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2020!大分の紅葉名所「耶馬溪」の見所6選!見頃の時期と絶景ポイントをご紹介!

大分にある「耶馬溪(やばけい)」は、山国川の上流~中流域とその支流域を中心とした溪谷のことです。日本新三景や日本三大奇勝としても知られています。紅葉の名所でもある耶馬溪の押さえておきたい見どころや紅葉の見ごろを見ていきましょう。
更新: 2021年2月12日
KAIAO
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岩峰×紅葉の絶景スポット大分『耶馬溪』

耶馬溪は、山国川が溶岩の大地を侵食することで作り出された奇岩の溪谷のことを言います。大分県中津市に位置する「耶馬溪」は、その一体が耶馬日田英彦三国定公園に指定され、毎年多くの人々が訪れる観光地です。

江戸後期にこの地を訪れた歴史家の頼山陽が、中国風の文字をあて、「耶馬溪天下無」と詠んだことがこの地の名称の由来となっているそうです。多くの絶景が存在するため、観光スポットの総称として”耶馬溪六十六景”とも言われます。

耶馬溪の見所とは?

耶馬溪は、日本新三景、日本三大紅葉の里、日本三大奇勝、日本三大渓とたくさんの称号を手にしています。中でも日本新三景は、”日本三景”にちなんで全国投票により選ばれました。2016年には日本新三景として100周年を迎えました。

耶馬溪を溪谷ごとに分けると、本耶馬溪・裏耶馬溪・深耶馬溪・奥耶馬溪に別れます。1日だけで各所を巡るのは大変なほど、それぞれに多くの見所ポイント、歴史的な場所などが存在しており、その分見応えも十分な観光スポットです。

紅葉の時期はいつ頃?

耶馬溪の全体での紅葉の見ごろは、例年10月の終わり頃〜11月頃です。溪谷の場所や観光ポイントによって、紅葉の時期は多少前後しますが、概ね11中旬頃に耶馬溪の紅葉は見ごろを迎えます。

紅葉時にはライトアップなども各所開催されていますが、場所は限られているので、ライトアップの行われる箇所は毎年人気の見所スポットです。また、耶馬溪は紅葉の季節のみならず、一年中多くの観光客が訪れる所ですので混雑は必須と思っておくと良いでしょう。

耶馬溪へのアクセス

日本新三景と言われている耶馬溪一体は、大分県の最北部である中津市から車を走らせると約20分ほどで到着します。

大分の人気温泉地、別府から車で約45分、湯布院から約20分と、温泉に訪れた際にも、大分観光のひとつとしてアクセスも抜群です。

日本新三景として有名なので、紅葉の見ごろには例年大変多くの観光客が訪れます。特に見所として有名な箇所の混雑は必須です。事前に回りたい箇所を調べて組み立てることも観光する際のポイントとしておすすめします。

耶馬溪

  • 住所
    〒一般社団法人 中津耶馬渓観光協会
    大分県中津市大字島田219-2
  • 電話番号
    0979-23-4511
  • 公式サイトURL
    https://nakatsuyaba.com

①耶馬溪紅葉スポット:一目八景

耶馬溪に行くなら、ぜひ押さえておきたい見所ポイントの「一目八景(ひとめはっけい)」は、耶馬溪の中心とされ、深耶馬溪を代表する景勝地です。

一目八景の名前は、海望嶺、仙人岩、嘯猿山、夫婦岩、群猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山と、耶馬溪を代表する岩峰(8つ)が一望できることからその名がついています。

耶馬溪と言えば、まず最初に名前が上がるのもこの「一目八景」と言えるほど連日観光客が訪れる場所がこの一目八景です。

眼福の展望台!

紅葉の見ごろは例年11月上旬頃からですが、新緑の時期から紅葉の時期まで、”毎季節が見ごろ”といっても過言ではありません。

一目八景展望台を登ると、目の前に雄大な景色が広がり、まるで日本絵画を見ているかのような気分になります。

展望台の周辺は、おみやげ店や宿泊施設、温泉などもあります。宿泊をして、ゆっくり耶馬溪を巡る拠点にしてもいいですし、周辺のお店でおそばや名物を堪能しながらゆっくり楽しむことも可能です。

夜の紅葉は特別な景色!

