2021年のベイトロッドには魅力的な商品が目白押し!
今年(2021年)になってから各メーカーから、たくさんのベイトロッドをリリース中です。特に人気メーカーのダイワからは、主力ラインナップの大幅なモデルチェンジもあり、注目されています。
軽くて強い素材の採用により、小さなおもりも快適に投げられる有名モデルや、海外遠征向きの小さくたためる5ピース品、10倍も違うおもりを扱える汎用モデルなどバリエーション豊かです。そんな魅力的な2021年の新作を、新しいリリース品満載のダイワ製品と、それ以外に分けてご紹介していきます(本記事は2021年5月15日時点の情報をもとにしています)。
ダイワの2021新作ベイトロッド4選!
1:スティーズC66M
スティーズC66M
全長 | 1.98m~2.08m |
---|---|
継数 | 2 |
仕舞寸法 | 170mm~178mm |
自重 | 99g~108g |
こちらはマシンガンキャストという名前で提供されている注目のタックルです。2021年にモデルチェンジした新しい商品で、C66M(タイプ1)、C66MH(タイプ2) C66MH+(タイプ3)の3種類がラインナップされています。
タイプの数字が大きいほど重さに耐えられるスペックです。全長は1.98m(タイプ1・2)と2.08m(タイプ3)、2つにセパレートできて170cm(タイプ1・2)や178cm(タイプ3)に収納できまます。対応するおもりの最大はそれぞれ21g(タイプ1)、28g(タイプ2)、35g(タイプ3)です。値段は55500円から61500円ほどのハイスペック品になります。
2021ベイトロッドの長所や評価
この商品には、竿全体をクロス状にカーボンで締め上げる「X45フルシールド」が採用され、ねじれを防ぐタフなスペックになっています。タイプ2・3にはさらに重量に耐えられるように、「3軸クロス」という特殊なカーボン構造も採用しているのが特徴です。
タイプ1は5gから快適に扱えるフィネス釣りにもぴったりのロッドになります。タイプ2は竿のテーパーを見直すことにより芯軸が安定し、ピンポイントに投げられる万能ロッドです。大きなターゲット向けには、竿に力が伝わりやすく、軽い力でも遠くまで飛ばせるタイプ3がおすすめです。
2:スティーズSC・C66ML-G
スティーズSC・C66ML-G
全長 | 1.98m |
---|---|
継数 | 2 |
仕舞寸法 | 170mm |
自重 | 111g |
2021年にモデル変更したスティーズのラインナップの一つで、モデル名は「ライトニング66」です。オカッパリでの巻きを中心にしたゲームに人気で、新作はブラウン系の渋い色に、ハニカムデザインのリールシートがおしゃれと評判になっています。
全長は1.98mの2ピース構造で、170mmとコンパクトに収納可能、自重は111gと持ち運びにも便利です。また、3.5gからの軽いおもりを扱えるのも特徴になります。6号から14号のラインに対応、値段は55500円ほどと高級な部類です。
2021ベイトロッドの長所や評価
コルクを使ったグリップは、使い込むほどに手になじんでくるのが特徴です。カーボンより硬いSVFグラスを材質にすることにより、よりスムーズに投げられるようにレベルアップされています。
バス釣りに多用されるクランクベイトや、小魚を模したシャッドのほか、羽根付きのクローラーベイトまで、重さの違うタックルを扱えるのもおすすめ点です。リリースから着水までの調整が必要なく、シンプルに投げるだけで遠くまで飛ばせるとのインプレ投稿もあります。
3:ブレイゾン
ブレイゾン
全長 | 1.93m~2.18m |
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継数 | 1~2 |
仕舞寸法 | 100mm~182mm |
自重 | 95g~135g |
2021年に全面リニューアルされた商品で3月に1ジョイント、4月に2ジョイントのタイプが発売されました。ベイトロッドは1ピース・2ピースともに10種類と多彩なラインナップがあります。
1.93mから2.18mまでと長さのバリエーションも豊富、2ピースタイプは100mm程度に収納できるスペックです。重さは95gから135gと軽量で、推奨ルアーはフィネス向けのC64L型が1.8gから11g、大物狙いのC70XH型は14gから84gまでとなっています。 値段も16500円から19600円ほどと有名ブランドにしては控えめ、初心者にもおすすめのタックルです。
2021ベイトロッドの長所や評価
リーズナブルな商品ですが、人気ブランドならではの技術がコンパクトに搭載されています。「ブランクタッチトリガー」という握りやすいシートにより、長時間のゲームにも耐えられるのもセールスポイントです。
また、カーボンを素材にしたグリップは感度がよく、小さな当たりでも気付くことができるとのインプレ報告もあります。汎用品のなかでは、小型から中型ルアーまでを投げるならC66MLタイプ、大型ターゲットを狙うならC610MHシリーズなどがおすすめです。
4:ブラックレーベル・トラベル
ブラックレーベル・トラベル
全長 | 1.91m~1.98m |
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継数 | 5 |
仕舞寸法 | 44cm~50cm |
自重 | 98g~145g |
人気メーカーから、2021年の4月から5月にかけて販売されたベイトタックルになります。5つのピースに分解できて、50cm以下に収納できるのが注目点です。7種類のラインナップがあり、バスやシーバス、ロックフィッシュなどさまざまな魚種に対応できます。
長さは1.91mから1.98mで、98gから145gと重さも抑えめです。C66M-5タイプは5gから28gのおもりに対応するライトゲーム向け、280gまで投げられるC61XXH-5・SBなる型まで幅広いラインナップがあります。価格は43000円から48000円ほどです。
2021ベイトロッドの長所や評価
5ピースに分解できる構造ですが、メーカー独自の「HVFナノプラス」なる特殊カーボンをロッドの材質に使っているため耐久性も抜群、軽くて長時間使っても疲れないのも売りになります。
C66M-5タイプはバス釣りをメインに幅広いシーンで使えるモデル、少し重さのあるターゲット向けにはC70MH-5タイプもおすすめです。ほかにも緑色をしたフロッグ専用モデルなど多彩なラインナップがあります。スーツケースにも収まる寸法なので、国内だけでなく海外遠征のお供としても活躍してくれそうです。
その他メーカーの2021新作ベイトロッド5選!
