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横浜沖堤防の釣りガイド!おすすめのポイントや釣れる魚、周辺情報など総まとめ!

スリルと絶景の中で釣りに熱中できる、横浜沖堤防をご存知ですか?船でたどり着く横浜沖堤防なら、普通とはまるで違った釣りを実現できます。釣れる魚やポイント、周辺情報も交えて、これからチャレンジしてみたい横浜沖堤防の魅力にとことん迫ります。
2020年10月29日
はぐれ猫
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横浜沖堤防とは

明日にでもお出かけして釣果を上げたい、横浜沖堤防のスポット。まずはこの釣り場がどんな場所かの、基本から迫ることにします。(当記事は2020年10月29日時点の情報を元に掲載しています。)

横浜港にある歴史ある堤防

今やドライブの名所にもなった横浜ベイブリッジの周囲に、釣りで人気な横浜沖堤防があります。横浜港の防波堤の歴史は古く、1859年(安政6年)に横浜港が開港した後、明治時代には旧赤灯台や旧白灯台が建てられたのはよく知られる話。その頃にはもう初期の横浜沖堤防となるものが、現地には存在していました。

船で行く堤防釣りが人気

この横浜沖堤防は、自力で訪ねることが不可能な場所がほとんどです。横浜港では一昔前から、小型船でこの堤防の釣りポイントへと送り届ける渡船が流行っていました。かつては数店もありましたが時代が流れると共に数を減らし、今や横浜港で堤防渡しを営むおすすめ店舗は1つだけです。

横浜港に幾つもの釣りポイント

1ヶ所だけに留まらず、横浜沖堤防には幾つもの有望な釣りポイントがあります。合計で11ヶ所にも分かれた堤防は、場所によって形状も潮流も水深も異なった場所ばかり。中には命の危険も感じるような危機が迫る釣りスポットもあり、スリルを得ながら色んな魚が釣れる楽しみは1度体験したら止まりません。

山本釣船店の渡船で横浜沖堤防へ

山本釣船店とは

2020年の時点で横浜港で唯一の渡船を営んでいるのが、山本釣船店です。このショップは横浜の中華街や山下公園から近い、山下埠頭の南側の奥まった場所にあり、駅や高速道路からもアクセスしやすい立地。初心者にとっても上級者にとっても、横浜沖堤防の釣りでは欠かせないショップです。

山本釣船店の特徴

人気の高い山本釣船店では、近くの横浜沖堤防まで釣り人を幾度も送り届けています。さらに東京湾の川崎新堤にも、渡船航路を持つことでも有名です。店内ではロッドから仕掛けまで様々な釣具や、イソメやカニなどのエサも販売していることも魅力。店内でアイテムを補充してから釣りに挑めます。

基本情報

山本釣船店

  • 住所
    〒231-0801
    神奈川県横浜市中区新山下1-4-1
  • 電話番号
    045-622-0997
  • 営業時間
    4月~10月:5:00~21:00、11月~3月:5:00~18:00(木曜定休)
  • 公式サイトURL
    http://www.yamamoto-turibune.com/index.php

山本釣船店までのアクセス

電車で山本釣船店にアクセス

もし車が無くても駅に近いため、横浜沖堤防に行ける山本釣船店までは電車でアクセスするのも良いです。みなとみらい線の元町中華街駅が最寄りで、駅から出れば徒歩3分程度しかかかりません。JR京浜東北線の石川町駅からでも、徒歩のアクセスは15分程度です。

車で山本釣船店にアクセス

車で山本釣船店へアクセスする場合、横浜の首都高速を走るのが近道です。横浜沖堤防に行けるショップのそばには、山下町や新山下のインターがあります。山下公園通りに面しているのでほとんど迷わないですが、アクセスする駐車場は幾つか考えられるので、事前に下調べしておくと良いです。

山本釣船店の駐車場

山下埠頭には釣船の専用駐車場を完備してますが、台数は少なく、週末や日曜にはアクセスしても入れない可能性があります。車の場合、駐車場対策として乗り合わせて訪れることがおすすめです。アクセスできる駐車場は周辺にもあり、例えば山下公園駐車場や、近隣のコインパーキングも使えます。