紅葉の見ごろには、一目八景の夜間のライトアップも行われ、多くの人で賑わいます。また、一目八景の近くを走る国道沿いに連なるように木々が並ぶ名物、通称”ひさしもみじ”もライトアップされます。

ライトアップは例年10月後半〜11月中旬まで行われます。紅葉の見ごろには大変多くの人々が訪れる名物スポットです。紅葉の状況によりライトアップの時期には変更がある場合もあるので、訪問の際は調べてから行くことをおすすめします。


混雑状況

一目八景は、耶馬溪に訪れる人が必ず訪れると行っても良いほど、大変人気の見所ポイントです。また、午後に一目八景に訪れると、せっかくの景色も逆光になってしまったり、紅葉の時期だけでなくても駐車場などの混雑も予想されます。

駐車場は広めですが、繁忙時には大行列ができます。混雑を避けてゆっくり観光したい方には、周遊のバスや公共交通機関を利用するなどして混雑を避ける、または朝早く訪れることも検討してみて下さい。

一目八景

  • 住所
    〒871-0422
    大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152
  • 電話番号
    0979-54-3111(耶馬溪支所地域振興課)
  • 駐車場
    あり
    無料 普通車等256台、バス11台
  • 公式サイトURL
    https://nakatsuyaba.com/?introduce=hitomehakkei

②耶馬溪紅葉スポット:競秀峰

競秀峰(きょうしゅうほう)も一目八景と同様、耶馬溪を代表する名勝のひとつとして、大変人気の観光ポイントです。競秀峰は競い合うように約1Kmに渡って、岩峰が連なっていることからこの名がついています。

競秀峰は故郷に帰った福沢諭吉が、この山々の売却の話を耳にし、私財を投じてこの土地一体を購入し、競秀峰の美しい景観を守りました。

競秀峰の裾野にある、岩峰を通行することができるトンネルが「青の洞門」です。

競秀峰を一望できるスポット!

紅葉の見ごろは、例年11月中旬にかけてです。岩肌いっぱいに赤や黄色などきれいな紅葉の色が広がります。見上げるような岩峰からなる競秀峰は、青の洞門をくぐり抜けて通って行くと間近で体感できます。

競秀峰の岩峰をすぐ近くで体感するのもとても良いですが、この約1kmにも渡る岩峰を大パノラマで一望するには、山国川を渡った側に行くのがベストポジションです。空の青さと競秀峰の壮大な景色を一緒に満喫でき、写真スポットとしても十分な場所になります。

競秀峰

  • 住所
    〒871-0202
    大分県中津市本耶馬渓町曽木
  • 電話番号
    中津市本耶馬渓支所 (TEL)0979-52-2211
  • アクセス
    JR中津駅→大分交通バス柿坂・日田行きで29分、バス停:青の洞門下車、徒歩すぐ
    大分道日田ICから35km40分
  • 駐車場
    あり
    無料80台
  • 公式サイトURL
    https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4688

③耶馬溪紅葉スポット:青の洞門

競秀峰の裾野にあるトンネルが「青の洞門」です。よく見ると手彫りのトンネルの跡が今でも見受けられます。これは、江戸時代後期、旅の途中に耶馬溪に立ち寄った禅海という和尚が、鎖しかない難所である競秀峰を通行する人々が命を落とすのを見て、安全な道を作ろうとノミと槌だけで30年かけ掘り抜いたとされているからです。

菊池寛の小説「恩讐の彼方に」のモデルとしても有名で、当初は日本初の有料道路として知られていましたが、現在は無料で通行が可能ですのでいつでも通れます。

耶馬溪橋(通称・オランダ橋)

青の洞門の近く、山国川にかかっている「耶馬溪橋」は、日本で唯一かつ最長の石造8連アーチの橋です。現在も地元の人の生活道路として使われており、観光客にも人気のスポットです。

レトロな雰囲気が漂うこの橋は、日本百名橋や大分県の有形文化財にもなっていて、写真に収めると、どこか異国の地のポストカードのような景色が広がっています。

通称名である”オランダ橋”とは、長崎に多く見られる「石積み式」が橋に採用されていることから愛称として親しまれているそうです。

青の洞門の見ごろは?