1:ポイズングロリアス
ポイズングロリアス
全長 | 1.85m~2.24m |
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継数 | 1~2 |
仕舞寸法 | 177.1cm~198.0cm |
自重 | 77g~115g |
有名釣りブランドのシマノとジャッカルがコラボしたモデルです。2021年の4月に全面的なモデルチェンジをしました。競技用として開発されたモデルですが、全国の釣り場を調査し幅広く使えるチューンナップをしているのもセールスポイント、58000円から62000円ほどのハイエンドモデルです。
また、この製品には15種類ものラインナップがあるのも特徴になります。長さは1.85mから2.24mまでで、3.5gから投げられるフィネス向け(161L-BFS)や150gまで耐えられるハードタイプ(165XH-SB)まで種類が多彩です。
2021ベイトロッドの長所や評価
この2021年の新作には「アルティメットブランクスデザイン」という新しい技術が用いられているのが特徴です。ロッドのパーツごとに厳選した材質を使い分け、その間にクッション素材を埋め込むことでバランスの良い竿になっています。
売れ筋なのがバス向けの1610M、7gから21gまでの幅のあるルアーを使える汎用モデルです。また、ボート釣りからオカッパリまでを1本ですませるなら166Mがおすすめ、1.98mの扱いやすい長さのロッドになります。インプレでは軽いことはもちろん、地形の変化がわかるほど感度が高いことでも評判です。
2:オライオン
オライオン
全長 | 2.01m~2.4m |
---|---|
継数 | 1~2 |
仕舞寸法 | 非公開 |
自重 | 109g~177g |
釣り具メーカーのエバーグリーンから2021年5月に追加になった新商品です。3モデルありそれぞれ、ライトニングストライク(型名OCSC-67ML+)、カンタータ(OCSC-67M)、スローン (OCSC-711XX)という名前がついています。
ライトニングストライクとカンタータは全長2.01mで2ピース、スローンは長さ2.4mで1ピースです。自重は100g程度で、モンスター級のターゲット向けのスローンは177g、おもりも280gまで耐えられる強力な竿になっています(それ以外は最大40g程度)。価格は64000円から75000円ほどとこのメーカーでも最高レベルの商品です。
2021ベイトロッドの長所や評価
この製品には東レが開発した新しいカーボン素材が使われています。軽量でよくしなり、反発力があるのが特徴です。ライトニングストライクは、カバー(障害物)の下にいるバスを釣るために開発された竿、繊細なアクションや急な巻取りなどの操作性がよいのが売りになります。
また、スローンは大きなベイトをメインにした竿で、強い反発力を利用して遠投をしながら獲物を狙います。ほかの2つに比べて自重がありますが、体への負担は少なく、1日中でも遊び続けられるとインプレでも評判です。
3:ホライゾンMJ
ホライゾンMJ
全長 | 1.78m |
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継数 | 1 |
仕舞寸法 | 178 |
自重 | 110g~131g |
長野県に本社がある釣具などのメーカー・テンリュウが、2021年に発売したモデルになります。「ホライゾン」という人気ラインナップの派生品で、「MJ」はマルチジギングの略です。これ1本だけでジギング全般を楽しめることを目的にして、モデル開発された経緯があります。
型名は「HMJ5101B」で、L・ML・M・MH・Hの硬さの違う5種類をラインナップしています。全長1.78mで1ピースのシンプルなスペック、重さは110g(Lタイプ)から131g(Hタイプ)までです。価格は35000円から37000円ほどとミドルクラスになっています。
2021ベイトロッドの長所や評価
このロッドは竿先にハリがあり、ハイピッチなジギングもできるのが特徴、さらにスロージギングまでの幅広いゲームが楽しめるのも人気点になります。オールラウンドのMタイプはハイピッチなら180gまで、スローなら200gまでのタックルが推奨です。
スーパーライトモデルのLタイプでもスローピッチなら150gまでを網羅、急流対応のHタイプは250gのタックルまで投げられます。使い方としては「ストレートポンピング」という、釣竿と魚とのラインを一直線にする釣り方が一般的、疲れにくい竿とインプレでも評判です。
4:ズームサファリ
ズームサファリ
全長 | 137cm~229cm |
---|---|
継数 | 4~5 |
仕舞寸法 | 41.4cm~52.1cm |
自重 | 90g~153g |
アブガルシアの人気商品で、2021年3月にベイトタイプがリリースされました。温かみのあるコルクの持ち手に、タイプによって異なる自然色を配したスタイリッシュな姿が話題になっています。