アクセスルート

【電車】みなとみらい線→元町・中華街駅→徒歩3分
【車】首都高速神奈川3号狩場線→山下町IC・新山下IC→近隣駐車場

山本釣船店の渡船利用方法

予約なしで現地でチケット購入

これから横浜沖堤防での魚釣りをする場合、山本釣船店では予約を必要としていません。現地に直接出向いて、乗船受付をするのみです。早朝から午後まで渡船時間はありますが、出港15分前までに申込用紙の記入や支払いを済ませておく必要があります。堤防釣りでわからないことがあれば、この時に訪ねておくことです。

希望の時間に船で出発


現在の山本釣船店では、横浜沖堤防へ移動できる小型船を2隻用意しています。船に乗り込む時には忘れ物がないようにするのが大切。船は横浜沖堤防の11ヶ所のポイントを順番に訪れるので、希望の渡船時間とポイントを事前に決めておくことが大切です。

山本釣船店の営業情報

営業の期間と時間

季節が移ろっても1年じゅう営業している山本釣船店なら、いつでも横浜沖堤防での釣りが楽しめます。秋から3月までは、夕方に終了しているのが通常です。しかし春の4月から10月にかけては夜間まで営業しているので、堤防で夜景を見ながら夜釣りもできるという魅力もあります。

船の出港時間

毎日のように早朝6時から、山本釣船店の渡船が始まっています。朝の8時までは1時間おきに横浜沖堤防の各地へ出港するので、現地到着が遅れても焦る必要もありません。船は季節ごとに出港する時間を変え、春から夏の季節なら18時以降の夜間の出港も通常です。

渡船の利用料金

仮に朝から1日じゅう釣りをするとしても、大人の渡船料金は1回3,000円と格安です。女性や18歳未満の子供なら、大人よりも割安な料金設定になっているのもおすすめな要素。店舗契約駐車場ならば、1,000円で利用することができます。

営業情報

【営業時間】4月~10月:5:00~20:30、11月~3月:5:00~17:30(木曜定休)
【通年の渡船時間】6時、7時、8時、10時、12時、14時
【季節により違う渡船】16時(11~2月)、17時(3月、10~11月)、18時(4~9月)、20時(4~10月)

横浜沖堤防の情報

堤防の位置

http://www.yamamoto-turibune.com/calendar.html

http://www.yamamoto-turibune.com/calendar.html

巨大なクルーズ船や貨物船も行き交う東西4.5km、南北2.5kmの広い横浜港の範囲に、横浜沖堤防の11ヶ所の釣りポイントが点在しています。横浜ベイブリッジのそばに4ヶ所、中心街に近い場所に4ヶ所、そして横浜港の入口となる場所にも3ヶ所のスポットがあります。

堤防の環境

比較的安全に釣りができる場所もあれば、危険に満ちた釣りポイントも、横浜沖堤防には含まれています。中には時間を経て崩壊してしまった遺跡のような堤防や、満潮で完全に沈んでしまうような命がけのスポットも。水深は平均8~10m、深いところは15mありますが、ところにより浅いポイントも存在しています。

横浜沖堤防で釣れる魚

1~3月の魚

寒い時期の横浜港に釣りに訪れても、横浜沖堤防ならば様々な釣果を期待できます。冬の大物と言えば、60cmに達するフッコ、煮付けにして美味しい大型のカレイ、食通をうならすアナゴなどがあります。小型でも美味しいアイナメ、メバル、カサゴといった魚も、冬には釣果を上げやすい種類です。

4~6月の魚

春の季節を迎えた横浜沖堤防のあたりでは、80cmに達するシーバスも目立っています。さらに60cmを超える立派なサイズのクロダイが狙いやすい季節です。春も相変わらずカレイやフッコやメバルなども釣果が上がる海域。この季節からはキスも釣れやすくなり、50cmに達するメジナの釣果も出てきます。

7~9月の魚

暑い時期となった横浜沖堤防は、釣果を期待できる魚の種類がますます豊富。シーバスは一番の大物ですが、堤防ではタコがよく釣れるようになり、美味しいアジも増加しています。夏の季節の大物と言えば、クロダイ、フッコなどがいます。夏も相変わらず、カサゴやアナゴやメジナもよくヒットする海域です。