11月中旬頃から見頃ですが、トンネル入り口付近に大きないちょうの木があり、こちらは例年11月下旬頃が紅葉の見頃です。青の洞門は徒歩の散策だけでなく、車での通行もできるので、ドライブで景色を巡ることもできます。

また、紅葉だけではなく地域の住民の方々が青の洞門の「青」にちなんで、対岸にネモフィラを植えており、地域の人々が作ってきた名物のひとつとなっています。ネモフィラは4月上旬〜5月上旬が見ごろなので、ぜひ足を運んで見て下さい。

青の洞門

  • 住所
    〒871-0202
    大分県中津市本耶馬渓町曽木
  • 電話番号
    0979-52-2211(中津市本耶馬渓支所地域振興課)
  • 駐車場
    あり
    無料 普通車80台、大型車10台
  • 公式サイトURL
    https://nakatsuyaba.com/?introduce=doumon0815

青の洞門対岸のネモフィラロード

  • 住所
    〒871-0202
    中津市本耶馬渓町曽木
  • 電話番号
    本耶馬渓支所 本耶馬渓地域振興課
    0979-52-2211

④耶馬溪紅葉スポット:御霊もみじ

御霊もみじは、御霊神社の山道にある紅葉のことを言います。村人が神社にあった紅葉に5色の苗木を接木して、神社に植えたことが御霊もみじの始まりとされています。

この御霊神社は、黒田官兵衛が中津城で謀殺され、死を知った12人の侍女がこの地まで逃げてきましたが、追手に捕まり命を落としたという謂(いわ)れがあります。この痛ましい出来事を慰めたのが御霊神社の始まりです。

御霊神社は御朱印が頂けますので、集めている方は忘れずに御朱印帳を持っていきましょう。

御霊神社の紅葉は格別!

「御霊もみじ」と名がつくだけあって、一番の見ごろは紅葉の時期でしょう。こちらは11月中旬頃からもみじやいちょうの木が色づき始めます。

石階段の参道の両側に広がる木々は、紅葉ピーク時には、踏み入れることを躊躇してしまうほど鮮やかに色づきます。その光景は、目に焼き付けておきたくなること間違いなしです。新緑の季節にはこの石階段一面が緑一色になり、木漏れ日が差した参道は、どこか違う物語の世界に迷い込んだような不思議な感覚を味わうことができます。

御霊もみじ

  • 住所
    〒871-0404
    大分県中津市耶馬溪町大字戸原2176
  • アクセス
    東九州自動車道「上毛スマートIC」から約20分、「中津IC」から約25分大分自動車道「日田IC」から国道212号線経由約35分
  • 駐車場
    あり
    紅葉シーズンにはJA中津下津耶馬渓支店の駐車場が解放されます。
  • 公式サイトURL
    https://nakatsuyaba.com/?introduce=goryomomiji

⑤耶馬溪紅葉スポット:渓石園

一目八景から車で約20分のところにある「渓石園」。こちらは耶馬溪ダムの完成を記念して作られた日本庭園です。この庭園の広さは2万平方m、耶馬溪の石を12万個使用し、ダムの水を利用し、耶馬溪の渓流を再現しています。

他にも池・岩・滝などが造られ、耶馬溪の景色を一気に見たような気持ちにさせてくれる庭園となっています。園内の樹木は100種類もあり、3万1000本以上も植えられていて、一度に多くの豊かな自然を感じられる観光スポットです。

耶馬溪名物も一緒に堪能!

