの通り道だとされており、当たりが多いポイントとしても有名です。また、石亀ワンドと石亀橋の間には明神神社があるのですが、その神社と橋脚の間が特に当たりが多いため、おすすめのポイントですよ。
大江川下流のおすすめバス釣りポイント
ここからは大江川の下流にあるおすすめのバス釣りポイントについて紹介します。下流にも、中流や上流と同様におすすめのバス釣りポイントが非常に豊富にあります。また、雑誌でも取り上げられたような有名なポイントもあるので、ぜひ参考にしてください。
万寿橋
最初に紹介するおすすめのバス釣りポイントは万寿橋付近です。このポイントは雑誌でも紹介された程有名なポイントとなっています。すぐ北側には大きなワンドもあるため、そちらの方も多くのバサーから高い人気を誇っているポイントです。
ちなみに橋付近は足場が悪い場所が多いため、注意しなければなりません。駐車スペースがあるにはあるのですが、非常に狭いため、あまり期待しない方が無難でしょう。また、全体的にシャローエリアとなっているため、根がかりには注意が必要です。
みずのさとはなばし
万寿橋から下流に下るとみずのさとはなばしという橋がかかっています。この橋付近もおすすめのバス釣りポイントの1つです。橋の西側に駐車スペースがあるため、車で訪れる方は利用することをおすすめします。
ベイトの反応も盛んで、過去には実績もあるポイントでもあることから、ランカー狙いの方には特におすすめのポイントです。狙い目は橋脚付近がおすすめですよ。
万寿新田大橋
みずのさとはなばしから下流に下ったところに万寿新田大橋と呼ばれる橋が架かっています。この橋付近が下流のおすすめバス釣りポイントの1つです。橋の東側に駐車スペースがあります。
足場も比較的安定しているため、初心者にもおすすめのポイントの1つです。みずのはしはなばしと同様に水深があるポイントで、過去に実績もあることから、多くのバサーが訪れます。橋脚付近が狙い目ですよ。
大江排水場
大江川の最下流にあるポイントです。温泉施設からの排水が流れ込んでくる場所で冬でも水温が温かいため、冬場でもバス釣りが楽しめるポイントとなっています。もちろん冬以外でもバス釣りを楽しめるため、休日には必ずといってよい程釣り人がいることでしょう。
しかし、排水機が作動している時は川の流れが早くなるため、注意しなければなりません。約4台分の駐車スペースがあるため、車で訪れる方はぜひ利用してください。
大江川付近にあるバス釣りができるおすすめの池
大江川付近にはバス釣りが楽しめる池があります。入漁料とは別に料金がかかってしまいますが、池でのバス釣りもおすすめです。ここからはそんな大江川付近のバス釣りができるおすすめの池について紹介します。
川よりも池の方がバス釣りが行いやすい、ということもあり、初心者の方には特におすすめのスポットなので、ぜひ参考にしてください。
前川池
前川池は石亀橋のすぐ南側にある池で、東西に分かれておりそれぞれに特徴があります。西側の注目ポイントは最西部にある矢坂と東側と西側をつなぐ土管付近でしょう。最西部は水温変化が大きいため、水温を考慮した柔軟な釣り方が必要となります。
土管付近は特におすすめポイントで、ボトムには柔らかい泥が蓄積しているため、狙いやすいポイントではあります。また、土管内でサスペンドしているバスも見られるため、土管内を攻めてみるのもおすすめの釣り方ですよ。
牛池
牛小屋の前にあることから名称が付いたとされている池です。後程紹介するヨット池とつながっており、過去に実績があるおすすめのポイントの1つです。駐車スペースが少ないことが難点ではありますが、水深が深い場所もあるため、初心者にはおすすめですよ。
北側にはブッシュがあり、バスがサスペンドしていることが多いため、狙い目です。また、日が落ち始めたころにはバスが、水路に向けて泳ぎ出すことも確認されているため、そこを狙うのもおすすめの釣り方ですよ。
ヨット池
ヨット池は深浜大池やこぎろ池などの呼び名もある池で、バス釣りの人気ポイントの1つです。南側にはヘラ台と呼ばれる釣り用の台があり、ヘラ釣りを楽しむこともできます。駐車スペースも広くはありませんがあるため、車で訪れる方にもおすすめのポイントです。
前記で紹介した、牛池のすぐ近くにあるため、状況に合わせて、利用する池を変更しながらバス釣りを楽しむのもおすすめの釣り方ですよ。
中部地方でのバス釣りは大江川がおすすめ
大江川でのバス釣りの魅力と難易度について理解できたかと思います。大江川は中部地方では有数のバス釣りポイントとして有名で、日中忙しくてバス釣りができない、という方でも夜釣りができます。
また大江川近くにある池でもバス釣りが楽しめます。入漁料とは別で、料金が必要ですが、川でのバス釣りよりも比較的難易度は低めなので、初心者の方にもおすすめです。中部地方で、バス釣りをしたい、という方はぜひ岐阜県の大江川に訪れてみてください。
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