10~12月の魚

秋から冬に入ってくる寒い季節にも、横浜沖堤防は釣果が高めです。大物では80cmも当たり前なシーバス、60cm超えするクロダイやカレイは狙いたいところ。アジはいれ食い状態も見込めるし、タコやメバルやカサゴやサヨリなど、様々な魚と出くわすことになりそうです。

横浜沖堤防のおすすめポイント①東

第一新堤


とても人気の釣りポイントが、横浜沖堤防の東方にある第一新堤です。防波堤はD突堤の沖合に長さ120mほどあり、全体の足場が良好なので初心者向きです。潮流は早く周囲の水深は8m~12m、それより沖合なら15mまで深くなります。内側も外側もクロダイやシーバスの釣果も高めです。

D突堤

もっとも初心者が安心して楽しめるポイントが、横浜沖堤防の東方のD突堤で間違いありません。この堤防は本牧埠頭と地続きで、コンクリの足場が頑丈なことがおすすめ理由です。内側ならば1年の季節を通じカレイを狙うこともでき、第一新堤との間のポイントでは、クロダイやアイナメなどの釣果が高めです。

第二新堤(白)

東方で穴場となっているのが、大黒埠頭の海釣り公園よりも北に位置する第二新堤です。ここは道路から行くことは困難で、船でのみ訪れることができます。東京湾の中心に近い海域であり、足場のよい釣り場が900mほども続く環境です。水深は第一と同じくらい深めで、シーバスやクロダイなどの大物を狙うにも好都合です。

横浜沖堤防のおすすめポイント②中央南

白灯

上級者向きと言えるポイントの1つが、ベイブリッジのそばにある通称白灯です。昭和14年に完成した横浜沖堤防の沖白灯台がある場所で、約130mある堤防は、満潮時に海面下に沈んでしまうので難易度が高め。ここは周囲の水深は12mほどでクロダイの釣果が最も高く、1年中シーバスの大物を狙っていいところです。

テトラ

無数のコンテナが並んでいる本牧A埠頭から突き出たポイントは、釣り人から通称テトラと呼ばれています。ベイブリッジの南側にあり、横浜沖堤防の白灯と並んだ位置関係です。満潮時には足場が水底に沈んでしまう上級者向けポイントで、水深は5mと浅め。周囲ではシロギス、クロダイなどが狙えます。

横浜沖堤防のおすすめポイント③中央北

赤灯

通称で赤灯は、ベイブリッジの北にあるおすすめポイントです。赤灯台は昭和14年から横浜沖堤防にある施設で、堤防の周囲はクルーズ船も通るため、水深15mに達する深い場所もあります。投釣りではカレイが釣れるし、1年中シーバスやクロダイも狙えます。しかし大型船からの海水をかぶりやすいので要注意です。

はなれ

そんな赤灯の北側にあるのが、はなれという穴場釣りスポット。ここはベイブリッジの北側の真下付近で、大黒埠頭中央公園や大黒JCTに近いエリア。水深は平均的ですが潮流が良く、カレイやシーバスの釣果が高い場所と知られます。しかし足場は悪いために横浜沖堤防でも難易度が高めです。

横浜沖堤防のおすすめポイント④西

十米(じゅうめーとる)

十米という奇妙なネーミングのポイントは、みなとみらいも間近に見える瑞穂埠頭のそばです。横浜沖堤防でも珍しい、巨大コンクリートブロックが積まれた堤防が魅力で、水深は8~10mほど。釣り場所は狭く満潮では水を被るので、釣りの時間は危険を伴う上級者におすすめします。

四畳半

そんな十米に隣接して、これまた奇妙な四畳半という上級ポイントがあります。ここは巨大なブロックが幾つも並ぶ堤防の先端にあるケーソンの上で、わずか四畳半の面積しか使えないのが名の由来でした。周囲の水深は8~10m程度あり、横浜沖堤防では十米同様に潮流が早く、満潮では足場が心許ない状況になります。