溪石園は、四季の季節を感じながら、庭園の優雅な美しさを味わうことができます。例年10月下旬頃の紅葉シーズンから庭園のライトアップが始まり、園内にあるひさしもみじが見ごろを迎える頃のライトアップでは、より幻想的な雰囲気を味わうことができます。

園内には庭園を眺めながら食事ができるお食事処もあり、耶馬溪の名物品が並び、人気の炭そばなどをいただけます。食事も一緒に楽しめるのも、溪石園の人気のひとつでしょう。

溪石園

  • 住所
    〒871-0431
    大分県中津市耶馬溪町大字大島2286-1
  • 電話番号
    0979-54-3111
    蕎麦処・渓石園 050-5326-2668
  • 定休日
    年中無休(蕎麦処・渓石園は、水曜定休)
  • 駐車場
    あり
    無料 150台(大型車10台)
  • 公式サイトURL
    https://www.city-nakatsu.jp/doc/2013100900048/

⑥耶馬溪は王道紅葉スポット以外にも!

ここまで代表的な耶馬溪紅葉スポットを紹介してきました。しかし広大な耶馬溪にはまだたくさんの観光ポイントがあります。

猿飛千壷狭


国の天然記念物にも指定されている「猿飛千壷狭」は、山国川の川底にある、変朽安山岩(へんきゅうあんざんがん)が、長い年月をかけて川の流れに削られ、甌穴(おうけつ/岩にできる円形の穴)が大小無数にできた自然の造形物です。

こちらも春は桜、秋は紅葉の見所スポットとして知られており、下流には魔林狭や念仏橋があり、橋のすぐそばに木々がそびえ立っています。紅葉の時期には溪谷と紅葉のコントラストが素晴らしく、吸い込まれそうな光景が見られる所です。

猿飛千壷狭

  • 住所
    〒871-0702
    大分県中津市山国町草本
  • 電話番号
    0979-62-3111(中津市山国支所地域振興課)
  • 公式サイトURL
    https://www.city-nakatsu.jp/doc/2011080800013/
  • 駐車場
    あり
    一般用・身障者用駐車場あり

立羽田の景

こちらの「立羽田の景(たちはたのけい)は、裏耶馬溪に位置します。山国方面へ行く県道43号線沿いに突如現れるこの岩峰の長さは1kmにも及んでいて、空に向かって伸びていくような岩肌の景観は圧巻です。

周辺には民家が立ち並んでいて、岩壁のすぐそばには田園が広がっています。岩壁の荒々しさと昔ながらののどかな風景が一緒に楽しめます。「もみじ」と「いちょう」がメインに染まりるので、絵を描いたような景色が広がり、ツーリングコースとしても人気の場所です。
 

立羽田の景

  • 住所
    〒879-4523
    大分県玖珠郡玖珠町大字古後
  • 電話番号
    玖珠町商工観光振興課 (TEL)0973-72-7153
  • アクセス
    大分自動車道玖珠ICから車で約30分

耶馬溪そば

耶馬溪と聞くと紅葉のイメージが強いですが、実は、古くからそばの栽培が盛んな地域です。そのため、耶馬溪の水で打ったおそばは絶品です。そばにちなんだおまんじゅうなどの名物もたくさんあります。

紅葉と一緒に、観光の醍醐味でもある名物品を頂くことも楽しみたいですよね。耶馬溪にはおそばのお店も観光スポット近くにあることが多いので、訪れた際には、ぜひ観光と一緒に名物のおそば食事も楽しんで下さい。

紅葉の耶馬溪を楽しみましょう!

紅葉の時期の耶馬溪は多くの観光客が訪れる、絶大な人気観光スポットです。日本新三景のひとつして、全国から選ばれた価値のある雄大な景色がたくさんあるのも、耶馬溪の魅力です。

紅葉の時期のみならず、どの季節に訪れても素晴らしい景色を楽しめる耶馬溪に、是非足を運んで見て下さい。

大分の紅葉スポットが気になる方はこちらをチェック!

大分には他にも紅葉スポットがたくさんあります。ぜひ参考にしてみて下さい。