全長137cmから229cmで、4から5ピースに分解できるスペック、収納すれば41.4cmから52.1cmになるので、遠征にも便利と口コミでも評判です。90gから153gと長時間のゲームでも疲れにくい重さ、12500円から15500円ほどとお求めやすい価格も人気のポイントになります。
2021ベイトロッドの長所や評価
ジョイント部にはこのメーカー独自の印籠継(いんろうつぎ)という技術を採用、竿がスムースに曲がり、遠投性能や耐久性が高いのが特徴です。軽いルアーでもロッドがしなり、さまざまな投げ方にトライできるとのインプレもあります。
軽量でしっかりとしたボディー設計により、感度がよいとのインプレ報告も多数です。ライトブルーの464Lタイプや、ダークグリーンの565Lは渓流釣りおすすめ、ローズバイオレッの665Mタイプはバス釣りに、オリーブ色の765Lタイプはソルトでのアジやメバル釣りに最適です。
5: BC4・5.10H
BC4 5.10H
全長 | 178cm |
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継数 | 4 |
仕舞寸法 | 49cm |
自重 | 175g |
ベイトロッドの専門メーカー・フィッシュマンから2021年5月に発売になった商品です。BC4シリーズという人気ラインナップに追加になった「5.10H」は従来品の「5.10MXH」と「5.10XH」の中間的なパワーのモデルになります。
全長は178cmほどと短いですが、10gから100gまでと、10倍も違うルアーを投げられるユニークな竿です。自重は175gほどで、4ピースに分解すると、49cmにたためるので飛行機内にも持ち込むことができます。価格は49800円ほどとコスパも良好です。
2021ベイトロッドの長所や評価
この製品は100gのおもりを遠投できるとともに、ピンポイントに落とせるコントロール能力もあわせ持っているのがセールスポイントになります。「5.10MXH」よりも胴部の硬さを20%アップするなどの強化を加えることにより、しなりが控えめになりフッキング能力が増しているのも特徴です。
130gのルアーや9gのミノーもスムーズに投げられたとのインプレもあり、幅広いゲームが期待できます。コンパクトなので、オカッパリだけでなくボートの上でも使いやすいと評判の汎用竿です。
2021新作ベイトロッドの比較表
商品 | |||||||||
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商品名 | スティーズC66M | スティーズSC・C66ML-G | ブレイゾン | ブラックレーベル・トラベル | ポイズングロリアス | オライオン | ホライゾンMJ | ズームサファリ | BC4 5.10H |
全長 | 1.98m~2.08m | 1.98m | 1.93m~2.18m | 1.91m~1.98m | 1.85m~2.24m | 2.01m~2.4m | 1.78m | 137cm~229cm | 178cm |
継数 | 2 | 2 | 1~2 | 5 | 1~2 | 1~2 | 1 | 4~5 | 4 |
仕舞寸法 | 170mm~178mm | 170mm | 100mm~182mm | 44cm~50cm | 177.1cm~198.0cm | 非公開 | 178 | 41.4cm~52.1cm | 49cm |
自重 | 99g~108g | 111g | 95g~135g | 98g~145g | 77g~115g | 109g~177g | 110g~131g | 90g~153g | 175g |
商品リンク |
ご紹介した2021年のおすすめの新作を、上の表にまとめました。全長やピース数、仕舞寸法、自重といったスペックを、比較できる形式です。価格は1万円台から7万円以上とさまざま、飛行機に持ち込めるほど小さくたためるモデルなどバリエーションがあります。
オカッパリやボートなどの使用場面などに応じて、適した竿の長さがあり、ジギングやフィネスなど、やりたいゲームに応じてルアーの範囲を決めていくのが一般的です。お目当てのロッドがみつかったら商品サイトをクリックして、詳細情報をご確認ください。
お気に入りのベイトロッドで釣りを満喫!
2021年に新規リリースになった、注目のベイトロッドをピックアップしてきました。ダイワの主力モデルのスティーズからは、正確に投げ込める「マシンガンキャスト」や巻き物に適した「ライトニング66」などの新作がありました。
また、5ピース品の「ブラックレーベル・トラベル」は飛行機などでの遠征にもうってつけの製品、「BC4・5.10H」はこれ一本で10gから100gまでを使いこなせる便利なロッドでした。ベイトロッド購入をお考えの場合は、このような魅力的な新作も候補にいれてみてはいかがでしょうか。
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