旧赤灯

十米や四畳半のある堤防の先に、目立つ旧赤灯があります。およそ350mほど伸びる堤防の先端にある古風な赤灯台は、明治29年に完成したもの。鉄製の灯台としては日本一古いというから驚きです。細長い堤防は満潮時には水が足元まで浸かり危険を伴いますが、水深10mの周囲は全体として釣果が期待できるポイントです。

旧白灯

ちょうど旧赤灯の防波堤の南側にあるのが、旧白灯のポイント。ここは氷川丸とみなとみらい地区もすぐ近くに見える山下埠頭の先で、かつて明治に建設された白灯台がたっていたのが名の由来です。周囲の水深が10mを超える古いコンクリ堤防は、足場が細長い上級向きポイントで、釣りをすればスリルも満点です。

横浜沖堤防周辺の釣りショップ

釣具の上州屋関内店

近隣で品揃えが良好な釣りショップと言えば、日本大通にある釣具の上州屋関内店です。この釣具店は地下に降りた場所にあり、海釣りの商品ならば全て揃えられます。堤防釣りグッズも色々あるし、ルアーも充実。購入時には横浜沖堤防での釣りのアドバイスをもらうこともできます。


基本情報

釣具の上州屋関内店

  • 住所
    〒231-0021
    神奈川県横浜市中区日本大通15番地 横浜朝日会館 B1
  • 電話番号
    045‐663‐2622
  • 営業時間
    月~土:10:00~21:00、日曜:10:00~19:00
  • 公式サイトURL
    http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=204

SEAWOLF

近くにある釣りエサ専門店、シーウルフもご紹介です。ここは横浜沖堤防からも近い本牧埠頭にあるショップで、チャーターボートに乗り込んでの釣りも楽しめる場所。青イソメや岩イソメなど各種のエサは状態も良いと評判で、横浜沖堤防のあたりの船釣りを目的にするならこちらです。

SEAWOLF

  • 住所
    〒231-0812
    神奈川県横浜市中区 錦町16‐1マリーンハイツ1栋1F
  • 電話番号
    045‐624‐4887
  • 営業時間
    火水木:6:00~13:00、金:6:00~19:00、土日:4:00~19:00(月曜定休)
  • 公式サイトURL
    http://seawolf.jp/

横浜沖堤防のトイレ事情

堤防上にトイレがない

いつも港町の有望な釣り場となってくれる、横浜沖堤防。しかし11ヶ所もあるポイントには、いずれもトイレないという問題点もあります。元々釣り人専用の堤防ではないことが理由ですが、これから釣りに挑んで膀胱炎にならないためにも、対処法は考えておきたいところです。

事前に済ませることや船で戻ること

まず横浜沖堤防に挑む前には、山本釣船店のトイレで必ず用を足しておくことが先決です。そして山本釣船店では1日に8回以上も船が行き来しているので、もよおしてきたら時間をかけても一旦ショップへ戻ることが大切。一々戻るのが面倒ということで、男性の場合は簡易トイレを用意していく人もいるようです。

横浜沖堤防の釣りの注意事項

釣りの禁止行為

これから横浜沖堤防にアクセスするなら、幾つかある釣りルールの遵守も必要です。釣り方ではルアーの横引きは禁止行為であり、マンガンの使用も禁止されています。また集魚灯の使用や、撒き餌も禁止になっています。釣り人が多い時は使用する竿は3本までとし、ゴミは持ち帰ることも基本です。

落下の注意

とても魅力の高い横浜沖堤防ですが、命がけなほど危険と隣合わせなことは考えたいところ。つい最近も釣り人が転落し、死亡する事故も起きています。初心者ならば足元が危険なポイントは極力控えることや、場所や季節を問わずライフジャケットを着用して、安全な釣りを心がけるようにすることです。

横浜沖堤防で釣りしてみよう

未知なる横浜港のポイントにチャレンジ

他のどこにも無い種類のとんでもない釣りスポットが、横浜港にはありました。横浜沖堤防なら色んな釣り場で充実する上、どんな季節でも様々な魚の釣果を上げられるのも嬉しいところ。今度の休日は船に乗り込んで、路なる釣りポイントにチャレンジしてみませんか。

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